SexuallyHotFestival 松江名俊先生の『君は008』第5巻(小学館)を読みました。名前を知りたい理由が“友達だから”というのは主人公の性質からして予想がついたのですが、彼が友人と思ったのが“最初から”というのは、本当に善性の塊みたいでそれを貫ける熱い少年だなぁと感心しました。
父の死の真相につながる情報を教えてくれたヤッテネさん、面白いキャラですよねぇ。

  さて本日は、きづかかずき先生の初単行本『サカリまつり』(ワニマガジン社)のへたレビューです。初単行本、楽しみにしておりました。
ヒロインの柔らか美巨乳の感触とお馬鹿で明るいラブコメ・エロコメを多彩な作劇&キャラで楽しめる作品集となっています。

SexuallyHotFestival1  収録作は、弱小バスケチームのマネージャーを務めるヒロインは部員達に最後の試合で50点差をつけて勝利したならばおっぱいを揉ませてあげるという約束をさせられてしまい、何と部員達は約束通りに勝利してしまい!?な連作「僕たち、サカッてます」「わたし、サカってます」(←参照 部員達に泣き付かれて約束してしまったが・・・ 同連作正編「僕たち、サカッてます」より)、および読み切り形式の短編9作。
1話・作当りのページ数は18~20P(平均19P強)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。個々の満腹感はそれ程強くはありませんが、ラブコメ系らしい軽めの読み口&程好い熱量のエロシーンとでまとまった作品が揃っています

【ラブコメ・エロコメ系を中心にしつつ方向性は多彩】
  作劇の方向性としては、明るく楽しい雰囲気のラブコメ・エロコメ系がメインであって、ストーリー性は弱いものの、軽快な展開やお馬鹿なノリの楽しさなどが魅力となるタイプ。
おっぱいを揉ませて欲しい男子の欲望が暴走しちゃう連作や短編「おっぱいと芸術と」、家庭教師である主人公による教え子ちゃんへのエッチなお仕置きプレイの短編「せんせい、わたし・・・」など、男性側のストレートな性欲でエロシーンに突き進むタイプの話もありますが、凌辱エロ的な雰囲気はなく、基本的には信頼関係があったりコミカルな展開の範疇であったりで、話としての軽さ・穏やかさは保たれています
SexuallyHotFestival2デリヘルを頼んだら快活で優しい、コスプレ大好きメイド姿の嬢がやって来てくれたり(短編「メイド、お借りします!?」)、旅行先の温泉旅館で巨乳仲居さんコンビによるエロエロご奉仕サービスを満喫できることになったりと(←参照 3P三昧! 短編「極楽湯屋」より)、より分かり易くエロ的に美味しい状況が転がり込んでくるタイプの作劇も存在。
  これらの作品においては、恋愛ストーリー的な側面は弱いものの、なかなか手を出してこない彼氏に業を煮やした強気彼女さんのラブエロアタックな短編「一回抱いてみ!?」や、アイドルさんとマネージャーさんの旅行先でのラブラブHな短編「セックス オフ ザ ビーチ」など、ラブエロ系としての甘味や幸福感を有した作品も存在。
これに加えて、社会の中で疲労を感じていた男女が偶然再会し、昔を懐かしみながら今を生きていく活力を取り戻す大人のラブロマンスな短編「STAND UP」、自分勝手な先輩の奥さんと不倫エッチな短編「ワンナイト・フラストレーション」といった作品もあり、前述のラブコメ・エロコメ系を軸としつつ、作劇の方向性は相応に多彩とも言えるでしょう。
  いずれにしても話としての面白さや個性はあまり目立たないものの、方向性の多彩さと、読み口の軽さと読後のポジティブさの一貫が両立されており、飽きが来ずに楽しく読み進められるのは単行本としての魅力と感じます。

