EyeWithWetness TVアニメ『どろろ』第2話「万代の巻」を観ました。村の名代に対してどろろが言い掛けた「化け物よりもっと・・・」の先にある言葉がこの作品の本質の一つでもあるんですよね。百鬼丸が無表情である故に、どろろちゃんの表情の豊かさや動きとかロリ褌とかが対照的になっていて、可愛らしいのですよねぇ。

  さて本日は、十はやみ先生の『濡れたまなざし』(エンジェル出版)のへたレビューです。なお、先生の(成年向け)前単行本『カラダカウンセラー』(コアマガジン)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
豊満巨乳ボディなアダルト美人さん達が熱っぽく乱れるHを多彩なお話で提供する作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計10作。これらに加え、各エピソードの後日談を1Pずつ収録した描き下ろしパート(10P)が描き下ろされています。
1作当りのページ数は18~20P(平均19P強)とコンビニ誌初出としては標準的な部類。短編集ということもあって、お話的な存在感は弱めであり、重過ぎず軽過ぎずの満腹感があるエロシーンを揃えています。

【ラブラブ系から捻りを効かせたインモラル系まで多彩】
  表紙絵こそエンジェル倶楽部本誌っぽいインモラル感を醸し出していますが、収録作の初出は『アクションピザッツDX』であり、基本的にはライト寄りのエロと軽めの読み口を有する作品が揃っています。
EyeWithWetness1  エッチなお姉さんに職場での苦労を慰めて貰ったり(←参照 甘やかしているうちに母性にスイッチが 短編「ご近所のお姉さん」より)、人妻ヒロインとのイケない不倫セックスがあったり、夫婦の睦み合いやカップルのラブラブHがあったりと、シナリオワークの趣向は様々
加えて、エッチな奥様に誘惑されるも彼女の不思議な言動が衝撃的な結末で証明されることになる短編「わるいもの」、自分はセックスが上手だと思っていた男が昔馴染みの女性を捨てて別の女性に走るものの、彼に自信を与えていたのは昔馴染みの女性の演技で・・・という捻った展開を示す短編「蛙」など、ファンタジーであったり、ほんのりダークな情念が絡んだりする作品にも一定の存在感があります。
  不倫エロ的なお話であっても、旦那から“寝取る”という姿勢はあまり見られず、背徳感に包まれながらも破滅へと向かう危うさを感じさせずに、セックスの解放感を重視していることもあって、他の和姦エロ系との雰囲気に大きな落差がないのは特色と言えます。
 いずれにしても、お話としての読み応えはあまり無いのですが、サクサクとエロへと雪崩れ込みやすい状況・設定を導入パートで整えていく安定感や、ヒロインのキャラクター性を適切に立てた上でエロシチュも分かり易く形成していく明確な意図は作劇面における美点であると言えるでしょう。
 インモラル系では背徳の関係がその後も続くことを、ラブエロ系では優しい雰囲気でやはり今後もエッチなことが続けられることを示すラストとなっており、短編「わるいもの」の様にオチに仕掛けがあるものもありつつ、基本的にはそこまでの展開を受けて良い意味で緩やかにフェードアウトしていくまとめ方と感じます。

