AreYouOKWithStrangeVirgins 稲葉光史先生(原作:山本崇一朗先生)の『からかい上手の(元)高木さん』第8巻(小学館)を読みました。表紙は冬の装いな高木一家ですけれど、中身はプール回が充実で、人妻高木さんのセクシーな水着姿がたっぷり鑑賞できますぜ(邪悪な笑顔
二人で並んで歩くだけの回が、大人になっても変わらずこの二人らしいなぁと感じました。JCちーちゃんの恋も少しずつ進んでいる様ですが、果たして・・・?

 さて本日は、薬味紅生姜先生の初単行本『ヘンな処女でもいいですか?』(茜新社)の越年へたレビューです。昨年末に発売された単行本が多かったこともあって、レビュー出来ていない作品が多数あり、しばらく越年レビューが続くことをご了承下さい。
それはともかく、ちょっと変わった個性をお持ちな巨乳ヒロインズとのラブコメディ&蕩けまくりセックスが詰まった1冊となっています。

AreYouOKWithStrangeVirgins1 収録作は、過去にヒロインの母親と交際し、別の男性に嫁ぐ前に一度だけ関係を持ったことをネタにヒロインの“玩具”にされている男性主人公であったが、ヒロインは彼に一途な恋心を持っており、当の母親やメイドさんも主人公との恋路に参戦して・・・!?な中編「すべては彼女の思い通り」全4話(←参照 主人公が他の女の子に声を掛けられただけで嫉妬するヒロインちゃん 同中編第1話より)、および読み切り形式の短編5作。
1話・作当りのページ数は20~26P(平均25P弱)と中の上クラスのボリュームで推移。中編も含めて基本的には軽めの読み口でありつつ、ラブエロ系としての甘味と適度な濃厚感のある作画とでエロシーンに存在感を持たせた構築となっています。

【ヒロインのキャラ性を軸としたラブコメ系】
 作劇の方向性としては、恋愛ストーリーとしての甘味を有するラブコメ系であって、ドタバタ模様やほんのり背徳感のあるエロシチュがあっても軽く穏やかな読み口を保っています。
中編作も含め、ストーリー開始時点でヒロイン側に主人公への好意が形成されており、ちょっとしたAreYouOKWithStrangeVirgins2キッカケや中編での主人公争奪ドタバタ模様などによって彼女達の恋愛感情が表出されてラブラブHに発展していくという作劇の骨子は共通しており(←参照 幼い頃の結婚の約束を大事に覚えている展開!! 短編「とある義妹の物語」より)、これといった新味は無いものの、王道の良さがあるスタイルと言えるでしょう。
 また後述するようにヒロインのキャラクター性に漫画チックな楽しさやエロ可愛い魅力があって、このキャラ性をアピールすることを軸としたシナリオワークは萌えエロ系のスタイルに近いと感じます。
ラブ&セックスのヒロイン側の積極性もあって、二次元的な平和で甘い空間に浸れる構築である一方、ドタバタ模様の中でヒロインの恋愛感情を掘り下げることが可能であった中編に比して、短編群はヒロインのキャラありきでがっちり固めている分、話としては平板という印象はあります。
 また、やや作劇のコントロールとしてやや突飛であったり説明のクドサであったりな印象はあるものの、ヒロインのキャラ性を楽しく、キュートに表現する導入パートが有効に機能している作品が多いのも特色。
 男女双方がラブ&エロの幸福感に包まれて微笑ましいハッピーエンドでまとめており、読み口の良さを読後も保ってくれています。

