HypnoSpray 松江名俊先生の『君は008』第6巻(小学館)を読みました。学園への潜入任務で当初の推定とは大きく異なる巨悪の存在が・・・という展開なのですが、それよりあやめちゃんのぴっちり衣装が大充実でおっぱいがいっぱいで大変でした(語彙力を喪失
あと、おとぼけキャラでありつつ、野原君、意外に肝が据わっているとこもあるのだなぁと改めて感じましたね。

  さて本日は、ぽんこっちゃん先生の『サイミンスプレイ』(ヒット出版社)の遅延へたレビューです。かなり遅れてのレビューで申し訳ありません。これが4冊目となる作家さんですが、今回初めてレビューの俎上に載せさせて頂きます。
スレンダーボディの美少女さん達をハードなプレイで攻めまくり強烈な快感を叩き込む作品集となっています。

HypnoSpray1  収録作は、不良少女・真野にひどいイジメを受け、学園でも孤立していた少年は自分を慰めてくれる保険医さんから発明品である相手を従順にするスプレーを貰ったのをキッカケとしてこれを悪用し、真野だけでなく学園中の女子に復讐していくのだが・・・な中編「サイミンスプレイ」全3話+幕間の番外編(←参照 自分に優しくしてくれていた女の子を催眠スプレーの実験台に 同中編第1話より)、および読み切り形式の短編2作。
収録本数こそ多くないものの、1話・作当りのページ数は26~36P(平均31P強)と標準を優に上回るボリュームを個々に有しており、長尺のエロシーンを投入しています。

【催眠凌辱・常識改変で黒い全能感の中編作とラブコメ系短編】
  中編作と短編群とで作劇の方向性は異なり、タイトル中編についてはタイトル通りに催眠・意識改変というエロ漫画的に大変便利なギミックを使用しての好き放題を描く凌辱系統の作品。
HypnoSpray2  この展開において、自分をいじめていた相手に復讐を果たしてその心身を好き放題に弄ぶ黒い爽快感や(←参照 いじめっ子不良娘を精液便所に 中編第3話より)、自らの思うままに学園中の女子を犯すという性的な全能感を形成しているのは、このタイプの作品らしい特色と言えるでしょう。
一方で、主人公に対して分け隔てなく接してくれていた優しい女の子を真っ先に催眠凌辱したり、助力をしてくれた保険医さんの厚意を踏み躙って隷属させたり、特に接点の無かった女子達までも肉便器化するなど、全能感の暴走で主人公の性根の卑しさが明瞭になっていく流れとなっており、好き放題の結果として因果応報・自業自得な結末を迎えることになります。
  なお、幕間劇である番外編は、主人公による常識改変という異常な状況における男女の恋を描いた作品で、悪辣な中編主人公による寝取られ的な様相も呈しつつ、それが異常と認識できない二人の恋路は育まれていくというかなりユニークな展開となっています。
 これに対し、エンコーギャルなヒロインがクラスメイトのオタクくんに現場を目撃されてしまい、口封じのためにエッチをしてあげるのだが、意外に性豪だった彼に逆に返り討ちにあってメロメロに~な短編「クラスメイトがおっさんと歩いているのを目撃したらただでえっちさせてくれた件」、幼馴染同士のボーイ&ガールのほのぼのラブコメディな短編「窓」は、エロのハードさこそ中編と共通しつつも、よりポジティブで穏やかな雰囲気の作品であり、どちらもハッピーエンドとなっています。

