エロ漫画

雨山電信『彼女が裸を見せるとき』

WhenSheShowsNaked 浅野にいお先生の『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』第9巻(小学館)を読みました。帯の“私はあなたの、絶対なの”という言葉が双方にとってのものであることが分かって、ヘビィな展開に唸らされました。この展開の中で、ひろし兄ちゃんがまたいいキャラクターなんですよねぇ・・・。鳳蘭の“やり直し”がその可否も含めてどうなるのか期待と不安が半々です。

 さて本日は、雨山電信先生の『彼女が裸を見せるとき』(エンジェル出版)のへたレビューです。当ブログでは初めてレビューの俎上に載せさせて頂きます。
淫臭漂うドスケベボディのヒロイン達との多彩なストーリー&アブノーマル系主体のエロシチュが詰まった1冊となっています。

WhenSheShowsNaked1 収録作は、大人は女性しかおらず海女漁業と売春を産業とする島を舞台にそこを様々な目的で訪れる男性、もしくは島を出ていく少年それぞれの島の女性との性愛を描く中編シリーズ「人魚の島」全4話(←参照 かつて交わった女性の娘の初客となることに・・・ 同シリーズ第1話「人魚の島~春~」より)、および読み切り形式の短編5作。
1話・作当りのページ数は20~24P(平均20P強)とこのレーベルとしては標準的な分量で安定。ストーリーの読み応え自体は強くないものの、エロシーンも含めて読ませる作りであって、インパクトのあるエロ描写と合わさって読後に満腹感のある1冊と感じます。

【性欲と種々の感情の両輪でそれぞれの快楽へ向かっていく作劇】
 中編シリーズが島の少女・茜ちゃんが複数話にまたがって登場するものの、実質的にはオムニバス形式ということもあって短編集に近い単行本としての構成であり、シナリオワークをコンパクトにまとめつつ、その方向性は多彩でそれぞれの設定や世界観に奥行きがあります。
 閉じた家庭の中での母子相姦という濃厚にインモラルな印象のある短編「COCOON」、兄の助力もあって掴んだチャンスを強烈な性的快楽を伴う調教によって失っていく転落系の短編「私は羊」、年下の天才少年にセックスによって翻弄される自身を凡才と自覚しているピアニストの女性を描く短編「ピアノの森の淫魔」等、背徳感や暗い欲望の奔流を描く作品は一つの主軸。
一方で、夏の離島を舞台にのびのびとした性の発現が描かれる中編シリーズ第2話「人魚の島~夏~」、アニメスタジオのきつい労働環境を共に乗り越えてきた“戦友”同士のラブ&セックスを描く短編「NICOTINE&GRAVY」、男性の性を必要とする淫魔の女の子の正体を知った上で恋を貫く異種族モノな短編「淫魔にラブ・ソングを」等、ポジティブな雰囲気で性愛を描き出す作品も揃っています。
WhenSheShowsNaked2 いずれの作劇においても性愛に揺れ動かされ、また多様に変容を遂げていく登場人物を丁寧に描写しており(←参照 快楽に飲み込まれ、そして飲み込んだヒロイン 短編「ピアノの森の淫魔」より)、性欲というシンプルなもののエネルギー感を打ち出しつつ、そこに絡む陰陽の情動がキャラクターに奥行きを与えています
 ミッション系の大学で“羊”の仮面をかぶり、頭に付ける角が“山羊”にも見えるようになるヒロイン(短編「私は羊」)、日本神話の逸話を絡めた特殊プレイ(「人魚の島~秋~」)、人間との違いや妖しさを描いた上でそれを受け入れる異種族間ラブ(短編「「淫魔にラブ・ソングを」等々、教養にも基づいて構築した作品世界をわざとらしくなく魅せる手腕も○。
 ダーク&インモラルを貫徹することもあれば、快楽に圧倒されたヒロインの成長と逆転を描いたり、ほのぼのハッピーエンドでまとめたりと話の方向性の多彩さもあってまとめ方も様々であり、いずれも作品の印象を適度に強めてグッと締めるものと言えるでしょう。

【多彩な設定&キャラデザの豊満ボディなヒロイン達】
 女子校生クラスの女の子からその母親である女性まで登場ヒロインの年齢層は幅広く、ピアニスト、海女ガール、ママヒロイン、アニメーターにサキュバスシスターとヒロインの設定も様々。
 姉御肌の女性や流され気質の女の子、優しくエッチなママンにさっぱりとした気風のスポーティ・ガールなど、キャラクターの性格面で一定の分かりやすさを織り込みつつ、同時に男性にとっての理解不能性を備えた人物描写でもあって、そこが時に妖艶さであったり時に人を惹きつける魅力となったりというのが美点と感じます。
 なお、男性キャラクターも多様であって、快楽に翻弄される少年や朴訥な青年、天才ピアニストの美青年、素直な性欲を打ち明ける中年男性にかつて交わった女性とその娘に複雑な感情を抱く老人などが登場しており、ヒロインとの関係性において双方の立場がフォーカスされるように描かれているのも作劇の魅力に貢献しています。
 ヒロインの年齢層によってボディの駄肉感やだらしない印象などには差はありますが、基本的にはバスト&ヒップ&太股の肉感の強さが特徴的なエロボディであることは共通しており、柔肉の存在感の強さは一貫しています。
WhenSheShowsNaked3 艶っぽい唇の描写や舌や秘所などの濡れた粘膜描写の淫猥さに加え、場合によっては尻毛まで描く濃いめの陰毛描写、登場頻度の高い腋毛、陥没乳首や下腹の余り肉等々、野卑な官能性を強く打ち出す体パーツ描写に読者の好みを分けるものが多いことには要留意(←参照 全部のせ 短編「NICOTINE&GRAVY」より)。
 エロシーンを中心として、かつてのネオ劇画的な濃さ・重さを感じる描き方をする一方、絵柄そのものは親しみ易さのある漫画絵柄であって、前述した体パーツ描写の淫猥さなどとの組み合わせに独特のケミストリーのあるスタイル。背景描写等を含めて高い作画密度を有しており、ページ数以上の読み応えを感じさせる要因と言えるでしょう。

