PoorAtSayingNo あさりよしとお先生の『生殖の碑』(白泉社)を読みました。“私と生殖してください”と言い出す不思議な少女と図書館で出会い~というお話なのですが、単なる“生殖”に関する知識でしかない性教育の在り方についても考えさせられますし、作品タイトルの“碑(いしぶみ)”が何を指すかについては、“なるほど、それか~!”と唸らされたSFとしての楽しさもある作品でした。

 さて本日は、もじゃりん先生の『断れない系』(ワニマガジン社)のへたレビューです。先生の前単行本『にゃんにゃんシちゃうゾ!』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
多彩な美少女&美女ヒロイン達との明るく楽しいラブエロ模様&彼女達の蕩ける痴態をエロ可愛くお届けな作品集となっています。

PoorAtSayingNo1 収録作は、穏やかな性格&清楚系美人フェイス&爆乳豊満ボディなヒロイン・撫子さんは男性が苦手ながらとにかく押しに弱く、彼女がエッチなことに巻き込まれる日々を描く中編「撫子さんはNO!って言えない」シリーズ全3話(←参照 ナンパされて即エッチされちゃう撫子さん 同シリーズ第1話「痴漢編」より)、アルバイト先の先輩であるキュートでちっこい女の子が実は二児の母(38歳)であり、彼女の娘コンビに襲われちゃう短編「福田さんち」+カバー下の描き下ろし後日談(2P)、および読み切り形式の短編6作+フルカラーピンナップ(2P)。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は12~24P(平均19P弱)と幅はありつつ平均値としてはやや控えめな部類。軽い読み口の作劇でまとめつつ、質・量の両面で適度な満腹感のあるエロシーンを用意した構築となっています。

【流されHから甘いラブエロ模様まで様々なシチュエーション】
 豊満ドスケベボディと押しに弱い性格のために痴漢にあったり、合コンで無理やりされちゃったり、エロマッサージに引っ掛かったりとヒロインが可哀想な状態に毎度なってしまう中編シリーズはエロコメ的な作品で、同じくクールながら意外に押しに弱いヒロインを描く短編「1回だけ」と併せて単行本タイトルから受ける印象とマッチ。
 とは言え、男性側に主導権があるこれらの作品に対し、作劇面でのメインとなるのはこれまで通りにヒロイン側に主導権のあるラブコメ・エロコメ系であって、ラブ&エッチに積極的な彼女達とのドキドキなシチュエーションを色々と用意しています。
PoorAtSayingNo2エッチに貪欲なヒロインに襲われちゃう棚ボタ的エロ模様な作品もあれば(←参照 エッチなギャル姉妹が夜這いをかけてきたぞ! 短編「福田さんち」より)、ヒロインがピュアな恋愛感情で一生懸命ラブ&エロアタックを仕掛けてくるという甘い幸福感のある恋愛ストーリーもあります(短編「クマとプリン」「男友達(仮)」等)。
 ヒロイン流され系ではありつつ、押しきってくる男性側がヒロインに対する一途でストレートな恋愛感情を持っている故に微笑ましいハッピーエンドにまとまる短編「1回だけ」を含め、恋愛成就のハッピーエンドやほのぼのとしたコミカルエンドへと自然に落着していて、軽快でポジティブな印象が保たれた作劇となっています。
 その意味でも、ヒロインが毎度不憫な目にあってしまう上に男性キャラが固定されていない中編シリーズは収録作の中でも例外的な位置づけではあるのですが、事態が深刻になることは明確に回避されており、困りつつも感じちゃうヒロインのアンビバレンツな反応を、それ程心理的な負荷を感じずに、楽しむことが出来る作品と言えるでしょう。

