HowToMakeMayOwnSexualSlave TVアニメ版『どろろ』第18話「無情岬の巻」を観ました。百鬼丸とどろろの再会シーンもほっこりしたのですが、しらぬいの手による土砂崩れでとっさにどろろを守ったイタチ、どろろの父親との因縁はあるとは言え、この人も乱世に翻弄されて大変だった人なんだなぁと改めて感じました。あと、剣戟のシーン、動きが大変かっこよかったですねぇ。

  さて本日は、ぶっくまうんten先生の初単行本『メス奴隷製作書』(三和出版)のへたレビューです。なかなかドストレートな単行本タイトルですが、中身もその通りな作品が揃っています。
悪役の要望がストレートに発揮される凌辱展開に美少女ヒロインがハードな痴態を曝け出しての快楽堕ちが目白押しな1冊となっています。

HowToMakeMayOwnSexualSlave1  収録作は、キモオタな兄貴を嫌っているヒロインはある日のお漏らしという弱みを兄貴に握られてしまい、彼に性的に好き放題されてしまう日々を送ることになるのだが・・・な短編「うちの妹は気持ち良くオシッコがしたい」(←参照 お漏らし画像を撮られてしまい・・・? 同短編より)+フルカラー後日談(4P)、および読み切り形式の短編9作。
フルカラー後日談を除き、1作当りのページ数は8~24P(平均21P弱)と平均値としては中の下クラスのボリュームで推移。ページ数以上にストーリーの存在感はないですが、その分エロメインの構築としての明瞭さが目立つ構築になっています。

【邪な欲望が駆動するそれぞれにベーシックな凌辱エロ展開】
  一部に例外があるものの、悪意や欲望を有する男性側が有利な状態を確保してヒロインを好き放題にするという様相は共通しており、必然的に凌辱系統の作劇がメインとなっています。
  優等生を演じることでのストレスで過激な露出プレイをしていたり(短編「夏夜の快楽」)、アダルトショップで万引きをしたりと(短編「お試しガール」)、ヒロイン側に転落の端緒があるケースもありますが、これらのタイプでも破滅へ向かう展開の重さは相応に強いですし、基本的には善良であるヒロインが悪意に飲み込まれるタイプの作劇がメイン。
HowToMakeMayOwnSexualSlave2弱みを握られたり、閉鎖的な状況であったりと悪役側が優位な状況で凌辱され続けたり、清い交際をしていた彼氏君が居るヒロインでは醜悪な中年男性による寝取られ要素が加味されたりと(←参照 清い交際である故に大切にしていた処女を・・・ 短編「キモチイイン長」より)、ヒロイン側を精神的に追い詰める展開・状況の描写に相応に暗さ・重さがあるのは、凌辱系エロとしての魅力とも言えるでしょう。
  その一方で、設定ありきな構築で、竿役に都合がよい状態のお膳立てとその後の欲望任せの展開は、全般的に強引さや単調さを感じさせるものであって、堕ちモノ系の作劇としてポイントは押さえてはいるものの、話としてのフックが無いことは読みのリズムの悪さに直結している印象。
凌辱エロとしての作劇において、ある種のソリッドさや殺伐感は魅力ともなり得る要素であって、必ずしも減点要因のみを感じるわけではないですし、設定やキャラに多彩さを出そうとする意図はしっかりとしているので、作劇に緩急をつけるもう一工夫が欲しいと個人的には感じます。

