エロ漫画

きづかかずき『サカリまつり』

SexuallyHotFestival 松江名俊先生の『君は008』第5巻(小学館)を読みました。名前を知りたい理由が“友達だから”というのは主人公の性質からして予想がついたのですが、彼が友人と思ったのが“最初から”というのは、本当に善性の塊みたいでそれを貫ける熱い少年だなぁと感心しました。
父の死の真相につながる情報を教えてくれたヤッテネさん、面白いキャラですよねぇ。

  さて本日は、きづかかずき先生の初単行本『サカリまつり』(ワニマガジン社)のへたレビューです。初単行本、楽しみにしておりました。
ヒロインの柔らか美巨乳の感触とお馬鹿で明るいラブコメ・エロコメを多彩な作劇&キャラで楽しめる作品集となっています。

SexuallyHotFestival1  収録作は、弱小バスケチームのマネージャーを務めるヒロインは部員達に最後の試合で50点差をつけて勝利したならばおっぱいを揉ませてあげるという約束をさせられてしまい、何と部員達は約束通りに勝利してしまい!?な連作「僕たち、サカッてます」「わたし、サカってます」(←参照 部員達に泣き付かれて約束してしまったが・・・ 同連作正編「僕たち、サカッてます」より)、および読み切り形式の短編9作。
1話・作当りのページ数は18~20P(平均19P強)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。個々の満腹感はそれ程強くはありませんが、ラブコメ系らしい軽めの読み口&程好い熱量のエロシーンとでまとまった作品が揃っています

【ラブコメ・エロコメ系を中心にしつつ方向性は多彩】
  作劇の方向性としては、明るく楽しい雰囲気のラブコメ・エロコメ系がメインであって、ストーリー性は弱いものの、軽快な展開やお馬鹿なノリの楽しさなどが魅力となるタイプ。
おっぱいを揉ませて欲しい男子の欲望が暴走しちゃう連作や短編「おっぱいと芸術と」、家庭教師である主人公による教え子ちゃんへのエッチなお仕置きプレイの短編「せんせい、わたし・・・」など、男性側のストレートな性欲でエロシーンに突き進むタイプの話もありますが、凌辱エロ的な雰囲気はなく、基本的には信頼関係があったりコミカルな展開の範疇であったりで、話としての軽さ・穏やかさは保たれています
SexuallyHotFestival2デリヘルを頼んだら快活で優しい、コスプレ大好きメイド姿の嬢がやって来てくれたり(短編「メイド、お借りします!?」)、旅行先の温泉旅館で巨乳仲居さんコンビによるエロエロご奉仕サービスを満喫できることになったりと(←参照 3P三昧! 短編「極楽湯屋」より)、より分かり易くエロ的に美味しい状況が転がり込んでくるタイプの作劇も存在。
  これらの作品においては、恋愛ストーリー的な側面は弱いものの、なかなか手を出してこない彼氏に業を煮やした強気彼女さんのラブエロアタックな短編「一回抱いてみ!?」や、アイドルさんとマネージャーさんの旅行先でのラブラブHな短編「セックス オフ ザ ビーチ」など、ラブエロ系としての甘味や幸福感を有した作品も存在。
これに加えて、社会の中で疲労を感じていた男女が偶然再会し、昔を懐かしみながら今を生きていく活力を取り戻す大人のラブロマンスな短編「STAND UP」、自分勝手な先輩の奥さんと不倫エッチな短編「ワンナイト・フラストレーション」といった作品もあり、前述のラブコメ・エロコメ系を軸としつつ、作劇の方向性は相応に多彩とも言えるでしょう。
  いずれにしても話としての面白さや個性はあまり目立たないものの、方向性の多彩さと、読み口の軽さと読後のポジティブさの一貫が両立されており、飽きが来ずに楽しく読み進められるのは単行本としての魅力と感じます。

【もっちり弾力巨乳ボディが勢揃い&多彩なキャラ設定】
  女子校生級の美少女さんも複数名存在する一方、20歳前後程度と思しき女の子や、20代半ば~後半クラスと思しきアダルト美人さん達も同数程度登場しており、年齢層はバラエティがある程度豊か。
明るくて優しくてエッチなデリヘル嬢さん、気が強そうな外見で実際に気は強いピュアラブ肉食系彼女さん、お仕置きプレイでどんどんエッチの素質を開花させていく弱気な子犬系教え子ちゃん、ちょっとお馬鹿だが快活で主人公ともラブラブなグラビアアイドルさんなどなど、キャッチーな要素のあるキャラメイクを多彩に揃えており、前述の作品による印象の差異に貢献しています。
 前述した様に男性側の欲望が分かり易く展開を駆動することが多く、それらにおいては、顔芸的なコミカルなものを含めて彼らのお馬鹿なリアクションの楽しさ、スケベ心の暴走の憎めなさなどがコミカルさを高める要因となっています。
SexuallyHotFestival3  おっぱいを揉ませてもらうこと自体が話の筋になっているケースがあるなど、体パーツ描写においては、たっぷりサイズで弾力感のあるお肉が詰まった美巨乳の存在感が重視されており、ぷりんとした桃尻を含めて健康的な肉付きの体幹に組み合わされています(←参照 強気彼女さんの美巨乳を吸って揉む! 短編「一回抱いてみ!?」より)。
バスト&ヒップのもっちりとした肉感を中心にストレートなセックスアピールのあるボディデザインであり、しっとりと濡れる柔肌の官能性なども魅力である一方、小さ目サイズの乳輪や描き込み自体は丁寧でありつつあっさり系の秘所描写など、体パーツ描写は淫猥さに抑制を効かせている印象。
 アニメ/エロゲー絵柄系のキャッチーさのある絵柄は、描き込み密度の適度な高さと単行本を通した安定感を有しており、表紙絵ともほぼ完全互換というか、フルカラー絵よりも中身のモノクロ絵の方が親しみ易さや華やかさをより明瞭に感じました。

