YoureTobeBlamedAsYoureFemale TVアニメ版『波よ聞いてくれ』第4話「君は笑わない」を観ました。中原君、男気はあるし気持ちは真っ直ぐで働き者だし、思考も真っ当なんですが、惚れた相手の評価だけはちょっとアレなんですよね・・・。
色々な意味で重要なキャラクター・マキエさんの登場ですが、彼女のエピソードはどのくらいまでアニメで盛り込めるんでしょうね?

 さて本日は、前島龍先生の『メスに生まれたお前が悪い!!』(茜新社)のへたレビューです。先生の前単行本『おとなのおもちゃの使い方』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
可愛らしいランドセルガール達が理不尽な性暴力や陰湿な欲望に晒される展開と彼女達が強烈な感覚に悶えるハードなエロ描写とが詰まった作品集となっています。

YoureTobeBlamedAsYoureFemale1 収録作は、仲良しな女の子コンビの片方が卒業記念の思い出に二人で処女を卒業しようと言い出しておじさん達を呼び出したり、二人に影響された女の子が色々勘違いして不審者おじさんに処女卒業の手伝いをお願いしたりな連作「処女卒業式」「処女入学拒否!?」(←参照 二人同時に処女喪失だ! 同連作「処女卒業式」より)+描き下ろしおまけ漫画(計4P)、親の留守中、ヒロインの面倒を色々とみてくれる優しいお兄さんは実はヒロインに睡眠薬を盛ってその体を好き放題にしている最低野郎で・・・な短編「夢見るお姫様」+描き下ろしおまけ漫画(2P)、その他読み切り形式の短編6作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は16~26P(平均21P弱)と平均値としては中の下クラスのボリュームで推移。ストーリー性そのものが強いわけではないものの、話の方向性もあってインパクトのある展開が多く、エロシーンにも強烈な印象があるスタイルと言えるでしょう。

【歪んだ欲望が叩き付けられることの理不尽さや陰湿さ】
 不穏な雰囲気の表紙絵から察せられるであろう通りに収録作の過半数は、暴力的な欲望がヒロインに叩き付けられる凌辱系や、ヒロインの無知に付け込んで搾取をする陰湿な展開であって、相応に重苦しい雰囲気や陰惨さがある作劇となっています。
 痴漢の虚偽通報を繰り返して他人を不幸にしてきたクソガキちゃんが拉致&輪姦という猛烈な復讐をされる短編「いいこになぁれ」、パパ活で簡単に金銭を得られることや浪費の喜びを知ってしまったヒロインが歯止めが効かなくなった金銭欲で援交に手を出して悪い大人につかまる短編「パパ活エスカレーション」とヒロイン側に問題があるケースがあるものの、これらの場合でも制裁の苛烈さやヒロインの過ちに付け込む陰湿さは十分にあって爽快感はほとんどありません
YoureTobeBlamedAsYoureFemale2 また、無茶苦茶な被害妄想を無垢なヒロインに叩き付けて一方的に凌辱する短編「レイプおじさん注意報」(←参照 突如激高して襲ってくる気持ち悪いおじさん 同短編より)、犯罪者な悪徳医師に治療と偽ってレ○プされることになる短編「君の発育には問題がある」など、何ら落ち度のないヒロインに対して性暴力が突如として振るわれることになるシナリオワークもあって、純粋なもの、善良なものが醜悪な欲望や負の感情によって蹂躙されることの不条理さ・理不尽さを生み出しています。
 SNSを通して女児の心を掴み、恋人であると騙しながら自分のオナホに仕上げていく短編「誰でもできる!簡単オナホ確保術」や、自分を信頼している女の子を睡眠薬で眠らせてその体を好き勝手に扱っていく短編「夢見るお姫様」などは、直接的な暴力性は低いものの、相手の信頼や好意を利用して搾取するという構図自体の陰湿さを有しています。
これらの作品では、ヒロインの状況が更に悪化していくことや搾取構造が継続することを示すまとめ方であったり、ヒロインの心身がズタボロになった状況を示す陰惨なラストを迎えたりしており、それらの状況の重苦しさに加えて凌辱側の悪意や狡知が何ら罰せられることなく放置されることへの嫌悪感も生じさせています。
 ナチュラルビッチちゃんと彼女に引っ張られる大人しいけど意外に積極的な女の子があっけらかんと処女卒業に挑む「処女卒業式」や、筆おろしをしてくれるという女児幽霊に会い行った男性が無口で不思議な雰囲気の女の子に出会うもののその正体は!?な短編「トイレの詠ちゃん」などは、状況そのものは不穏さを含みながらもあっけらかんとした雰囲気の作品であって、凌辱系の作品と打って変わっておとぼけ風味のラストにまとめています。