【貧乳キャラから巨乳キャラまで幅広さのあるキャラ造形】
  ヒロイン陣の年齢は比較的幅広く、JSクラスの口リっ子ちゃんから就職活動の不振に悩む女子大生クラスまで登場。基本的にはミドル~ハイティーン級の美少女ヒロインが主力となっています。
ほぼ短編集ということもあってヒロイン陣の設定は多彩で、兄貴を嫌う暴力系ツンツン妹ちゃん、優等生のストレスで露出エロに目覚める変態ガール、無邪気で性的な知識が皆無なピュアガール、真面目な委員長キャラに真面目だが性癖が少し妙な空手美少女さんなどなど、様々なキャラクターがヒロインとして登場。
設定の多彩さ故に、二次元ヒロイン的な華やかさを有した美少女ヒロインも登場しますが、ショートカットで中性的な印象のスポーツガールや、メガネ&黒髪ロングの清楚系美少女さんなど、地味な印象ではありつつエロシーンでは激しく乱れるというギャップを形成するタイプのキャラが多い印象もあります。
HowToMakeMayOwnSexualSlave3  完全にぺたんこバストな微乳ヒロインは存在しない一方で、膨らみかけバストの貧乳ヒロインと十分なマッスを有する巨乳ヒロインとの双方が存在しており、人数的には前者が過半数ではありますが(←参照 ボーイッシュ貧乳ヒロイン! 短編「サッカークラブでイこう!」より)、特定の肢体造形にこだわりを示す印象はありません。
  特にエロシーンにおいては男性キャラクターの存在感をむしろ抑えた画面構成にしていますが、歪んだ欲望や心根を感じさせる醜悪な外見をした竿役の登場頻度は高く、ヒロインとの美醜の対比を形成しています。
やや荒さやラフさを感じさせることはあって、その辺りを綺麗に収めた表紙絵と違和感を生じることはあるものの、作画密度自体は十分に高く、キャッチーさとエロのアタックの強さのギャップを適度に形成しています。

【やや単調ながら十分なアタックの演出・構図を連続】
  24Pクラスの作品を中心として、エロメインの構築である分、エロシーンには相応の分量を有してはいるのですが、前述した様に作品全体として単調な印象が先行する分、満腹感がページ数に比してやや弱く感じるのは一つの課題。
  無邪気なヒロインに付け込む形式の騙しエロや悪事を為したヒロインへの私的制裁的なシチュエーションもありますが、基本的にはストレートな凌辱エロでまとまっており、悪意とそれを上回る強烈な快楽を叩き込まれて堕ちていくヒロインの姿を描き出していきます。
ページ数の都合もあってか前戯パートに相当する描写は短めであるか、ほぼ存在しないケースが多く、複数のエロシチュにおいてヒロインの秘所やアナルをガンガン責め立てる状況を整備することに注力した構成となっています。
HowToMakeMayOwnSexualSlave4  各種淫液に濡れる肢体描写のエロさや、蕩けきったエロ台詞の連呼、アヘ顔を含めてかなりアタックの強い表情の描写など、エロ演出においてアタックの強いものを十分な濃度で添加することで抜きツールとしての満腹感を形成しているのは美点であると同時に(←参照 短編「一緒に遊ぼ❤」より)、大ゴマを中心としてアタックの強い描写が連続することでの質的なボリューム感の強さに直結しています。
肢体描写と各種演出で十二分な密度を打ち出した画面構成は美点であると同時に、隙間なく詰め込む画面構成であるため、緩急を含めて描写の並べ方のリズム感の悪さを感じることもあり、エロシーンを軸としている作劇自体の単調さや強引さの負の印象を強めることにつながっているのは相応に難点。
 エロ展開において、フィニッシュとしての演出的な最高潮を必ずしも意識しているとは言い難いケースはあるものの、大ゴマメインでがっつり膣内射精&ヒロインアクメの分かり易い抜き所を最終的に提示して〆る流れ自体は安定感のある仕上がりになっていると評し得るでしょう。

  作劇・作画共に荒削りな印象はあって、パッと見での訴求力に不足を感じるところはありますが、凌辱エロとして狙っている方向でストレートな魅力やエロの印象の強さは確実にあって、これからに期待させる1冊。
個人的には、健気に頑張るボーイッシュ美少女さんの想いがキモイおっさんに踏みにじられることになる短編「サッカークラブでイこう!」が特にお気に入りでございます。