SexualLife 木多康昭先生の『喧嘩稼業』第13巻(講談社)を読みました。芝原対上杉の一戦、最後までどっちが勝つのか分からないスリリングな展開で、決着の仕方はなるほどそうか~と唸らされました。また、上杉の優しさが弱点ではなく、彼を動かす強さなんだと言う評は素晴らしかったですね。さて、最強のグルカ兵の参入で、リング外の目つぶし報復は一体どうなることやら・・・

 さて本日は、皐月芋網先生の『痴的性活』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。レビュー遅れて申し訳ない。当ブログでは初めてレビューの俎上に載せますが、これが4冊目となる作家さんです。
むっちりバスト&ヒップのグラマラスボディなヒロイン達との変化球な男女関係&エロシチュが楽しめる作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編8作。1作当りのページ数は20~28P(平均22P弱)と平均値としては標準的なボリューム。ストーリー性は強くないものの、話には適度なフックがあり、エロシーンの量的満足感も十分に図られています

【エロ的に美味しい意外な状況に右往左往なコミカル感】
 作劇の方向性としてはラブコメ・エロコメ的な範疇にあり、棚ボタ的な展開も含めて意外なエロ模様が登場人物達に転がり込んでくる展開に面白さがあるタイプ。
綺麗でエッチで優しい友人の母親と同棲することになる短編「mOTHER」、Jrアイドルデビューを決めた姪っ子ちゃんが主人公にスケベな特訓を依頼する短編「May you help me?」など、男性にとってエロ的に美味しい状況が転がり込んでくるというオーソドックスな束ボタ展開は、分かり易いエロ的幸福感のあるタイプ。
SexualLife1 一方で、そういった棚ボタ的な展開に一捻りの効いたシナリオワークも多く、家出少女を助けてエッチに~というよくある展開から、彼女をキッカケとして芋づる式に女の子が押し掛けてくる短編「即パコ彼女紹介女」や、仲睦まじいながら婚前のセックスだけは禁止なカップルが合意の上で彼女さんの母親をオナホ的に用いて代用生ハメセックスすることになる短編「カノジョはピュアなママがいい」などが(←参照 彼女のママさんのおまんこを使いながら上の娘さんとラブラブすることに 同短編より)、状況が“美味しすぎる”ことそのものがコミカルさにつながった作品と言えるでしょう。
 純朴な少年が勇気を出して告白した年上ガールが実はドSでワンワン調教されることになる短編「渋谷さんちのハチコー君」、二人の変態イケメン男子に迫られる内に、自分の魅力を磨いてまた自覚していくことになる短編「前門の虎 後門の狼」など、男性が女性に翻弄されるタイプの話や、女性側の視点から棚ボタ的な幸福や性愛の充足が描かれる話も用意されています。
近親エロスやショタ喰い系、(少年への)調教チックなシチュなど、倒錯性を感じさせるエロシチュを入れ込むことも多いですが、その場合も含めて平和なまとめに落ち着いており、強烈な快楽による狂騒を描きつつも、性愛を通じての関係性の強化や心身の充実が図られるポジティブな作劇と言えるでしょう。