【ぺたんこ~膨らみかけバストのランドセルガールズ】
 連作では卒業直後な女の子達が登場していますが、基本的に小○校高学年クラスの女の子で統一された陣容となっています。
 生意気で虚偽通報という違法行為に興じる女の子、年齢不相応な遊興にのめり込む女の子といった問題のある子、明るく能天気なマセガキちゃん、純真な女の子とヒロインの位置づけは作品によって様々であり、その作劇における立ち位置は話の方向性と密接に関係しています。
 性格面やキャラ付の方向性が多彩であることもあって、ヒロインのキャラデザインも様々であって、ガーリーで派手な格好をしている女の子や真面目そうな女の子、三つ編み&眼鏡や太眉の地味系ガール、さらさらとした長い黒髪のミステリアスな印象の女の子などが登場。
YoureTobeBlamedAsYoureFemale3連作のダブルヒロインでは発育が大変に良好な柔らか巨乳の持ち主な女の子が登場していますが、大半のキャラはほぼぺたんこ~膨らみかけバストの持ち主であって(←参照 乳首責めでアクメを迎える女児ヒロイン 短編「君の発育には問題がある」より)、くびれのほとんど無い寸胴ボディや鏡面仕様の股間、華奢な四肢なども肢体の未成熟感を強調しています。
 なお、竿役については無難な容姿の青年タイプも存在しますが、気持ち悪さや醜さを感じさせる容姿のおじさんキャラが多く、ヒロインとの美醜の対比を形成。体格が良い男性が多いこともヒロインの肢体の小ささや華奢さを強調することにつながっています。
 適度にあざとい萌えっぽさの主張がある絵柄でありつつ、あまりクドさは感じさせずにヒロインの二次元らしい可愛らしさを引き出すタイプ。作画密度は十分に高く、表紙絵と完全互換で安定しているのも安心材料と言えるでしょう。

【強烈さのあるエロ演出と一方的なセックスとしての表現】
 ページ数としてそれ程ボリュームがある訳ではないものの、欲望任せにスムーズにエロシーンに突入することで十分な尺は確保されていますし、凌辱エロとしての強烈さや状況の陰湿な印象などが質的な存在感を押し上げています
 合意の上で素性の分からないおじさん達とセックスを繰り広げる無軌道セックスや援交セックスもあって、こちらはヒロイン側の積極性もあってマイルドな読み口を保っていますが、リンチめいた輪姦や睡姦、騙しエロなどの暴力性や陰湿性が強いエロシチュが主であることは前述の通り。
暴力や強烈な性的感覚の前に為す術がなくなっているヒロインに対し、竿役の男性達は無茶苦茶な理屈であったり好き勝手な評価や罵倒であったりを豊富に口にしており、この点も性行為における男女の非対称性を明示して、理不尽さや欲望の獰猛さを強調することにつながっています。
 ヒロインのちっぱいや秘所を執拗に刺激する愛撫や小さなお口でのフェラ強要といったプレイを投入する前戯パートは十分な尺を投入することもあれば、抽挿パートを長めにとった上で輪姦での上下のお口同時責めや中出し連発でのインターバルとしてのお掃除フェラ強要といった形で口淫描写を投入していく構成を採ることもあります。
YoureTobeBlamedAsYoureFemale4 エロシチュの方向性によってヒロインの痴態描写のハードさには一定の変化を設けていますが、基本的にアタックの強い演出を用いており、行為の進展に伴って精神的にも追いつめられる流れを演出の強化によって表現し、半分意識が飛んでいるような表情付けや涙や鼻水が漏れる無様フェイス、呂律の回らない台詞回しや抽挿に押し出されるような喘ぎ声などで強烈な感覚に圧倒されるヒロインの姿を表現(←参照 短編「いいこになぁれ」より)。
ヒロインの頭部や肩を押さえつける体位や、抵抗できない状態になっているヒロインへのベロチュー等、男性側の支配権を視覚的にも明確化しつつ、淫液があふれ出る秘所に下半身が叩き付けられる様子を濁音メインのマッシブな擬音で表現しながら、中出し連発の抽挿パートをアグレッシブに駆け抜けていきます。

 凌辱エロとしての暴力性や理不尽さを包み隠さず表現しているため、明確に好みが分かれるタイプの作品が多いのは確かでしょう。歪んだ欲望がストレートに発揮される分、現実では叶えてはいけない黒い欲望を吐き出せる二次元の場としての好適さを備えているとも言えます。
個人的には、他人の人生を滅茶苦茶にしてきたクソガキ・苺(べりぃ)ちゃんに集団で制裁な短編「いいこになぁれ」と、真面目なポニテガールに悪徳医師の魔の手が・・・な短編「君の発育には問題がある」が特にお気に入りでございます。