HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount 山口貴由先生の『衛府の七忍』第9巻(秋田書店)を読みました。剣聖・上泉信綱の人質になった幼子を助ける有名なエピソード、時淀みの能力と絡めてそう表現するのか~と感心しましたね。武田の人間城(そういう意味じゃないだろ的なアレ)の再登場には爆笑しましたが。
真田十勇士の力と想いを受け継いだ存在である雷鬼の武士(もののふ)としての名乗り、痺れましたね。

 さて本日は、まれお先生の『裏アカ乙女発情期』(文苑堂)のへたレビューです。これが2冊目となる作家さんですね。
キュートでドスケベな美少女ヒロイン達との男女双方の欲望で駆け抜けるドスケベライフ&アタックの強さとエロ可愛さを両立させた濡れ場が楽しめる1冊となっています。

HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount1 収録作は、エロ自撮りを配信しているアカウントが地味な委員長・和香の裏アカであることに気付いた主人公は、それをネタにして彼女を襲おうとしたものの、想像以上にビッチであった彼女にむしろ圧倒され、それを皮切りに様々な女性に襲われたり襲ったりする日々を過ごすことになるのだが・・・な長編「地味子の裏垢を発見したらビッチだった!?」第1話~第6.5話(以下続刊;←参照 ヒロインをレ○プするつもりが逆にレ○プされることに 同長編第1話より)、および読み切り形式の短編3作。
 1話・作当りのページ数は14~24P(平均19P)と控えめな部類。長編作として一定のストーリー性は持ちつつ、短編も含めてエロシーンの供給量を増やすことを明確に意図した抜きツールとしての作りで一貫しています。

【快楽で支配したりされたりなインモラルな関係性を軽い筆致で】
 委員長の秘密を握って襲うつもりが逆に性的に貪欲すぎる彼女の肉ディルドにされてしまい、それをキッカケにその他のヒロインとも次々と関係を持って行く長編は、棚ボタエロコメ的な様相でありつつ、登場人物達の欲望が強く発揮されることでのダーク&インモラルさも備えています。
 ヒロインを脅迫してセックスをしようとしたり、自分に好意を寄せている後輩・葵ちゃんをその気持ちに気付くことなく身勝手に凌辱したりと、主人公の少年側の行動に問題が多い一方、彼もまた和香を始めとするビッチガールズに翻弄される立場であって、主人公が加害者でも被害者でもあるという立ち位置になっています。
HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount2この展開において、メインヒロイン・和香ちゃんの言動はなかなか強烈であり、別の裏垢女子を引き込んで主人公を搾り取ったり、主人公の弱味を握って女教師さんへの凌辱を強制させて口封じをしたりと(←参照 和香ちゃんの方が完全にご主人様 長編第6話より)、闊達に悪辣なことをして状況を支配してきます。
 その分、主人公側の悪い点が目立ちにくく、エロコメ的な雰囲気を保つことにもつながっているとも言えますが、いずれにしても欲望を一方的に相手にぶつけるという構図は共通していることもあって、ラブエロ系としての甘味を求めるのは避けるべきでしょう。
 状況を支配している和香の欲望の行方、主人公への健気な好意が不憫な葵ちゃんの動向、そして第6話で登場したニューヒロインなど、それぞれのポジションがどうなっていくのかを期待させて今単行本では以下続刊としており、話全体の雰囲気や評価は今後の展開に大きく左右されると思われます。
 短編3作についても、主導権が男女いずれにあるかは分かれつつ、ドスケベヒロインがその本性を発揮していくラブコメ・エロコメ系であり、最終的に不倫エロとして復帰限界点を越えてしまうインモラル系のラストを迎える短編「おとうとあそび」といった趣向もありつつ、こちらはよりマイルドでコンパクトな作劇と言えるでしょう。

