YouWillBeFuckedByMe 旅井とり先生(原作:坂戸佐兵衛氏)の『めしばな刑事タチバナ』第38巻(徳間書店)を読みました。女子間のマウント取り合戦?なチョコレートトーク、作中で言うようにどれも“存在感がすごい”のでどの推し発言にも確かに!と共感したのですが、平井さんの割った時の板チョコクランキーの香ばしい匂いの件、そう、それ!!!て激しくうなずきましたね。しかし、紗々、発売当時は衝撃でしたが、もう20年以上経ってるんですね・・・。

 さて本日は、ぞんだ先生の『犯してあげる』(ティーアイネット)のへたレビューです。先生の前単行本『僕の彼女を寝取ってください』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
交際相手が居るのに蠱惑的な美少女・美女に翻弄されて男性が寝取られる展開と柔らか美巨乳ボディが煽情的に蕩けまくりな女性上位のエロ描写が詰まった1冊となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編6作。描き下ろし短編「記念」(10P)を除き、1作当りのページ数は32~40P(平均36P弱)と大変多く用意されています。明確にエロメインの構築でありつつ、セックスの展開と絡めつつ話の展開をしっかりと魅せる構築になっています。

【罪悪感がありつつも強烈な快感でヒロインを裏切る“逆寝取られ”】
 初単行本では王道の寝取られ展開、2冊目ではそれに加えて“寝取らせ”作品、そして今単行本ではパートナーの居る男性が別の女性に寝取られるという、所謂“逆寝取られ”がメインとなっており、寝取られ展開の王道の魅力を押さえつつ作風の幅を再び広げて来ています。
 メインとなる作品群は、彼女や婚約者が居るものの、諸所の事情で肉体関係にはない童貞主人公が、淫蕩で性的に強者な美女・美少女に妖しく誘惑されたり、関係を迫られたりし、パートナーに対する罪悪感やヒロインに翻弄、支配される少々の屈辱感がありながらも、彼女達の性的魅力とセックスにずるずると引き込まれて、ヒロイン側の寝取り達成という流れになっています。
当然ながらヒロイン側の主導権が一貫したストーリー展開であり、男性の弱味を握ったり、好意を利用したりで男性をそのコントロール下に入れてくるため、男性にとっての被虐性という側面は強くないものの、パートナーを裏切ってでも彼女達に屈するという点が重視されていると言えるでしょう。
YouWillBeFuckedByMe1 そういった罪悪感とそれを上回る背徳の快楽への耽溺という点で寝取られエロの王道を踏襲していますし、既存の恋愛関係を裏切ること、それに破綻がもたらされることを明示する展開を終盤に用意することが多いのも(←参照 キスの写真を撮る妹ヒロインの思惑は・・・? 短編「契約」より)、寝取られエロの勘所を男女を逆転させた構図でもしっかりと用意。
 ヒロインが寝取られる作品に対し、今回は彼氏君を寝取られることになるヒロイン側の心理にはあまりフォーカスしなかったり、寝取られが発生していることを認識できていなかったりするのですが、何ら落ち度無く大切な人を奪われているヒロインの姿の描写で、罪悪感を刺激してビターな読後感となる短編「卒業」といった作品もあります。
 なお、短編「約束」は彼氏持ちのヒロインが別の男性とのセックスに夢中になってしまうという、寝取られ的な構図を持つ作品ではあるのですが、寝取られ側の男性の無思慮な発言が原因であり、かつ状況を支配しているのは明確にヒロイン側であるため、ヒロインの主導性や浮気セックスとしての側面が明瞭な作品と言えるでしょう。

