LetsEnjoySexualActivity TVアニメ版『プリンセスコネクト!Re:Dive』第6話「旅立ちの調べ~星空はスパイスの香り~」を観ました。キャルちゃん、リアクションというか表情が非常に豊かで観ていて楽しいですよね。酔ってペコリーヌさんに抱きつくシーンのボイスも笑いました。\ホイ!/
新キャラ・アオイちゃんも可愛いながら相当濃いキャラでしたね・・・。\BB団!/

 さて本日は、鹿成トクサク先生の初単行本『せっくすたのしい♥』(ワニマガジン社)のへたレビューです。初単行本、楽しみにしていましたが、デビューから1年で初単行本というスピード感は凄いですね。
テンション高めのラブコメディと特定のプレイに拘ったエロシーンとで構成するユニークな読み口の作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計5作+各作品の描き下ろし後日談(計10P)。なお、カバー下にもおまけ漫画があるのでお見逃しなく。
収録本数こそ少ないものの、描き下ろし作分を除き、1作当りのページ数は24~40P(平均32P)と標準を優に上回る平均値となっています。コメディとしての展開の面白さで作劇に存在感を持たせており、その上でエロシーンの量的な満足感も十分にある作品構築となっています。

【コメディとしてのテンポの良さとハートウォームな心地良さ】
 最近の商業エロ漫画では珍しくなってきたギャグエロ系の要素を明確に有したラブコメ系の作劇が揃っておりコメディとしてのテンションの高さとエロシーンのプレイ内容が不思議と噛み合っているのがユニークな魅力となっています。
LetsEnjoySexualActivity1 パイズリは意外に気持ち良くないという現実に絶望したくない彼氏君とパイズリをしてあげたくて仕方ない彼女さんが何のかんのでパイズリに邁進する短編「本番なしパイズリあり」、だらしない奥さん、彼女と離婚したい男性、離婚のアシストを恃まれた弁護士の男性が奥さん不倫陥落やら宝くじ当選やら生き別れの兄弟再会やら祖母の残した莫大な財産やら、それら全部が引っくり返るやらの怒涛の展開を見せる短編「離婚調停劇」(←参照 弁護士は実は生き別れの弟・・・? 同短編より)、江戸時代?を舞台に張形が大好きな城主のお姫様と彼女に才能を見出されたからくり師が新たなプレイを追求していくことになる短編「からくり師と姫」など、変わった登場人物達が予想の斜め上を進んでいく楽しさが魅力と言えます。
 その一方、ギャグだけで押し切るのではなく、お互いのパイズリへの愛着が合致したり、予想外の方向から離婚が中止されて元の鞘に収まったり、トンデモなエロ展開を繰り広げつつ力強いラブストーリーになったりと、なんだかんだで“ちょっといい話”的なまとまり方を示すのも特色。
この傾向は、相思相愛だけどセックスにマンネリ気味な夫婦が体の特定の部位だけを使用するエッチでマンネリを打開しようとする短編「セックスにも飽きたね」、子供が欲しいので中出しして欲しいが上手く言い出せない奥さんと実は早漏なので毎度しっかりしたコンドームを着用していた旦那さんが共に真実を打ち明けて目出度く子作りセックスな短編「こたつで。。。」といった、夫婦が相手への愛情やセックスへの没入などについて初心を取り戻す展開で特に顕著と言え、両作品ともハイテンションなコメディでありつつ、ハートウォームな読み口も魅力となっています。
 ギャグでも微笑ましい恋愛表現でも、台詞の掛け合いのテンポの良さやユニークな言動のインパクト、登場人物のリアクションの描き分けなどが強い魅力となっており、それらが漫画として“読ませる”作りに大きく貢献していると感じます。

