PomegranateSyndrome 石黒正数先生の『天国大魔境』第4巻(講談社)を読みました。不滅教団の“生かされ続けている人間”の正体が明らかになり、解放されたことは良かった一方で、色々と皮肉な結果になってしまたなぁと感じます。
トキオの体の異変について衝撃の事実が明らかになりましたが、学園が性の概念を排除していた理由に興味があります。

 さて本日は、黒川おとぎ先生の『ザクロ症候群』(コアマガジン)のへたレビューです。先生の前単行本『パイズリ』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
発情しちゃう爆乳美少女さん達とのセックス三昧なエロコメディ&おっぱい大充実なエロシーンが楽しめる1冊となっています。

PomegranateSyndrome1 収録作は、種々の素晴らしい才能を引き出す一方で突発的な性欲の暴走やそれの他者への伝播を引き起こしてしまう“ザクロ症候群”のヒロイン達と、その症状に対して抵抗力を持つ体質であり、彼女達の発作をセックスによって治める主人公とのトラブルもおっぱいもいっぱいな日々を描く長編「ザクロ症候群」シリーズ全7話(←参照 発作が起きると見境なくドスケベになってしまうのだ! 同長編第4話「飯沼美羽の場合」より)。
1話当りのページ数は24~32P(平均27P強)と標準を上回るボリュームで推移。長編作として話の読み応えはほとんどありませんが、その分エロシーンの満腹感は強く、実用的読書に集中できる構築となっています。

【分かり易くエロ向けの設定でセックスしまくりなウハウハ感】
 突発的に性欲が暴走すると共に他者を巻き込んでしまう奇病の症例者であるヒロイン達と、この発作をセックスを通じて解消できる貴重な存在である主人公という、非常に分かり易くエロへの導入をイージーにする設定を備えており、このエロ漫画的ご都合主義感はエロコメとしての楽しさや軽い読み口に貢献しています。
ヒロイン達は主人公に対して好意や信頼感を有しており、主人公側も彼女達とのセックスを役得として素直に喜んでいますが、発作に対処しなければならないという主人公側の使命感や冷静な判断の維持という点もあって、ラブエロ系としての甘味はそれ程ではなく、男女双方のストレートな性欲の充足にあるポジティブ感やハーレム的な状況のウハウハ感が作劇面での軸と言えるでしょう。
 ヒロインが発作を起こしてトラブルを引き起こしてしまうも主人公がそれを解決して~という構図を5人のヒロインが出揃うまで基本的に繰り返しますが、ヒロインのタイプや発作と関連する才能、他者への性欲暴走の伝播力が異なることで、各話におけるドタバタ模様にバリエーションを生み出しています。
PomegranateSyndrome2 終盤では他者への伝播力が特に強い三人が同時に発症するという大変な事態が発生し(←参照 聴覚・視覚・嗅覚でのトリプル伝搬が発生 第6話「終・前編」より)、一人をセックスで治めても別のヒロインからの伝搬でまた発症を繰り返すという無限ループ状態に対して、主人公が奮闘することになり、終盤の話としての盛り上がりとハーレム系としてのお約束である終盤の複数人エッチとを用意しています。
 この終盤の大騒動の解決法も含めて、シンプルにパワフルHで解決していく流れであるため、ストーリーそのものとしての仕掛けや面白みが目立つわけではないものの、その辺りの分かり易さも含めて、エロコメ的な読み口の軽さと言えるでしょう。
話のラストも、色々大変なこともあったけど、これからもWin-Winでよろしくやっていこうね!的な互いの信頼関係を示す平和なまとめ方となっていて、さっぱりとした読後感を残すタイプとなっています。