【おっぱい描写が充実した程好い濃度のエロシーン】
  ページ数の関係上、たっぷり長尺のエロシーンを期待するのは避けるべきですが、軽快に濡れ場へと投入していくこともあって、エロシーンの占める割合は十分に高く、量的にも一定の満腹感がある構築となっています。
 男性のスケベ心が暴走してヒロインを好き放題に~といったシチュもあれば、逆にSっ気を発揮した女の子にイジメられちゃうシチュもあり、不倫セックスやお仕置きセックス、はたまたコスプレHにカップルによるラブラブ恋愛セックスと、作品の方向性の多彩さに合わせてエロシチュも様々ですが、基本的には和姦エロの系統でまとめています。
SexuallyHotFestival4  おっぱいの存在感をエロシーンにおいて十分に生かしているのが特色で、特に前戯パートにおける乳吸い・乳揉みでその柔らか弾力を満喫すると共に、豊満バストにちんこを挟んでご奉仕してもらうパイズリの投入率が高いのもおっぱい星人には嬉しい要素(←参照 メイドコスプレデリヘル嬢さんによる巨乳パイズリサービスだ! 短編「メイド、お借りします!?」より)。
パイズリからの射精シーンが小ゴマで目立たなかったり、前戯パートで射精描写そのものが無かったりすることがたまにあるのは残念ですが、とは言え十分な尺で双方の興奮が高まっていく流れを形成して、ぐっしょりと濡れた秘所に挿入して抽挿パートへと移行。
  抽挿パートでもピストンしながら、胸に顔を埋めての乳吸いや乳首弄り、重たげな乳揺れ描写などのおっぱい描写を投入しており、描写としての手数を出すことにも貢献。エロ演出としては全体的に密度やアタックは抑えつつ、蕩けた表情や台詞回しで陶酔感を形成して、ヒロインの普段の様子との適度なギャップを形成しています。
  初出時期によっては直線的で単調なコマ割りが続くことがネックになっていることもありますが、フィニッシュも含めて結合部見せつけ構図等のストレートな威力のある大ゴマと局所アップの小ゴマを組み合わせた画面構成は着実な成長を示しています

  絵柄と作劇の方向性との相性が良いタイプで、読み口の良さと抜きツールとしての適度な満足感、そしておっぱい充実の幸福感と、幅広い層に訴求できる要素を安定的に備えたスタイルと感じます。
個人的には、豊満おっぱいをお持ちのキュート教え子ちゃんにお仕置きプレイな短編「せんせい、わたし・・・」に愚息が大変お世話になりました。

へろへろTom『ムッチリ逆レ』

RapeByMeatyFemale 桑原太矩先生の『空挺ドラゴンズ』第6巻(講談社)を読みました。年を重ねるほど、未練も増えるのは道理なのですが、大きなそれを解消して、また新たなスタートを得ることが出来るという描き方は、じんわりとおっさんの心に沁みるお話で、大変良かったですねぇ。
ミカは危うさを感じさせつつ、その根底に仲間への信頼があるからこそという描き方も得心がいきました。

  さて本日は、へろへろTom先生の初単行本『ムッチリ逆レ』(エンジェル出版)のへたレビューです。『エンジェル倶楽部』になかなかぶっ飛んだ作家さんが居るなと思っていましたが、ようやくの初単行本と相成りました。
それはともかく、圧倒的な肉感を有するマッシブボディのヒロイン達にショタ系ボーイたちが完全に圧倒されて搾られる作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計8作。1作当りのページ数はいずれも20Pと中の下クラスながらこのレーベルとしての標準的なボリュームで固定されています。
欲望任せに突っ走るタイプの作品構築であって、ストーリーとしての読み応えはほとんど無い一方で、巨体が快楽を求めて激しく動くエロシーンの質的・量的なボリューム感は十分に強く仕上がっています。

