GirlsAsFemale TVアニメ版『波よ聞いてくれ』第6話「そんなものはいない」を観ました。“オカルト”ネタはタネを知っていると楽しさ半減ではあるのですが、そこは沖さん&ミナレさんのリアクションで引き込まれましたね。
ミナレさんのご両親が登場しましたが、中原君の言う通り何とも血筋を感じさせるキャラクターですね。

 さて本日は、ゼロの者先生の『メスムスメ』(メディアックス)のへたレビューです。先生の前単行本『めちゃくちゃ交尾しよ❤』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
むにゅんむにゅんな柔肉たっぷりボディの美少女&美女ヒロインが背徳の快楽に染まって蕩けるインモラルな作品集となっています。

GirlsAsFemale1 収録作は、寝取られ願望のある男性から依頼を受けて女性を快楽漬けにする調教師おじさんの活躍?を描く中編「Mス」シリーズ全3話、目つきの悪さがコンプレックスであるヒロインがセックスで感じている時にはお気に入りの美人顔になるためにおっさんとセックスをしてそれを自撮りするという趣味に励むのだが・・・な中編シリーズ全3話(←参照 あくまで自分の顔にしか興味はないのだが・・・ 同シリーズ第1話「自撮り」より)、および読み切り形式の短編・掌編8作。
 なお、中編「Mス」シリーズ第1話「粉ミックス」に登場する粉美ちゃんは前単行本に収録の「トリップアウト」のヒロインとおそらく同一人物と思いますが、彼女の謎は引き続き解明されていません。
 1話・作当りのページ数は4~24P(平均15P弱)と幅はありつつ、ページ数の少ない作品が多いこともあって平均値としては控えめ。話としての読み応えには全般的に欠けつつ、エロシーンの量的な満腹感は作品によって強弱の幅があります

【背徳の快楽に染まるインモラルさを明暗様々な雰囲気で】

 作劇の方向性としては、調教師の男性による寝取らせ&寝取りであったり調教エロであったりな快楽堕ち系、およびママヒロインとの近親エロスとインモラル系の作品が揃っています
 このインモラルさの扱い方については、母娘が周囲の悪い男達の罠に嵌まってその肢体を貪られることになる短編「あ・パート」のようなダーク系であることもあれば、彼氏の出来ない息子君のためにママさんが彼女になってあげる短編「ママジョ」などのようにあっけらかんとしたライト系であることもあって作品の読み口は様々。
GirlsAsFemale2また、堕ちモノ系の作品についても、一時的な寝取らせで妹の別の顔を引き出そうとする兄とその思惑を上回ってくる寝取り側のおじさんの間でヒロインが翻弄される「Mス」シリーズ第3話「シスMス」といったケースもあれば(←参照 寝取りおじさんの方が強者 同作より)、おじさん達に翻弄されつつヒロイン側の主体性・積極性も維持される「自撮り」シリーズのようなケースもあって、この点も読み口の軽重に差をもたらしています。
 ヒロインが幼馴染の身代わりになって不良にその目前で犯されてしまうというシチュエーションながら、ドMで変態なヒロインが喜々として行為に加担する上に幼馴染ながら恋人ではないので主人公は当惑するだけという短編「幼馴染はMイン盾」や、息子のために暴走する天然気味ママさんが彼女になってエッチしてくれるも結局パパさんに寝取られる?という素っ頓狂なオチになる短編「ママジョ」などは、プレイそのものはインモラル系ながらそれを捻ったコメディであると言えるでしょう。
 これらのコメディ系も含め、作劇そのものの存在感は強くないものの、事態の変化であったりエスカレートであったりの意外な展開が終盤に用意されることが多く、話が単調になるのを避けているのは一つのポイント。
ダークさや背徳感をラストまで持続させるスタイルもあれば、おとぼけ風味にコミカルなオチにまとまるタイプもあって、この点も話の印象を多様にしています。

