BlueLove 槌居先生(原作:アズールレーン運営)の『アズールレーン Queen’s Orders』第2巻(一迅社)を読みました。艦船紹介動画でも大活躍な三笠おばあちゃん大先輩の前では憧れで緊張しちゃう長門ちゃん、可愛かったですね。爆発にはびっくりしましたが、プラモ博物館でなくて本当によかった。あと、照れ顔姉貴、めっちゃ可愛かったですねぇ!!

 さて本日は、大空若葉先生の初単行本『アオラブ』(茜新社)の遅延気味へたレビューです。透け表現があるとはいえ、露出がほとんど無い、最近のエロ漫画単行本としては珍しい表紙絵ですね。
ピュア&エッチなJKヒロインそれぞれのラブ&エロ模様を穏やかな雰囲気とエロの程好い熱っぽさでお届けな作品集となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計8作。1作当りのページ数は18~24P(平均20P弱)と中の下クラスのボリュームで推移しており、単行本としての厚みはやや弱め。軽く穏やかな読み口の作劇を基調としつつ、質・量両面で適度な満腹感のあるエロシーンを揃えています

【登場人物の素直な情動で動く青春ラブエロ模様】
 行きつけのハンバーガーショップの店員さんのスマイルを観るのが日々の楽しみであったのに、その女の子がお金目的で店長とセックスをしているのを目撃してしまうという所謂BSS(ぼくがさきにすきだったのに)系の短編「ゼロマネースマイル」を例外としつつ、基本的にはAOHAレーベルらしい青春ラブストーリーが作劇の主軸。
BlueLove1 短編「おかえりっ」「一途系ギャル」のように主人公のことが大好きなヒロイン側が積極的にラブエロアタックを仕掛けてくるケースもあれば(←参照 密着アピールだ! 短編「おかえりっ」より)、ヒロインの友人達の多少強引な後押しや双方の友人のセックスを観てしまったことがキッカケというケース(短編「ともだち」「卒業までには」)もあります。
短編「約束」や「卒業までには」のように、ヒロインの裸体を見たり密着したりで興奮した男性側が強引にセックスに持ち込むケースもありますが、セックスの中で男女の対等性を持ちなおしたり、ヒロイン側の好意的な受け止めを描いたりすることで、恋愛関係の成立を描いているため、後ろめたさを排除しています。
 また、ショタ喰い大好きガールが挑発&誘惑した純情ショタ君の童貞を喰ってしまう短編「ショタ×ハンター」、義弟君のエッチな悪戯に即応反撃するも逆にイかされてしまう短編「義理の弟になりました」は男女の攻守は逆でありつつ、共におねショタ作品であって、こちらは恋愛ストーリーとしての甘味はあまり意図していない印象です。
 前述の短編「ゼロマネースマイル」においても、主人公とヒロインの断絶に踏み込むのではなく、ラストで二人の関係性にチャンスがあることを示唆しており、いずれの作劇のタイプにおいても、読後感を温和にするまとめ方になっていると言えるでしょう。
一方で、話の展開としてのフックやストーリーのドラマ性には欠けるため、話の読み応えはあまりないスタイルとも言えるのですが、それ故の穏やかさを保った作劇ですし、恋愛感情や性欲の発露が素直に描かれていることでの読み口の良さがあるタイプと総括できるでしょう。