【エロ演出のアタックの強さと女体のエロさの強烈さ】
 ページ数の関係上、それ程長尺の分量ではなく、またヒロインの堕ち展開や攻防の逆転、ヒロインチェンジなどシナリオ上の必要性から複数のシチュエーションを分割して提供することもしばしばあるため、一シークエンスをがっつり楽しみたい諸氏には減点材料となりえますが、総じてエロ描写としてのインパクトはあり、また抜きツールとして十分なボリュームは用意。
 母子セックスに母娘丼、年増ヒロイン調教シチュとヒロイン逆転搾精セックス、青姦に乱交エロとエロシチュは多様であって、作劇面で前述した様に欲望の暗さや一方向の流れ込みを描くインモラル系もあれば、相手を強く求め合うストレートに情熱的なシチュエーションも存在。
前述した複数シチュエーションの入れ込みもあって、前戯→抽挿パート的な一般的な構成とならないことが多く、前戯パートは短めになる傾向にありますが、オナホコキ、授乳手コキに柔らかパイズリ、クンニとフェラの交互等々、多彩なプレイを投入しており、前述した体パーツ描写の淫猥さが強い効果を発揮する描写でもあります。
 アナルセックスや、ザー飲、ブツの描写は抑えつつスカトロ色が明瞭なプレイなど、性行為の内容でもアブノーマル感を分けるプレイが多いのも好き嫌いを分けやすい特色ではありますが、羞恥や抵抗感はありつつもそうした行為を他者に示すことで、より快楽へとのめり込んでいく流れを形成しています。
WhenSheShowsNaked4 ぬめった水音を立てる大洪水な秘所やアナル、アヘ顔的なものも含めて快感の強烈さを物語る表情付け、ハートマーク付きの嬌声や獣めいた絶叫など、エロ演出のアタックは総じて高く、勢いのある描写に拍車をかけて射精シーンまで押しまくる前のめり感を打ち出しています(←参照 中編シリーズ第3話「人魚の島~秋~」より)。
前述した作画密度の高さによる個々のコマの情報量の高さや、豊満ボディの存在感を強調する大ゴマと体パーツ描写のエロさが光る小ゴマの安定した組み合わせも美点であって、その上で台詞やモノローグで雰囲気を盛り上げる技巧もあって、ハイカロリーなエロ描写を一貫させています。

 キャラデザ・プレイ内容に好みを分ける要素は明瞭にあるものの、エロシーンの強い存在感とそれを展開させていくシナリオワークの多彩な味わいは強い魅力と感じます。
個人的には、記録ではなく記憶に留める日焼けガールとの夏のセックスな中編第2話「人魚の島~夏~」が一等お気に入りでございます。

おかゆさん『#今までで一番良かったセックス』

TheMostHotSexEver 藤本タツキ先生の『チェンソーマン』第5巻(集英社)を読みました。レゼさんに惚れちゃう主人公の気持ちこと、ザ・童貞マインド、めちゃくちゃ分かるというか、そりゃ惚れちゃいますよね。なんかとってもヤバそうな人物なので、既にデンジ君が憐れではございますが。金玉蹴り絶叫、いくらなんでも汚過ぎる鎮魂歌で笑っていいやら泣いていいやらでございました。

 さて本日は、おかゆさん先生の『#今までで一番良かったセックス』(ジーオーティー)の越年へたレビューです。先生の前単行本『スクールカースト』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
美人&美少女ヒロインのエッチな本性が開示される多様な性愛模様&細やかかつ濃厚なエロ描写が楽しめる1冊となっています。

TheMostHotSexEver1 収録作は、苦手な合コンに参加したオタくんは友人のヤリ男君の計らいでちょっと粗雑な感じのギャル子ちゃんと一緒に帰ることになってラブホへと誘われ、ヤリ男君はヤリ男君でお持ち帰りしたユル子ちゃんとセックスをするのだが・・・!?な中編「オタくんとギャル子ちゃん」前中後編(←参照 酔ったギャル子を介抱しているち・・・? 同中編作前編より)、女子会に参加してセックス談義に花を咲かせる女性達それぞれの建前と本音の性癖が描かれていく「正直女子会」シリーズ2作、および読み切り形式の短編8作+フルカラーイラストギャラリー(2P)。
なお、短編「スクールカースト番外編~リア充奴隷」は前単行本に収録されている同名の長編の番外編で三島君と漫研グループのお話。また、短編「スクールカーストTAKE2」も(話のつながりはほとんど無いものの)同作のスピンオフ的な作品と思われます。
1話・作当りのページ数は10~20P(平均15P強)と控えめな部類。ページ数の関係もあって、作劇・エロ共に多少の物足りなさは感じますが、楽しく読めて程々のエロ的満足感があるライトな印象の構築と言えるでしょう。

