FemaleAsFlowerAmongOldBooks グレゴリウス山田先生の『竜と勇者と配達人』第6巻(集英社)を読みました。投石で経験値稼ぎ(高低差を活かす)、滅茶苦茶懐かしいなと思いましたが、実績解除による称号付与が主観的というか俗人的なのは笑いました。とは言え、先輩はぶきっちょさんで間違いなしですね。管理人も銀髪褐色妖精のヴィジョンが見えがちですが、これは樵のレベルが高い!?(前向き

 さて本日は、肉そうきゅー。先生の『古書ニ埋モレタ雌ノ華』(ジーオーティー)のへたレビューです。先生の前単行本『箱庭ニ咲ク雌ノ華』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
ドM性癖な巨乳美少女さん達とのエロ調教ライフ&汁だくハードセックスを満喫する1冊となっています。

FemaleAsFlowerAmongOldBooks1 収録作は、調教師としての面を持つ祖父から引き継いだ古書店を経営する主人公はバイトの女の子・真白から初めてのセックスの相手だけでなく、調教を通して自分色に染めてほしいというお願いをされ、祖父の残した調教部屋で彼女を含めた様々な女性との調教に励んでいくことになるのだが・・・なタイトル長編シリーズ全11話(←参照 “真っ白”な自分を相手の色に染めて欲しい 同長編第1話より)+描き下ろしフルカラーおまけ漫画(4P)。
描き下ろしのフルカラー掌編を除き、1話当りのページ数は18~22P(平均19P弱)と控えめな部類。話数が多いこ故に長編としての読み応えは相応にある一方、総量としてはたっぷりのエロシーンは多少小刻みな提供の仕方となっています。

【性癖や願望の実現と表現されるものとしての調教エロ】
 何故か主人公の祖父の素性について知っているヒロインから調教のお願いをされ、彼女の性的な調教を続けると共に、他の女の子もその雌奴隷調教に志願して~というストーリーであり、棚ボタ的な展開やハーレム的な様相のウハウハ感があるタイプ。
 調教という要素を作品の軸に据えており、それ自体に非日常の背徳感やプレイとしてのアブノーマル感を明確に有していますが、あくまで凌辱ではなく同意や信頼関係に基づく調教がメインであって、特にメインヒロインである真白の調教へのモチベーションや主人公に対する想いはポジティブなものと言えます。
FemaleAsFlowerAmongOldBooks2ヒロインが主人公からの調教を望む理由が、祖父を含めた登場人物達の過去が明らかになる中で判明し、奇妙ながらも純粋な縁で結ばれた二人の行為として調教というものが表現されることが物語の屋台骨を形成していますし、彼女の真白という名前が重要な意味を持つことは巧いと感じる点(←参照 相手に染められたいと思う気持ちは愛なれば 長編第9話より)。
 また、ヒロインの官能小説への愛好や自身による執筆もストーリーと関係しており、ヒロインの成長や自己肯定感が描かれていることも、技術や経験を以て表現されるものとしての性という主題を与えており、表帯の“雌奴隷は純文学である!!”というあおりはやや過激ではありつつ、ストーリーの本質でもあると言えるでしょう。
 3名のサブヒロイン達については、ストーリー面では真白ほどの重要性を持たないものの、彼女達も自身の性癖を主人公との行為によって実現・充足してもらうという陽性の関係性であり、次々と調教エッチの相手が増えていくウハウハ感に貢献しています。
大団円のハーレムセックスを最終話で投入しつつ、主人公とヒロイン双方の成長を踏まえた上での二人の幸福なハッピーエンドとしてまとめており、ラストの少しロマンティックな仕掛けも心地よいところ。