【ヒロインの欲望が男性を一方的に圧倒する展開】
  単行本タイトルに“逆レ”とある通り、ヒロイン側が主導権を握って男性を圧倒し、性的な快楽を貪るという構図を備えた作品が大半を占めており、後述する様に巨体を誇るヒロイン陣が比較的華奢な男性を肉体的に圧倒するという、マチズモ的な凌辱エロの正に真逆な構図を有する作品が揃っています。
RapeByMeatyFemale1男性側にレ○プされてしまう理由が存在するケースもありますが、基本的には何ら悪い所のない男性キャラクターが、強烈な欲望を発揮していく猛然たる肉食系のヒロイン達の餌食になるという展開が多く(←参照 個人撮影の約束をしたコスプレ女性軍団に襲われてしまう! 短編「強制オフパコ!逆レイプレイヤーズ」より)、彼女さんとの純愛を横恋慕に踏みにじられる男性寝取られ的な短編「FUCKで奪取❤」などを含めて、男性側の性的な面での被害者性が明瞭であって、好みが非常に分かれる要素となっています。
この展開において、男性側の性的な充足という側面がほとんど描かれないのも明瞭な特徴であって、M気質の男性がこの状況に満足といった様相はほぼ提供されず、あくまで圧倒的な強者である女性が一方的に性的な満足を得るという非対称性が強固に形成されており、それを受容し得るドMの諸氏、および男性側の反応よりも女性側の充足に共感できる方には向いているが、その他の嗜好ではスムーズな受容に難しさもあるタイプ。
  ヒロイン側の貪欲な性欲に完全に搾られてしまうという倒錯的で被虐的な状況を形成しつつ、ストーリーとしての重苦しさは基本的に排除している印象で、大変な目に遭ってトホホ・・・的なコミカルな雰囲気のオチもありつつ、話としては全体的にあっけらかんとした印象もあります。
  ニートで我儘な娘に対する家族全員での復讐的な凌辱の短編「団欒~だんらん~」、肥満体の女性をネット上で馬鹿にした男性への巨体女性達の復讐輪姦な短編「逆レイプバスツアー」といった、ダーク&インモラル色の強い作品もありますが、作劇自体の存在感がないこともあって上述のあっけらかんとした展開との相違はあまり感じることはなく、ともかく巨体ヒロイン主体で突っ走っていくパワフルさで一貫していると総括できるでしょう。

【絵柄とボディデザインに幅がありつつ柔肉の強い存在感は共通】
  年齢層としては女子校生級~30代後半程度と思しきママさんヒロインまでと幅広く、メインとしては20代前半程度の女性という印象がありますが、年齢的な描き分け云々よりは後述する様な圧倒的な肉弾ボディの存在感に比して、年齢的な描き分けはあまり印象の残らないとも感じます。
RapeByMeatyFemale2  HENTAIの国に期待してやってきた欧米美人軍団、ショタ大好き変態痴女さん、食欲も性欲も旺盛な肉食一家軍団、巨体の不良女子軍団、写真と実物の体がだいぶ異なる豊満コスプレイヤー軍団に主人公の性欲をかなり積極的に解消する母娘ヒロインズなどなど、多彩な設定を用意しており、かつ複数人ヒロインを投入することが多い故に、その圧倒的な豊満ボディに包囲され、蹂躙される被虐感&幸福感を形成するのも明確な特色(←参照 ドスケベ欧米ボディに包囲されて!? 短編「SUPER SIZE民泊パニック❤」より)。
 短編「団欒~だんらん~」でのおっさん(父親)竿役であったり、同級生ポジションの主人公であったりと、必ずしも年下男性とは限りませんが、ショタ系の雰囲気がある男性キャラクターが多く、また女性側の方が背も高く、体重がある故の膂力があって、肉体的にヒロインに太刀打ちすることができないという構図を明確に形成。
 ヒロインの圧倒的な肉感の巨体ボディという特徴は明確に共通しつつ、ギリギリぽっちゃりレベルに収まる女体もあれば、横幅が大きく相撲取りめいた肥満体という印象の女体まで幅広く、近作になる程前者に依った肢体造形となっています。
RapeByMeatyFemale3初出時期は幅広く、爆乳&巨尻&特大太股に駄肉だっぷりの体幹とアダルトなフェロモン満載の絵柄の組み合わせが過去作の特色であり、肉感はある程度抑えつつも全体的に豊満さが過剰な女体とアニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさの増した画風との組み合わせでより訴求層を広げた近作との印象の差異はかなり強いため(←参照 前者よりで中間的な方向性の女体描写 短編「逆レイプバスツアー」より)、表紙絵の印象のみで購入するのは避けるべきであることは留意されたし。

