HypnosisSurveyOfMaritalRelation TVアニメ版『アズールレーン』第1話「海を駆ける少女たち」を観ました。ラフィーちゃんが!ジャベリンちゃんが!綾波ちゃんが!クリーブ姉貴が!ビーバーズが!エンプラさんが!皆動いている、嬉しいヤッター!!ラフィーちゃん可愛かったですねぇ!!!
あくまでシリアスにやる路線と思いますが、原作ゲームファンの心をくすぐったり驚かしたりな作品だなぁと思いました。

  さて本日は、高津先生の『催眠夫婦仲調査』(ティーアイネット)のへたレビューです。先生の(成年向け)前単行本『人妻Aさんと息子の友人Nくん』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
催眠ギミックによる常識改変で黒い欲望が好き勝手に発現され、美熟女&美少女が無様に乱れまくりなエロシーンがたっぷり用意された1冊となっています。

HypnosisSurveyOfMaritalRelation1  収録作は、受験や就職に失敗し親にもほぼ見放され、マンションの他の住人にも見下される日々のニートである主人公・下田は、ある日“夫婦仲調査員”なる職務を命じられ、何故か彼の指示に従う夫婦達の私的領域を次々と侵犯していくのだが・・・な中編「夫婦仲調査員」全3話(←参照 夫婦仲の調査と称して夫の目前で妻の秘所を弄る 同中編第1話より)+描き下ろしフルカラー幕間劇(4P)、閉鎖的な田舎の人間関係に鬱屈していた少年はとある日出会ったちょっと邪悪な道祖神様にとある条件と引き換えに彼の性的な願い事を叶えて貰うのだが・・・な中編「かみさまのいうとおり」全2話+描き下ろしおまけ漫画(1P)、および短編「・・・けど、私は。」。
なお、短編「・・・けど、私は。」は前単行本に収録の長編「人妻Aさんと息子の友人Nくん」の後日談的作品。また、中編「夫婦仲調査員」と中編「かみさまのいうとおり」とは同一の世界観であることが描き下ろしおまけ漫画で明かされています。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は22~38P(平均31P強)と標準を上回るボリュームで推移。ストーリーの存在感はそこまで強くはないものの、エロシーンを軸として展開に威力があり、抜きツールとしての満腹感が強い構築となっています。

【強烈な黒い欲望が好き放題に発揮されて突き進む凌辱系エロ】
  両中編とも催眠による常識改変や身体と感覚が同期するオナホといった便利ギミックを用いて主人公の黒い欲望がストレートに発揮されるという、欲望ドリブンな作劇となっており、この作家さんの作品で言えば「王様アプリ」シリーズと同質のスタイル。
他者から公然と見下されていたり、ハラスメントやいじめの対象となっていたりする側の主人公からの、復讐としての側面を有しており、黒い爽快感を形成すると共に、彼らの行為のエスカレートや相手の反撃を封じた上で弄ぶ陰湿さも明確に織り込まれているため、雰囲気に一定の暗さがあるとも言えるでしょう。
HypnosisSurveyOfMaritalRelation2  家族の前で犯されたり、主人公に性的調教を受けたり、好き勝手なことをされたりすることが当然であると認識し、既存の家族の関係性を蹂躙される中編「夫婦仲調査員」も、ルールに厳格な美熟女さんがそのルールを改変されて好き放題にされたり、知らぬ間に自分の体を好き勝手に改変させられたりな中編「かみさまのいうとおり」も、明確に異常な状態を主人公以外は異常と認識できない歪みや、個々のパーソナリティに由来する暴威が降りかかる皮肉といった様相が絡んでおり、作劇としての嗜虐性を強める要因となっています(←参照 ルールに厳しい町内会長さんに改編した挨拶のルールに従わせる 中編「かみさまのいうとおり」第1話より)。
  前述した陰湿さを伴いながら欲望と復讐心から突き進む主人公達に対して、特に因果応報な報いが生じることもなく、やりたい放題を尽くしていくという構築になっており、ドラマ性としての起承転結などは感じない一方で、彼らに感情移入する側にとってはストレスフリーなシナリオワークとも評し得ます。
両作品とも基本的には個々のヒロインを攻略していくオムニバス形式となっており、続き物のストーリーとしての存在感は欠くタイプではありますが、ターゲットを次々と移していくという流れそのものも、欲望の暗い全能感につながっているとも言えるでしょう。