【健康的な色気感のある多彩なキャラデザのJKヒロインズ】
 各作品のヒロインはいずれもJK美少女で統一。逆に男性キャラに関しては、同学年ということもあれば、20代半ば~30代半ば程度と思しき年上男性、逆に年下のショタ系ボーイなど年齢層は幅広くなっています。
 お兄ちゃんラブな妹キャラ、あからさまな誘惑&挑発を仕掛けてくるが実は一途な教え子ギャル、清楚と見せかけて実はドスケベガール、主人公との恋路のあと一歩がなかなか踏み出せない奥手純情ガールに、ショタ喰い大好き肉食系ガールと、それぞれオーセンティックな魅力のあるキャラ造形ですし、前述した様に各々の恋心なり性欲なりが素直に発揮されていくことにポジティブな印象のあるキャラ造形と言えるでしょう。
また、キャラ設定によってキャラデザインの描き分けも明瞭になされており、清楚な黒髪ロング女子、派手な格好のギャルJK、ツインテでガーリーな可愛らしさのあるタイプも居れば、地味系の可愛らしさのある眼鏡女子等々、個々の属性付けと合わさってヒロインの印象を分かり易くしています。
BlueLove2 たっぷり巨乳の持ち主やサブヒロインに貧乳キャラも居ますが、ボディデザインとしては健康的な肉付きのボディの並乳~巨乳寄りクラスのおっぱいを組み合わせたタイプが大半を占めており、バスト&ヒップを中心として女体の柔らかさを感じさせつつ、発育途上の瑞々しさや健康的な色気感を重視した印象です(←参照 清楚黒髪ロング+並乳ボディ 短編「卒業までには」より)。
 なお、設定の関係上、制服(狭義)を着用したままでの着衣セックスも多いですが、徐々に肌蹴て全裸になることも多いですし、ハンバーガーショップの制服やパジャマなど別の衣装もしばしば投入されます。
 初単行本ということもあって、描画の密度や線の細やかさには初出時期による変化を感じることがあるものの、程好くお洒落な華やかさと絵としての親しみ易さのある絵柄自体は単行本を通して安定しており、表紙絵の印象と差異を感じることは少ないでしょう。

【程好いアタック&密度の演出で彩る熱っぽい痴態】
 ページ数の関係上、たっぷり長尺という程ではなく、作品間で濡れ場のボリュームの強弱に少々の差を感じることはありますが、概ね標準的な満腹感があるエロシーンが用意されていることは一貫しています。
BlueLove3 積極的なヒロインによる誘惑エッチ、ショタ攻めまたはショタ受けのおねショタ系シチュ(←参照 純情ボーイがドスケベJKに!! 短編「ショタ×ハンター」より)、友人二人が恋路を手伝ってくれる4Pセックス、王道の恋愛セックスに好意を持った相手が別の男と・・・なBSS系と、エロシチュは作品によって様々ですが、恋愛Hを軸としていずれも和姦エロ。
 柔らかバストやヒップを揉んだり、秘所をクンニしたりなヒロインの肢体への愛撫、ショタ君の反応を窺いながらの手コキに悪戯っぽい表情でのフェラや密着愛撫、初心なヒロインのおっかなびっくりなお口ご奉仕等々、シチュエーションに沿ったプレイを投入する前戯パートは十分な尺を用意する構成がメイン。
 ショタ喰いドスケベガールや、彼氏持ちガールなど例外も存在しつつ、過半数が処女ヒロインであるため、初めての挿入時には痛みや戸惑いもありつつ、それを恋愛セックスの幸福感や性的快感が上書きしていって熱っぽく乱れていくシークエンスが多く、男女双方が行為に夢中になっていく熱量を高めていきます。
BlueLove4 頬を紅潮させ、瞳を潤ませる官能フェイスに、高揚感のあるラブエロ台詞(←参照 王道の名前で呼んでだ! 短編「一途系ギャル」より)、過度なアップは量的に抑えた結合部見せつけ構図等、ベーシックな演出を十分な密度・量で投入するスタイルであって、痴態描写として強弱・濃淡の中庸を保つタイプ。
大ゴマに分かり易い威力がある一方で、小ゴマの詰め込み方が窮屈という印象があって、特にフィニッシュシーン手前でリズムが悪くなると個人的には感じるケースはありますが、それらの画面構成で詰め込む分、中~大ゴマメインの中出しフィニッシュを含めて抜き所を複数搭載した濡れ場に仕上げているとも言えるでしょう。

 多彩なヒロインの多彩なラブ&エロ模様を楽しめる作品集であり、全般的に穏やかにまとめる分、読み口の良さがありつつ強いフックにも欠けるという一長一短あるスタイルではあるのですが、適度な熱っぽさのエロ描写と合わせて読み手をあまり選ばない魅力があるとも言えるでしょう。
個人的には、積極的に誘惑してくるビッチギャルと見せて実は一途でピュアなギャルヒロインが登場の短編「一途系ギャル」が最愛でございます。