MeltyOrgasm 上原求先生&新井和也先生(協力:福本伸行先生、原作:荻原天晴氏)の『1日外出録ハンチョウ』第6巻(講談社)を読みました。ザ・定番のお菓子というべきルマンド製品の“ドラフト”面白かったですし、個人的に大好きなチーズおかきが同社製品であることを本作で初めて知りました(意識せずに買っていた)。
相変わらず仲良しなおっさん達ですし、急に木村さんを旅行に誘う件は大学生のノリでしたねぇ。

  さて本日は、おるとろ先生の初単行本『とろかせおるがずむ』(ジーオーティー)の遅延へたレビューです。2週間弱程遅れてのレビューで申し訳ありません。
年の差ラブを中心として巨乳&巨尻の完熟重量級ボディとの肉弾ファックが詰まった作品集となっています。

MeltyOrgasm1  収録作は、新米トレジャーハンターの少年・ラングは行き倒れになっていたところをエルフの女性・ヘイナに助けられたのだが、その代わりとして他種族と交わるために集まっていたエルフの女性とセックスをすること請われるのであるが・・・な連作「ここが種付けフロンティア」前後編(←参照 目が覚めると眼前には豊満エルフ美女が!! 同連作前編「大地の章」より)、および読み切り形式の短編4作。
 収録本数こそ少ないものの、1話・作当りのページ数は28~46P(平均34P弱)と個々のエピソードに十二分に強いボリュームがあります。ストーリー面での存在感は強くないものの、それぞれのエロシチュとしての盛り上げが十分に図られた長尺のエロシーンを楽しめる仕様となっています。

【個々のエロシチュの雰囲気を練り上げるシナリオワーク】
  女性を物色する下衆な王に捕縛されてしまった敵国の女騎士が凌辱され愛玩物へと堕とされるファンタジー凌辱エロな短編「肉壺奴隷騎士ベルギア」を例外としつつ、その他の作品は年上女性との恋愛系ストーリーを描く作品となっています。
MeltyOrgasm2  短編「陰の蔓糸」「せんせーしよ!」については、少年が憧れであり初恋の相手である年上女性に告白をして、それがヒロインにも受け入れられて・・・というシナリオワークであり、母性的なヒロインに受容される幸福感や、秘密を共有するドキドキ感といったものを喚起する関係性が描かれます(←参照 憧れの叔母と濃厚キスを交わし・・・ 短編「陰の蔓糸」より)。
息子を溺愛する余り、普段から口とアナルで彼の性処理をしているママさんが息子が他の女の子と一緒に居るのを目撃して嫉妬から一線を越える短編「ワガママSTEADY」、ファンタジー世界での棚ボタハーレム展開からメインヒロインとの関係性に収束させる連作などは、趣向や設定に変化を付けつつ、メインヒロインとの恋愛関係の成立・強化を描く点では上述の短編2作と同様と言えるでしょう。
  それぞれの作品においてストーリー性が強いとは言い難いものの、近親エロでもファンタジー凌辱でもドキドキ初エッチでも、個々のエロシチュを盛り上げる雰囲気作りや台詞回しは良好であって、エロシーンの高揚感で展開を押し進めていくスタイルを以て作品としての満腹感を形成しているとも言えるでしょう。
  良くも悪くもエロシーンの後はそのままフェードアウトしていくタイプのまとめ方であって、読後の印象は弱いものの、雰囲気を保ったままの終わり方ですんなり終わる分、エロシーンに集中できる作りで貫徹していると感じます。