【多彩なキャラデザインの柔らかエロボディなヒロイン達】
 旦那さんラブだけど欲求不満気味な短編「おとうとあそび」の兄嫁さん、長編で和香に唆された主人公にレ○プされる美人保険医さんや主人公を性的に翻弄するビッチな幼馴染お姉さんなどアダルト美人組も登場しつつ、人数的に過半数を占めるのは女子校生ヒロイン達。なお、短編「快奇・玄関密着24時」は幽霊ヒロインですが、見た目としては後者な女の子です。
 長編作では、メインヒロイン・和香との関係性を軸としつつ、毎話新しいヒロインが投入されてセックスしていく展開となっており、個々のキャラクターの掘り下げには物足りなさもありつつ、様々なヒロインと次々とセックスしていく展開のストレートな豪華さが魅力となっています。
HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount3真面目で大人しそうながら実はとんでもないビッチで悪いことも平気でするメインヒロイン・和香、同じくエロ裏垢持ちでありおっとり優しい印象ながら実はビッチな先輩(←参照 ビッチ先輩の誘惑だ!! 長編第2話より)、真面目でツンツンしているが実は主人公のことが・・・な健気な先輩ちゃんに主人公をからかって翻弄してくる(これまたエロ配信者)な幼馴染お姉さん、クールな不良系の見た目だが実はドM性癖なエロ垢持ちガールなど多彩なヒロインが登場しています。
特大パッドで胸を盛っていることを知った主人公を口封じとしてセックスに引き込む短編「ニセパイ」のヒロインなども含め、セックスに積極的なビッチキャラが多いですが、前述した通り、長編では主人公の毒牙に掛かって開発されちゃうタイプの清楚系ヒロインも存在。
 長編の葵ちゃんや上述の短編「ニセパイ」のヒロインなど、貧~並乳クラスの女の子も居て、バスト&ヒップの量感にはバリエーションもありますが、むにゅんと柔らかい質感の強い巨乳&安産型ヒップをお持ちのエロボディが人数的に主力。
キュート系ガールからアダルト美人までキャラデザの描き分けを適切に施しつつ、程好く萌えっぽさがあり、少女漫画チックにふんわりと軽い印象もある絵柄は女性の可愛らしさを良く引き出しており、単行本を通して表紙絵と互換性高く安定しています。

【ちんこでヒロインを圧倒しエロ可愛いハードな痴態へ】
 ページ数の関係上、たっぷり長尺の濡れ場を期待するのは避けるべきではありますが、登場人物の欲望任せにサクサクとエロシーンに雪崩れ込んでいく分、抜きツールとして十分なボリューム感があり、2回戦程度の複数ラウンド制を標準仕様としています。
 ヒロイン主導型のエロシーンへの入り方もあれば、凌辱系を中心として男性側の攻勢が最初から明確なケースもありますが、前者についてもヒロインをち○こで圧倒する内に主人公が嵩にかかっていく展開が多く、勝気なビッチヒロインや大人しい女の子など、様々なタイプをち○こで制圧して好き勝手な台詞を投げかける攻撃性を形成しています。
所謂“壁尻”状態になった幽霊ガールの秘所を弄んだり、後輩ちゃんが抵抗しないのをいいことに隠れながらのイラマチオをしたりと男性側の攻勢が明確なプレイで構成することもありますが、フェラやパイズリ、シックスナインなどドスケベヒロインがち○こを気持ち良くして射精に導く流れが前戯パートの主たる流れ。
 ここから挿入してしばらくはヒロイン側に一定の余韻や優位性があるケースが多いですが、ガツガツとパワフルな腰振りを繰り出す主人公に対して“ちん負け”し、メロメロに蕩けてしまって好き放題にされちゃうというギャップを形成しており、これが主人公の黒い征服欲に更に火を着けて加速していきます。
HotSeasonOfGirlsWithSecretAccount4演出の密度・手数としてはやや抑え目という感もありますが、瞳を潤ませ頬を紅潮させる蕩け顔にハートマーク付きの切れ切れの嬌声、柔肌をじっとりと濡らす液汁描写など、ヒロインの可愛らしさを保ちつつ、それがぐしゃぐしゃに乱れる煽情性も十分に打ち出して、フィニッシュシーンへ突入していくスタイルとなっています(←参照 長編第4話より)。
 斜めにコマを割るなど、画面構成には凝った印象もありますが、局所のアップ描写を主とする小ゴマが画面構成やコマの連続性として上手くハマっていることもあれば、乱雑な置き方になっていることもあり、良くも悪くも意外に密度を感じないページが続く印象があります。

 多彩なヒロインを次々とち○こでメロメロに~という欲望に素直な展開でありつつ、主人公の立ち位置の複雑さもあって単調さを排した長編作となっています。
今後の展開でそれぞれのヒロインとの関係性がどうなるかに着目したいところ。