MamHunting 旅井とり先生(原作:坂戸佐兵衛氏)の『めしばな刑事タチバナ』第36巻(徳間書店)を読みました。娘さんの結婚式で家庭不和になった副署長を皆で説得しようとするエピソード、ラストも含めて普通にハートウォームな人情話になっていて上手いなぁと思いました。
石堂さん、大好きなのですが、スピード感が大事な彼女には“めしばな”での取り調べは不向きっぽいですねぇ。

 さて本日は、成島ゴドー先生の『母狩』(ティーアイネット)のへたレビューです。先生の前単行本『嫌いな奴等の女を種付け調教』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
肉感ボディの年増美女達がその性欲を解放したりさせられたりでハードに乱れまくるパワフルファックが詰まった1冊となっています。

MamHunting1 収録作は、努力しても勉強も運動も駄目で周囲からもイジメを受けているために自尊心を喪失し、倦怠と自己嫌悪に沈んでいた少年は、ふとしたきっかけから近所のおばさんとセックスを経験し、自身が巨根の持ち主で高い性的能力を有していることを知って周囲のママさん達の弱味を握って次々と籠絡していくことになるのだが・・・な中編「Hound」全5話(←参照 セックスが天性の能力であったことに気付き・・・? 同中編第1話より)、および読み切り形式の短編2作。
1話・作当りのページ数は20~30P(平均27P強)と中の上クラスのボリュームで推移。短編作に加えて中編作もストーリーのドラマ性はあまり強くないものの、エロシーンは質・量の両面で十分な満腹感を備えた構築となっています。

【強烈な欲望の暴走と解放感を基調とするシナリオワーク】
 今単行本メインの中編「Hound」は、自信を無くしていた少年がセックスの才能を自覚し、最初の相手である近所のおばさんとのセックスで自信を深め、自分をいじめていた少年達の母親を籠絡していく展開であって、劣等感をやや歪な形で跳ね返していくルサンチマンを含んだストーリー。
MamHunting2物語開始時点では不遇な存在であった主人公の少年が、年上女性を性的に圧倒できるその能力の自覚によって増長し、いじめっ子たちの母親の弱味を握って凌辱し、支配していく中盤以降の展開には復讐としての黒い爽快感や暴走した性的な全能感を織り込んでいます(←参照 いじめっ子のリーダーのママを征服完了 中編第4話より)。
主人公の少年に対して大人としての態度や矜持をある程度保つ最初の相手の人妻さんが主人公の“攻略対象”から最終的には外れるように、ハーレム構築的な目標が主人公にある訳でもなく、いじめっ子への直接的な復讐等も描かれないため、ストーリーとしての盛り上がりや決着の在り方には物足りなさがあるのは確かで、話の終わり方は意外にあっさりとした印象もあります。
 とは言え、主人公の明確な“成長”によって彼を見下していたいじめっ子達にとっても彼が既に優位な存在として印象付けられるラストは、それまでの展開に加えて水面下で進行していた主人公の跋扈も合わさって、主人公の不気味な自信でダークさを色濃く香らせています。
 これに対して、普段は口うるさく厳しい女性上司が酔っぱらってその肉食系な本性を露わにして主人公を襲う短編「お局様と新米くん」や、上京した青年が入居先の近所の人妻さんに誘惑されてしまう短編「Brother」と、短編群は年上ヒロインの積極性が明瞭なタイプ。
不倫セックスである短編「Brother」を含めて一定の倒錯性やインモラル感はありますが、どちらの短編作もヒロイン側の性的充足が展開の基調となるタイプであって、話としては基本的にポジティブ&マイルドな印象でまとまっていると言えるでしょう。

