SexSmartPhone TVアニメ版『のんのんびより のんすとっぷ』第2話「蛍が大人っぽかった?」を観ました。ご両親の前では甘えん坊さんな蛍ちゃんがとても愛らしいのですが、普段とのギャップが強烈なので、今回初バレでしたが、そりゃ周りはびっくりするだろうなと。
ただ、蛍ちゃんでなくとも、それこそ中年の男性・女性でも犬猫の前では皆あんな感じになりますよね・・・?

 さて本日は、銀曜ハル先生の初単行本『セックススマートフォン~ハーレム学園性活~』(ジーオーティー)の越年へたレビューです。11月末に発売された単行本なので、結構な遅れでのレビューとなり申し訳ありません。
便利ギミックを濫用して女子校で美少女喰いまくりハーレムライフが詰まった1冊となっています。

SexSmartPhone1 収録作は、相手を撮影することで対象の“ステータス”を確認し、それを改変することが出来るSSP(セックススマートフォン)を利用して女の子とセックスしまくりであった主人公は、ある日犯した女子が通う女子校へと教師として潜り込み、そこを自身のハーレムとするべく教え子達を次々に毒牙にかけていくのだが・・・な長編シリーズ全6話(←参照 ステータス改変機能で思考や感覚を操作可能 同長編第4話より)。
 初出が同人誌であるということもあってか、1話当りのページ数は27~65P(平均45P弱)とかなりのページ数の多さを誇り、多少お値段が張るものの、単行本としての厚みは十二分。長編作として多少のストーリー性はありつつ、長尺の濡れ場を軸にした分かり易くエロメインの構築で安定しています。

【便利ギミックで好き放題という黒い全能感で貫徹】
 催眠アプリとは少々異なるものの、他者を操作できる超便利ギミックを用いて美少女ヒロイン達を相手に好き放題というフレームワークは共通していて、黒い全能感で押し通すシナリオワークと言えるでしょう。
 この便利アプリを入手する過程すらオミットして最初から何の躊躇も無くヒロイン達を洗脳・支配していく流れを形成しており、水泳部を皮切りにして次々と教え子に手を出していく展開を終盤近くまで連続。
このギミックの便利機能がやや後付け的に追加・開示されていくのは、制限や前提があってこその攻防・ゲーム性が生じるという点からは多少興ざめという点はあるのですが、終盤近くまで主人公側の完全なワンサイドゲームが続くこともあって、主人公の“何でも思い通り”という様相を強調するという点では面白みとも言えるでしょう。
SexSmartPhone2 しかしながら、終盤では主人公のSSPが効かない女学生が登場し、その原因となるSSPのとある制限が明らかになることでこれまで好き勝手してきた主人公がピンチに陥り・・・と緊張感のある展開を用意することで話として終盤の盛り上げを形成しているのは○(←参照 先生、間違いなくHu○ter×H○nter好きですね 長編第6話より)。
このピンチもあっさり切り抜けており、主人公の横暴さ・身勝手さが特に掣肘されることはなく、学園において主人公の横暴を阻める存在であった生徒会長が陥落することで、主人公の学園攻略が完遂されたことを示すラストへとつなげる展開と言えるでしょう。
 ストーリー性そのものは乏しく、話としては良くも悪くも“軽い”のですが、終盤の展開を含めて起承転結のまとまりの良さがあり、非常に便利なギミックであるため、あとがきにある通りシリーズ続編の製作も比較的容易であると考えられます。

