GalMamEveryday TVアニメ版『波よ聞いてくれ』第12話「あなたに届けたい」を観ました。エピソードの入れ方からして無いのかもと思っていた、“公共放送の意義”に関するエピソードをこう入れ込んできたのかと感心しましたし、ラジオの古き良き双方向性を感じられる展開で、色々なことを思い出しながら感じ入った最終回でした。坂本九の「見上げてごらん 夜の星を」は、震災を踏まえて、ベスト過ぎるチョイスでしたね・・・。

 さて本日は、黒斗先生の初単行本『ギャルママえぶりでぃ』(ジーオーティー)の遅延へたレビューです。3週間程遅れてのレビューとなり、申し訳ありません。
ギャルママを含めて多彩なヒロインとのハーレムラブストーリー&柔らかボディがたっぷり蕩けるエロシーンが楽しめる1冊となっています。

GalMamEveryday1 収録作は、進学のために上京し、兄夫婦の家に居候することとなった主人公であるが、優秀な兄の奥さんはギャル系美人(一児の母)であり、彼女と流れで関係を持ったことを皮切りに様々な女性とエッチすることになるのだが、彼とギャルママさんの関係は如何に・・・?な長編「ギャルママとパコパコSEX」第1~9話(←参照 旦那さんが記念日に帰って来ずその寂しさと酔いから・・・ 同長編第1話より)+描き下ろし番外編(6P)。
 描き下ろし番外編を除き、1話当りのページ数はいずれも24Pと標準~中の上クラスのボリュームで固定。長編として一定のストーリー性を有しつつ、軽めの読み口で程好いボリューム感のエロシーンを楽しめる仕様で一貫しています。

【不倫エロでありつつ誠実でポジティブなストーリー】
 ストーリーの軸としては兄の妻であるギャルママヒロイン・鈴音さんとのイケない恋模様ではありつつ、複数のヒロインが登場して主人公とのラブ&エロを繰り広げていくためにハーレム作品としての様相も呈しています。
GalMamEveryday2鈴音さんとエッチしてまったのを皮切りに、彼女の友人であるバツイチギャルママやお隣の未亡人さん、そして鈴音の妹である紫音と次々とエッチすることになる棚ボタ的な展開や、鈴音&紫音姉妹に関しては思わぬ形での3Pセックスがあるなど、ハーレム的なウハウハ感は魅力の一つと言えるでしょう(←参照 妹の初セックスをアシストする鈴音さん 長編第7話より)。
 流されるままにヒロイン達とエッチをすることになっていく主人公ですが、基本的に誠実な人物であって、兄嫁に手を出したことや別の女性とも関係を持つことに対して罪悪感を覚えつつ、鈴音さんへの想いが一貫しているので話が変に浮つかないのは好ましい点。
 兄の海外転勤に伴って鈴音さんと離れ離れになってしまうことが判明した後、彼女に恋をした主人公がどうするのか、二人の関係がどうなってしまうのかという終盤の展開はご自身で確かめて頂くとして、明確にイケない関係の不倫エロではありつつ、寝取り/寝取られ的な作品ではありません。
 愛情表現としてのセックスを主人公と営みつつ、主人公の兄である旦那や子供と円満な家庭を築いており、多忙により家庭を顧みられないことはありつつも優秀で弟である主人公にも誠実に対応する旦那さんにも大きな瑕疵はなく、それぞれの想いを打ち明けて受け止め合いつつも、既存の関係をスポイルするような展開を用意しないまとめ方は、安心感や納得感があると評し得ます。
 話として綺麗なまとめ方で第1部を終了させつつ、兄の用意してくれた転居先で新たなヒロインと出会って~!?という2部以降へと話をつなげる第9話のラストで今単行本は終了して以下続刊となっています。

