GirlsColorfulPerfume DOUBLE-S先生(原作:真刈信二氏)の『イサック』第9巻(講談社)を読みました。イサック達の知略とヴァレンシュタインの将としての差配の冴えがぶつかり合う中で、やたらと強行突破しようとするエリザベートさんが少しポンコツ可愛いですね。
当然イサックの兵としての存在感もなんですが、芯の強さや優しさを成長させていくゼッタの存在感が高まっている印象でした。

 さて本日は、つかこ先生の『にじいろパフューム』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。単行本が同時発売のPennel先生と同じく、これが2冊目となる作家さんです。
ピュア&キュートな美少女さん達とのドタバタラブコメ&柔らかボディの感触を満喫なドキドキHが詰まった1冊となっています。

GirlsColorfulPerfume1 収録作は、容姿端麗・頭脳明晰な財閥のお嬢様で高嶺の花的な存在である関ヶ原さんが、実はお家が傾いていかがわしいバイトをしているのを知ってしまった主人公に、彼女は口止め料として何でもしてくれると言うのだが・・・?な中編「関ヶ原さん」シリーズ全3話(←参照 主人公君がおっぱいが欲しい!と言ったので 同シリーズ第1話「関ヶ原さんは隠したい」より)、および読み切り形式の短編7作。
なお、短編「ほどける彼女」は前単行本に収録の「くちどけ彼女」の後日談となっています。
1話・作当りのページ数は8~20P(平均17P強)と控えめな部類。軽く穏やかな読み口のシナリオと、多少短めながら程好い濃度のあるエロシーンとで構成された作品が揃っています。

【ヒロインの可愛らしさを魅せる温和なラブコメディ】
 作劇の方向性としては、王道的なラブコメ系でありつつ、そのコミカルさも含めて温和で微笑ましい雰囲気にまとめていることが特徴。
この雰囲気を生み出しているのが、純粋な女の子達の恋やらエッチやらへのキュートであったり健気であったりなリアクションであって、そこにフォーカスさせる手法論は萌えエロ系に近いスタイルと感じます。
GirlsColorfulPerfume2 意外に男性側の方が強引であったり意固地であったりコンプレックス持ちであったりするのですが、そういった面も全て受け止めて喜ぶし、エッチでも積極的に尽くしたり身を委ねてくれたりするという、ドリーミーな存在としての二次元美少女の魅力を軸とするラブストーリーとなっています(←参照 好きな相手が自分とのエッチで気持ち良くなってくれて嬉しい黒ギャルちゃんヤッター! 短編「ラブミーティーチゃー!」より)。
悪く言えば(男性にとっての)ご都合主義感が満載で話としては平板ではあるのですが、ピュア&キュートなヒロインとのドキドキ恋模様という王道の甘味をストレスフリーに楽しめるという、二次元らしい魅力にブレがない作品集とも言えるでしょう。
 没落お嬢様の秘密を握って~な中編作も、当初は主人公に多少の強引さはありつつ、それをキッカケに初めてのデートとかエッチとかに夢中になっていくお嬢様のピュアっぷり&デレを楽しめる仕様となっていて、その他の作品と同じく柔和な雰囲気を保ってハッピーエンドにすんなり落ち着いています。