【ストーリー性はコンパクトながら漫画的な面白さのある構築】
 作劇の方向性は多彩であって、Sっ気のある女子による女性上位のインモラル系(短編「優等生」「スクールカースト番外編~リア充奴隷」)、女子会トークの表と裏を次々と読者に見せていくお話(「正直女子会」シリーズ)、棚ボタ展開的なラブコメディ(中編「オタくんとギャル子ちゃん」)やRPG的な世界観のファンタジー作品(短編「魔王とヒミツ部屋」「ハッスル賢者NIGHT」)等々を収録。
TheMostHotSexEver2 如何にも正論っぽいセックスの願望談義をしながらその言葉の真逆の性癖が読者には開示される「正直女子会」シリーズで特に顕著ですが、ヒロインの性的な素顔が表出することのギャップが魅力となる作品が多く、その変容や男性に対して支配的に振る舞う姿にインモラル感を持たせることも多い印象(←参照 優等生な女の子は実はドS淫乱ガールで!? 短編「優等生」より)。
また、派手でガサツな様で実は一途で純な性格であるギャル子ちゃんとの棚ボタラブであったり(中編作)、敵対する美少女魔王が実は可愛いもの好きで勇者の大ファンであることが判明しての和解セックスであったりと(短編「魔王とヒミツ部屋」)、ヒロインの意外な素顔が判明することで恋愛関係が形成されるという展開もこれに近似しており、王道的な展開・キャラメイクと言えるでしょう。
 話そのもののストーリー性が強くない一方で、凝った構成とすることが多く、オタくんとギャル子ちゃんのピュアなラブ模様と同時並行でヤリ男君のエロエロ受難を描いていく中編であったり、彼女さんとの恋愛セックスの幸福感や優越感、および事後の密かな楽しみを男性のモノローグで語らせ続ける短編「事後のおたのしみ」、勇者と女戦士のセックスを隣の部屋から透視魔法(魔法の名称はなんとFANZA)で覗き見しながら二人にアドバイス&応援(もちろん本人たちには届かない)をしている短編「ハッスル賢者NIGHT」など、視点の面白さであったり漫画チックな楽しさであったりで読ませる作りと感じます。
 加えて、オチの付け方にも面白さがあって、話として派手な動かし方はしないものの、にやりと笑わせたり、ほのぼのとしていたり、ピュアなハッピーエンドであったりといずれも小気味よくまとめています。

【丁寧な筆致で描く綺麗でエロい女体の強い魅力】
 美少女魔王など年齢不明なキャラもいますが、女子校生級を主力としつつ、女子大生クラスや20代前半の女性なども多数加わる陣容であり、印象としてもキュート系からアダルトな色気があるタイプまで様々。
 奔放なギャルのようで実は一途&ピュア、清楚系の外見ながら実は肉食系女子、魔物の軍団を率いつつ実はとってもキュートな女の子など、前述した様にギャップが魅力となるタイプのヒロインも多いですが、逆にヒロインのキャラ性は特に重視せずに“普通”に恋愛したりセックスしたりな様子そのものを描く作りにしていることも多々あります。
また、前述した様にキュートな美少女系もいれば、アダルトな色気のあるお姉さんもいますし、清楚系の容姿に対してギャル系の派手な容姿もあり、またファンタジーヒロインも居るなど多彩なキャラデザインも特色。
 おっぱいサイズには並乳~巨乳クラスで一定のバリエーションはありつつ、バスト&ヒップの存在感を極端に押し出すことなく、現実味のあるボディデザインで適度なセックスアピールを作り出すことで“こんなことあったらいいなぁ”という読者の願望・羨望を無理なく引き出してくるタイプと感じます。
TheMostHotSexEver3女体の美しいバランスに加え、髪の毛の細やかで艶っぽい表現、柔肌の滑らかな質感、上品にまとめつつ液汁描写でシズル感を高めてくる表現に程好く淫猥な粘膜描写や陰毛描写など、綺麗でありつつエロいという女体の仕上げ方はこの作家さんの強い魅力と言えるでしょう(←参照 唇の艶や肌を伝う愛液の表現の官能性 「正直女子会」シリーズ第1話より)。
 表紙のフルカラー絵では絵柄の写実性がより高まっている印象がありますが、中身の絵柄はもう少しアニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさが明瞭。丁寧な描写で適度にお洒落な印象もある絵柄はキャラデザインの方向性との親和性が高く、単行本を通して安定しているのも信頼感を高めています。