【男性を圧倒する豊満ボディが充足していくパワフルで被虐的な印象】
 ページ数そのものはあまり多くないですが、ヒロイン側主導でエロまっしぐらの構築である分、物理的に相応の尺はあり、それに加えて重量級ボディに圧倒されるエロ描写の質的な濃厚感・満腹感はかなり強力に仕上がっています。
  好き勝手していたヒロインがその家族に報復的な凌辱を受ける短編「団欒~だんらん~」を例外として、ヒロイン側に一方的な主導権を保たせる女性による男性へのレイプが描かれたシチュエーションであり、前述した様に総合的にはあっけらかんとした印象はありつつも、一定の倒錯性や嗜虐/被虐性を感じさせる方向性である分、この方向性に嗜好が合うか否かは全体的な評価に強く影響するのは確かでしょう。
豊満ボディの重量を活かして、ショタ系男性の頭部を抱え込んだり、巨大な尻で抑え込んだりな顔面騎乗、ちんこにがっつくバキュームフェラ、豊満ボディで包み込む洗体など、ヒロインの肢体の圧倒的な存在感や性的な積極性を強くアピールする前戯パートを形成しており、この段階で有無を言わさず精液を搾り取ってきます。
RapeByMeatyFemale4  性的快感に悶絶する男性側のリアクションをある程度は描出して被虐的な幸福感を付与しつつも、そこにフォーカスはあまりなく、性的快感の正のスパイラルをセルフで成し遂げ、巨体を激しく運動させてち○こを搾り上げ、心身相応の充足を得ていくヒロイン達の痴態を描写することに重点があります(←参照 巨尻打ち付け騎乗位でショタ男子を圧倒中 短編「重量オーバー巨女ベータ―❤」より)。
女体の圧倒的な存在感、テンション高めで淫語搭載のエロ台詞の連呼、Sっ気を感じさせつつ陶酔感のある女性の表情付けに露骨な結合部見せつけ描写や淫猥な体パーツ描写と、演出・描写的にも十二分にアタックの強さがあって、好みを分けるレベルで濃厚感のある濡れ場となっています。
  主人公がガンガン射精に導かれていく複数ラウンド制のドライブ感を重視しており、フィニッシュシーンに特に演出的な最高潮を持ってくることは意識されておらず、そのことも含めて複数人ヒロインにされるがままとい被虐的な状況を最後まで維持していると評し得るでしょう。

  元々評価が分かれやすい方向性であることに加えて、ボディデザインと絵柄の変遷が評価に強く影響している分、万人向けとはかなり言い難いものの、狙っている方向はかなり強固に一貫している分、好きな人にはばっちりハマるスタイルと評したいところ。
個人的には、表紙絵寄りの絵柄で欧米肉食女子軍団に襲われてしまう短編「SUPER SIZE民泊パニック❤」がお気に入りでございます。

もくふう『イノセンス・ドロップ』

InnocentDrop TVアニメ『さらざんまい』第6話「つながりたいからあきらめない」を観ました。春河君のメール、彼の純粋な愛情が伝わってきてジーンと来てしまいましたね・・・。一稀の疎外感を見事に解消してくれる言葉でした。ゴールデンコンビのパスのシーンも含め、三人の絆も深まって実にドラマチックでハートウォームな回。
あと、冒頭の濃厚な相撲描写には爆笑しました。

  さて本日は、もくふう先生の『イノセンス・ドロップ』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。半月ほど遅れてのレビューで申し訳ありません。これが2冊目となる作家さんですね。
エロ可愛い美少女ヒロインとの甘いラブ模様と程好く濃厚さがある痴態描写を有するラブラブHとが魅力の作品集となっています。

InnocentDrop1  収録作は、捨て犬に親切心を示した青年がそれをキッカケに幼少期に飼育当番で一緒だったヒロインとたまたま再開し、昔を思い出した彼女は思わせぶりな言葉を口にするのだが・・・な短編「再開の夜に」(←参照 犬を洗っている間に服が濡れたヒロインは・・・? 同短編より)+二人でラブラブな変態お犬さんプレイな描き下ろしの後日談掌編(6P)、その他独立した短編9作。
描き下ろし作品を除き、1作当りのページ数は16~20P(平均18P強)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。短編集ということもあって全体的にコンパクトな構成であって、軽めの読書感とエロシーンの中程度の満腹感とでまとまった作品が揃っています。

【棚ボタ展開でありつつ微笑ましさや甘味のある青春恋愛モノ】
  作風としては棚ボタ的な展開を軸として適度な甘味とポジティブな幸福感のある青春ラブコメ系で概ね統一されており、軽めの読書感とご都合主義的ではありつつも癒されるような安心感とがあるコンビニ誌的に王道なスタイルとなっています。
  短編「再開の夜に」など、恋愛関係の成立にやや唐突な印象を受けるケースはあるものの、既にカップルであったり、双方に恋愛感情があったりといった状態から、恋なりエッチなりともう一歩を踏み出して~という展開が多く、ドラマ性としては小粒になりながらも、その一歩のドキドキ感や結果としての幸福感を打ち出すことで読み口を滑らかにしているのも作劇の安定感に寄与。
InnocentDrop2また、この“最後の一押し”的な部分をヒロイン側が主導することが多く、男性側にとって棚ボタ的なウハウハ感を喚起している一方で(←参照 家族の居ない日に彼氏君を家に誘った理由は・・・ 短編「恥ずかしさの向こう側」より)、分かり易くエロまっしぐらに突入していくというよりかは、ヒロイン側の恥じらいや男女双方のドキドキ感などを重視した導入とすることで、青春ラブ模様らしい初心な印象や適度な甘味を醸し出していると評し得るでしょう。
  据え膳的な設定の分かり易過ぎる状態や、展開としての余裕の無さなど、コンパクトな構築である分のネガティブな印象は相応に存在し、ストーリー重視な諸氏にはお勧めしがたい側面はあるものの、恋愛セックスの雰囲気作りとは相性がよい話の運び方であって、作品全体のトーンの整え方にブレがないのは○。
 いずれの作品も微笑ましいハッピーエンドでまとめており、ラブ&エッチの幸福感を得て更にキュートな様子を見せるヒロイン達の魅力をラストでもアピールして、ラブエロ系としての甘味を読後にも持続させてくれるスタイルと感じます。