【多彩な設定&キャラデザインの柔らかボディヒロインズ】
 JC級でもおかしくないちっこい彼女ちゃん、女子校生ガールズ、女子大生ヒロインに子持ちママさん達などなど、ヒロイン陣の年齢層は幅広く用意。
 年齢設定に加え、普段はツンツンしているが好意を持った相手からのお願いに弱い会社員さん、とにかく押しに弱い天然系女子大生さん、ドスケベギャル姉妹に明るく元気で中身はピュアな乙女な金髪彼女ちゃん、欲求不満ドスケベ人妻軍団に普段はからかっていた主人公のことが実は好きな“オタサーの姫”な女の子、とっても仲良しで彼氏も“シェア”しちゃうイ○スタ大好き女子コンビなどなど、性格等の設定も多彩です。
キュートな女の子から清楚系美人、エッチな美人ヒロインに華やかさのあるギャル系ヒロインとキャラデザインの描き分けも様々に為されており、その上で女性としての可愛らしさは共通して織り込まれていると感じます。
PoorAtSayingNo3 もっちり弾力感の柔らか巨乳・爆乳を中心にお肉の存在感のあるグラマラスボディな主力としつつ、すらりとしたスレンダー並乳ボディや小さいボディにぺたんこ~微乳を組み合わせた華奢で可憐なボディデザインも投入されており(←参照 ちっこい体の彼女ちゃん 短編「クマとプリン」より)、この点もヒロインの印象の多彩さにつながっています。
2名程を除いて標準搭載な陰毛の適度な茂り方、ちっぱいでの小粒乳首に巨乳での大粒乳首の存在感、秘所や舌などの濡れた質感など、体パーツ描写も柔らかお肉の描写と合わさって女体のエロさを大きく高めていますが、それでいてクドさが無いのも○。
 アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさをベースとして、絵としての細やかさと華やかさを併せ持つ絵柄は単行本を通して安定。柔らかボディのストレートなエロさとヒロインの可愛らしさが両立されることが強い魅力の絵柄と言えるでしょう。

【上品で細やかながら濃厚感もある演出での痴態描写】

 ページ数がそこまで多くないことに加え、導入を丁寧に形成したり、エロシーンの分割構成があったりするため、ボリューム感の強いエロシーンを期待するのは避けるべきではありますが、とは言え抜きツールとして十分な尺は有しています。
 中編シリーズではヒロインが悪い男達に痴漢されたり、無理やりHされちゃったり、エロマッサージをされちゃったりで前述した様に流されるままに感じちゃうヒロインの姿を描いていますし、短編「福田さんち」などヒロイン側に襲われちゃうシチュエーションもありますが、甘い雰囲気のラブラブHやお互いにセックスをエンジョイなハーレムH的なシチュエーションも主軸となっています。
 前戯パートには適度な尺を設けており、ちっぱいやパイパン股間を指や舌で丁寧に愛撫したり、柔らかおっぱいをもみもみしたり、ドスケベオイルマッサージで全身を愛撫されちゃったり、豊満バストに包み込まれるパイズリであったり(ダブルもあるでよ!)、清楚美人が淫猥に根元まで加えるディープスロートやボーイッシュガールが丁寧に舌を使うフェラであったりと、ヒロインの設定に合わせて多彩なプレイを投入。
 ヒロインのアクメ描写や射精シーンなどの抜き所を前戯パートに設けるかについては作品によって異なるものの、すっかり発情したヒロインに対して挿入し、すっかりセックスの快楽に夢中になった男性達がパワフルに腰を使っていく抽挿パートへと移行。
PoorAtSayingNo4 柔肌をしっとりと濡らす汗の描写、瞳が潤み、口の輪郭がふにゃふにゃになったりと顔全体が蕩ける表情付け、大小を使い分けつつ描き込み擬音にハートマークの踊るエロ台詞&嬌声、乱れる髪の毛等々、エロ演出は細やかに描き込んで適度な密度を出し(←参照 ほんのりアヘ顔チック 短編「ちんちん先生のしゃぶられ日記」より)、ヒロインのエロ可愛い痴態に相応の濃厚感を付与しています。
 エロシーン全体の尺の都合上、抽挿パートに長尺感を求めるのが難しいこともありますが、上品さもありつつ濃厚な演出、ピストンしながらのおっぱい弄りやクリ弄り、ラブラブ接吻などによる描写の手数もあって質的な満腹感で補っており、蕩けきっただらしない表情&ボイスを示しながら白濁液を受け止める大ゴマフィニッシュで〆ています。

 エロさと可愛さを併せ持つ多彩なヒロインの柔らかボディと蕩け痴態を満喫できる作品集であり、軽めながら幸福感のあるシナリオワークがメインなのも幅広い層にお勧めできる要因。
個人的には、エッチな小悪魔ギャル姉妹に襲われちゃって3Pセックスな短編「福田さんち」と、多彩なママさん達とのエッチが楽しめる短編「ちんちん先生のしゃぶられ日記」に愚息がお世話になりました。