Libido 加藤雄一先生の『やんちゃギャルの安城さん』第4巻(少年画報社)を読みました。いやー、今回もめちゃくちゃドキドキ&ウハウハなエピソード満載で、こう、ヤバいですねぇ(恍惚
瀬戸の辛い過去も明らかになったわけですが、安城さんがそれを乗り越えさせてくれたのも素敵。そこからの衝撃の宣言も悶えましたね。

  さて本日は、変熊先生の初単行本『Libido』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。1週間ほど遅れてのレビューで申し訳ない。
少しねじれた恋愛関係とその中で解放される強烈な欲望が駆動するハードファックを濃厚な描写でお届けな作品集となっています。

Libido1  収録作は、優しくて従順な幼馴染の少年に対して素直になれないツンデレガールを見かねた?彼女のママさんが少年を性的に特訓して娘にけしかける連作「堕ちろ!ねっとり指南」前後編(←参照 淫乱ママさんの特訓の成果で娘さんにアタックだ! 同連作前編より)、および読み切り形式の短編7作。
1話・作当りのページ数は16~24P(平均21P強)と標準的な水準。ストーリー展開に一定の存在感を有しつつ、量的・質的な満腹感が共に強く図られたエロシーンが用意されています。

【時に妖しさや危うさも含む熱情的な性愛の多彩さ】

  話の作りとしては、恋愛感情を軸とするタイプの話ではあって、棚ボタ的な展開も含めてラブコメ的にオーソドックスな展開を有した作品が多いことは確か。
母娘とのドタバタラブコメ的な様相の連作に加え、自分のことを何故か慕ってくれる女の子がぐいぐい誘惑してきたり(短編「楽しい記録」)、根暗な性格で孤立していた少年が優等生の女の子に告白されたり(短編「私の好き」)、根が真面目な黒ギャルさんが不案内の性的なことを幼馴染の少年に教えて貰おうとしたりと(短編「いまどきレクチャー」)、展開そのものはラブコメ系作品で相応にポピュラーなものと言えます。
Libido2  しかしながら、ボッチ少年のことを好きになる少女のやや歪んだ感情が描かれる短編「私の好き」(←参照 実は似た者同士・・・? 同短編より)、静かに誘惑してきた女の子の“裏の素顔”が明らかになる短編「楽しい記録」、姉への恋愛感情を持つ妹が姉の彼氏とのセックスで姉の存在を間接的に感じて快楽に耽溺する短編「お姉ちゃんは!好きっ!」など、ピュアでポジティブな恋愛感情とは異なる嫉妬や歪み、狂気性などが登場人物のモチベーションに染み込んでいることが多いのは明確な特色。
ラブラブなカップル同士でありつつ、互いに睡姦を繰り返す短編「今日の、したいこと!」、主人公が真面目に約束を守っているだけとはいえ、ある種の懲罰的にヒロインを快楽で圧倒する短編「それでは頑張りましょー」など、明確にポジティブな恋愛関係を描く作品においても、アブノーマルなプレイ内容や倒錯感のあるエロシチュを用意しています。
  後述する様にエロ描写がハード指向であり、強烈な性的な陶酔に浸り、貪欲にそれを求め続ける登場人物達の描写に妖しさや、時に危うさや歪みを含ませていることで、陰陽の入り混じる雰囲気を作り出していると感じます。
とは言え、話としての重苦しさや関係性の破綻などは描かれず、ラブ&エロと結びつけられた男女の姿を描いて前向きにまとめるケースもあれば、ある種の歪みを内包しながら快楽に耽溺し続ける様を描くケースもあり、エロの強烈な存在感をその倒錯性が作劇全体に強く影響を与えることで作劇に独特の幅を持たせていると言えるでしょう。

