BinikuErotica 藤崎竜先生(原作:田中芳樹氏)の『銀河英雄伝説』第17巻(集英社)を読みました。ガイエスブルグ要塞&ミュラー艦隊の壊滅、とにかく壮絶なことになっており、ヤンの策略の凄さに加えて、小さなミスが積み重なった不運もあった感じですね。
皇帝誘拐事件、状況的に幼帝のメンタルが大変なことになっているのは可哀想ではありますが、貴族勢力、地味に粘り強いというか・・・。

 さて本日は、やくしょ先生の『媚肉エロティカ お姉さんと、身も心も』(エンジェル出版)の遅延へたレビューです。今回初めて、レビューの俎上に載せさせて頂きますが、これが2冊目となる作家さんです。
爆乳&巨尻の超グラマラスボディをお持ちな年上ヒロインとの複雑な事情の恋愛模様&肉感ボディに包まれる迫力ファックが詰まった作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計8作。1作当りのページ数はいずれも20Pと中の下クラスのボリュームで固定。ストーリー面にも一定の存在感を持たせた上で、視覚的なインパクトがある迫力ボディが乱れまくるエロシーンに強い満腹感を備えています。

【欲望任せに突き進みつつ精神的な幸福も得ていく性愛の模様】
 いずれも少年キャラと年上女性のラブ&エロを描くおねショタ系であり、ヒロイン側が積極的にエッチへと誘うケースもあれば、ショタ系ボーイ君の熱烈なアタックに年上ヒロインが翻弄されつつも受け入れるというケースもあります。
 エッチな年上ヒロインに搾られるという棚ボタ的な幸福感をベースにした分かり易い構築もありますが、登場人物達のセックスの積極性や他人を求める気持ちの原因は相応にシリアスなものであることが多く、それらの欲求や情動がセックスの中で男女双方に共有されていくことに作劇面での重要性があります。
家族の死によるアイディンティティの喪失、虐待による性的な倫理観の変質、セックスの快楽への中毒的な依存、母親に対する独占欲(エディプスコンプレックス)、コミュニティの中における役割の確保・承認欲求等々、ヒロインまたは主人公がセックスや相手を求める理由や背景は様々であり、深刻さ・重さを有するものから、比較的ライト&ポジティブなものまであります。
BinikuErotica1 前述した様に、それらの理由や背景が明らかにされると共に、セックスを通じて肉体的な快楽を充足させるだけでなく、双方が激しく率直に求め合う中で登場人物がネガティブな要素から解放されたり、それまでの性行為では得られなかったもの・価値を獲得したりという、精神的な面での幸福や充足を得ていく流れにしていて(←参照 孤独から不特定多数の男性とセックスし続けてきたヒロインと 短編「共依存セックスフレンド」より)、前述した深刻さや重さがある背景・設定でもハッピーエンドへとまとまっていきます。
 近親セックスや、ドスケベお姉ちゃんに圧倒されちゃう少々被虐系のシチュなど、背徳感を刺激する状況も多く、インモラル系として貫徹する場合もありますが、その場合でも満たされていなかったヒロインの性欲や承認欲求が満たされることで、互恵的な関係性の成立として描かれているため、暗さや重さをそれ程残さないまとめ方になっていると感じます。
 それぞれ短編としてまとめる分、話の展開に忙しなさや唐突さを感じることもありますが、肉体の快楽と精神の充足が性愛を通じて為されていく中での、登場人物達の心の動きを追わせる説明、描写が為されている分、登場人物の心の救済といった話の筋に納得が出来ると言えるでしょう。

