
ヒマリちゃんとの関係も何やら不思議な進展を魅せており、強気ヤンキー系娘のデレ、これはいいものです。
さて本日は、朝峰テル先生の『きじょういえっち』(文苑堂)の遅延へたレビューです。これが3冊目の単行本となる作家さんですが、当ブログでは初めてレビューの俎上に載せされて頂きます。
それはともかく、スレンダー巨乳ボディの美少女&美女にまたがられて優しくたっぷり搾り取られるエッチが詰まった作品集となっています。

フルカラー掌編「今夜は寝かさない♥」(4P)を除き、1話・作当りのページ数は16~24P(平均21P強)と標準的な水準で推移。軽く温和な読み口に整えられた作劇と程好い満腹感のあるエロシーンを組み合わせた構築で安定しています。
【快感に目覚めるヒロイン達主導のラブコメ系】
作風としては穏やかな雰囲気のラブコメ系であり、単行本タイトルから推察される通りにヒロイン主導型の展開が揃っています。
連作や短編「ゆるふわ系大家さん」などのように導入からヒロインが一貫して主導するケースもあれば、短編「今日は○○○解禁日♥」「好きなあのコと土下座ックス!」の様に男性側のお願いをヒロイン側が受け入れるというケースもありますが、後者の場合もセックスの主導権は次第にヒロインに握られることになります。

このヒロイン主導型の展開においては、普段は大人しかったり清楚であったりなヒロインが、自分が男性に対して快楽を与えていること自体に興奮したり(短編「優しいカノジョ?」)、酔い潰れている先輩へのエッチな悪戯がエスカレートしていったりと(短編「カレにはナイショ♥」)、ヒロイン自身が快楽を追求し、また変貌していく様子に焦点を当てた作劇とも評し得ます。
自身の主導権や貪欲さを認識したヒロインが男性に対して更にエッチなことを要求するまとめ方がメインですが、男性に対する支配性というよりかは自分の欲求・性癖を素直に表現できる相手への信頼が感じられるラストでもあって、このハッピーエンドを含めて、ヒロインに圧倒される倒錯性もありつつラブエロ系としての魅力も保つシナリオワークと総括出来るでしょう。
【スレンダー巨乳ボディな華やか美少女&清楚系美女】
半数ほどを女子校生ヒロインが占め、もう半数は女子大生さんや20代半ば程度と思しき綺麗なお姉さん達が占めています。
とにかく甘やかしてくれて独占欲も強い義姉さん、幼馴染の主人公をイジってきてエッチでも翻弄してくる看護師お姉さん、年下主人公を(勘違いで暴走しつつ)癒してあげる喜びに目覚める年上大家さんとお姉ちゃん(広義)キャラではエッチへの積極性が強いのに対し、カップルの彼女さんを中心に導入パートでは大人しかったり奥手だったりなヒロインが、主導権を握るエッチに“目覚めちゃう”タイプも多く用意されています。

小粒乳首&程好いサイズのぷっくり乳輪を備えた美乳、1名を除いてツルツル鏡面仕様の股間にあっさり指向の粘膜描写と、各体パーツは淫猥さの強い主張は敢えて抑えて、綺麗でエッチな女体に仕上げている印象。
コスプレ七変化で主人公をおもてなししてくれる連作の義姉ちゃんを含め、着衣エッチがメインであり、看護師さんのナース服姿や彼女さんの縦セタ&黒ストな清楚系衣装、JKヒロイン達の制服姿などを多彩に用意。
程好い密度を感じさせるキャッチーな二次元絵柄であり、適度な色気感に華やかさ、親しみ易さがバランスよく組み合わさることで、幅広い層に訴求できるタイプ。表紙絵は彩色で華やかさの面が特に前に出ている感はあって、モノクロ絵の方がいい意味で落ち着いた印象もあるのですが、基本的な方向性は表紙絵と同様であって、単行本を通して安定しています。
【エッチに夢中になって騎乗位で連続搾り取りなヒロイン達】
各エピソードのページ数がそれ程多いわけではないものの、サクサクとエロシーンに突入することもあって濡れ場の尺は十分であって、抜き所の多い複数ラウンド制が標準仕様。
酔い潰れている彼氏君のち○こを彼女さんが勝手に使ってしまう短編「カレにはナイショ♥」を例外としつつ、それ以外は恋愛セックスを含めて和姦エロであって、女性上位ではあっても所謂“逆レ○プ”的なエロシチュエーションはありません。
前述した様に一貫してヒロインにお任せして気持ち良くして貰う展開もあれば、序盤では男性側に主導権があったり、男性が途中でエロ的攻勢に転じたりという展開もあるのですが、後者においてもエッチなことへの貪欲さや男性を圧倒することの快感などによってヒロイン側が終盤において明確に主導権を取り戻しており、男性視点からすれば強烈な快感を与えられて搾られるという構図は共通。
柔らか巨乳に竿を全部挟み込まれるパイズリや根元から先まで丁寧に舐めるフェラ、授乳手コキプレイ、熱烈密着キッスなどを投入する前戯パートには、十分な尺と射精シーンを投入する作品もありますが、どちらかと言えば抽挿パートを長く取って上述のセックスの主導権の入れ替わりを描く構成がメインと言えるでしょう。

射精してもヒロインが更なる快感を求めてノンストップで行為を続けていくという展開であるため、中出し連発の抽挿パートとなっており、溢れ出る精液や断面図といった描写で中出しを視覚的に強調しつつ、オーラスはハートマーク乱舞の嬌声と蕩けきった喜悦のアクメフェイスを示すヒロインの痴態でハイカ口リーに仕上げています。
エッチなスレンダー巨乳美少女にお任せで気持ち良く搾られたいけど、あんまりハードなのは嫌だな、でも快感で圧倒されたいなという欲張りさんな諸氏にお勧めできる1冊。
個人的には、黒髪ロング巨乳お義姉ちゃんに多彩なコスプレ&シチュで搾られまくりな連作「お姉ちゃん三昧っ!」が最愛でございます。