【巨乳&巨尻の存在感と淫猥な体パーツ描写の組み合わせ】
  年齢不詳なエルフさん達も含め、見た目としては20代後半~30代半ば程度と思しきアダルト美人が勢揃いであり、短編「肉壺奴隷騎士ベルギア」を例外としていずれも男性主人公よりも年上の女性となっています。
  色々と例外的な短編「肉壺奴隷騎士ベルギア」では脂ぎったボディ&下品スマイルおじさんという濃いキャラデザの中年男性が登場していますが、さっぱりとした青年的なキャラデザの短編「陰の蔓糸」もあれば、連作および短編「せんせーしよ!」「ワガママSTEADY」では低身長で童顔なタイプも居て、後者はおばショタ・ママショタ的な組み合わせとなっています。
  連作のサブヒロインである褐色エルフさんのような快活ドスケベさんも存在しつつ、清楚であったりお堅かったりな印象の年増美人が、恋愛系にしろ凌辱系にしろ、主人公に対してはその淫らな部分を開示してくれる(させられる)という変容がエロシチュの核となるキャラクター要素と言えるでしょう。
MeltyOrgasm3キャラデザとしては、程好く年増感を打ち出しつつ、熟女要素はそこまで強くない範疇に収めていますが、女体設計としては豊満さが強く、乳輪や乳首が大き目で垂れ気味の巨~爆乳やムチムチの太股に加えて、大変に量感の強いデカ尻が特徴的(←参照 ぶりん! 短編「せんせーしよ!」より)。
全体的に肉感の強いボディデザインそのものに強力な煽情性があることに加え、濃いめの陰毛が茂ってむわっとした淫臭が漂う股間周りの描写、大粒の乳首に肉厚の艶っぽい質感の唇、これまた肉厚でドドメ色(推定)なアナルなどなど、体パーツ描写の強い淫猥さも合わさって濃厚なエロさを備えた女体に仕上げています。
  初単行本ながら絵柄の統一感はかなり強く表紙絵と完全互換のクオリティで安定。ネオ劇画的な絵としての重さ・濃さと漫画チックな親しみ易さの折衷を感じさせるスタイルでありつつ、デジタル作画的な情報量の多さも加わっており、コミカルな描写でのデフォルメ感など、多彩な側面を有する画風。好みは分かれるタイプの絵柄ではありますが、描き込み密度の高さや複数の方向性を束ねる技巧を感じさせるスタイルと感じます。

【濃密なエロ演出とピストン描写のパワフルな前のめり感】
  1話の中で複数のセックスを描くことがあったり、エロシーンの分割構成があったりするものの、各エピソードに十二分なページ数があることもあって濡れ場の総量は多く、また中核となるシークエンスを相応の長尺で提供する構築となっています。
  強気ヒロインを快楽で堕としていく短編「肉壺奴隷騎士ベルギア」は凌辱・調教系ですが、年増ヒロインが快楽に包まれて激しく乱れていくという流れは他の作品でも共通しており、近親エロスやハーレムエロといった味付けも加えつつ、和姦シチュがメイン。
  前戯パートからエロ描写の濃厚感が強く、肉厚の唇と舌の感触を味わうキス、豊満バストでのパイズリ、淫臭が香り出す秘所へのねっとりクンニ、ひょっと気味なバキュームフェラに乳吸い描写など各種体パーツ描写の淫猥さを十全に活かした描写を搭載しています。
MeltyOrgasm4前戯パートに抜き所としての射精シーンを配置してから突入する抽挿パートでは、熱っぽく蕩ける表情に繰り返される熱い吐息やハートマーク付きの嬌声などで、蕩けきったヒロインの痴態を強く主張させると共に(←参照 連作「ここが種付けフロンティア」後編「天空の章」より)、元々エロさの濃厚な肢体が各種淫液で濡れて更にエロさを増している様子をアピール。
  ド迫力の尻を含めて結合部を見せ付ける構図や、比較的派手な乳揺れ描写、豊満ボディをホールドして突きまくる征服感や逆に柔らかさに包まれる抱擁感の喚起に豊潤な液汁描写など、演出面の濃密さは強く、比較的詰め込むタイプの画面構成も情報量を高める要因。
 ピストンしながらのアナル弄りやねっとりキスなど手数の多さに加えて、ストレートに眼前の豊満女体と秘所の感触を貪るように味わう前のめり感も強力であって、中出しシーンへの突入までに描写の蓄積があるタイプですが、同時にエロシーン終盤で抜き所を連発させる構成であることは、サービスフルであると同時に決め手となる抜き所が分散する傾向にあるとも感じます。

  画力の高さが印象に残る初単行本であり、念入りに淫猥さを高めた完熟ボディとしての女体造形が強い訴求因となっています。
個人的には、スケベエルフ三人との個別エッチもやや短めながらハーレムエッチも満喫できる連作が最愛でございます。