【柔らかい弾力感のある巨乳&桃尻の肉感ボディな美少女さん達】
  連作の明るく優しいビッチママさんを例外として、ミドル~ハイティーン級と思しき美少女ヒロインで統一された陣容。
 快活なスポーツガールである彼女さん、皆から好かれる優しい優等生キャラ、主人公に対してつい高慢な態度を取ってしまうツンデレ幼馴染に、ネガティブな根暗系ガール、中身は純粋無垢で背伸びをしている黒ギャルさんなどなど、多彩でキャッチーな属性付けをしています。
その上で、キャラ属性としての分かり易い要素を作劇において保つケースもあれば、意外な一面を表出させるケースもあるのは前述の通りで、濃厚な陶酔感を含めてラブ&エロにおけるヒロインの豹変といった面に重点があるキャラクター描写が特色とも感じます。
Libido3  肢体全体の肉感には多少のバリエーションはありつつ、むにゅんと柔らか弾力の巨乳~爆乳にこれまた柔肉たっぷりのデカ尻を組み合わせて肉感的なエロボディが揃っており(←参照 柔らか褐色巨乳! 短編「いまどきレクチャー」より)、女体の存在感や一定の重量感が画面を埋める様に一種の迫力も感じさせます。
艶っぽい唇の表現や陰毛標準搭載で淫臭の香る股間の描写、お肌のテカテカとした特徴的な表現など、肉感の強さに加えて各種体パーツ描写に濃厚な淫猥さがあることも女体のエロさを増強しています。
 表情や等身等のキャラデザインに多少の変遷を感じることはあり、濃淡の付け方が特徴的な分、表紙絵との差異を感じるケースもあるものの、アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさと濃いめの色気感を組み合わせるスタイルは一貫しており、初単行本としては十分な統一感があると言えます。

【女体描写の淫猥さと強烈で高密なエロ演出の組み合わせ】
  各作品のページ数の幅の分、濡れ場の尺にも一定のバリエーションはありますが、エロシーンの占める割合は十二分に高く、かつ怒涛の勢いと強烈なエロ演出で質的な満腹感を強く付加するスタイルと言えます。
 相手を好き放題にする睡姦、逆レ○プ気味な状況、性的に無知な女の子をち○こで攻めまくるプレイなど、倒錯性や羞恥心、場合によっては罪悪感なども生じさせる状況を描いており、インモラルな雰囲気も打ち出しつつ、多様な恋愛の在り方としても描かれているのも特色で、欲望と感情がむき出しになっていくパワフルな印象を形成。
 豊満バストの柔らかさと重量感を味わう乳揉み描写、唾液がねっとり絡むキス描写、艶っぽい唇が逞しい剛直を包み込むフェラ描写、むわぁと淫臭が香り立つエロ股間を舐めたり手マンしたりな愛撫描写と、各種体パーツ描写の淫猥さを十全に活かしたプレイを前戯パートに搭載しており、淫乱フェイスになりながら白濁液を浴びたり、潮吹きやお漏らし等のヒロイン側のアクメを描いたりで抜き所を形成。
Libido4 前戯パートが短めであったり、明瞭な抜き所を投入しなかったりのケースも多いのですが、その分抽挿パートの量的充実感が図られており、ドスドス、ばすんばすんと濁音メインのマッシブな擬音を繰り返すと共に、結合部見せつけ構図や仰け反りリアクション、子宮口をノックする断面図や透過図などの描写を組み合わせてハードでアグレッシブなピストン描写を形成(←参照 仰け反りつつお漏らしアクメ 短編「今日の、したいこと!」より)。
切れ切れに繰り返される言葉にならない悶絶系の嬌声に、呂律の回らない台詞回し、半狂乱のアヘ顔や涙や涎でぐしゃぐしゃになった表情付け、潮吹きや失禁なども含めて液汁描写の豊潤さなど、演出密度は高く、特にヒロインの痴態描写に関しては強烈な快楽に蹂躙されたり、無我夢中になっていたりで、凌辱系のエロ描写の雰囲気も感じるレベル
 複数ラウンド制のフィニッシュは、お下品アクメフェイスで言葉にならない濁音ボイスを絞り出すヒロインのリアクションと、押し開かれた秘所と溢れ出す白濁液を見せつけるポージングとを大ゴマ~1Pフルで投入しており、その後の放心状態のヒロインの姿や更に白濁液があふれ出る秘所などの追撃描写も併せてハイカロリーな抜き所に仕上げています。

 分かり易い棚ボタラブコメ的な要素も有しつつ、何処となく不穏さや妖しさも感じさせ、濃厚で強烈なエロ描写を連続しながらも、最終的な読み口はマイルドにまとまるという、なかなか独特なスタイル。
個人的には、エッチなママさんとツンデレ娘さんに翻弄されつつ彼女達を蕩けさせまくりな連作「堕ちろ!ねっとり指南」と、中身は純朴な黒ギャルさんにドスケベなことを実践レッスンでアクメ連発させる短編「いまどきレクチャー」が特にお気に入りでございます。