【多彩なキャラデザ&ボディデザインのJK美少女達】
 モブヒロイン的な者を除き、一定の尺があるエロシーンが用意されているキャラクターは13名程であり、いずれも女子校生ヒロイン。
 大人しい女の子や、純粋で優しい性格の女の子、強気で反抗的なタイプに快活な武道女子、そして主人公に立ち塞がる高慢&権力者なお嬢様タイプなど多彩で分かり易い属性付けの為された美少女キャラが用意されています。ただ、主人公は個々のヒロイン自体を単なる都合の良いセックスの相手としてしか認識しておらず、あまり執着が無いため、個々のヒロインのキャラとしての掘り下げはあまり無いとも言えるでしょう。
 縦ロールなお嬢様やギャル系ガール、口リっぽさのあるタイプに空手ガールにメガネ清楚女子など、多彩なキャラデザインが用意されていますし、身長の高低やバストサイズなどもキャラクターによって多彩。
SexSmartPhone3 複数人エッチが多いことで、それらのキャラデザ・女体設計の差異が認識されやすく、視覚的な多彩さにつながっているのが魅力と言えますが、全般的にムチムチとした肉感を押し出すことはなく、バスト&ヒップに量感を持たせたケースでも、肢体全体のしなやかさ・華奢さを感じさせるボディデザインが基本とも感じます(←参照 長編第6話より)。
また、控えめサイズの乳首や淡い陰毛描写など、体パーツ描写の主張・淫猥さはむしろ抑えたタイプとなっています。
 初出時期が広いためなのか、絵柄には一定の変遷が認められることに加え、明らかに作画ツールそのものが異なると考えられる第5話の存在など、質的な不安定感は多少の減点材料。とは言え、絵柄としての親しみ易さを保ちつつ、描線にある一定の荒さで激しいセックスの勢いを打ち出す作画は幅広い層に訴求するものとも言えるでしょう。

【強烈な快感に圧倒される美少女の痴態をアタックのある演出で】
 各話のページ数が非常に多く、40Pを越えるような作品では中~中の上クラスのエロシーンを複数搭載するケースもあるなど、抜きツールとしての満腹感は十二分に強く仕上がっています。
 感度増強や思考の改変、プレイ内容の強制など多彩な便利機能を駆使してヒロインに奉仕させたり、好き勝手に犯したりと明確に凌辱色があり、征服欲を刺激するエロシチュを揃えていますし、ヒロイン側の記憶を消去したり、堕胎させたりな機能はヒロイン側の負担を除去する面もありつつ、個々の心身の同一性・自主性を侵犯するものでもあって、軽く描いていますが、中身は相応に深刻です。
また、催眠に近いシチュエーションであり、ヒロイン側も自身の心身の変化に混乱したり恐怖したりしながら、感覚がやはり操作されることで強烈な快楽に染められていき、主人公とそれが与える性的感覚に夢中になってしまうという変容をエロ展開の軸に据えているのは王道的な魅力。
 個々のエロシーンにおいて、前戯・抽挿の両パートにバランスよく分量を割り振っており、前戯パートではフェラ等による奉仕の強制であったり、秘所をねっとりと攻めてアクメを迎えさせたりな王道的な展開を、各種ギミックによる快感のブーストをかけながら投入しています。
SexSmartPhone4 登場頻度の高い複数人エッチを含め、ヒロインの女体をがっつり見せる大ゴマ~1Pフルの描写を多用すると共に(←参照 4Pセックスだ 長編第3話より)、前述した様に描線の勢いの強さによるピストン描写の激しさの演出、ハートマークや擬音の散りばめ、屈辱や混乱を強烈な快楽が上回っていくぐしゃぐしゃの蕩け顔など、アタックの強さを常に打ち出す描写で特に抽挿パートを押し進めています
 主人公が中出しにこだわるタイプであるため、妊娠への忌避感からヒロインに生じる抵抗感や嫌悪感を快楽で強引にねじ伏せて激しいピストンから最奥での射精でヒロインをアクメに追い込む流れを終盤に用意しており、上述した演出の密度を高めると共に、中出しアクメ構図を1Pフルで詰め込んだフィニッシュでハイカロリーに仕上げています。

 作劇・作画共に“ラフ”な部分を持ちつつ、その点が展開としての勢いやエロのハードコアさにつながっているのも間違いなく、長所と短所が同居するタイプ。とは言え、全体としては長所の方が上回っているでしょう。
所々にある、冨樫義博先生リスペクトな漫画表現が面白かったです。