【スレンダー巨乳ボディ&M性癖な美少女&美女】
 メインヒロインの真白さんは女子校生級の美少女さんであり、彼女の友人であるお嬢様、古書店の常連である保母さん、万引きギャルちゃんがサブヒロインとして登場。
 清楚な文学少女タイプに純情お嬢様、明るく活発な保母さんにツンツンしているが根はいい子な不良ギャルちゃんと、それぞれタイプが異なるヒロインであり、性癖面でバリエーションを設けつつ、皆さんM的な性癖を持ち、調教プレイに積極的に関わってくることは共通しています。
黒髪ロング(中盤までは長い三つ編み)の清楚系美少女な真白さんに、金髪ドリルな彼女の友人・千寿さん、ポニテの綺麗なお姉さんタイプの陽鞠さんとそれぞれタイプの異なるキャラデザですが、程好いボリューム感のバスト&ヒップを備えた女体であることは共通しており、極端な主張は抑えつつストレートなセックスアピールのあるタイプ。
FemaleAsFlowerAmongOldBooks3 キャラデザとしての描き分けに加え、調教プレイ時に着用する衣装のバリエーションでも視覚的な多彩さを生んでおり、セクシーランジェリーやブルマ体操服、制服&水着の組み合わせなど、エッチなことをするというセッティングが為されていることを衣装でも明示することで調教エロの雰囲気を盛り上げています(←参照 エロ下着雌奴隷の揃い踏みだ! 長編第11話より)。
 なお、主人公の青年の容姿は不細工寄りの顔に肥満体とかなりさえない風体であって、ヒロインとの美醜のコントラストを形成していますし、その容貌で美少女に囲まれるハーレム模様という幸福感を高めているのですが、善良な人格ですし、調教師としても図に乗ることなく成長していくのも好印象です。
 キャッチーなアニメ/エロゲー絵柄で単行本を通して安定しており、漫画チックな親しみ易さと絵としての密度の高さを無理なく融合させて万人向けの方向性に仕上げています。

【多彩なプレイ内容と汁だくで蕩けまくりな痴態描写】
 エロシーンの比率は十分に高いものの、話数の多さ故に各話のページ数がそれ程多くないため、たっぷり長尺の濡れ場を期待するのは避けるべきですし、やや小刻みな印象を受けることもありますが、とは言えエロシーンの総量は十二分。
 終盤までアナル開発にプレイ内容が特化する金髪ドリルお嬢様、他人に見られる羞恥系プレイやSM的なプレイの要素が目立つ陽鞠さん、お仕置きセックス的な趣向の不良ギャルさんと、ヒロインそれぞれにエロシチュの味付けの変化とつけつつ、ヒロインに快感を叩き込んでその性癖や性感帯を開発していくという調教エロとしてのシチュエーション形成は共通していますし、それらが双方の合意の上での和姦として描かれているのもポイント。
また、アナル開発やローションプレイ、緊縛プレイにコスプレH、複数人セックスと、エピソードによって趣向やプレイ内容に変化を付けているのも飽きさせない工夫であって、メインヒロインである真白さんに様々なプレイをして、開発していくというのも調教エロとしての魅力と言えます。
 ご主人様へのご奉仕フェラと白濁液の大量口内射精を投入することもありますが、どちらかと言えばヒロインの肢体に快感を刷り込んでいくプレイが前戯パートの中軸であり、プラグ等を用いてのアナルや秘所の開発、ねっとりと秘所や乳首といった性感帯を弄って潮吹き絶頂に導く愛撫などのプレイで、ヒロインを濡らして蕩かせる流れを形成。
FemaleAsFlowerAmongOldBooks4 主人公のデカち○ぽが挿入される衝撃が直ぐに強烈な快感に変容してヒロインが蕩けまくる抽挿パートは、前述した各種エロシチュ・プレイの背徳感や高揚感に包まれて、涙や涎で紅潮した顔を濡らす蕩けフェイスに言葉にならない嬌声の痴態描写と、表情や押し開かれる汁だく秘所のアップ描写などを組み合わせて十分なアタックの強さと情報量の多さを打ち出していきます(←参照 ハートマーク悶絶ボイス&ピストンしながらの性感帯弄り 長編第6話より)。
要所での大ゴマで威力を高めつつ、小~中ゴマを詰め込んだ密度のある画面構成で描写の手数を稼ぐことで、ページ数の多少の少なさを補っており、フィニッシュは溢れるほどの大量の射精を受け止めてエロ可愛くかつハードに蕩けまくるアクメ痴態を提供して、その盛り上がりの強さで抜き所としてのカロリーを叩き出しています。

 調教エロとしてのハード&インモラルな要素を有しつつ、エロのハードさと話としてのハートウォームさが無理なく融合しているのが魅力的な作品と言えるでしょう。
黒髪美少女&金髪ドリルお嬢様のブルマ体操服ダブルアナル開発3Pセックスな長編第4話に愚息が大変お世話になりました。