【程好い肉感の巨乳ボディ&可憐な印象の美少女フェイス】
  女子校生~女子大生クラスの美少女さんでほぼ統一されたと思しき陣容であって、主人公もほぼ同年代で固めており、若人同士の初心でピュアな関係性を描き出すことにつなげています。
  卒業してしまう先輩への忍ぶ恋に悩む後輩ガール、優しくてエッチに積極的なコンビニバイトのお姉さん、恥ずかしがり屋の彼女さんに守ってあげたくなる系の年上彼女さん、ツンデレ気質なお嬢様系ガールなどなど、多彩なヒロインを用意しつつ、彼女達の性愛におけるドキドキの羞恥心や尽くそうとするいじらしさ、微笑ましい不器用さなどを表現することで魅力を増しているのは概ね共通する要素。
前述した様にヒロイン側が積極的にセックスへ誘導してくるケースが多いですが、そこに肉食系ビッチ的な様相は乏しく、処女ヒロインを含めて好きな相手のために一生懸命という印象を持たせる表情や台詞回しによってエロ展開の序盤から甘味を形成していきます。
InnocentDrop3  ヒロインの肢体描写には、体幹の肉感や、バスト&ヒップの存在感などにある程度の幅があって、スポーツ少女の締まったボディもあれば、全体的に丸みの強いボディもありますが、基本的には健康的な肉感の巨乳ボディがメインであって(←参照 短編「二人のらぶしつ」より)、キュートな美少女フェイスとの組み合わせは幅広い層に訴求する要素。
表紙絵のようなムチムチ感の強い女体を求めるのはやや避けるべきですし、細めの描線であることがヒロインの可憐さを高めつつ、乳首や秘所などの体パーツ描写の輪郭に心許なさを感じさせることもあって、評価は多少割れる可能性があります。
  ほどよく萌えっぽさもあることが特色の絵柄であって、描線の安定感などには少し変遷はありつつも単行本を通して絵柄の統一感は十分に強いと言えます。

【エロ可愛い表情付けとストレートな結合部描写のギャップ】
  ページ数の都合上、大ボリュームのエロシーンとは言い難いものの、エロシーンへの導入はスムーズである分濡れ場の占める割合は十分に高く、抜きツールとしての一定の満腹感はある水準となっています。
  ヒロイン側が状況をお膳立てしたり、セックスへと誘ったりとヒロイン側が主導しつつ、エロシーンではむしろ男性側が主導するケースも、年上お姉さんが誘導してくれるケースもあったりと幅を持たせつつ、いずれにしても双方が相手を気持ちよくしようと純粋に奮闘していく恋愛セックスであることは共通。
ヒロインのオナニー、フェラや手コキなどのサービスプレイ、乳揉みや秘所への手マンなどの愛撫、二人の舌がねっとり絡むラブラブ接吻など多彩なプレイを投入する前戯パートは抽挿パートとの量的なバランスよく投入されており、射精シーンが小ゴマに収まるなど抜き所として描写が物足りないケースもありつつ、射精シーンやヒロインのアクメ潮吹きシーンなどの抜き所を用意。
InnocentDrop4  基本的にはヒロインの美少女キャラらしいキュートネスを阻害しない演出手法を選択していますが、比較的ストレートな結合部見せつけ構図や断面図の多用、呂律の回らない台詞回しにふにゃふにゃと蕩けた表情付けなど(←参照 短編「親戚以上恋人未満」より)、演出・構図面において十分なアタックを備えていることが抜きツールとしての質的な満腹感に寄与しています。
前述した体パーツ描写のややラフな印象は、それらをアップで見せる小ゴマや結合部見せつけ構図の威力を削いでしまっている感はありますが、やや荒さはあっても汁塗れで押し広げられる秘所とキュートに蕩ける表情との組み合わせのギャップは一つの武器であるとも言えます。
  大ゴマ~1Pフルのフィニッシュは、ハートマーク乱舞の嬌声と蕩けきった表情を曝け出し、肢体をビクビクと反応させて結合部からは中出し白濁液が噴出するという演出的にも派手さのある絶頂描写で〆ており、終盤でのボルテージの高め方が実用面での生命線と感じます。

  作画の面で多少好みは分かれるかもしれませんが、作劇の方向性にしてもエロ描写にしても幅広い層に訴求できる魅力を有した構築であり、そのスタイルに安定感があるのも○。
個人的には、幼馴染で遠距離恋愛な彼女さんと再開して彼女のお願いで一気にエッチへと突き進む短編「親戚以上恋人未満」に愚息がお世話になりました。

えむあ『メガミリアリティ』

GodnessReality TVアニメ版『世話やきキツネの仙狐さん』第5話「しっぽなら、わらわのがあるじゃろ?」を観ました。一緒にお風呂!!管理人は水鉄砲じゃない何かが発射されるところでしたよ・・・フーッ。モフリティという謎の新語が生み出されていたのには笑いました。
新キャラのシロさんも可愛いですが、ちょっと嫉妬?していた仙狐さんのむくれ顔がとってもキュートでしたねぇ。

  さて本日は、えむあ先生の『メガミリアリティ』(エンジェル出版)のへたレビューです。先生の前単行本『しりたがり女子』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
棚ボタ的なウハウハ便利展開でアダルト美人とセックスしまくりなストーリーと彼女達が熱っぽく蕩ける痴態を楽しめる1冊となっています。

