KissAndHug  十日草輔先生の『王様ランキング』第5巻(エンターブレイン)を読みました。ボッス王の思惑が判然としないのですが、ミランジョに関しても何やら複雑な設定がありそうですよね。アピスに対する言葉を観るに邪悪な存在ではないと思うのですが、とは言えやっていることはなかなか過酷ですし・・・。
この状況に、ボッジ君はどう立ち向かうのでしょうね?

 さて本日は、水平線先生の初単行本『キスハグ』(コアマガジン)のへたレビューです。淡い色調が柔らかい印象を打ち出しつつ、おっぱいの存在感がスゴイ!な表紙絵でございますね。
繊細な絵柄で描かれる、プレイ内容はちょっと倒錯的でありつつ恋愛モノの甘味に満ちた作品が揃っています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編・掌編で計10作。フルカラー掌編「童貞買っちゃいました❤」(4P)を除き、1作当りのページ数は16~24P(平均20P強)と中の下クラスのボリュームで推移。短編集ということもあってコンパクトな構築が揃っていますが、軽く甘い読み口の作劇と程好いボリューム感のあるエロシーンを有する作品集となっています。

【素直な想いが溢れだすラブエロ系としての甘味】
  主人公の男性がエログッズの悪質かつドスケベな訪問販売に屈してしまうエロコメディな短編「契約して❤シて❤」といった作品もありつつ、基本的にはラブエロ系の方向性でまとまっており、愛の形は様々。
  久しぶりに再会した幼馴染の女の子が、変わらぬ想いを伝えてラブラブHな短編「手料理と恋心」のような正統派純愛モノもあれば、幼馴染の女の子のオナニーを手伝う“しおふき管理”なる役目を請われて妙な方向で二人は急接近!?な短編「しおふき管理人真人くん」といった変化球な展開を有する作品もあります。
また、ダブルヒロインの性的な玩具にされてしまうという被虐的な倒錯性を備えた作品もありますが(短編「サセ男の瀬尾くん」「ご奉仕執事吉野くん」)、エロシチュとしての倒錯性を供えつつもあくまで恋愛関係・信頼関係をベースとしており、ラブエロ系としての穏やかさでまとめています。
KissAndHug1  後述する様にエロシーンでのヒロインの蕩け具合が実用性のベースとなっていることに加えて、セックスの中でも相手を強く求めるヒロインの恋愛感情を印象的に表出させており、このことがキュートな彼女達に愛される甘い幸福感を形成しているのが各作品に共通する魅力と言えるでしょう(←参照 この構図! 短編「手料理と恋心」より)。
短編集ということもあって、話のドラマ性を強めるにはやや尺が足りていないのは確かですが、男性側にとっての棚ボタ的な展開であっても展開に強引さをあまり感じさせず、恋なり性なりにそれぞれのやり方で一生懸命な女の子達の姿を優しくポジティブに描くシナリオワークと言えるでしょう。
  お馬鹿なオチを迎える短編「契約して❤シて❤」はともかくとして、男女のラブラブ感を微笑ましくお届けなハッピーエンドでまとめるケースがほとんどであり、ラストまで程好い甘味を保った作劇と言えるでしょう。