【むにゅんと柔らかい質感の巨乳ボディな美少女&ママさん】
 登場するヒロインの年齢層は幅広く、JS高学年クラスから30代後半クラスと思しき美熟女さんまでが登場。
とは言え、中間層はあまり無く、大まかに分ければロー~ハイティーン級の美少女さんタイプと、30歳前後~30代後半なママヒロインとで占められており、短編「あ・パート」では母娘のダブルヒロイン制で両方のタイプを投入。また、キュートな美少女ヒロインと適度に年齢を感じさせる年増ヒロインのキャラデザの描き分けも適切に為されています。
 ママショタ系における男の子には可愛らしさを感じさせるタイプも居ますが、中年男性キャラを中心として竿役には不細工キャラやいやらしい顔のいわゆる汚っさんキャラを投入することが多く、露骨さもあって好みが分かれそうな要素ですが、ヒロインとの美醜のコントラストを明瞭に形成。
GirlsAsFemale3 幼さをまだ残すキュートガール達についてもそのボディは大変に発育良好であって、巨乳キャラが勢揃い。柔らかさMAXなお肉が詰まった巨乳は重たげにたわみ、揉む指が沈み込む描写となっており、肢体全体の肉感の良さと合わさって豊満さやお肉の柔らかさを強くアピールしています(←参照 左右にずっしりとたわむおっぱい! 短編「マイママ」より)。
加えて、じっとりと汗に濡れる柔肌や、愛液でびしゃびしゃになる陰毛標準搭載(数名はパイパン)の股間、乳首は控えめサイズながら大き目サイズの乳輪、年増ヒロインを中心に程好く存在を主張するリップ等々、体パーツ描写にも十分な淫猥さを持たせてエロシーンの実用性を高めています。
 20年近いキャリアを有する大ベテランの作家さんですが、時代に合わせて常に絵柄をアップデートし続けており、アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさと適度な修飾性の高さを併せ持つ絵柄は当世流行のスタイルに的確なキャッチアップをしていて、表紙絵と完全互換で安定しています。

【濡れる柔肌と粘膜の煽情性&程好いアタックのエロ演出】
 作品によってページ数に幅があるため、エロシーンについても短めというケースから十分なボリューム感のあるケースまで幅があります。平均値としてはやや物足りなさはありつつ、抜きツールとして標準的な尺はあり、また複数のシチュエーションを入れ込む場合でもつなぎがスムーズであるため、実用的読書を阻害しないのも○。
 上述した様に調教エロや寝取り、近親エロなどのインモラル系のエロシチュで占められており、ママさんヒロインを中心としてヒロイン側が積極的なケースもあれば、下卑た中年男性や不良に美少女が滅茶苦茶にされた上で快楽に染まってしまうケースもあって、雰囲気の明暗は様々。とは言え、倒錯的な状況にヒロインが蕩けてしまうという構図は概ね共通しています。
 作品によって長短にかなり幅がある前戯パートは、たっぷりおっぱいを揉んだり吸ったりな愛撫に、ヒロインの秘所をぐっしょり濡らしていく手マンやクンニなどのプレイを中核としており、柔肌や粘膜が涎や愛液で濡れていく汁気感が強い魅力。逆にフェラ等のご奉仕プレイの出番は少ないので、それらのプレイが好きな方は要留意。
GirlsAsFemale4一時期は過剰な程の濃密さで描き込んでいた抽挿パートにおける汗の描写は、絵柄の変遷に伴ってか描写量を明確に減少させていますが、それでも柔肌を濡らす汗や結合部から漏れ出る淫液、ねっとりしたキス描写など、液汁描写でヒロインの柔らかボディのエロさを増しており、女体そのものの存在感を前面に押し出してくる描写スタイルとの組み合わせが強力(←参照 短編「ママホール」より)。
 汗に濡れて巨乳を揺れ弾ませる女体全体の描写を重視し、断面図や断面図描写を全く用いないのが特徴ですが、ストレートな結合部見せつけ構図やアップ描写はテンポよく織り交ぜていますし、過剰さは抑えつつアヘ顔チックな表情付けや行為に夢中になった乱れたエロ台詞など、演出面でも適度な密度と十分なアタックの強さを備えています。
 必ずしもフィニッシュシーンでの演出的な盛り上げを意図しない珍しい構成であり、抜き所としての射精シーンが明確ではないケースもあるのですが、抽挿パートでは1Pフルでヒロインの痴態を濡れボディをがっつり見せつけるシーンは必ず用意されており、そこに抜き所としてのインパクトを十分に持たせています。

 作劇面では強い面白みを感じることは今回無かったですが、濡れる柔らかボディの鉄板のエロさに、背徳感のあるエロシチュと強みをしっかりと発揮し、今風の絵柄にしっかりと合わせた最新刊となっています。今回、5年ぶりの単行本となりましたが、次で節目の20冊目なので、それを楽しみに待ちたいところ。
個人的には、三白眼ガールがおじさん達に好き放題されちゃうも本人は本人なりに満足している中編「自撮り」シリーズと、巨乳年増美人なママさんのダブル近親エロスな短編「ママホール」が特にお気に入りでございます。