GodnessReality1  収録作は、性欲旺盛な童貞男子である主人公はその精力と愛への渇望を見込んだ愛の女神様に声をかけられ、世界を救うために欲求不満な女性を性愛の幸福で満たすことを依頼され、対象となる女性を見つけ、情欲を解放する程ポイントがたまるアプリをスマホにダウンロードされるだが・・・という設定から始まるタイトル長編「メガミリアリティ」全9話(←参照 女神様のお導きのままに! 同長編第1話「Calling」より)。
1話当りのページ数は16~29P(平均20P強)と中の下クラスのボリュームで推移。長編作として十分な読み応えを有しており、質的・量的に程好いボリューム感のあるエロとバランスよく構成されています。

【便利なギミックの安易な展開からの鋭い話の切り返し】
  愛の女神様に突然渡されたエロ的に便利なアプリを駆使し、欲求不満な女性と容易にセックスに持ち込んで彼女達を満足させる日々が続くという設定は、実に分かり易いエロ漫画的ご都合主義であり、それを可能とするギミックを明瞭に備えています
GodnessReality2“ポイント”を貯めることで女神様とのエッチも可能と知って、セックス奉仕に邁進することになる主人公が、様々な性癖を抱えた女性や性生活が上手くいっていない女性など様々なヒロインと出会ってエッチしまくる終盤までの流れは、主人公側に見抜かれているヒロイン側の積極性もあって棚ボタ的なウハウハ感を生じさせています(←参照 欲求不満な人妻さんの性欲に火を着けて!? 長編第4話「Bathering」より)。
  豊穣の神としてだけでなく、快楽を求めるセックスも肯定してくれる明るい女神様の各種支援も嬉しい一方、“ポイントを効率的に稼ぐ”ということ自体が主人公にとっての目的に入れ替わっていくことで、彼にとってセックスが対人関係ではない“単なる作業”へと変質してしまうという終盤展開は、それまでのあからさまな便利設定やご都合展開からの鮮烈な切り返しを放っていると評し得るでしょう。
性愛に飢えていたはずなのにその本質を見失ってしまった主人公が、果たしてどうなってしまうのかという決着は各自でご確認して頂くとしても、本当の愛とは作中における“ポイント”に換算し得るようなものではなく、それそのものとして大切なものであること、本質的に不特定多数にばらまくものではなく最愛の者と共有し、独占しあいたいものであるということを、女神様との関係性の再構築によって誠実に描き出しています
  終盤前までのエロ漫画的ご都合主義からの真摯なテーマ性が浮かんでくる長編全体の構成は唸らされる点でありつつ、第7話で描かれる主人公の過去に関するエピソードはやや唐突で全体のストーリー展開の中でもあまり生きておらず、主人公の掘り下げ方として別な方向はあったのではと感じます。
ほんのりビターで切ない印象もありつつ、主人公の成長やヒロインとの確かな絆を感じさせるラストシーンも印象的で、甘々なラブラブハッピーエンドを所望の諸氏は要留意ですが、この〆も含めてストーリーに深みを与えていると評し得ます。

【バスト&ヒップの肉感と美人フェイスとの鉄板の組み合わせ】
  年齢不詳の女神様を含め、多数のヒロインが登場することもあって女性陣の年齢層は幅広く、女子大生~30代半ば程度の美熟女さんまでが登場しており、アダルトな色香のある美人さんが主力を担っています。
  旦那との性生活が上手くいっていない人妻キャラといった分かり易いタイプも居ますが、アナルでしか感じられなくなったり露出性癖を開眼させたりと性癖面での悩みが絡むケースもありますし、プロデューサーに調教済みながら最近は上手くいっていないアイドルさん、普段は地味で真面目だが実はS寄りの淫乱お姉さんなどなど、それぞれ悩みや不器用さを抱えているキャラが多く、それを主人公が解消するという流れをベースにしていることが話としてのポジティブさを担っています
これに対して主人公をサポートする愛の女神様は、生殖としての行為だけでなく快楽としてのそれも肯定し、大らかで優しく、主人公の恋心に応えてエッチもしてくれる等、慈愛を感じさせる“女神キャラ”らしい立ち位置を担っています。
GodnessReality3  スレンダー巨乳なハーフでモデルな美人さんも居れば、落ち着いた地味な外見に程好く駄肉感のある美熟女バディなど、肢体造形に一定のバリエーションはありますが、豊満バスト&ヒップと健康的な肉感の肢体とを組み合わせたアダルト肉感ボディであることは概ね共通しており、美人フェイスとの組み合わせでストレートなエロさを形成(←参照 女神様受肉バージョンの豊満ボディ 長編第5話「Coming」より)。
アナルや秘所の粘膜描写、ぷりっとした唇、十分な存在感のある乳首&乳輪などの体パーツ描写を含めて相応にエロさを強く打ち出しつつも、さっぱりと健康的な方向性を感じる絵柄もあって、美人キャラとしての綺麗な印象が損なわれないのも特徴であり美点と言えるでしょう。