【華やかさと繊細さのある絵柄で描かれる巨乳美少女】
  女子校生級の美少女さん達を主力としつつ、そこに20歳前後~20代前半クラスの綺麗なお姉さんタイプの女性が加わる陣容となっています。
  一途でピュアな尽くす系タイプの幼馴染さん、年上男性を翻弄する我儘お嬢様コンビ、普段はサバサバとしたタイプながら中身はとっても乙女な語尾が~ッス系後輩剣道ガール、エッチで母性的な優しさのある幼馴染お姉さん、ちょっぴり小悪魔系だけど素直な恋心も向けてくる年下ガールなどなど、多彩なキュートネスを供えるヒロインを用意。
なお、男性キャラクターについては、女性向け作品的なイケメンキャラが多く、そんな美男子達がエロシーンでは快感に身を任せて官能的な表情を浮かべる様子は、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、描写としての特徴の一つと感じます。
KissAndHug2  等身高めのすらりとしたボディに、ふにゅんと柔らかい印象の美巨乳&形の良いヒップを組み合わせた女体で概ね統一されており、小さ目乳首の柔らか巨乳の描写量や存在感が充実しています(←参照 ノーブラボイン! 短編「文豪に猫」より)。反面、下半身周りの肉感はあまり目立たず、尻派の諸氏は要留意。
 細やかな髪の毛や瞳の表情付けの描写も含め、繊細な描線を丁寧に高密に織り込んだ絵柄は、華やかでかつふわっとした軽やかさもある特徴的な絵柄であり、女の子のナチュラルな可愛らしさを引き立てるという点で少女漫画っぽさも個人的には感じます。絵としての濃淡や描線の密度などに少々の変遷は感じますが、初単行本ながら絵柄はほとんど統一されているのも安心材料と言えるでしょう。

【充実のおっぱい描写&エロ可愛く濃厚な陶酔描写】
  エロシーンのボリューム感としてはページ数同様に中の下クラスではありますが、エッチの中で恋愛感情の高揚や強化も描かれる分、ラブエロ系としての雰囲気をしっかりと保つことで抜きツールとしての満腹感も形成するタイプ。
KissAndHug3  ピュアな恋愛感情や性欲を認証し合うラブラブHをメインとしつつ、エロエロガールズに性的に好き放題されちゃう倒錯的なエロシチュもしばしばあり(←参照 お嬢様コンビのエッチな下僕になってしまうのだ!! 短編「ご奉仕執事吉野くん」より)、それらのケースでは悪戯な笑みを浮かべながらのダブル脚コキ、ショタインキュバス君に対する首絞め騎乗位、拘束目隠しをされての肉バイブ扱いといったアブノーマルなプレイがあって快感に悶絶したりキュッと瞳を閉じて堪えたりなイケメン達のあられもない姿を提供。
 エロシーンの構成としては前戯パートに比較的尺を取るタイプであって、ラブラブキスはもちろんのこと、キュートフェイスでのいじらしく健気なご奉仕フェラや柔らかバストでのパイズリ、キスしながらの密着素股、母性に包まれながらの授乳手コキなどに加え、柔らかバストを揉んだり吸ったり摘まんだりなおっぱい関係の描写も充実。
抽挿パートにおいても、柔らかそうに揺れる描写やピストンしながらの乳首弄りなどおっぱい描写は充実しており、熱情的なキス描写における舌や、子宮口をノックする断面図描写といった淫液の絡む粘膜描写と淫猥さと合わさって女体のエロさをストレートに伝達。
KissAndHug4これに加えて、細やかな描線で描き込むトロトロの蕩けフェイスが特色であって、ハートマーク付きの蕩けボイスと組み合わされることで、ヒロインの可愛らしさを保ちつつ、濃厚さのある熱情的な陶酔描写を形成しています(←参照 蕩けフェイスで中出しおねだり! 短編「契約して❤シて❤」より)。
 抽挿パートの尺には物足りなさもありつつ、蕩けフェイスでハートマーク乱舞のアクメボイスを上げるヒロインに結合部から溢れ出る程の白濁液を中出しなフィニッシュは大ゴマ~1Pフルで提供されており、前述したエロ描写の特色全部盛りでのハイカロリーな抜き所に仕上がっています。

  程好くお洒落な印象もある絵柄の魅力とヒロインのキャラデザの相性の良さ、エロシチュの趣向には幅もありつつラブエロ系としての甘味が共通することなどが明瞭な強みとして感じられる初単行本となっています。
個人的には、ショートヘア巨乳の販売員さんのエロエロサービスを満喫な短編「契約して❤シて❤」と、普段は異性を感じなかった後輩ガールの異性としての魅力に気が付いて・・・な短編「先輩にしか見せられないっ!」が特にお気に入りでございます。