SlaveLadiesIn1000years 林ふみの先生の『異世界ちゃんこ』第4巻(竹書房)を読みました。コルネリアさんにお姫様抱っこされて赤面の高良山がキュートでしたが、彼女とエリーセの不仲を取り持とうとする彼の優しさも素敵でした。とは言え、家庭事情が事情なのでなかなか難しいことですよね。時の女神様らしき存在の台詞にあった伏字は誰を指すんでしょうね?

 さて本日は、煌野一人先生の『千年隷嬢~マイレディ、マイマスター~』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。先生の前単行本『ドールズ』(ティーアイネット)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
強くて美しいファンタジー美人ヒロイン達がハード&アブノーマルプレイで無様な狂乱痴態を曝け出してしまう作品集となっています。

SlaveLadiesIn1000years1 収録作は、王国最強の騎士であるエルフの女主人・シャーロットに日々厳しい剣技の訓練をさせられる従士の少年・コリンはある日彼女への反逆を企て、主人のドM性癖を見抜いて見事成功するのだが、これを皮切りに貴人やら怪物ヒロインやらを次々と性奴隷に屈服させていくことに・・・?なタイトル中編「マイレディ、マイマスター」シリーズ全5話(←参照 エルフ騎士陥落寸前! 同中編第1話より)、怪しげな男が開発したモンスター生物兵器が各地で惨禍を引き起こす「マンイーター」シリーズ2作、および読み切り短編「シードベッド・スクワッド」。
 1話・作当りのページ数は18~30P(平均24P弱)と幅はありつつ平均値としては標準的な水準。設定の面白さによるストーリーの存在感があり、その上で十分なボリューム感とアタックのエロシーンが用意されています。

【エロのコンセプトを一貫させつつ雰囲気の描き分けも明瞭】
 気高く、魔力や剣技などに長け、凛々しい美しさのある戦闘ヒロインをぐっちょんぐっちょんの半狂乱痴態へと叩き込むというコンセプトそのものは各作品に共通しつつ、中編とその他の作品では作劇の雰囲気が異なります。
 中編作については、主人公のコリン君が主人であるシャーロットさんを陥落したのを皮切りに、国の女王様や強大な竜、異国の皇后である妖狐といった強大な存在を次々とマゾ性奴隷に堕としていき、彼女達を従えるハーレムを構築する展開となっています。
SlaveLadiesIn1000years2この中編は調教・凌辱エロとしてダーク&インモラル系の雰囲気もありますが、隠れド変態であった女王様が自分への調教も土下座でお願いしてきたり、コリン&シャーロット主従に敗北した強大な古竜が間違った知識でコリン君に屈従を誓ったり(←参照 エロ小説に書いてあったそうです 中編第3話より)、房中魔術によって他国の戦士を支配する妖狐さんがコリン君への対応ミスで完全敗北したりと、ヒロイン達が主人公に従うことになる展開はむしろコミカルな印象を有しています。
 加えて、主人であるシャーロットへの下剋上を成し遂げるものの、なんだかんだで彼女からの恩義は忘れておらず、またハードな調教をしつつも、彼女達の(少なくとも表向きの)体面や尊厳を崩壊させたりしない主人公は善良では無いものの、非道な悪という印象がほとんど無いことや、ヒロイン達自身の性的願望が充足されていることもあって、読み口の暗さ・重さは基本的に払拭されていると言えるでしょう。
 これに対して短編・連作は異次元生物や怪物といった、意思疎通が不可能な存在によって戦闘ヒロインが敗北と文字通りにズタボロにされる一方的な凌辱の屈辱と恐怖を味わい、バットエンドへと転がり落ちていく作劇であって、お話としての陰惨さは相応に明確。
ファンタジーヒロイン凌辱展開としての王道さを保つと共に、連作前編「マンイーター・ペトリファイ」におけるメデューサの体の構造に関するアイディアの面白さや、短編「シードベッド・スクワッド」や連作後編「マンイーター・アブソーブ」における一捻りを効かせたラストなど、世界観を含めたストーリーの存在感を持たせる工夫が為されていると感じます。