【柔らか美巨乳ボディのピュア&キュートな美少女達】
 短編「君のメイド姿は」に登場の20代半ば程度と思われる親戚の年上美人さんを例外として、女子校生級を主力としつつ、女子大生級の女の子も加わる陣容。
 少し高飛車だけど根は純粋な(没落)お嬢様ヒロイン、優しくて家庭的で世話焼きなお姉さんキャラ、二次元にしか興味が無いという男性教師を振り向かせるべく素直に奮闘するお馬鹿な黒ギャルちゃん、大きな胸がコンプレックスで他人に見られるのが嫌だけど、好きな相手にはそう見られたいと感じている控えめな性格の先輩美人、エッチなことにかなり無知な変則的な世話焼きツンデレタイプの幼馴染さんなどなど、キャッチーなキャラ属性を備えた多彩な美少女ヒロインが揃っているのが単行本としての魅力の一つ。
ヒロイン側が展開を積極的に推し進めるケースもあれば、男性側がその性癖を発揮してというケースもあり、後者では一定の強引さや大胆さを示すこともありますが、ラブエロ系としての雰囲気を損なうようなものではありませんし、それをヒロイン側が受け止めることでの幸福感を主眼とするスタイルになっています。
GirlsColorfulPerfume3 健康的な肉付きの体幹にもっちりと柔らか弾力の美巨乳&桃尻がその存在感を主張する女体でボディデザインを統一しており(←参照 オタクな彼氏のためにエッチなコスプレに付き合う彼女さん 短編「赤裸々ガール」より)、キャラデザとしての可愛らしさを保ちつつ、相応にストレートなエロさを無理なく備えた女体に仕上げています。
なお、控えめサイズの乳首や質感としての淫猥さは抑え気味の粘膜描写と体パーツの描き方についても、“綺麗に”まとめるタイプですが、股間に薄目の茂みがあるヒロインが主流。
 少女漫画チックなふんわりとした軽くさや落ち着いた華やかさもありつつ、それらを含めて萌えっぽさを感じさせる絵柄は前述のピュア&キュートな美少女キャラとの相性が非常に良く、単行本を通して安定しています。

【恋愛エッチとしての甘味のある没入感が魅力】
 ページ数の関係上、エロシーンに量的な物足りなさを感じることはあり、また抜き所を複数設けた多回戦仕様としつつ、尺の都合上、やや早漏展開に感じることもあるのは、評価を分ける点ではあるでしょう。
 上述した様に主人公側の強引さでエロに突入することもありますが、その場合も含めて和姦エロにまとめており、ヒロインのエロ可愛いリアクションを独占し、ピュアなヒロインが自分との行為で気持ち良くなっていくという恋愛エロ系としての甘味を十分な濃度で備えていることが明確な魅力。
ヒロインがちょっと恥ずかしがるコスプレHやドキドキの校内Hや映画館Hなどのエロシチュの味付けも加えつつ、愛撫やフェラ・パイズリなどの前戯パートと密着ピストンの抽挿パートを共にスタンダードなプレイの組み立てで提供しており、それ故の安心感は恋愛セックスに求められるものでもあるでしょう。
 ヒロインのおっぱいを揉んだり吸ったり挟んだりなプレイも前戯パートにおいて充実させつつ、基本的には射精シーンも投入してから抽挿パートへ移行。ここでヒロインの秘所の気持ち良さに直ぐに射精してしまうも、2人ともそれでは収まらずに更に続きを~という展開もしばしば用意して多回戦仕様としています。
GirlsColorfulPerfume4男性視点での主観構図や男性の体躯に一定の存在感を持たせての体の密着感などで恋愛セックスの没入感を形成すると共に(←参照 中編シリーズ第3話「関ヶ原さんは出されたい」より)、潤んだ瞳の表情で男性への好意や更なる行為へのおねだりを口にするヒロインの痴態で男心を鷲掴みにしてきます。
 第1話はパイズリで、第2話は素股でフィニッシュに至って、第3話でやっと本番エッチというかなり段階を踏んだ中編シリーズを例外としつつ、蕩けきった表情とアクメにビクビク震える濡れた女体、白濁液があふれ出る秘所を中ゴマ~1Pフルでたっぷりと見せつける中出しフィニッシュで〆ており、上述した密着ポージングや主観構図をここでも用いています。

 美少女ヒロインのキャラデザ&言動の可愛らしさがシナリオとしてもエロ描写としても魅力の核であって、絵柄の方向性もあってその魅力がよく伝わる作品集と感じます。
個人的には、ピュアでちょっとポンコツなお嬢様がキュートな中編シリーズとちょっと天然な黒ギャルちゃんの熱烈ラブアピールな短編「ラブミーティーチャー!」がお気に入りでございます。