【程好いアタックで彩る豊満ボディの痴態を多彩なシチュでお届け】
  ページ数の関係に加えてストーリー全体の流れも重視した構成であるため、エロシーンの総量が多いとは言い難く、また冒頭にフルカラーページを有する場合ではエロシーンが分割構成となるなど、抜きツールとしての強い量的満足を求める諸氏にはやや不向き。
その一方で、エロシーンの占める割合は十分に高い上に、キャラチェンジやシチュエーションや雰囲気・攻防の変化などでエロ展開にフックを持たせており、また駆け足気味になるケースは有るとはいえ、絶倫主人公による中出し連発といった複数ラウンド制でヒロインをご満悦に導くパワフルさを生み出しています。
  主人公の恋愛対象であり、ラブラブHを軸とする女神さんとのエロ描写をやや例外としつつ、アナルセックスやちょっと寝取りっぽいプレイ、露出絡みのセックスや多人数エッチなど各ヒロインの設定・性癖に合わせたアブノーマル寄りのエロシチュを絡めることが多いですが、倒錯性に強く踏み込むのではなく、あくまでヒロイン達がセックスを通じて身も心も満足することは不変。
 フェラやパイズリでちんこを気持ちよくして射精まで導くサービスプレイに、秘所を丁寧に愛撫してヒロインを感じさせる描写などを一定の尺と抜き所を以て投入することもありますが、どちらかと言えば前戯パートは短く切り上げて抽挿パートの尺を確保することを意識した構成がメインと言えます。
GodnessReality4  ヒロインの肉感的な肢体の存在感を十分に出した上で、美しさを保ちつつ熱っぽい表情付けやストレートなエロワードと快楽へのがっつき具合を表現するエロ台詞とを組み合わせて煽情性を打ち出しており(←参照 長編第7話「Swapping」より)、演出密度自体は高くないものの、大ゴマに付随させる各種局所のアップの小ゴマなどで、やや詰め込み感はあるものの、情報量を高めた画面構成としています。
ほんのりアヘ顔チックな要素のあるイキ顔を見せたり、体をビクビクと反応させながら絶叫したりと、相応にアタックの強い演出で痴態を彩り、白濁液を中で受け止める姿を大ゴマ~1Pフルで投入して複数ラウンド制の〆としています。

  長編作としてストーリーの面白みが魅力ですし、ウハウハな棚ボタHも誠実で甘い幸福感のあるラブラブHも楽しめるエロにも存在感があって、1冊単位の長編としてバランスの良い構築であるのはこの作家さんらしい安定感。
個人的には女神様が最愛で、最終話の彼女の台詞回しは大変に良かったなぁと感じました。

ぶっくまうんten『メス奴隷製作書』

HowToMakeMayOwnSexualSlave TVアニメ版『どろろ』第18話「無情岬の巻」を観ました。百鬼丸とどろろの再会シーンもほっこりしたのですが、しらぬいの手による土砂崩れでとっさにどろろを守ったイタチ、どろろの父親との因縁はあるとは言え、この人も乱世に翻弄されて大変だった人なんだなぁと改めて感じました。あと、剣戟のシーン、動きが大変かっこよかったですねぇ。

  さて本日は、ぶっくまうんten先生の初単行本『メス奴隷製作書』(三和出版)のへたレビューです。なかなかドストレートな単行本タイトルですが、中身もその通りな作品が揃っています。
悪役の要望がストレートに発揮される凌辱展開に美少女ヒロインがハードな痴態を曝け出しての快楽堕ちが目白押しな1冊となっています。

HowToMakeMayOwnSexualSlave1  収録作は、キモオタな兄貴を嫌っているヒロインはある日のお漏らしという弱みを兄貴に握られてしまい、彼に性的に好き放題されてしまう日々を送ることになるのだが・・・な短編「うちの妹は気持ち良くオシッコがしたい」(←参照 お漏らし画像を撮られてしまい・・・? 同短編より)+フルカラー後日談(4P)、および読み切り形式の短編9作。
フルカラー後日談を除き、1作当りのページ数は8~24P(平均21P弱)と平均値としては中の下クラスのボリュームで推移。ページ数以上にストーリーの存在感はないですが、その分エロメインの構築としての明瞭さが目立つ構築になっています。

【邪な欲望が駆動するそれぞれにベーシックな凌辱エロ展開】
  一部に例外があるものの、悪意や欲望を有する男性側が有利な状態を確保してヒロインを好き放題にするという様相は共通しており、必然的に凌辱系統の作劇がメインとなっています。
  優等生を演じることでのストレスで過激な露出プレイをしていたり(短編「夏夜の快楽」)、アダルトショップで万引きをしたりと(短編「お試しガール」)、ヒロイン側に転落の端緒があるケースもありますが、これらのタイプでも破滅へ向かう展開の重さは相応に強いですし、基本的には善良であるヒロインが悪意に飲み込まれるタイプの作劇がメイン。
HowToMakeMayOwnSexualSlave2弱みを握られたり、閉鎖的な状況であったりと悪役側が優位な状況で凌辱され続けたり、清い交際をしていた彼氏君が居るヒロインでは醜悪な中年男性による寝取られ要素が加味されたりと(←参照 清い交際である故に大切にしていた処女を・・・ 短編「キモチイイン長」より)、ヒロイン側を精神的に追い詰める展開・状況の描写に相応に暗さ・重さがあるのは、凌辱系エロとしての魅力とも言えるでしょう。
  その一方で、設定ありきな構築で、竿役に都合がよい状態のお膳立てとその後の欲望任せの展開は、全般的に強引さや単調さを感じさせるものであって、堕ちモノ系の作劇としてポイントは押さえてはいるものの、話としてのフックが無いことは読みのリズムの悪さに直結している印象。
凌辱エロとしての作劇において、ある種のソリッドさや殺伐感は魅力ともなり得る要素であって、必ずしも減点要因のみを感じるわけではないですし、設定やキャラに多彩さを出そうとする意図はしっかりとしているので、作劇に緩急をつけるもう一工夫が欲しいと個人的には感じます。