【淫液に濡れる女体と粘膜のエロさと熱っぽい陶酔フェイス】
 作品によってエロシーンの長短には幅があるものの、ページ数の関係上たっぷりと長尺を期待するのは避けるべきではあります。
加えて、二組のカップルのエロ模様を同時並行で描いていく構成や(中編)、複数のキャラクターのエロシーンを小口で連続させていく構成(「正直女子会」シリーズ)、セックスの実況中継的な語り口で行為そのものへの没入感を重視しない描き方(短編「ハッスル賢者NIGHT」「事後のおたのしみ」)など、漫画としての面白みには貢献しつつ、読み手の好みによっては実用的読書の集中を阻害すると感じられる構成・シチュエーションを構えることがしばしばあることには要留意。
 とは言え、美少女・美女がセックスで熱っぽく蕩けるギャップそのものを高い画力で提供するというシンプルな強みは一貫しており、ラブラブHやら女性上位の倒錯シチュやら野外セックスやらと様々なシチュエーションで彼女達の痴態を提供しています。
ヒロインの柔らかボディの感触を指で味わったり、秘所を指や舌で愛撫したりといった描写に加え、美人フェイスがち○こを咥えるフェラやシックスナインの描写を投入する前戯パートは、セックスに至る流れを含めて相応の尺を設けており、欲望が解放されていく高揚感を形成。
TheMostHotSexEver4 反面、抽挿パートが量的にかなり短めになるケースがしばしばあるのはネガティブな評価につながりやすいですが、涙や涎で濡れる表情や結合部から溢れ出す淫液など、豊潤な液汁描写で女体のエロさを増していくと共に、ピストン運動の力強さを擬音や押し開かれる秘所のアップ構図などでアピールしており、勢いの強さと演出の盛り上げの良さで質的なボリューム感を打ち出しています(←参照 短編「魔王とヒミツ部屋」より)。
 前戯パートに射精シーンを投入することがほとんど無いこともあって、1回戦仕様でまとめることが多く、尺を考えると描写のタメを重視する意味ではむしろ正解かもしれません。女体のエロさの重視と適度な演出の濃厚感というスタイルをフィニッシュまで一貫させており、演出的な緩急はむしろ抑えて何処を切り取ってもエロいというシークエンスを形成しています。

 抜きツールとしての満腹感には多少欠けるものの、痴態描写そのものは強い訴求因であって、それとシナリオワークの面白みが合致しているのも美点と感じます。
個人的には、美少女魔王様のキュートでエッチな素顔が魅力でエロシーンの尺もそれなりに長めな短編「魔王とヒミツ部屋」が一等お気に入りでございます。

大嶋亮『奈緒さんの秘め事』

SecretOfMsNao『異種族レビュアーズ コミックアンソロジー~ダークネス~』(キャラクター原案:masha先生、原作:天原氏、富士見書房)を読みました。大変に“分かってる”作家さんをずらりと揃えてきたドラゴンエイジ編集部、有能ですね・・・!
田倉まひろ先生のゾンビ嬢とかオカヤド先生の搾乳とかカラスちゃん先生のスキュラ嬢ぬるぬるプレイとかが特に良かったです。

 さて本日は、大嶋亮先生の『奈緒さんの秘め事~元ヤンギャル人妻、定時制学園に通う~』(エンジェル出版)の越年へたレビューです。先生の前単行本『カチューシャ~堕ちる妖精~』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
豊満ボディのギャル人妻さんとのラブラブ不倫だったり寝取られ模様だったりの複雑なエロ模様&激しく乱れまくりなセックスが詰まった1冊となっています。

SecretOfMsNao1 収録作は、学園の定時制に通うことになった主人公の青年・光博は近所の顔なじみのギャルママ・奈緒さんもそこに通うことを知り、体育の授業の一環として実技セックスがある中で彼女に告白し、それを受け入れた奈緒さんと学園の中だけでは恋愛関係にあるという不倫を続けていくのだが・・・なタイトル長編「奈緒さんの秘め事~元ヤンギャル人妻、定時制学園に通う~」全8話(←参照 学園では勝気な元ヤンママとラブラブHを楽しめるが? 同長編第2話より)+描き下ろし後日談(2P)、および読み切り形式の短編「不貞協定-義母相姦編-」。
書き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は20Pと中の下クラスのボリュームで固定。長編として一定の読み応えがあるストーリーであり、抜きツールとしての適度な満腹感もある構築となっています。

【不倫&純愛&寝取られな関係が絡み合うラブストーリー】
 憧れていた人妻ヒロインとの恋愛ストーリーであると同時にシチュエーションとしては不倫エロであって、定時制の学園という限られた空間内でのみラブラブ&H三昧という趣向が一つのポイント。
勝気でHな元ヤン美人が積極的にHをしてくれ、また限られた時空間内とは言え彼女を独占できるという状況に幸福感があって、また主人公の彼女に対する想いも誠実で熱情的ですし、また昔はヤンチャしていたヒロインがそんな純粋にラブラブな状況への憧れを叶えられているという構図はラブエロ系としての甘味を形成しています。
 その一方、あくまで授業内でのセックスであって、その外での不倫という関係性は駄目という作品世界での設定であるため、二人の関係が他の学生達に知られてしまうことで、弱味を握られたヒロインが他の男達に関係を迫られる展開が中盤以降続いていきます
SecretOfMsNao2主人公・光博君への愛情は保ちつつも、昔ヤンチャしていたビッチな体に火がついて別の男達との関係を続け乱交セックスにまで至ってしまうという構図は寝取られ的ではあり(←参照 “光博・・・マジゴメ・・・ン♥” 長編第5話より)、不倫エロで純愛エロでかつ寝取られ的な展開へと突入するというなかなかに複雑な恋路となっていきます、
 とは言え、芯の強いヒロインの恋愛感情はぶれないこと、ヒロインの性的にだらしない所も含めて主人公が彼女を受け入れ愛していること、奈緒さんの旦那が意外な形の介入によって寝取られ展開の泥沼に決着を付けることが合わさって、奈緒さんとの恋愛関係の回復・強化へと話は収束していき、不倫状態も含めてインモラルさを維持しつつ、ハッピーエンドへとまとまっていきます。
 短編「不貞協定-義母相姦編-」についても、義理の母親との疑似近親姦&不倫&撮影というインモラル系シチュでありつつ、動画の撮影で収益もゲットしママンも満足、義母に想いを寄せていた息子君も満足というWin-Winな関係として描かれており、長編と同じく読後感はポジティブに仕上がっています。

