StartedSpecialPlay 芥見下々先生の『呪術廻戦』第7巻(集英社)を読みました。“野球回のあるアニメ/漫画”は名作という定番ジョーク?がございますが、野球回のエピソードを伏黒の覚醒につなげたのは上手いなぁと感心しましたね。
壊相、敵ながら兄弟のために戦うという信念が真っ直ぐでよいキャラクターで、見た目のインパクト含めて好きですね。

  さて本日は、樺島あきら先生の『特殊プレイ始めました』(ティーアイネット)の遅延へたレビューです。当ブログでは久しぶりにレビューさせて頂きますが、4冊前の単行本『私が変態になった理由』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
豊満巨乳ボディの美少女&美女が特殊プレイにポジティブに励んで乱れまくりな様子をお届けな作品集となっています。

StartedSpecialPlay1  収録作は、かなり特殊なプレイを見たいがためにそういった性癖を持つ相手に自らの発明を供与して試験をしてもらう謎の美人科学者・ゴールド博士が、透明人間プレイや男女の意識入れ替えセックスなどを可能にするアイテムを発明して・・・なシリーズ作全3話(←参照 装着している猫耳は彼女の開発した特殊アイテムです 同シリーズ第2話「とりかえばや 前編」より)、および読み切り形式の短編2作。
なお、短編「あの人に・・・」はこの作家さんの作品ではお馴染みの特殊プレイ用メイドさん達とそのご主人様が住まう実質的には娼館でもあるお屋敷が舞台となっています。
  収録本数こそ少ないものの、1話・作当りのページ数は32~54P(平均38P)とかなりの大ボリューム。明確にエロメインの作品ですが、そのエロシーンを可能とするシチュエーションやモチベーションの描き方が丁寧である分、漫画としての読み応えもある作品構築と感じます。

【如何に変態プレイを自由意思で楽しむのかというお話】
  露出・排泄に関する特殊プレイを作風の軸とする作家さんであり、今回は前者がメインであり、更に意識入れ替えやちんこ増殖といった創作物である故に可能な特殊なプレイ・エロシチュを投入しています。
  レビューの度に書いていますが、この作家さんの作風の明確な特色はそれらのアブノーマルなプレイを変態的な性癖として登場人物達も認識しつつ、登場人物の人間性が日常から逸脱したり、背徳的な行為によって不幸が生じたりすることなく、あくまで登場人物達の自由意思に基づいて進められていく点。
StartedSpecialPlay2娼婦メイドとしての役割を果たすために自ら研鑽をしていく“館”シリーズのメイドさん(←参照 “無様な姿を晒すとしますか” 短編「あの人に・・・」より)、自らの性癖に忠実にエロアイテム開発とその実践に励む研究者とその恩恵?に預かってやはり自らの性癖を充足させていく被験者達、自らの露出プレイ撮影のためにセッティングをちゃんと考えていく外国人ガールと、それぞれ彼女なりの意志とロジックによって特殊プレイを追求していきます。
登場人物達なりに真剣な探究が快楽の充足という形で報われ、また悪意を持った人物が介在しないことで、“プレイ”を“プレイ”として楽しめる人間達の営みとして描かれているのも平和な空気感を維持する大切な要因。そこには単純な欲望の発揮というよりかは、好事家同士のある種の連帯感や信頼関係が存在していると評しても過言ではないでしょう。
  ざっくり言えば、登場人物達が変態プレイに邁進しているだけの内容であって、ストーリー面での存在感はないですが、中編シリーズにおける各種ギミックとその効果の説明であったり、変態プレイを如何に実行していくかの段取りであったりの説明に尺が割かれている分、展開としての説得力を有した作りになっているのは作劇面での美点と感じます。