【貧乳キャラから巨乳キャラまで幅広さのあるキャラ造形】
  ヒロイン陣の年齢は比較的幅広く、JSクラスの口リっ子ちゃんから就職活動の不振に悩む女子大生クラスまで登場。基本的にはミドル~ハイティーン級の美少女ヒロインが主力となっています。
ほぼ短編集ということもあってヒロイン陣の設定は多彩で、兄貴を嫌う暴力系ツンツン妹ちゃん、優等生のストレスで露出エロに目覚める変態ガール、無邪気で性的な知識が皆無なピュアガール、真面目な委員長キャラに真面目だが性癖が少し妙な空手美少女さんなどなど、様々なキャラクターがヒロインとして登場。
設定の多彩さ故に、二次元ヒロイン的な華やかさを有した美少女ヒロインも登場しますが、ショートカットで中性的な印象のスポーツガールや、メガネ&黒髪ロングの清楚系美少女さんなど、地味な印象ではありつつエロシーンでは激しく乱れるというギャップを形成するタイプのキャラが多い印象もあります。
HowToMakeMayOwnSexualSlave3  完全にぺたんこバストな微乳ヒロインは存在しない一方で、膨らみかけバストの貧乳ヒロインと十分なマッスを有する巨乳ヒロインとの双方が存在しており、人数的には前者が過半数ではありますが(←参照 ボーイッシュ貧乳ヒロイン! 短編「サッカークラブでイこう!」より)、特定の肢体造形にこだわりを示す印象はありません。
  特にエロシーンにおいては男性キャラクターの存在感をむしろ抑えた画面構成にしていますが、歪んだ欲望や心根を感じさせる醜悪な外見をした竿役の登場頻度は高く、ヒロインとの美醜の対比を形成しています。
やや荒さやラフさを感じさせることはあって、その辺りを綺麗に収めた表紙絵と違和感を生じることはあるものの、作画密度自体は十分に高く、キャッチーさとエロのアタックの強さのギャップを適度に形成しています。

【やや単調ながら十分なアタックの演出・構図を連続】
  24Pクラスの作品を中心として、エロメインの構築である分、エロシーンには相応の分量を有してはいるのですが、前述した様に作品全体として単調な印象が先行する分、満腹感がページ数に比してやや弱く感じるのは一つの課題。
  無邪気なヒロインに付け込む形式の騙しエロや悪事を為したヒロインへの私的制裁的なシチュエーションもありますが、基本的にはストレートな凌辱エロでまとまっており、悪意とそれを上回る強烈な快楽を叩き込まれて堕ちていくヒロインの姿を描き出していきます。
ページ数の都合もあってか前戯パートに相当する描写は短めであるか、ほぼ存在しないケースが多く、複数のエロシチュにおいてヒロインの秘所やアナルをガンガン責め立てる状況を整備することに注力した構成となっています。
HowToMakeMayOwnSexualSlave4  各種淫液に濡れる肢体描写のエロさや、蕩けきったエロ台詞の連呼、アヘ顔を含めてかなりアタックの強い表情の描写など、エロ演出においてアタックの強いものを十分な濃度で添加することで抜きツールとしての満腹感を形成しているのは美点であると同時に(←参照 短編「一緒に遊ぼ❤」より)、大ゴマを中心としてアタックの強い描写が連続することでの質的なボリューム感の強さに直結しています。
肢体描写と各種演出で十二分な密度を打ち出した画面構成は美点であると同時に、隙間なく詰め込む画面構成であるため、緩急を含めて描写の並べ方のリズム感の悪さを感じることもあり、エロシーンを軸としている作劇自体の単調さや強引さの負の印象を強めることにつながっているのは相応に難点。
 エロ展開において、フィニッシュとしての演出的な最高潮を必ずしも意識しているとは言い難いケースはあるものの、大ゴマメインでがっつり膣内射精&ヒロインアクメの分かり易い抜き所を最終的に提示して〆る流れ自体は安定感のある仕上がりになっていると評し得るでしょう。

  作劇・作画共に荒削りな印象はあって、パッと見での訴求力に不足を感じるところはありますが、凌辱エロとして狙っている方向でストレートな魅力やエロの印象の強さは確実にあって、これからに期待させる1冊。
個人的には、健気に頑張るボーイッシュ美少女さんの想いがキモイおっさんに踏みにじられることになる短編「サッカークラブでイこう!」が特にお気に入りでございます。

記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