【もっちり弾力巨乳ボディが勢揃い&多彩なキャラ設定】
  女子校生級の美少女さんも複数名存在する一方、20歳前後程度と思しき女の子や、20代半ば~後半クラスと思しきアダルト美人さん達も同数程度登場しており、年齢層はバラエティがある程度豊か。
明るくて優しくてエッチなデリヘル嬢さん、気が強そうな外見で実際に気は強いピュアラブ肉食系彼女さん、お仕置きプレイでどんどんエッチの素質を開花させていく弱気な子犬系教え子ちゃん、ちょっとお馬鹿だが快活で主人公ともラブラブなグラビアアイドルさんなどなど、キャッチーな要素のあるキャラメイクを多彩に揃えており、前述の作品による印象の差異に貢献しています。
 前述した様に男性側の欲望が分かり易く展開を駆動することが多く、それらにおいては、顔芸的なコミカルなものを含めて彼らのお馬鹿なリアクションの楽しさ、スケベ心の暴走の憎めなさなどがコミカルさを高める要因となっています。
SexuallyHotFestival3  おっぱいを揉ませてもらうこと自体が話の筋になっているケースがあるなど、体パーツ描写においては、たっぷりサイズで弾力感のあるお肉が詰まった美巨乳の存在感が重視されており、ぷりんとした桃尻を含めて健康的な肉付きの体幹に組み合わされています(←参照 強気彼女さんの美巨乳を吸って揉む! 短編「一回抱いてみ!?」より)。
バスト&ヒップのもっちりとした肉感を中心にストレートなセックスアピールのあるボディデザインであり、しっとりと濡れる柔肌の官能性なども魅力である一方、小さ目サイズの乳輪や描き込み自体は丁寧でありつつあっさり系の秘所描写など、体パーツ描写は淫猥さに抑制を効かせている印象。
 アニメ/エロゲー絵柄系のキャッチーさのある絵柄は、描き込み密度の適度な高さと単行本を通した安定感を有しており、表紙絵ともほぼ完全互換というか、フルカラー絵よりも中身のモノクロ絵の方が親しみ易さや華やかさをより明瞭に感じました。

【おっぱい描写が充実した程好い濃度のエロシーン】
  ページ数の関係上、たっぷり長尺のエロシーンを期待するのは避けるべきですが、軽快に濡れ場へと投入していくこともあって、エロシーンの占める割合は十分に高く、量的にも一定の満腹感がある構築となっています。
 男性のスケベ心が暴走してヒロインを好き放題に~といったシチュもあれば、逆にSっ気を発揮した女の子にイジメられちゃうシチュもあり、不倫セックスやお仕置きセックス、はたまたコスプレHにカップルによるラブラブ恋愛セックスと、作品の方向性の多彩さに合わせてエロシチュも様々ですが、基本的には和姦エロの系統でまとめています。
SexuallyHotFestival4  おっぱいの存在感をエロシーンにおいて十分に生かしているのが特色で、特に前戯パートにおける乳吸い・乳揉みでその柔らか弾力を満喫すると共に、豊満バストにちんこを挟んでご奉仕してもらうパイズリの投入率が高いのもおっぱい星人には嬉しい要素(←参照 メイドコスプレデリヘル嬢さんによる巨乳パイズリサービスだ! 短編「メイド、お借りします!?」より)。
パイズリからの射精シーンが小ゴマで目立たなかったり、前戯パートで射精描写そのものが無かったりすることがたまにあるのは残念ですが、とは言え十分な尺で双方の興奮が高まっていく流れを形成して、ぐっしょりと濡れた秘所に挿入して抽挿パートへと移行。
  抽挿パートでもピストンしながら、胸に顔を埋めての乳吸いや乳首弄り、重たげな乳揺れ描写などのおっぱい描写を投入しており、描写としての手数を出すことにも貢献。エロ演出としては全体的に密度やアタックは抑えつつ、蕩けた表情や台詞回しで陶酔感を形成して、ヒロインの普段の様子との適度なギャップを形成しています。
  初出時期によっては直線的で単調なコマ割りが続くことがネックになっていることもありますが、フィニッシュも含めて結合部見せつけ構図等のストレートな威力のある大ゴマと局所アップの小ゴマを組み合わせた画面構成は着実な成長を示しています

  絵柄と作劇の方向性との相性が良いタイプで、読み口の良さと抜きツールとしての適度な満足感、そしておっぱい充実の幸福感と、幅広い層に訴求できる要素を安定的に備えたスタイルと感じます。
個人的には、豊満おっぱいをお持ちのキュート教え子ちゃんにお仕置きプレイな短編「せんせい、わたし・・・」に愚息が大変お世話になりました。