RapeByMeatyFemale 桑原太矩先生の『空挺ドラゴンズ』第6巻(講談社)を読みました。年を重ねるほど、未練も増えるのは道理なのですが、大きなそれを解消して、また新たなスタートを得ることが出来るという描き方は、じんわりとおっさんの心に沁みるお話で、大変良かったですねぇ。
ミカは危うさを感じさせつつ、その根底に仲間への信頼があるからこそという描き方も得心がいきました。

  さて本日は、へろへろTom先生の初単行本『ムッチリ逆レ』(エンジェル出版)のへたレビューです。『エンジェル倶楽部』になかなかぶっ飛んだ作家さんが居るなと思っていましたが、ようやくの初単行本と相成りました。
それはともかく、圧倒的な肉感を有するマッシブボディのヒロイン達にショタ系ボーイたちが完全に圧倒されて搾られる作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計8作。1作当りのページ数はいずれも20Pと中の下クラスながらこのレーベルとしての標準的なボリュームで固定されています。
欲望任せに突っ走るタイプの作品構築であって、ストーリーとしての読み応えはほとんど無い一方で、巨体が快楽を求めて激しく動くエロシーンの質的・量的なボリューム感は十分に強く仕上がっています。

【ヒロインの欲望が男性を一方的に圧倒する展開】
  単行本タイトルに“逆レ”とある通り、ヒロイン側が主導権を握って男性を圧倒し、性的な快楽を貪るという構図を備えた作品が大半を占めており、後述する様に巨体を誇るヒロイン陣が比較的華奢な男性を肉体的に圧倒するという、マチズモ的な凌辱エロの正に真逆な構図を有する作品が揃っています。
RapeByMeatyFemale1男性側にレ○プされてしまう理由が存在するケースもありますが、基本的には何ら悪い所のない男性キャラクターが、強烈な欲望を発揮していく猛然たる肉食系のヒロイン達の餌食になるという展開が多く(←参照 個人撮影の約束をしたコスプレ女性軍団に襲われてしまう! 短編「強制オフパコ!逆レイプレイヤーズ」より)、彼女さんとの純愛を横恋慕に踏みにじられる男性寝取られ的な短編「FUCKで奪取❤」などを含めて、男性側の性的な面での被害者性が明瞭であって、好みが非常に分かれる要素となっています。
この展開において、男性側の性的な充足という側面がほとんど描かれないのも明瞭な特徴であって、M気質の男性がこの状況に満足といった様相はほぼ提供されず、あくまで圧倒的な強者である女性が一方的に性的な満足を得るという非対称性が強固に形成されており、それを受容し得るドMの諸氏、および男性側の反応よりも女性側の充足に共感できる方には向いているが、その他の嗜好ではスムーズな受容に難しさもあるタイプ。
  ヒロイン側の貪欲な性欲に完全に搾られてしまうという倒錯的で被虐的な状況を形成しつつ、ストーリーとしての重苦しさは基本的に排除している印象で、大変な目に遭ってトホホ・・・的なコミカルな雰囲気のオチもありつつ、話としては全体的にあっけらかんとした印象もあります。
  ニートで我儘な娘に対する家族全員での復讐的な凌辱の短編「団欒~だんらん~」、肥満体の女性をネット上で馬鹿にした男性への巨体女性達の復讐輪姦な短編「逆レイプバスツアー」といった、ダーク&インモラル色の強い作品もありますが、作劇自体の存在感がないこともあって上述のあっけらかんとした展開との相違はあまり感じることはなく、ともかく巨体ヒロイン主体で突っ走っていくパワフルさで一貫していると総括できるでしょう。