【凛々しく美しいファンタジー巨乳ヒロインズ】
 中編作のエルフや竜、妖狐さんは数百年~千歳以上の長命種達ですが、短編・連作でメインである人間ヒロイン達を含め、人間換算では20歳前後~30代半ばクラスの美人さん達となっています。
 気高く厳格な性格の女エルフ騎士、優れた統治者であり高位の魔術師でもあるエルフ女王、強大な力を持つ古竜の少女、妖艶さと魔術によって男を籠絡する異国の皇后である妖狐といった中編のヒロイン達に加え、短編・連作でも勇敢な宇宙海兵隊の女性兵士、怪異に弓と術で立ち向かう退魔師、仲間の救出に向かう凛々しい元・騎士団長などなど、ファンタジーヒロインであり戦闘ヒロインであるキャラが勢揃い。
SlaveLadiesIn1000years3 その言動やキャラデザなどで気の強さや戦闘能力の高さを表現しつつ、中編ではその性癖等もあってあっさりと主人公の性奴隷に転じるコミカルさや、強大な存在に傅かれる優越感を喚起していますし、短編・連作でもそんな戦闘ヒロイン達が無様なお下品痴態を曝け出してしまうというギャップがエロシーンにおける魅力の核の一つです(←参照 黒髪ポニテ強気美人退魔師の敗北アヘ顔痴態ヤッター! 連作前編「マンイーター・ペトリファイ」より)。
 いずれも巨乳&安産型ヒップのストレートなエロアピールを感じさせる女体造形であることは共通しつつ、多彩なキャラデザインに加えて、締まったウェストの長身スレンダー巨乳タイプ、適度な駄肉感の強さがある年増女王様ボディ、低身長爆乳ボディなのじゃロリBBA系妖狐さんとキャラ設定による体型の描き分けも為されています。
なお、大量精液発射や怪物の子宮内産卵等によるボテ腹化、謎液体注射による爆乳化、特殊な場合ではスライム化による四肢の脱離、石化による身体・感覚の固定化など、身体の改変を伴うプレイが多いのも特色。
 単行本を通して安定するオーセンティックなアニメ/エロゲー絵柄は、二次元らしい華やかさと絵としてのキャッチーさがあって、それ自体はポピュラーなものですが、ヒロインの変容も含め、美しいものと醜悪なもののコントラストを効かせた絵作りに魅力があると個人的には感じます。

【ハード&アブノーマルなプレイと強烈な演出の痴態描写】
 設定の面白さやヒロインのキャラ性の魅力をエロシーンも含めて伝達していく作品構築であり、物理的に十分なボリューム感のある濡れ場はそれ以上に質的な満腹感の強さを打ち出していくスタイルと言えます。
 中編作は凌辱・調教系のシチュではあるのですが、コリン君側が一服盛って主人に下剋上するケース以外では、ヒロイン側がHに積極的であったり勘違いや意図によって自らセックスをしてきたりなので、意外に陰湿さや暗さは少ないのですが、それはそれとしてチョーキングセックスやら分身しての輪姦やら、イラマチオ、スパンキングやらとハードなプレイでヒロインにドM快感を叩き込んで悶絶させていきます。
短編・連作では竿役?が意思疎通不可能な怪物であるために、ヒロイン側の状況はより悲惨であって、種付け凌辱&精液溺死を経て身体改造されての苗床化、下半身丸呑み&触手責め&絶頂状態固定石化、スライム化によるニプルファックや四肢欠損、自己同一性の崩壊等々、ハードでアブノーマルなエロシチュ&プレイを容赦なく叩き込みます。
SlaveLadiesIn1000years4 これらのハード&アブノーマルなプレイによるヒロイン側のリアクションも強烈なアグレッションを以て描かれており、アナルへの大量射精によるザーメン嘔吐(←参照 二本挿しからの精液ボテ腹&ザーメン嘔吐で悶絶 中編第5話より)、前述した四肢欠損やボテ腹化といった進退改変による恐怖、母乳大量発射といったインパクトのある描写が連打されます
加えて、美人フェイスと対照的なお下品アヘ顔や濁音メインの悶絶ボイス、体中から溢れ出す涙や汗、愛液といった豊潤な液汁描写、子宮口をどちゅどちゅとち○ぽが叩き付ける断面図や透過図といった過激で濃密なエロ描写をヒロインの痴態描写の強烈さを打ち出しています。
 精液鼻提灯のイラマチオお口発射やスライム排泄肛門アクメ、高貴フェイスが臭いザーメン塗れになるぶっかけ等々前戯パートにおいても抜き所を設けつつ子宮を精液で満たす大量射精の中出しをメインとしてヒロインの肉穴にがんがん射精していく抽挿パートの流れも強い勢いを有してパワフルに駆け抜けています。

 ファンタジー系におけるハード&アブノーマル系においてそのポジションを確立している作家さんであって、その魅力を今回も明確に示しつつ、強くてチョロいヒロイン勢揃いな中編のコミカルさ&エロのハードさの両立などは新たな魅力を示した感じる最新刊。
個人的には、人間を上回る存在でありつつ皆さんサクサク陥落していくダーク&コミカルなハーレムエロの中編作が大変お気に入りでございます。お勧め!