【健康的な肉感の巨乳ボディがメインな変態さん達】
  新人ご主人様のためにサポートとして復帰した短編「あの人に・・・」の元メイドな美熟女さんや、中編シリーズのゴールド博士など、アダルトな色気感のある美人さん達も登場しつつ、ハイティーン級と思しき美少女さん達も多数登場。
 露出趣味であったり、彼女に掘られるのが好きな彼氏君と彼をペニバンで犯すのが好きな彼女さんのカップルであったりと、皆さん変態キャラですが、前述した様に逸脱による破滅を招くようなタイプではなく、あくまで気持ちの良いプレイをポジティブに楽しむ人物達。
  中編シリーズのように、その意志や反応が描かれることで行為の進展に明確に寄与するタイプの男性キャラクターも居る一方、あくまでプレイの参加者としてヒロインの快楽に貢献するタイプの“モブキャラ”的な男性も多いですが、どちらにしても女性に好き放題するのではなく、節度を保った変態という点は共通しており、この点も読み口の良さにつながっています。
StartedSpecialPlay3  中編シリーズの第2・3話でメイン格の女の子は並乳クラスですが、その他のヒロインは健康的な肉付きに豊満バストをお持ちな体型(←参照 露出探究ガールの肉感ボディだ! 短編「青空湯煙」より)。短編「あの人に・・・」のメイン格・紫苑さんは年増美人らしいグラマラス熟女ボディとして描き分けられていますが、ストレートなエロさを強く持ちつつ絵柄の性質もあって健康的な色気感があるのが、変態プレイとの独特のケミストリーを形成するのは各ヒロインに共通しています。
  管理人は久しぶりにレビューしたこともあって、過去の絵柄にあったある種のクセが抜けて漫画チックな親しみ易さが現代的にチューンされたこと変化を鮮明に感じました。表紙絵との印象の祖語は単行本を通して無く、またいい意味で軽さ・柔らかさのある絵柄や画面の作り方も訴求層を広げる要因と感じます。

【特殊プレイも多数登場で喜悦に浸る登場人物達】
  エロシーンの進展そのものが、登場人物達の性癖の探究とその成功という軌跡を描いていくこともあって、一シークエンスをじっくりとというよりかは、プレイ内容やエロシチュの変化を伴いながら長尺のエロシーンを形成していくスタイル。
  通常?のセックスシーンもありますが、前述した様に露出プレイであったり、便器プレイであったり、オナニー開陳プレイであったりとアブノーマルなエロシチュ・プレイが多いのも特色であり、性器結合そのものは主眼ではないとも言えるでしょう。
また、ゴールド博士による特殊ギミックが活躍する中編シリーズでは、透明人間化した状態での露出全裸セックスであったり、感覚を共有した状態での男女入れ替えであったり、全員がちんこを生やした状態での3Pセックスであったりと、かなり特殊なプレイ内容を用意しており、共感のしやすさという点では難しさもありますが、思い切った振り切り方をしていて、エロ漫画的ファンタジーを十全に活かしていると感じます。
StartedSpecialPlay4  特殊なプレイを実践していく解放感や高揚感を基調としており、その意味では精神的な快楽と充足を重視した作りと言えますが、その上でピストン描写は更なる快感を引き出すプレイとして描かれており、紅潮しただらしのない表情と台詞回しで蕩けきったヒロイン達の喜悦を表現(←参照 他者からほとんど認識されない状況で野外全裸セックス 中編シリーズ第1話「透明人間・・・?」より)。
また、演出そのもののアタックが強いわけではないものの、柔らかボディをじっとりと濡らす各種体液やおしっこ、押し開かれる秘所の見せつけ構図や挿入感を強める断面図といった描写が、地の絵柄やボディデザインに健康的な印象がある分、対比的にエロさが打ち出されていくのも特色と感じます。
  フィニッシュシーン自体が重要かと言われるとそうでもないタイプのエロシーンなのですが、1Pフルでアクメに震える女体をがっつり提示する中出しフィニッシュには存在感があります。コマ割り自体は割とシンプルながらも、連続コマやカットイン描写、複数アングルの平行提示など、画面構成が比較的凝っているのも技術力の高さと感じます。

  アブノーマルなプレイを、自分自身の充足のために求めていく登場人物達の結束という作りであって、倒錯性を持たせつつもポジティブな読み口と実用性を今回も打ち出しています。
個人的には、エッチな唇と豊満ボディな紫苑さんとのエッチが楽しめる短編「あの人に・・・」が一等お気に入りでございます。