【キュートフェイス&たっぷり柔らかバストの美少女ヒロインズ】
 中編作では主人公の昔の恋人でありJC級ヒロインの母親であるキャラクターや母娘に仕えるメイドさんが登場していますが、その他の作品のヒロインはミドル~ハイティーン級の制服美少女さん達で統一。
 魔術の儀式に夢中な中二病的な先輩ヒロインであったり、ちょっと素直になれないツンデレ系幼馴染、クールで有能だが主人を心配する余りに変な方向へ暴走するメイドさん、主人公を甘やかすと共に男として成長させるべくエッチな特訓をしてくれる女の子、ちょっぴりヤンデレチックなところもあるお兄ちゃん大好き妹ヒロインであったりと、分かりやすいキャラ属性にちょっと変わったアクセントを加えたキャラメイクが各作品に共通する魅力と言えます。
ツンデレ系ヒロインのデレであったり、お兄ちゃんラブな妹ヒロインの健気な恋心であったりと、ラブ&エロの積極性に加えてヒロインのキャラクター性に萌えっぽさのある要素を織り込んでいて、そのことがドリーミーなラブエロ空間の雰囲気を形成しています。
AreYouOKWithStrangeVirgins3 中編作にサブヒロインとして登場するクール眼鏡メイドさんは並乳スレンダーなボディの持ち主ですが、その他のヒロインは巨乳~爆乳クラスのおっぱいの持ち主であり(←参照 クールで真面目な委員長キャラの特大おっぱい! 短編「Be Friend」より)、華奢な少年主人公をその体で包み込む短編「大きなカノジョができました」の長身ヒロインもいますが、低身長で童顔でありつつバスト&ヒップの存在感は強いと言う、ボディデザインとしても可愛さとエロさを組み合わせたタイプがメイン。
 収録作品の初出時期にはかなり幅がある様で表紙絵と完全互換の近作と古い作品との間には絵柄の差異を明瞭に感じます。特にトーンワーク等の修飾性の強弱は印象に残り、近作ではややコテコテ感を感じる程に濃密な作画に仕上げていて、ヒロインの二次元的な華やかさやエロ描写の濃厚感に貢献しています。

【エロ可愛さを保ちつつ濃厚感のある痴態描写】
 エロシーンには十分な尺があり、近作を中心として作画の濃密さも質的な満腹感を高めでヒロインの蕩け痴態をたっぷり提供。
 メイドさんにセックスの能力を確認されるシチュや黒魔術の変な儀式を再現するプレイといったシチュエーションも用意していますが、それらも含めてヒロインの恋愛感情の表出等でラブエロ系にまとめていきます。
 前戯パートには十分な尺を用意しており、ヒロインの柔らかボディをむにむにと揉んだり、鏡面仕様の股間を舐めたりで彼女達を羞恥とそれを上回る快感に包み込ませる描写を充実させていますが、キュートフェイスで反応をうかがいながらのフェラやたっぷりおっぱいで包み込むパイズリなどのご奉仕プレイを有するケースも多いです。
 愛撫からビクビクと肢体を震わせての潮吹き等、ヒロイン側の快感の強さをアピールすることが多い一方、前戯パートでの射精シーンの有無は作品によって様々。とは言え、これらのプレイによってすっかり興奮に包まれた状態で処女ヒロイン(一部除く)に挿入して、彼女達がどんどん快楽に蕩けていく流れへとつなげています。
AreYouOKWithStrangeVirgins4 紅潮し涙で濡れる蕩けフェイス、十分な汁気感のある結合部見せつけ構図、淫猥な効果音と作画の濃密さもあってエロ演出としてのアタックの強さは抑えつつも陶酔感の濃厚さが魅力であり、ここに豊満ボディの存在感を組み合わせることでハイカ口リーなエロ描写に仕上げています(←参照 乳揉みピストン! 短編「視線をそらすそのわけは」より)。
 台詞の尺のまとめ方や、画面構成の緩急など初出時期によって巧拙に違いを感じる点はありますが、抽挿パートにも十分な尺がある分、フィニッシュに向かって描写のタメが十分で、また男女双方が行為に没入するエネルギー感もあってオーラスの抜き所への盛り上がりが図られています。

 エロ・ストーリーと共にヒロインの魅力を核とした作りであって、如何にも二次元空間らしい甘味や幸福感を楽しめる作品集と言えるでしょう。
個人的には、ちょっと素直になれない不器用系ツンデレちゃんのデレがエロ可愛い短編「視線をそらすそのわけは」が最愛でございます。