【爆乳&巨尻の強い存在感と各種体パーツの主張の強さ】
 女子校生級の女の子も数名存在しつつ、20歳前後~30代半ば程度と思しきアダルト美人が過半数を占める陣容であり、いずれもショタ系主人公君たちよりも年上の女性。
黒ギャルとそのママさん、不特定多数の男性とセックスをするビッチ女性、元ヤンな親友の母親、性的な奔放さを示す従姉弟の黒ギャルさんに外国出身のママ、年下の少年達にちやほやされるのが好きなゲーマー女子等々、多彩な設定のヒロイン陣。
セックスにかなり積極的なビッチキャラや派手な格好のギャル系キャラが多いのは特色であり、それららしい言動やエロへの雪崩れ込みを見せてはいますが、前述した様にそれぞれのキャラの背景や事情をストーリーの中に入れ込んでいる分、単にエロ的に使いやすいキャラとしてではなく、それぞれの奥行きがある人物造形にしていると言えるでしょう。
BinikuErotica2 頭部のサイズを優に上回る爆乳やそれに負けないマッスの特大ヒップ、むっちむちの太股を組み合わせた女体のデザインは非常に特徴的であり(←参照 親友の母親な元ヤンママ 短編「背徳姦-元ヤンママは親友の息子に溺れ落ちる・・・-」より)、腹部の駄肉感といった体全体の肉付きの強さには幅がありつつ、バランスは敢えて重視せずにバスト&ヒップの存在感を強烈にアピールするタイプ。
特大バストに相応しい大粒乳首&乳輪や、陰毛標準搭載の股間、存在を強く主張するデカクリ等々、体パーツ描写の淫猥さや視覚的な主張も強いタイプであって、美しさとエロさを釣り合わせたスレンダー巨乳ボディをお望みな諸氏には不向きですが、女体そのものの存在感とインパクトはエロシーンの実用性の基盤になっています。
 オールドスクール寄りな二次元絵柄は、多少ラフな印象を受けますが、作画密度は十分に高く、絵柄としての取っつき易さが前述したエロ完全特化なボディデザインのクドさを程好く中和しています。絵柄は単行本を通して安定していますし、表紙絵とも完全互換であることも安心材料と言えます。

【グラマラスボディの存在感と強烈なエロ演出の組み合わせ】
 複数のシチュエーションを1作の中に入れ込んでいることもありますが、エロシーン間のつなぎがかなりスムーズであるため、分割構成という印象はなく、ページ数こそ多くないものの、量的なボリューム感は程好く、質的な満腹感は十二分に強いスタイル。
BinikuErotica3 年上ヒロイン主導か、ショタ君側がぐいぐい来るタイプかは作品によっては異なりますが、おねショタ・ママショタ系であることは共通しており、小柄な体の少年がグラマラスボディにしがみついたり、包まれたり、はたまた騎乗位で圧し掛かられたりといった両者の体躯における大小のコントラストが明瞭な構図が多用されていて、このサブジャンルらしい特色(←参照 しがみつきでがむしゃら腰振り! 短編「SEX中毒の女に恋した僕」より)。
その上で、母娘丼おねショタ、親友やその父親に隠れながらの元ヤンママとの年の差浮気セックス、ママンとの近親セックス&羞恥プレイと多彩なエロシチュの味付けをしています。インモラルな要素を含んだケースも多いですが、あくまで相手を求める強い感情やそれが本来の形で満たされることの幸福を描くストレートな恋愛セックスへと収束することが多いことも特徴です。
 前戯パート→抽挿パートという一般的な構成を必ずしも用いておらず、挿入パート→前戯パート→再び抽挿パートといった構成も比較的多く、ショタちんこがねっとりフェラでお口に包まれたり、特大バストでのパイズリにすっぽり収納されたりな状態から白濁液発射や密着状態からのがむしゃら中出しに騎乗位で搾り取られる中出し等、いずれのパートにも射精シーンを標準搭載する複数ラウンド制としています。
BinikuErotica4 肉感の強さを有する女体の強力な存在感とエロさを基盤とすると共に、爆乳が派手に動く乳揺れ描写やショタち○この奮闘でメロメロに蕩けてのアヘ顔開陳、ハートマーク付きエロ台詞の連呼や言葉にならない白痴系ボイス、ドストレートな結合部アップ描写などなど、演出もアタックの強いものを多数投入してハードで派手な印象を形成(←参照 短編「おね×ショタ 爆乳母娘姦っ!」より)。
初出時期によって、この演出の密度やアタックの強さには多少のバリエーションはありますが、視覚的なインパクトや描写の勢いを重視した絵を連続していくスタイルは共通しており、1Pフルの中出しフィニッシュではオーラスとしての強い盛り上がりを演出面でも図っています。

 非常にストレートなエロさを重視したキャラメイクでありつつ、同時にヒロインを含めた登場人物達の心の動きでストーリー性を生み出すことで、読み口の単調さを回避し、かつエロのエネルギー感を打ち出しているのが魅力と感じます。
個人的には、性欲の行き場を無くしていた勝気な元ヤンママさんが息子の親友に告白されて互いに激しく求め合ってしまい・・・な短編「背徳姦-元ヤンママは親友の息子に溺れ落ちる・・・-」に愚息がお世話になりました。