【絵柄とボディデザインに幅がありつつ柔肉の強い存在感は共通】
  年齢層としては女子校生級~30代後半程度と思しきママさんヒロインまでと幅広く、メインとしては20代前半程度の女性という印象がありますが、年齢的な描き分け云々よりは後述する様な圧倒的な肉弾ボディの存在感に比して、年齢的な描き分けはあまり印象の残らないとも感じます。
RapeByMeatyFemale2  HENTAIの国に期待してやってきた欧米美人軍団、ショタ大好き変態痴女さん、食欲も性欲も旺盛な肉食一家軍団、巨体の不良女子軍団、写真と実物の体がだいぶ異なる豊満コスプレイヤー軍団に主人公の性欲をかなり積極的に解消する母娘ヒロインズなどなど、多彩な設定を用意しており、かつ複数人ヒロインを投入することが多い故に、その圧倒的な豊満ボディに包囲され、蹂躙される被虐感&幸福感を形成するのも明確な特色(←参照 ドスケベ欧米ボディに包囲されて!? 短編「SUPER SIZE民泊パニック❤」より)。
 短編「団欒~だんらん~」でのおっさん(父親)竿役であったり、同級生ポジションの主人公であったりと、必ずしも年下男性とは限りませんが、ショタ系の雰囲気がある男性キャラクターが多く、また女性側の方が背も高く、体重がある故の膂力があって、肉体的にヒロインに太刀打ちすることができないという構図を明確に形成。
 ヒロインの圧倒的な肉感の巨体ボディという特徴は明確に共通しつつ、ギリギリぽっちゃりレベルに収まる女体もあれば、横幅が大きく相撲取りめいた肥満体という印象の女体まで幅広く、近作になる程前者に依った肢体造形となっています。
RapeByMeatyFemale3初出時期は幅広く、爆乳&巨尻&特大太股に駄肉だっぷりの体幹とアダルトなフェロモン満載の絵柄の組み合わせが過去作の特色であり、肉感はある程度抑えつつも全体的に豊満さが過剰な女体とアニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさの増した画風との組み合わせでより訴求層を広げた近作との印象の差異はかなり強いため(←参照 前者よりで中間的な方向性の女体描写 短編「逆レイプバスツアー」より)、表紙絵の印象のみで購入するのは避けるべきであることは留意されたし。

【男性を圧倒する豊満ボディが充足していくパワフルで被虐的な印象】
 ページ数そのものはあまり多くないですが、ヒロイン側主導でエロまっしぐらの構築である分、物理的に相応の尺はあり、それに加えて重量級ボディに圧倒されるエロ描写の質的な濃厚感・満腹感はかなり強力に仕上がっています。
  好き勝手していたヒロインがその家族に報復的な凌辱を受ける短編「団欒~だんらん~」を例外として、ヒロイン側に一方的な主導権を保たせる女性による男性へのレイプが描かれたシチュエーションであり、前述した様に総合的にはあっけらかんとした印象はありつつも、一定の倒錯性や嗜虐/被虐性を感じさせる方向性である分、この方向性に嗜好が合うか否かは全体的な評価に強く影響するのは確かでしょう。
豊満ボディの重量を活かして、ショタ系男性の頭部を抱え込んだり、巨大な尻で抑え込んだりな顔面騎乗、ちんこにがっつくバキュームフェラ、豊満ボディで包み込む洗体など、ヒロインの肢体の圧倒的な存在感や性的な積極性を強くアピールする前戯パートを形成しており、この段階で有無を言わさず精液を搾り取ってきます。
RapeByMeatyFemale4  性的快感に悶絶する男性側のリアクションをある程度は描出して被虐的な幸福感を付与しつつも、そこにフォーカスはあまりなく、性的快感の正のスパイラルをセルフで成し遂げ、巨体を激しく運動させてち○こを搾り上げ、心身相応の充足を得ていくヒロイン達の痴態を描写することに重点があります(←参照 巨尻打ち付け騎乗位でショタ男子を圧倒中 短編「重量オーバー巨女ベータ―❤」より)。
女体の圧倒的な存在感、テンション高めで淫語搭載のエロ台詞の連呼、Sっ気を感じさせつつ陶酔感のある女性の表情付けに露骨な結合部見せつけ描写や淫猥な体パーツ描写と、演出・描写的にも十二分にアタックの強さがあって、好みを分けるレベルで濃厚感のある濡れ場となっています。
  主人公がガンガン射精に導かれていく複数ラウンド制のドライブ感を重視しており、フィニッシュシーンに特に演出的な最高潮を持ってくることは意識されておらず、そのことも含めて複数人ヒロインにされるがままとい被虐的な状況を最後まで維持していると評し得るでしょう。

  元々評価が分かれやすい方向性であることに加えて、ボディデザインと絵柄の変遷が評価に強く影響している分、万人向けとはかなり言い難いものの、狙っている方向はかなり強固に一貫している分、好きな人にはばっちりハマるスタイルと評したいところ。
個人的には、表紙絵寄りの絵柄で欧米肉食女子軍団に襲われてしまう短編「SUPER SIZE民泊パニック❤」がお気に入りでございます。