【多彩な設定&ボディデザインの美少女&美女ヒロインズ】
 下はJSな姪っ子ちゃんから上は少なくとも30代後半な友人のママさんと登場ヒロインの年齢層は幅広く、短編「カノジョはピュアなママがいい」での変則母娘丼では思春期ガール&美熟女ママさんの両方が楽しめる仕様。
 年齢層の幅広さに加え、彼氏をしっかり調教するドS系女子校生、綺麗で優しくてエッチな友母さん、小生意気で奔放でキュートな姪っ子ちゃん、むっつりスケベでちょっと内向的なお姉さん、あまりにも芋っぽい容姿から都会でのエッチを通してあか抜けた容姿になった九州弁社会人レディなどなど、多彩な設定・キャラ属性のヒロインが揃っています。
 ちょっと冴えない男子やさっぱりとしたイケメン系男子など青年キャラはいい意味で見た目の主張を強くしないタイプですが、ショタ系キャラの登場頻度も比較的高く、年上のお姉ちゃんよりも華奢さや背の低さが目立つ竿役となっています。
SexualLife2 設定の年齢の幅広さもあって、膨らみかけ思春期バスト&ぷにぷに無毛股間な口リボディもあれば(←参照 ちっぱい&むにまんな姪っ子ボディ 短編「May you help me?」より)、巨乳&安産型ヒップ&陰毛もじゃもじゃ股間の完熟年増ボディもありますが、基本的には肉感の強いグラマラスボディが数の上での主力と言えます。
 キャラによって肉付きの強さや陰毛の濃さにバリエーションを付けつつ、すべすべお肌に包まれたバスト&ヒップの肉感のストレートなアピールに加え、程好く主張する乳首や描き込んだ秘所やアナルの淫猥さなども女体の煽情性を大きく高めています。
 アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさと、絵としての丁寧さ・修飾性による適度な濃厚さが組み合わさった当世流行のスタイルであって、ドスケベ感と漫画チックな親しみ易さが両立されていますし、単行本を通して統一された絵柄は表紙絵との差異を感じさせないのも安心材料。

【女体のエロさを前面に押し出すパワフルファック】
男女双方の欲望が素直に発揮されることでエロシーンへとスムーズに雪崩れ込んでおり、濡れ場のボリューム感は十分に強く仕上げられています。
SexualLife3 娘さんへの挿入はNGな変則母娘丼、S系お姉ちゃんによるワンちゃん調教、ゆきずりま○こ三連戦からの4Pセックス、生意気ショタ君分からせエッチ(←参照 勉強は出来てもエッチではお姉ちゃんに勝てないのだ! 短編「Exactly!」より)、コスプレHに睡姦悪戯、分からせH等々ドスケベ姪っ子ちゃんとのエロ三昧ライフ、それぞれの性癖を発揮する変態イケメンコンビとの3Pセックスと、意外性のある展開から導入されるものを含め、エロシチュは様々。
エロシチュとしての倒錯性を含んでいるケースは多いものの、倒錯エロとしての暗さや歪みをほとんど含まないシチュエーション形成であって、ある種の後ろめたさや性的な混乱を分かり易く快楽の充足感が上回るシチュエーションと言えますし、主導権の有無に関わらずヒロインの蕩けた痴態を楽しめることは共通しています。
 前戯パートには十分な尺が設けられており、ヒロインの肢体の感触を味わったり、クンニで奉仕したりなプレイもありつつ、アナル舐め手コキに娘指フェラ&母フェラ、顔面騎乗にディープスロート、密着手コキ等々、竿役の持つ軒並み規格外のロングチンポを気持ち良くしてくれるプレイをじっくり描くシークエンスが中軸。
SexualLife4抽挿パートに移行後は、押し広げられる秘所を見せ付ける構図と共に、女体の特にデカ尻の存在感を強調した構図が印象的で、ヒロイン側が腰を振るにせよ男性側がパワフルに腰を打ち付けるにせよ、むっちむちの下半身の存在感や肉圧の強調がストレートな煽情性を押し上げています(←参照 おばさんのドスケベボディを後ろから 短編「mOTHER」より)。
 主人公を煽ったり、はたまた蕩けてラブラブ屈服宣言をしたり、応援したり誉めたりな実況だったりと各シチュエーションに合わせた台詞回しの良さに加え、程好い汁気感や表情付けの熱っぽさなど、過剰さは排しつつ適度な濃密感のある演出を加えてカロリーを高めており、結合部アップでアクメに濡れて蕩けるヒロインの痴態を1Pフルでお届けなフィニッシュで複数ラウンド制の〆としています。

 作劇・エロ共に取っつき易さがありつつ、話の展開に平板さを感じさせず、また女体描写の魅力によってエロシーンに十分なカロリーの高さがある作品群であり、楽しく読めてしっかり使える1冊と言えましょう。
個人的には、友人のムチムチボディ美人ママさんと一線越えちゃう短編「mOTHER」と、Jrアイドルを目指す姪っ子ちゃんと様々なプレイに挑戦な短編「May you help me?」に愚息が大変お世話になりました。