【美しさと淫猥さのバランスが魅力の豊満アダルトボディ】
 長編作のヒロイン・奈緒さんは28歳、短編の義母さんは37歳といずれの年増ヒロイン。年増ヒロインについては顔の造作や体型におばさんらしさを織り込むことが多い作家さんですが、今回についてはどちらも若々しい印象が先行するタイプのキャラデザになっています。
元ヤンで気が強いものの、子煩悩であったり告白してきた主人公には一途な一面を見せたりなギャップが魅力の奈緒さんは、前述した通りに快楽に溺れやすい面はあってビッチな側面もありますが、それはそれとして乗り切っていく芯の強さもあるタイプでもあって、彼女の感情の天秤がどちらに振れるかという点が作劇の緊張感に貢献しています。
SecretOfMsNao3 プリン頭(後にオール金髪に染め直し)にセクシーなリップと元ヤンらしい派手さのある外見な奈緒さんは、定時制に通うといことで制服(狭義)を着用したり、体操服や水着を着たりと着衣セックスメインであり(←参照 濡れて透けるエロ水着で乱交セックス 長編第6話より)、またアダルト美人に制服を着用して貰うギャップ感は好事家にとっての福音。
 短編「不貞協定」のママさんは30代後半ということもあって腹部に駄肉感のある豊満ボディですが、長編の奈緒さんはまだまだ締まったウェストの持ち主。二人とももっちり柔らかなビックサイズ・バスト&これまた柔肉たっぷりのヒップをお持ちなグラマラスな女体であることは共通しています。
大き目でぷっくりとした乳輪、さわさわと濃く茂る陰毛、セクシーな唇等々、体パーツ描写に十分な淫猥さを持たせており、肉感ボディの存在感と合わさって女体そのもののエロさをストレートに打ち出していますが、同時に艶っぽい美人ヒロインとしての美しさとのバランスも保っています。
 髪の毛の表現や柔肌を濡らす汗の表現などに細やかさのある描画スタイルであり、作画密度の高さもあって中身の絵柄の印象がフルカラー絵の表紙とほとんど変わらず、また単行本を通して絵柄の安定感も強く仕上がっています。

【多彩なエロシチュで豊満ボディが激しく乱れる痴態描写】
 ページ数の関係上、たっぷり長尺の濡れ場を期待するのは避けるべきではありますが、分かりやすくエロメインの構築であって抜きツールとしては十分な満足感が図られています。
 主人公との秘密のラブラブHという不倫シチュでありつつ恋愛系のセックスが一つの軸ではありますが、作劇について前述したように脅迫されつつ自身の性的貪欲さもあって他の男性と関係を持って快楽に溺れる寝取られ的な状況や乱交セックスもあるので、恋愛関係にあるヒロインが他の男性とセックスするのが嫌な諸氏は要留意。
 強気美人がねっとりフェラや豊満パイズリでサービスしてくれるというギャップが魅力となる様子や、豊満ボディの性感帯を弄られて潮吹きアクメを迎える様子を提供する前戯パートとなっており、ヒロイン側の積極性と快楽による理性の揺らぎとが合わさるアンビバレンツな様相が魅力。
SecretOfMsNao4 抽挿パートにおいてもヒロインの積極性自体は保ちつつ、同時に男性側がそのエロボディにがっついていくというパワフルさを打ち出しており、熱っぽい実況台詞や激しく乱れる表情、飛び散る汗や溢れ出る淫液の汁描写などの演出と合わさって、濃厚感と勢いのあるセックス描写を形成しています(←参照 長編第1話より)。
ズボズボとしたピストンで押し開かれる秘所のアップ描写、最奥までの挿入を強調する断面図、ピストンしながらのねっとりキスやクリ弄り、巨乳を鷲掴みにしたり上下への肉穴に突っ込んだりといった男女の体の密着感などなど、描写と行為の手数の多さも魅力で質的なボリューム感を高める要因。
 感極まった表情でドスケベボイスを絶叫するヒロインの痴態と完熟ま○こから溢れ出る中出し精液とをがっつり見せつける中ゴマ~1Pフルの中出しフィニッシュでハードに〆ており、オーラスとしての強い盛り上がりが抜き所としての魅力です。

 勝気な元ヤン人妻さんというキャラクターそのものの魅力が作品全体の魅力となっており、登場人物の関係性が複雑になることもあって好みが分かれる部分はありますが、様々なエロシチュでヒロインの痴態を楽しめる作りとも言えるでしょう。
人妻制服エッチは大変眼福でございました。

薬味紅生姜『ヘンな処女でもいいですか?』

AreYouOKWithStrangeVirgins 稲葉光史先生(原作:山本崇一朗先生)の『からかい上手の(元)高木さん』第8巻(小学館)を読みました。表紙は冬の装いな高木一家ですけれど、中身はプール回が充実で、人妻高木さんのセクシーな水着姿がたっぷり鑑賞できますぜ(邪悪な笑顔
二人で並んで歩くだけの回が、大人になっても変わらずこの二人らしいなぁと感じました。JCちーちゃんの恋も少しずつ進んでいる様ですが、果たして・・・?