【スレンダー爆乳ボディの多彩なJKヒロインズ】
 計5人のヒロインは主人公に対して先輩や後輩であったり、同級生であったりするものの、いずれも女子校生キャラで固定。
 美声とスピーチ力で声により他者の性欲を高めてしまう桜、美貌と演技力を持ち視覚を介して他者に症状を伝播させるステラ、伝播力は無いものの類稀な運動能力で次々と男性を襲ってしまうことになる香波、優れた嗅覚と味覚を持ち、発症すると催淫作用のあるフェロモンを振りまく美羽、自身も発症者ながら抑制剤の開発に携わり、伝搬力はないため主人公のサポートも担う和と、上述の通りそれぞれ発症時の伝播方法やそれに対応方法も異なるという設定が、シンプルな構図の話に面白みを付与しています。
また、清楚な黒髪でクール系美人な桜に華やかさのある金髪美人のステラ、明るく元気な日焼け肌陸上ガールの香波、キュートなウザカワ系後輩の美羽に穏やかな性格で頼れる先輩でもある和と、性格面やキャラデザインの多彩さもハーレム的な様相の魅力を高めています。
 ボディデザインとしては、いずれもスレンダーボディに爆乳&巨尻&パイパン仕様の股間を組み合わせたものとなっており、美人フェイスと強い存在感を有するバスト&ヒップの組み合わせは分かり易く強い訴求因と言えるでしょう。
PomegranateSyndrome3程好いサイズ感の乳首&乳輪を備える柔らかおっぱいの描写はこの作家さんの得意とするところであって、最終話を除いて標準搭載されるパイズリを含めてその柔らかい弾力感を満喫できる仕様となっています(←参照 W片乳パイズリ!贅沢!! 長編第2話「舞城ステラの場合」より)。
 アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさを基調としつつ、セクシーな印象の色気感も相応に引き立つ絵柄であり、殊にクール系美人との相性がよいタイプ。表紙絵とほぼ完全互換で絵柄は安定していますが、描線の濃淡や修飾性の密度には多少のばらつきも感じます。

【おっぱいの存在感&演出のアタックのを備えた長尺の濡れ場】
 上述した様にエロシーンへの導入において非常に利便性の高い設定を有していることもあって、サクサクと濡れ場に投入しており、十分な尺の長さで抜き所を多数設ける複数ラウンド制で一貫しています。
 発情して性的に暴走するヒロインをがっつりファックして発作を治めるエロシチュは、ヒロイン側も行為を強く求めることもあって和姦ではありますが、双方が目前の快感にがむしゃらにがっついていくこともあって、大変パワフルな印象を与えています。
美声でドスケベ台詞を連呼する桜、ちょっとMの気質があるステラ、体力があるためかなかなか沈静化せずに主人公を圧倒することもある香波、自身で開発した抑制剤の効果もあってセックス中に母乳が出る和など、ヒロインによってエロの趣向の味付けを変えていますし、終盤では3人の発情ヒロインを相手に怒涛のセックスを繰り広げる4Pセックスを2話に渡ってお届け。
PomegranateSyndrome4 上述した様にほぼ標準搭載のパイズリ(ダブルもあるでよ!)でむにむにとち○こを包み込む様子や、ピストンに合わせてだぽんだぽんと重たげに揺れる様子、強く揉みしだかれて柔らかく変形する様子、ピストンしながらの乳揉み・乳吸い、はたまた母乳噴出など、エロシーンを通じて爆乳のアピールが一貫しているのはおっぱい星人にとっての強い訴求因(←参照 おっぱい鷲掴み密着中出し! 長編第1話「言ノ葉 桜の場合」より)。
 溢れ出す涎や愛液といった液汁表現とパワフルな各種擬音の散りばめ、瞳にハートマークを浮かべたり、焦点が合っていなかったりと強烈な陶酔感を打ち出す表情付け、濁音メインの乱れきった喘ぎ声の連呼など、演出面にもアタックの強さと密度の高さがあって質的な満腹感を押し上げています。
 三人のヒロインに次々と治療ザーメンを発射していく終盤の4Pセックスの勢いも凄いですし、パイズリには必ず射精シーンを付随させ、それが連発することもある上に、がっつり中出し描写も1~2回投入するという多回戦仕様が徹底されており、描写やプレイ内容の手数の多さでグイグイ押し進めるパワフルさも魅力です。

 おっぱい充実の長尺エロシーンをウハウハハーレム仕様と軽い読書感でお届けなおっぱいエロ漫画であって、抜きツールとしての満腹感をスムーズに甘受できる長編になっています。
桜&ステラとのダブルパイズリ&ダブル片乳パイズリ&ダブル中出しが楽しめる第2話の3Pセックスに愚息が大変お世話になりました。