【漫画チックに楽しい登場人物達のキャラクター性】
 5作中3作は20代前半~半ば程度と思しき奥さんヒロインであり、残り2作は女子校生な彼女さんと近世日本のお姫様がヒロインとして登場。
LetsEnjoySexualActivity2 マンネリ打破のため前戯を中心としたプレイを提案するも自身もすっかり欲求不満になって再び夜の営みに燃える妻さん(←参照 短編「セックスにも飽きたね」より)、パイズリ大好きなマイペース彼女さん、張形オナニー大好きながら肝心な性知識がゼロなお姫様に旦那さんラブだがとにかく不器用で暴走しがちな妻さんなどなど、それぞれ漫画チックに楽しいキャラ造形となっています。
男性キャラも含めてとぼけた言動であったり、やや突飛な行動に走ったりでコメディとしての楽しさを生み出していますが、いずれも基本的には善人であり、また相手への愛情を備えたキャラクターであって、親しみ易さのあるキャラ性にまとめることで前述したラブ&エロの微笑ましさにつなげています
 貧乳ガールや貧乳奥さんも居れば、程好いサイズ感の巨乳奥さんにパイズリを得意とする巨乳ガール(Iカップ)も居て、前者では身長の低さもあって華奢な印象がありますし、後者についてはお尻や太股の肉感も含めて健康的な肉付きという印象。
漫画チックに親しみやすい絵柄の性質もあってか、体パーツ描写そのものの淫猥さはそれほど強くないものの、特定の体パーツに特化したプレイを充実させた短編「セックスにも飽きたね」を含めて、丁寧な描き込みによっておっぱいなり、乳首なり、秘所なりとそれぞれにこだわりを感じさせる描き方になっているのは○。
 コミカルなシーンでのデフォルメ絵もあれば、細やかに描き込んで美少女キャラとしての華やかさや心情の吐露をドラマチックに魅せる絵もあるなど、筆致の多彩さは魅力的であって、作画密度も含めた絵としての緩急があるスタイルは面白いところ。

【前戯パートにおける特定のプレイを充実させたエロシーン】
 後述するように、現在のエロ漫画ジャンルにおいてはかなり独特なエロシーンの構成となっていることが多いですが、ページ数の多さもあってエロシーン自体のボリュームは十二分にあります。
LetsEnjoySexualActivity3 マンネリ打破のため、奥さんの乳首や腋、お尻、うなじ、臍等々の部位だけで射精するプレイを日々続けていく短編「セックスにも飽きたね」、柔らか巨乳と深いパイズリ知識によってヒロインが多彩なパイズリでその真価を彼氏君に理解させる短編「本番なしパイズリあり」(←参照 同短編より)、様々なタイプの張形とそれを用いた羞恥プレイに姫様が邁進していく短編「からくり師と姫」など、性器結合に至るまでのパートがかなり長かったり、短編「本番なしパイズリあり」では作品名通りに“本番”シーンが無かったりという構成が特徴的。
前戯パートで投入されるパイズリや腋コキ、乳首コキ、露出プレイなど、それぞれの作品では特定のプレイに注力し、複数回の射精シーンを含めてそれらをたっぷり魅せるケースが多いですが、前戯パートでの愛撫から抽挿パートでの中出し連発展開というエロシーンの構成としては割合に標準的な構成となる短編「こたつで。。。」といいうケースもあります。
 また、ギャグエロ系である故にセックスの合間にコミカルな様子が差し挟まれることもありますが、ギャグの勢いで突進していく短編「離婚調停劇」でも最終盤ではアグレッシブなエロ描写で抜きに意識を集中させていますし、その他の作品でも抽挿パート(かそれに相当するパート)では男女双方が行為に没入し、激しく求め合うパワフルなセックス描写を用意。
LetsEnjoySexualActivity4体の動きの勢いを感じさせる効果線や擬音表現、派手な乳揺れ描写や乱れた描き文字のエロ台詞、熱っぽく蕩けた表情などのベーシックな演出を十分な密度で入れ込むと共に(←参照 短編「こたつで。。。」より)、柔らかく変形して淫液に濡れるおっぱいや、媚肉を丁寧に描き込んだ断面図、舌で唾液をねっとり絡めあうキス描写に汁だくな秘所など、各体パーツをエロく魅せる描写を充実させています。
 中盤まで張形プレイがメインな短編「からくり師と姫」を除き、いずれも複数ラウンド制となっており、多彩なパイズリでの乳内射精のみを繰り返していく短編「本番なしパイズリあり」を例外として、断面図や透過図、精液零れ出しの見せつけ構図等で膣内射精を強調する中出しアクメでオーラスとしています。

 キャラクターの魅力とコミカルかつ意外にハートフルな展開、エロシーンのプレイの組み立てが非常に面白い融合を果たしていて、いい意味でページ数の多さを感じさせない軽快なテンポとエロ描写の勢いを感じました。
個人的には、パイズリをしてあげたくて仕方ない三白眼マイペース彼女さんの楽しいキャラ性とパイズリ三昧なエロの満腹感が魅力の短編「本番なしパイズリあり」が最愛でございます。お勧め!