 さて本日は、薬味紅生姜先生の初単行本『ヘンな処女でもいいですか?』(茜新社)の越年へたレビューです。昨年末に発売された単行本が多かったこともあって、レビュー出来ていない作品が多数あり、しばらく越年レビューが続くことをご了承下さい。
それはともかく、ちょっと変わった個性をお持ちな巨乳ヒロインズとのラブコメディ&蕩けまくりセックスが詰まった1冊となっています。

AreYouOKWithStrangeVirgins1 収録作は、過去にヒロインの母親と交際し、別の男性に嫁ぐ前に一度だけ関係を持ったことをネタにヒロインの“玩具”にされている男性主人公であったが、ヒロインは彼に一途な恋心を持っており、当の母親やメイドさんも主人公との恋路に参戦して・・・!?な中編「すべては彼女の思い通り」全4話(←参照 主人公が他の女の子に声を掛けられただけで嫉妬するヒロインちゃん 同中編第1話より)、および読み切り形式の短編5作。
1話・作当りのページ数は20~26P(平均25P弱)と中の上クラスのボリュームで推移。中編も含めて基本的には軽めの読み口でありつつ、ラブエロ系としての甘味と適度な濃厚感のある作画とでエロシーンに存在感を持たせた構築となっています。

【ヒロインのキャラ性を軸としたラブコメ系】
 作劇の方向性としては、恋愛ストーリーとしての甘味を有するラブコメ系であって、ドタバタ模様やほんのり背徳感のあるエロシチュがあっても軽く穏やかな読み口を保っています。
中編作も含め、ストーリー開始時点でヒロイン側に主人公への好意が形成されており、ちょっとしたAreYouOKWithStrangeVirgins2キッカケや中編での主人公争奪ドタバタ模様などによって彼女達の恋愛感情が表出されてラブラブHに発展していくという作劇の骨子は共通しており(←参照 幼い頃の結婚の約束を大事に覚えている展開!! 短編「とある義妹の物語」より)、これといった新味は無いものの、王道の良さがあるスタイルと言えるでしょう。
 また後述するようにヒロインのキャラクター性に漫画チックな楽しさやエロ可愛い魅力があって、このキャラ性をアピールすることを軸としたシナリオワークは萌えエロ系のスタイルに近いと感じます。
ラブ&セックスのヒロイン側の積極性もあって、二次元的な平和で甘い空間に浸れる構築である一方、ドタバタ模様の中でヒロインの恋愛感情を掘り下げることが可能であった中編に比して、短編群はヒロインのキャラありきでがっちり固めている分、話としては平板という印象はあります。
 また、やや作劇のコントロールとしてやや突飛であったり説明のクドサであったりな印象はあるものの、ヒロインのキャラ性を楽しく、キュートに表現する導入パートが有効に機能している作品が多いのも特色。
 男女双方がラブ&エロの幸福感に包まれて微笑ましいハッピーエンドでまとめており、読み口の良さを読後も保ってくれています。

【キュートフェイス&たっぷり柔らかバストの美少女ヒロインズ】
 中編作では主人公の昔の恋人でありJC級ヒロインの母親であるキャラクターや母娘に仕えるメイドさんが登場していますが、その他の作品のヒロインはミドル~ハイティーン級の制服美少女さん達で統一。
 魔術の儀式に夢中な中二病的な先輩ヒロインであったり、ちょっと素直になれないツンデレ系幼馴染、クールで有能だが主人を心配する余りに変な方向へ暴走するメイドさん、主人公を甘やかすと共に男として成長させるべくエッチな特訓をしてくれる女の子、ちょっぴりヤンデレチックなところもあるお兄ちゃん大好き妹ヒロインであったりと、分かりやすいキャラ属性にちょっと変わったアクセントを加えたキャラメイクが各作品に共通する魅力と言えます。
ツンデレ系ヒロインのデレであったり、お兄ちゃんラブな妹ヒロインの健気な恋心であったりと、ラブ&エロの積極性に加えてヒロインのキャラクター性に萌えっぽさのある要素を織り込んでいて、そのことがドリーミーなラブエロ空間の雰囲気を形成しています。
AreYouOKWithStrangeVirgins3 中編作にサブヒロインとして登場するクール眼鏡メイドさんは並乳スレンダーなボディの持ち主ですが、その他のヒロインは巨乳~爆乳クラスのおっぱいの持ち主であり(←参照 クールで真面目な委員長キャラの特大おっぱい! 短編「Be Friend」より)、華奢な少年主人公をその体で包み込む短編「大きなカノジョができました」の長身ヒロインもいますが、低身長で童顔でありつつバスト&ヒップの存在感は強いと言う、ボディデザインとしても可愛さとエロさを組み合わせたタイプがメイン。
 収録作品の初出時期にはかなり幅がある様で表紙絵と完全互換の近作と古い作品との間には絵柄の差異を明瞭に感じます。特にトーンワーク等の修飾性の強弱は印象に残り、近作ではややコテコテ感を感じる程に濃密な作画に仕上げていて、ヒロインの二次元的な華やかさやエロ描写の濃厚感に貢献しています。