【蠱惑的な魅力のある美巨乳ボディの寝取りヒロインズ】
 6作品の内、3作品は女子校生級の女の子、2作品は20代半ば程度と思しき年上美人、残り1作品は女子大生キャラをヒロインとして投入しています。
 小悪魔系ギャルな教え子さん、クールな姿に淫蕩な表情を秘める女教師さん、お兄ちゃんへの独占欲が強い妹ヒロインに彼女の姉でもあり兄の元カノでもある性的に憧れの存在であるお姉さんと、寝取り側のヒロインの設定は様々ですが、いずれも明確に主導権を発揮して男性を虜にしてパートナーから簒奪していくタイプであって、エロティックで悪女的でもあるキャラクターと言えるでしょう。
また、ヒロイン側に本番はずっと焦らされながらも、各種サービスプレイで虜にされ、最終的に彼女達に“屈する”ことで童貞を奪われて後は完全に彼女達の虜に~という男性側の流されるままのズルズル感がある描写は、一般的な寝取られ作品のヒロイン描写を上手く男性側のポジションに適用したものとなっています。
YouWillBeFuckedByMe2 バストサイズのコンプレックスが不倫エロの原因となる短編「約束」のヒロインは小柄な貧乳スレンダーボディの持ち主ですが、その他のヒロインはふにゅんと柔らかい美巨乳ともちもち安産型ヒップな女体であって、そのストレートな性的魅力で男性を夢中にさせるタイプ(←参照 クール眼鏡美人教師のストッキング尻顔面騎乗!!! 短編「卒業」より)。
加えて、小粒乳首&程好いサイズ感の乳輪、もっちりと柔らかい弾力感のバスト&ヒップ、艶やかで適度に肉厚な唇、濡れて淫猥さを増す舌、薄めの陰毛標準搭載の秘所と、クドさを排して肢体の美しさを阻害しない一方で、十分な淫猥さも感じさせる各種体パーツ描写もエロ描写における明確な強みになっています。
 程好い作画密度でさっぱりと健康的な印象もある絵柄でありつつ、演出によって陶酔感の強さや淫猥さの濃度を押し上げる作画スタイルと言え、絵柄としての親しみ易さで間口を広げつつエロ描写としての濃厚さを備えています。表紙絵と完全互換で安定しているのも明確に加点材料です。

【たっぷり前戯パートと騎乗位セックスで搾り取られる長尺エロシーン】
 ページ数の多さもあって濡れ場のボリューム感はかなり強く、寝取られの(または寝取り的な)進行を示すために複数のエロシーンを投入するケースも多いですが、その場合でもシームレスな構成であって、複数ラウンド制の長尺エロシーンとして完成しています。
YouWillBeFuckedByMe3 ストーリー展開がヒロイン主導ですが、エロシチュとしても明確にヒロイン主導・女性上位であって、抵抗感や罪悪感を覚えながらもち○こをたっぷり気持ち良くされ、ヒロインへの挿入を願うようになっていく前戯パートでのプレイ内容やヒロインの言動などはそのカラーが明確(←参照 婚約者の居る保健室の外でパイズリ責め 短編「蠱惑」より)。
ヒロインによる男性の寝取りというシチュエーションにおいて、寝取られ側の女性を意識してしまうすぐ傍でのスリリングなプレイ、寝取られ側の女性の衣装を着用してのコスプレセックスなど、男性側の罪悪感や背徳感を意識したプレイを用意しているのも特色です。
 艶っぽい舌と唇の感触に溺れる濃厚キス、肉棒を丁寧に包み込むフェラやパイズリ、豊満ヒップに組み敷かれての顔面騎乗フェラ、言葉攻め&挑発されながらの密着手コキ等々、多彩なプレイを用意する前戯パートでは、ヒロインが圧倒的なエロパワーで童貞主人公を圧倒し、我慢しようとするもののあまりの気持ち良さに射精に導かれてしまうという様相を形成。
YouWillBeFuckedByMe4前戯パートでも多数の抜き所を投入しつつ、たっぷりと本番の“おあずけ”を喰らった状態の主人公は、快楽に屈して自ら挿入したり、ヒロイン側の誘導に抵抗できなかったりで抽挿パートに引き込まれていき、エロティックな表情で蕩けながら自ら腰をふってくるヒロインの秘所の気持ち良さに圧倒されて騎乗位中出しへと流されていきます(←参照 美人ヒロインのドスケベフェイス 短編「再開」より)。
 続くエロシーン終盤では男性側が激しく腰を振ってヒロインをメロメロに蕩けさせるという展開をしばしば投入しており、そこまで男性側が受動的である分、攻め手としてのパワフルさを感じさせますが、男性側が積極的になることはヒロインによる寝取りの完成を明確に示すものであって、一般的な寝取られ作品の終盤で快楽堕ちしたヒロインが自ら腰を振って快楽を貪る決定的な展開の相同と言えますし、抽挿パートでも複数の射精シーンを投入することにもつなげています。

 背徳感や罪悪感を明確に持ちながら、それを上回るセックスの快楽と蠱惑的な魅力がヒロインから注ぎ込まれ続ける展開が非常に強力であり、美巨乳ボディとエロフェイスに何発も搾り取られていくエロシーンも非常にハイカロリーという1冊。
個人的には、美人女教師さんにたっぷり前戯プレイで抜かれ続けると共に、終に挿入可能になって熱烈セックスを開始というエロ展開と、取り残された彼女さんの姿が哀れだけれどもそれでも・・・!というアンビバレンツさが魅力の短編「卒業」に愚息が大変お世話になりました。お勧め!