【多彩なキャラデザの豊満ボディなヒロインズ】
  中編「夫婦仲調査員」第3話で母と共に主人公のオナホにされてしまうミドルティーン級美少女や、中編「かみさまのいうとおり」第2話で主人公の復讐の対象となる暴虐黒ギャルさんなど年少組も存在しますが、20代後半~30代半ば程度と思しき美熟女で人妻(離婚した場合も含む)が主力。
  嫌われ者の主人公にも優しく接していた人妻さん、プライドの高いツンツン人妻、おっとりとした性格のママさんにそれへの反発心もあって気の強い美少女さん、何かとルールにうるさい厳格いびり系町内会長に無軌道&横暴黒ギャルガール等々、それぞれ明瞭なキャラクター属性を備えたヒロインが用意されています。
他者を見下したり、横暴であったりと主人公側の反発心や憎悪を掻き立てるキャラも多いですが、常識改変シチュを中心に、それらの性格を改変させるのではなく、性質を保った上で主人公が好き放題に出来るという状況を形成しているのがこのサブジャンルとしての特色。
  なお、中編「夫婦仲調査員」の主人公はメカクレキモデブなニート男性といういかにもなキャラ造形である一方、中編「かみさまのいうとおり」は程好く生意気そうなショタボーイであり、年上に対する攻めショタ的なポジションのキャラクターとなっています。
HypnosisSurveyOfMaritalRelation3  前述した中編第3話のツンツン美少女さんも低身長ながらバストの発育は大変良く、締まったボディの黒ギャルJKと豊満ボディの年増美人とでも、肢体全体の駄肉感などは異なりつつも、バスト&ヒップを中心に柔らかい肉感がストレートなエロさを共通しているのは共通(←参照 横暴黒ギャルさんを強制酩酊させて 中編「かみさまのいうとおり」第2話より)。その上で、設定や性格付けによってキャラデザインを多彩に描き分けているのも明確な美点。
漫画チックな親しみ易さのある絵柄である一方、艶めかしいリップの表現や程好い大きさの乳輪、ぐにぐにと変形する秘所やアナル、程好い股間の茂み等、クドさは排しつつも一定の淫猥さのある体パーツを組み込んでおり、女体描写そのものも実用性の明確な基盤を形成しています。

【ヒロインの心身を支配する征服感とエロ演出の強烈さ】
  ページ数相応に長尺の濡れ場が用意されており、一シークエンスを長尺で魅せるというよりかは、主人公側の欲望によってヒロインの状況が徐々に浸蝕されていく、展開の流れをしっかりと魅せる作りになっています。
  人妻ヒロインが多いこともあって、“寝取り”的な要素がない訳ではない一方で、常識が改変されている状態において、当人達はあくまで通常の夫婦関係の維持を認識しており、また主人公側がヒロイン達をオナホ扱いする凌辱エロとしての側面を有しつつ、基本的にヒロイン側は自分たちを被害者として明確に認識できないケースが多く、ヒロインの絶望感や敗北感は希薄。
それらの状態が、凌辱エロとしてのマイルドさを生んでいることは否定できないものの、彼女達の精神的抵抗や嫌悪感すら許すことなく身勝手に扱い、またその私的領域を侵犯するという行為が、陰湿で強い嗜虐性や征服欲を喚起することこそが主たる特徴のエロシチュと言えるでしょう。
  ヒロインの豊満ボディを赴くままに弄って貪る愛撫描写や、常識改変の上でのフェラやパイズリご奉仕の発生といった前戯パート、事態の異常性を何となく認識しながらも強制された意識と強烈な快感で思考を奪われていく抽挿パートは共に十分な尺を有しており、主人公側の身勝手がまかり通る異常性とそれ故の支配欲やエロの攻撃性を形成。
HypnosisSurveyOfMaritalRelation4 強気フェイスや清楚フェイスが無様なエロ顔に変容するギャップ(←参照 プライドの高い人妻ヒロインの無様メス顔を1Pフルでお届け! 中編「夫婦仲調査員」第2話より)、男性側の好き勝手な罵り台詞に対し、理性を失いだらしのないエロ台詞をハートマーク付きで連呼する台詞回しや悶絶ボイス、子宮口を押し潰すようなマッシブな抽挿による断面図描写や露骨な結合部見せつけ構図、パワフルな擬音等々、アタックの強い演出を適度な密度で打ち出していく流れも強烈。
表情と秘所のリアクションを平行連続コマで魅せたり、エロ展開の勘所でフィニッシュ以外でも1Pフルの描写を用いたり、全身の描写と表情のアップを技巧的に組み合わせたりと、狙いどころがしっかりとハマる画面構成の上手さも魅力で、とどめの密着中出しとヒロインの悶絶アクメを1Pフル~2P見開きでお届けなフィニッシュまで描写としての十二分なタメを蓄積しています。

  黒い時の高津作品のカラーが忌憚なく発揮された印象の作品集であり、ストーリー面の存在感の物足りなさはあるものの、それ故に欲望をストレートに叩き付ける凄味も感じる印象。
個人的には、釣り目ツンツンおばさん町内会長を常識改変で好き放題にアヘらせる中編「かみさまのいうとおり」に愚息がとてもとてもお世話になりました。