【エロ可愛さを保ちつつ濃厚感のある痴態描写】
 エロシーンには十分な尺があり、近作を中心として作画の濃密さも質的な満腹感を高めでヒロインの蕩け痴態をたっぷり提供。
 メイドさんにセックスの能力を確認されるシチュや黒魔術の変な儀式を再現するプレイといったシチュエーションも用意していますが、それらも含めてヒロインの恋愛感情の表出等でラブエロ系にまとめていきます。
 前戯パートには十分な尺を用意しており、ヒロインの柔らかボディをむにむにと揉んだり、鏡面仕様の股間を舐めたりで彼女達を羞恥とそれを上回る快感に包み込ませる描写を充実させていますが、キュートフェイスで反応をうかがいながらのフェラやたっぷりおっぱいで包み込むパイズリなどのご奉仕プレイを有するケースも多いです。
 愛撫からビクビクと肢体を震わせての潮吹き等、ヒロイン側の快感の強さをアピールすることが多い一方、前戯パートでの射精シーンの有無は作品によって様々。とは言え、これらのプレイによってすっかり興奮に包まれた状態で処女ヒロイン(一部除く)に挿入して、彼女達がどんどん快楽に蕩けていく流れへとつなげています。
AreYouOKWithStrangeVirgins4 紅潮し涙で濡れる蕩けフェイス、十分な汁気感のある結合部見せつけ構図、淫猥な効果音と作画の濃密さもあってエロ演出としてのアタックの強さは抑えつつも陶酔感の濃厚さが魅力であり、ここに豊満ボディの存在感を組み合わせることでハイカ口リーなエロ描写に仕上げています(←参照 乳揉みピストン! 短編「視線をそらすそのわけは」より)。
 台詞の尺のまとめ方や、画面構成の緩急など初出時期によって巧拙に違いを感じる点はありますが、抽挿パートにも十分な尺がある分、フィニッシュに向かって描写のタメが十分で、また男女双方が行為に没入するエネルギー感もあってオーラスの抜き所への盛り上がりが図られています。

 エロ・ストーリーと共にヒロインの魅力を核とした作りであって、如何にも二次元空間らしい甘味や幸福感を楽しめる作品集と言えるでしょう。
個人的には、ちょっと素直になれない不器用系ツンデレちゃんのデレがエロ可愛い短編「視線をそらすそのわけは」が最愛でございます。

シロノマヒロ『この淫娘にしてこの淫母あり』

MamAndDoughterAreBothErotic 藤崎竜先生(原作:田中芳樹氏)の『銀河英雄伝説』第16巻(集英社)を読みました。フレデリカさんの奮闘、ヤンの信頼を示す感謝の言葉も含めて報われて良かったですねぇ。メルカッツ提督の頼もしさはやはり揺るがないのですが、その作戦に見事に嵌まったパトリッケン少将のキャラデザは笑ってしまいましたね。


 さて本日は、シロノマヒロ先生の『この淫娘にしてこの淫母あり』(クロエ出版)の遅延へたレビューです。これが3冊目となる作家さんですが、当ブログでは初めて作品をレビューさせて頂きます。
寝取られや不倫エロの背徳の快楽に乱れてしまう母娘ヒロインの汁だくパワフルファックが詰まった1冊となっています。

MamAndDoughterAreBothErotic1 収録作は、厳格な夫の相手でストレスを溜めていた人妻さんがストレス解消のナンパ待ちでマッサージ師の若い男性に声を掛けられ施術を受けることになるも、娘も男性の双子の弟に声を掛けられていて、母娘は互いに秘密にしながらエロマッサージの虜になってしまうのだが・・・な連作「いけない母娘」前後編(←参照 自分だけでなく母もすっかりマッサージ師とのセックスにハマっていることを知ってしまい!? 同連作後編より)、娘が彼氏として連れてきた男性は口八丁手八丁なチャラ男君であり、彼は娘だけでなくその母親にも手を出して幸福な家庭は・・・な中編「家族の果て」前中後編、および読み切り形式の短編・掌編3作。
なお、掌編「種の無い鉢~狭間~」(6P)は前単行本『妻とられ』(同社刊)に収録されている同名の連作の幕間劇となっています。
 この掌編を除き、1話・作当りのページ数は24~30P(平均27P強)と標準を上回るボリュームで推移。続きモノとして展開としての面白みをある程度有していますが、基本的にはエロシーンの量&質両面での満腹感の強さが訴求因となる作品構築で安定しています。

【読後の印象はマイルドにまとめつつインモラル系の展開】
 中編および連作は単行本タイトル通りに母娘ヒロインを投入しており、二人ともセックス強者の若い男性とのセックスに溺れてしまう展開であることも共通。
 男性が双子であることが終盤でちょっとしたギミックになる連作と、チャラ男君単独で大暴れな中編とでエロシチュとしての趣向には変化を付けつつ、母娘それぞれが男性によって染められてしまい、その事実が母娘の間で認識されて更に強烈な背徳の快楽が・・・というストーリー全体の構築は近似しています。
MamAndDoughterAreBothErotic2夫(父親)である男性が家族をあまり顧みない人物であり、快楽堕ちの段階で話をまとめる中編に対し、母娘が両方とも快楽堕ちしている状況が良き夫で良き父親でもある男性にも露見してしまう連作は、寝取られ的な要素を有しつつ、そこから意外な方向性へと話が進む終盤展開を示しています(←参照 帰宅したら妻と娘が・・・! 中編「家族の果て」後編より)。
 終盤展開の詳細は読者諸氏ご自身で確認して頂くとして、ち○こパワーこそが決定的というスタンスを保ったまま意外にマイルドなオチにまとめてはいるのですが、同時にすっかりセックスの快楽に目覚めた二人に関して安心も出来ないというインモラルさも残した終わりと言えるでしょう。
愛する旦那さんとの夜の生活に満足できていない人妻さんが義父とのセックスに快楽堕ちな短編「愉悦の遺伝子」はオーソドックスな寝取られ系でダーク&インモラルなラストとなる一方、女たらしな男性教師が教え子の母親に手を出すも意外な結末になる短編「氷解」は読後感のポジティブさが特徴的です。
 ヒロイン側の性的な充足や家庭環境の崩壊には重点を置かない構築もあって、話としての重さ・暗さはある程度抑えた作品をメインとしつつ、同時にエロシチュとしてのインモラル感は十分に図った作劇と言えるでしょう。