【ギャルママコンビと黒髪美人コンビのヒロイン陣】
 計4名のヒロインが登場しており、鈴音さんも含めて20代前半クラスが半数、残りは30歳前後の未亡人さんと女子校生クラスと思しき涼音さんの妹となっています。
 派手な外見で性的に奔放なところはありつつ、旦那さんと娘を愛する良き妻・母であるギャルママな鈴音さん、その友人でやはり明るく奔放だが離婚経験者として寂しさも抱えているギャルママ仲間の千夏さん、穏やかで母性的な隣人の未亡人さん、内気な性格だがかなりのムッツリで妄想癖がある鈴音さんの妹・紫音さんとそれぞれタイプの異なるキャラクター性であって、キャラデザとしてもギャル系のヒロインが二人、清楚さや大人しさを感じさせるタイプのヒロインが二人と分かれています。
 なお、上述した様に、ヒロイン達に翻弄されつつも鈴音さんへの好意を保ち続け、勇気を振り絞って自分から告白をするなど、一貫して誠実さや倫理観を保つ主人公に加え、記念日に仕事で帰宅できないことや物事の運び方が少々強引であることはありつつ、優秀で妻への愛情も明確な主人公の兄と、不倫エロとしての構図でありつつ、男女問わず不愉快な言動のキャラクターや善人が不利益を被るような展開が無いことは読み口の良さを保障しています。
GalMamEveryday3 鈴音さんの親友でバツイチ子持ちなギャルママ・千夏さんは低身長で貧乳ボディですが、その他のヒロインについては適度な豊満さのある巨乳&安産型ヒップであって、肢体全体に健康的な肉感があるボディデザインで統一(←参照 紫音ちゃんオナニー中 長編第6話より)。なお、これまたツルツル仕様な千夏さんを例外として、陰毛標準搭載の股間となっています。
 作画密度が低いわけではないものの、やや淡白な印象のある絵柄であり、顔の造作なども含めて多少のオールドスクール感はあります。とは言え、アダルト美人を含めて健康的な色気感や漫画チックな親しみ易さがあるスタイルでもあって、初単行本ながら表紙絵と完全互換で絵柄が安定しているのは安心材料と言えるでしょう。

【多彩なプレイ&シチュでの程好いアタックの痴態描写】
 ヒロインとの関係の進展を描く導入パートに一定の尺を設けたり、エロシーンの分割構成をしたりといったケースもあり、濡れ場はたっぷり長尺という程ではありませんが、抜きツールとして標準的な満足感はあるボリューム。
 エッチなギャルママさんにリードされながらの童貞喪失、娘さんから隠れながらのドキドキシチュエーション、勝気だが実はM性癖なバツイチ・ギャルママさんを攻めるセックスに年増美人の母性に包まれながらのエッチ、紫音ちゃんのエロ妄想に姉妹丼、そして最終話における恋愛セックスとヒロインやエピソードによってエロシチュの味付けを変えつつ、不倫エロでありつつ和姦エロという趣向は共通しています。
なお、このタイプの作品としては珍しく、メインヒロインである鈴音さんと旦那さんのセックスが十分な尺で描かれた上で、このセックスに鈴音さんが強い満足感を得ている状況として描写されており(第5話)、彼女の人妻としての立場が守られるというストーリーと明確に合致したものではありますが、主人公以外が竿役となるのが苦手な方は要留意。
 お風呂での密着洗体手コキ、授乳手コキ&パイズリ、積極フェラからの主人公暴走イラマチオ、人妻テクのフェラやシックスナイン等々、ヒロインやエピソードによって前戯パートのプレイは多彩で、適度な尺にぶっかけやヒロインの潮吹きなど抜き所も用意。
GalMamEveryday4前戯パートではヒロインが主導権を有しつつ、抽挿パートの進展と共に主人公側がパワフルなピストンを繰り出してヒロインを蕩けさせちゃう組み立てがメインであり、体パーツ描写や演出としての粗さを感じることはしばしばありつつ、熱っぽい表情&台詞でのヒロインの蕩け具合の描写や、断面図・ストレートな結合部見せつけ構図の使用など、スタンダードな演出・構図を適度なアタックで安定供給しています(←参照 長編第9話より)。
 サブヒロインについては中出しフィニッシュを用いるものの、旦那が居るメインヒロイン・鈴音さんについては本人の意向と主人公側の配慮もあって膣内射精は一貫して避けており、ぶっかけやゴム付きセックス、初物アナルセックスでのアナル中出しなどをフィニッシュとして用意。一方で、旦那さんには中出しを許しているので、二人の立場の違いが明瞭ですし、イケない不倫エロではありつつ妊娠のリスクを避けることで快楽に没頭できる要素でもあるのですが、読者によって好みは分かれるでしょう。

 ドタバタハーレム的な楽しさもありつつ、不倫エロながらも登場人物達の誠実さが一貫したストーリー構築は読み口が良く、抜きツールとしても適度な満腹感のあるものとなっています。
第1部最終話に登場した新ヒロインはまた全然タイプが異なる女性のようで、今後どう展開するのかは興味があります。