【グラマラスボディ&地味系美人な年増ヒロインズ】
 年齢層としては30歳前後~30代後半程度と思われる年増美人が勢揃いであり、短編「お局様と新米くん」の女性上司を除いて人妻ヒロインが勢揃い。
面倒見の良い優しく明るい近所のおばさんに地味に見えて実は不倫をしているいじめっ子のママさん、気の強いヤンママさんと様々なタイプのママさんが登場する中編では、いずれも年下ボーイに陥落させられてしまうギャップを魅力としていますし、短編群では年下の男性を翻弄してガツガツとセックスを貪ってくる肉食系のアダルト美人としてのキャラ性を備えさせています。
それらのキャラクター性にしてもキャラデザにしても、二次元的な華やかさが強いタイプではないものの、普通に居そうな年増美人がその性的な面を曝け出してハードに乱れるという印象の落差が実用性に大きく貢献しているのは一つの魅力。
MamHunting3 清楚なタイプやお堅そうな印象のタイプ、プリン頭のヤンママさんなどなど、キャラデザインは多彩でありつつ、巨乳&巨尻で程好く引き締まったウェストを組み合わせたグラマラスボディであることは各ヒロインに共通しており(←参照 ダブルママンと3Pセックス中 中編最終第5話より)、肉感の強さを打ち出しつつ熟女的な駄肉感はむしろ抑えたスタイルとも感じます。
 標準装備のもじゃっとした陰毛、ぷっくりと膨らんで適度な大粒感のある乳首&乳輪、まだまだ綺麗な秘所と体パーツ描写にも十分な淫猥さを持たせつつ過度な印象はありません。なお、陰毛描写に加えて、太眉や眼鏡は好みを分けやすいキャラデザ要素ではありますが、二次元的な華やかさで勝負するのではなく、地味系ゆえの現実に存在しそうな印象というものが武器となるものでしょう。
 十分なキャリアを有する作家さんであって、表紙絵と中身の絵柄は完全互換で安定。健康的な色気感もありつつ、エロシーンでは程好く重く濃い作画に仕上げて質的な満腹感にもつなげています。

【年増美人のハードな痴態を十分な演出密度とアタックで提供】
 ページ数の関係上、エピソードによってエロシーンの分量には一定の幅があるものの、いずれの作品でも抜きツールとしては十分な尺が確保されており、豊満ボディの存在感と演出のアタックの強さによって質的な満腹感も強く仕上げられています。
 自らの性的能力に目覚めた巨根ショタ君がママさんを圧倒していく中編と、女性上位でヒロイン主導型の短編群でエロシチュとしての方向性は異なりますが、どちらも必ずしも一方的な構図ではなく、男女双方の強烈な性的充足や解放感を備えているとも感じます。
 前戯パートを短めにまとめて抽挿パートをたっぷり用意する構成もありつつ、ヒロインの性感帯をじっくり攻め立てて絶頂に突入させたり、怒張に積極的にむしゃぶりつくフェラで射精に導いたりなシークエンスに相応の尺を用意するケースが多く、それらの描写のねっとり感も一つの魅力。
MamHunting4 抽挿パートでは濡れた秘所をずぼずぼと抽挿音を奏でながらピストンするマッシブな印象を打ち出しており、紅潮した表情で切羽詰まったエロボイスを連呼するという大人の女性の美しさやプライドがかなぐり捨てられた激しい乱れ具合をアピール(←参照 短編「Brother」より)。
媚肉を丁寧に描き込んだ断面図や要所でのアヘ顔的な表情付け、言葉にならない悶絶ボイス、柔肌を濡らす各種液汁描写など、エロ演出は過度な密度を避けつつも強いアタックを有しており、描写を詰め込んだ画面構成もあってシンプルに飽和感を維持しています。
 がむしゃらに大人ボディを貪るショタ君の中出し連発展開、逆にヒロインがガンガン腰を振って射精を連発させていく展開と攻守は逆でありつつも複数ラウンド制が基本であって、強烈な快感に身悶えしつつ白濁液を受け止める姿を大ゴマ~1Pフルでがっつり提供していく抜き所が豊富な展開としています。

 年増ヒロインのギャップとしてのエロさをストレートに魅力の中核としつつ、黒い爽快感のある中編と女性に翻弄されちゃう短編群とで異なる読み口が味わえます。
個人的には、勝気なヤンママ・雅美さんがお気に入りでして、お話としてはもうちょっと掘り下げて欲しかったですが、中編作の暗い全能感がお気に入りでございます。