【バスト&ヒップの主張の強いエロボディなヒロインズ】
 中編および連作は女子校生級の娘さんとその母親のダブルヒロイン制であり、短編2作については(娘が登場するケースも含めて)バツイチママさんや人妻さんの一人ヒロイン制。
 冷淡な夫への不満で不倫セックスに積極的な連作の人妻さんや女たらしの男性教師を積極的に受け入れつつ彼をコントロールしていく短編「氷解」の一枚上手なギャル系バツイチママさんといったタイプも居れば、中編や短編「愉悦の遺伝子」のように旦那への愛情を保ちながらも心の隙や抑圧されていた性欲を男性に付け込まれてしまうタイプの人妻さんも居て、これらは作劇の方向性に合わせた人妻キャラの位置づけとなっています。
娘さんが登場する場合は、人妻ヒロイン以上に素直に快楽に流されるタイプであって、そのことが人妻ヒロインの快楽堕ちを加速させることもあり、ヒロイン同士の関係性が展開に関与するのはダブルヒロイン制としての上手さと言えます。
MamAndDoughterAreBothErotic3 母親ヒロインの方が娘に比して肉付きの良さがより強いという印象はありますが、むにゅんむにゅんと柔らかいバストと柔肉たっぷりのヒップの存在感の強さは共通しており、ぷっくりとした乳輪や存在感の強いもじゃっとした陰毛など体パーツ描写の淫猥さの強さも特徴的(←参照 ママさん快楽堕ちでダブルピース 中編「家族の果て」前編より)。
 なお、男性キャラクターは初老の義父なども含めて筋骨隆々でがっちりした体格の持ち主がメインであって、ヒロインの肉感的な肢体の柔らかさと好対照を形成すると共に、パワフルち○こと併せて分かりやすく男性性を明示する役割を果たしています。
 アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーネスをベースとしつつ、色香のフェロモンむんむん的なエロさを担保した絵柄であって、概ね表紙絵と完全互換で単行本を通して統一されています。

【マッシブな勢いと演出の濃厚感のある背徳系セックス】
 各話に十分なページ数があるため、エロシーンも十二分に長尺であって肉感ボディの存在感の強さとそれをマッシブなピストンで征服するストレートにパワフルな印象が質的な満腹感を高めています。
 カーテン1枚を挟んでの母娘同時エロマッサージ、母娘丼、義父による寝取りセックスや学校でのママさん喰いセックス等々、エロシチュは多彩に用意しつつ、背徳感を感じさせるエロシチュが多く、それらの状況にも関わらずヒロインが激しく乱れてしまうという様相に重点があると言えるでしょう。
 豊満ボディの性感帯をねっとりと愛撫したり、竿&玉を丁寧に舌で愛撫する口淫描写であったりと、一定の尺を設けた前戯パートでは淫液の絡む粘膜描写のエロさを活かした描写を用意しており、射精シーンの投入の有無は作品によって分かれるものの、続く抽挿パートへの行為のエスカレートを明示。
 流されるままに、或いはすっかり発情したヒロインが不義の関係にも関わらず求めてしまって逞しいち○こが挿入されて開始される抽挿パートは、スケベボディの存在感と共にねちっこい水音を立てる秘所を見せつける構図のストレートな淫猥さで濃厚感のある描写を連続させていきます。
MamAndDoughterAreBothErotic4 秘所から溢れ出る淫液や蕩けた顔面を濡らす涙や涎といった液汁描写の豊潤さ、アヘ顔チックなものも含めて蕩けきった表情付け、露骨な結合部見せつけ構図や断面図といったアタックの強いエロ演出と共に(←参照 連作「いけない母娘」前編より)、ピストンしながらのベロチューであったりスパンキングであったりと手数の多さを意識した流れも質的なボリューム感を増す要因。
 やや込み入った画面構成となることはあるものの、大ゴマ~コマぶち抜きでの女体全体の描写と局所アップの小ゴマの連続であったり、平行連続コマでの動き&リアクションの流れの強調であったりと工夫が為された構成であって、大ゴマ~2P見開きの絶頂フィニッシュまで勢いよくエロシーンを突き進ませています。

 一定のどぎつさを感じさせつつも濃厚感のあるエロ描写であって、豊満ボディの美女が強烈な快楽に飲み込まれる官能性を支えるシナリオワーク&エロシーンと言えるでしょう。
個人的には、黒髪美人な母娘がエロマッサージに堕ちてしまう連作「いけない母娘」に愚息がお世話になりました。

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