【肢体のスレンダーさを共通させた多彩なキャラデザの美少女】
  ちっこい体ながら大人である中編作の保険医さんを例外として、基本的に女子校生級の美少女さんがヒロインであり、男性キャラクターについても同年代の男子が登場しています。
中編作では、清楚で優しい女の子、快活なビッチでマッドサイエンティスト系の保険医さん、粗暴でキツい性格の不良ガールとそれぞれタイプの異なる女性キャラを登場させていずれもオナホ扱い的な存在に変容させますし、短編群でもサバサバ系ビッチさんや、次第に異性として認識するようになった明るく元気な幼馴染ガールが登場しており、それぞれキャッチーな魅力のあるキャラ造形と言えるでしょう。
  短編群や番外編に登場する少年達については、ごく普通の男子校生というキャラデザであるのに対し、中編の主人公に関してはその外道で卑屈な性根もあって多少の醜さを感じさせるキャラデザとしており、そんな存在が美少女を好き放題にという視覚的なギャップも形成。
 眼鏡っ子にギャル系、清楚系女子などタイプの異なるキャラデザの描き分けも明瞭であり、ボディデザインについてもちんまり無乳な合法ロリボディ、程好い肉感の巨乳ボディにスレンダー並乳ボディなど様々。
HypnoSpray3おっぱいサイズや身長の高低などにバリエーションは明確にありつつ、すらりとした四肢や肉付きの弱い体幹といった要素は共通しており、バスト&ヒップに一定の存在感を持たせる場合でも肢体全体のスレンダーな印象があることは各ヒロインに共通する特色とも感じます(←参照 スレンダー並乳ボディのギャルさん 短編「クラスメイトがおっさんと歩いているのを目撃したらただでえっちさせてくれた件」より)。
  最先端とは言い難い面はありつつ、漫画チックな親しみ易さが美点である絵柄であって、それぞれのキャラデザインの可愛らしさを無理なく引き出してくるタイプ。どちらかと言えば、表紙よりも裏表紙の方が中身の絵柄の参考になると感じます。

【長尺&多彩な描写の充実の口淫描写&パワフルなピストン描写】
  エロシーンの分割構成を採ることもありつつ、シーン間のつなぎはスムーズであって十分に大ボリュームのエロシーンを用意。
  催眠凌辱・意識改変でのご奉仕ハーレムな中編、寝取られ・スワッピング要素を持つ中編の番外編、棚ボタ童貞食いセックスと幼馴染の嬉し恥ずかしラブラブHな短編群とそれぞれエロシチュの方向性は異なりますが、欲望のスイッチが入った男子によるハードなプレイでヒロインに強烈な快楽を叩き込むパワフルさは、短編「窓」を例外としつつ、概ね共通しています。
  必ずしも前戯→抽挿のエロ展開にこだわらず、中出し描写の後に投入することもありますが、前戯パートおよびそれに類するパートにおける特色は、十二分な尺を有するフェラ描写であり、美少女さんのねっとりご奉仕フェラや強引なイラマチオが充実していて、頭部を押さえつけての口内発射からの連続イラマであったり、口内で白濁液を味わったりといった描写でアグレッシブな抜き所を形成。
ダブルフェラや精液鼻提灯、反抗的な目つきを見下しながらのイラマチオなどなど、フェラ関連の描写は多様で、十二分な尺を取っているのに対し、抽挿パートの描写はむしろ量的に圧迫されていますし、フィニッシュを口淫描写関連にすることもしばしばあるなど、ピストン運動重視の諸氏は要留意。
HypnoSpray4  とは言え、抽挿パートにはアタックの強さに伴う質的な存在感は十分にあって、華奢ボディをホールドしてガンガン突き込むパワフルさや、下腹部がちんこに押し上げられて盛り上げられるいわゆる“ボコォ”的な表現、華奢な両脚が大股開きにされる構図等で、スレンダーボディが膂力と快楽で蹂躙される様子の強調、悶絶ボイスや乱れきった表情付けも視覚的なインパクトの形成に強く寄与(←参照 悶絶アクメ 中編第2話より)。
マッシブなピストン運動からの大ゴマ~1Pフルの中出し描写は、ヒロインの痴態描写の強烈さもあって抜き所としてのパワフルさを備えていますが、前述した様にそこからお掃除フェラや無理やりな姿勢からのお口追撃射精などを投入することが多く、フィニッシュを含めて抜き所としての口淫描写の投入というスタンスが一貫しているのはこの作家さんらしい特徴と言えます。

  口淫描写の充実とエロ描写のハードさを共通させつつ、作品の方向性は多彩であり、また様々なタイプのヒロインの魅力も楽しめる1冊。基本的には雑食派の諸氏にお勧めできるスタイルです。
個人的には、中編作における不良娘ちゃんの反抗的な態度と催眠洗脳が完了しての従順な態度のギャップで一挙両得的なエロシーンに愚息がお世話になりました。