【巨乳&安産型ヒップの豊満ボディな妻ヒロインズ】
  サブヒロインとして娘さんが登場することがありますが、ヒロイン陣は20代半ば~30代半ば程度と思しきアダルト美女で占められており、男性キャラクターよりも年上であることが多くなっています。
  人妻であったり、奥様であったりと既婚者が過半数を占めており、そこに幼馴染のお姉ちゃんキャラなども加わっており、年上のお姉さんに甘える構図もあれば、彼女達にたっぷり搾られてしまう展開、はたまたアダルト美女が年下男性にメロメロにされてしまう展開など、男女の関係性は様々。
普段は高飛車だが旦那さんの前では従順で甘えたがりなセレブ妻さん、気弱な主人公君に自信を付けさせるためにエッチなトレーニングをしてくるお姉さん、エッチでほんのり蕩けた表情を主人公にだけ見せてくれる普段は無表情な先輩、ぽっちゃりメガネの温厚な旦那さんとラブラブなマニッシュ系クール美人妻さんなどなど、多彩なキャラ設定が揃えられており、個々のキャラ性を分かり易く提示しているのは前述した通りに美点の一つです。
EyeWithWetness2  ちょっと怪しげな三白眼ヒロインや可愛い系のキャラデザのヒロインもいますが、凛とした美人さんというキャラデザインが多く、その表情付けと豊満バストを中心とした肉感的なボディデザインの組み合わせで美しさと、分かり易いエロアピールを両立(←参照 この弾力感のあるおっぱい! 短編「夏の真昼」より)。
程好いサイズ感の乳首&乳輪、適度な濃さで茂る陰毛、濡れた質感がエロティックな舌や性器関連の描写につやっぽい唇と、体パーツ描写には一定の淫猥さを持たせてアダルト美人の色香を形成しつつ、同時に濃厚にし過ぎることなく、美人ヒロインの清楚感やクールな美貌などを邪魔しない、いい意味であっさりとした印象も保っています。
  漫画チックな親しみ易さと、適度な修飾性による絵としての適度な濃密さ、前述した程好い色気感をバランスよく同居させる絵柄は、ややオールドスクール寄りという印象はあるものの、幅広い層に安定的に訴求できるタイプ。作劇の方向性の多彩さもあってか、話の雰囲気によって絵柄、特にその描写密度に一定の変化も感じますが、強く気になる程とは感じません。

【適度に抑えた演出で魅せるアダルト美人の熱っぽい痴態】
  ページ数の都合上、たっぷり長尺の濡れ場とはいかないものの、サクサクとエッチへ突入していくこともあって、コンビニ誌初出の抜きツールとしては十分なボリュームを有しており、前戯・抽挿の両パートに射精シーンを設ける2回戦仕様か、フィニッシュに向けてじっくりタメを作っていく1回戦仕様の構成となっています。
  お姉さんに甘やかされるHや、娘さんに覗かれながらの不倫セックス、普段はクールだったり高飛車だったりな奥さんがすっかり従順にメロメロになってしまうラブラブ夫婦セックス、都合よく扱っていた女性に実は手綱を握られており言葉攻めされながら搾られる被虐的なシチュエーションなど、和姦エロで揃えつつ、背徳感やラブラブ感などの味付けは作品によって異なります
EyeWithWetness3  涼やかな色気が漂うアダルト美女がそのしっとりとした唇でち○こを包んで水音を立てながらしごくフェラ描写であったり(←参照 清楚奥様のメス顔フェラだ! 短編「濡れた夜」より)、豊満バストを揉んだり吸ったり、秘所を丹念に舌で愛撫して潮を吹かせたりな愛撫描写であったりと、男女双方の興奮を高めていく前戯パートは相応に尺を取ってじっくりと描写する傾向にあります。
抽挿パートに移行後は、男性の体躯にもある程度の存在感を持たせて男女の密着感を表現しており、力強いストロークと共に巨乳を揉んだり、クリを弄ったり、アナルに指を入れたりキスをしたりと、ヒロインを更に蕩けさせる手数を重ねており、それをカットイン的な小ゴマで表現する画面構成の技術も評価したいポイント。
EyeWithWetness4  肢体全体の存在感に加え、熱っぽく紅潮した表情付けや小刻みに漏れ出てくる蕩けた嬌声など、陶酔感の強さを打ち出してエロ描写としての濃度を形成しつつ(←参照 短編「手ほどきの時間」より)、擬音や台詞表現、液汁描写などは量的に抑え目であり、また断面図や結合部見せつけ構図なども、前述のクドさを抑えた粘膜描写ということもあって、質的にも量的にもマイルドに収めている印象があります。
  前戯パートでフェラ等のサービスプレイがありつつ“おあずけ”をして抽挿パートへ移行することもありつつ、アクメボイスを漏らす蕩けた表情、豊満バストorヒップ、白濁液が発射される股間の三点セットを同時に見せる大ゴマ~1Pフルのフィニッシュまでには適度なタメがあって、ヒロインの美しさをフィニッシュまで保ちつつ、適度に演出的な盛り上げも施された抜き所に仕上げています。

  人妻・奥さんモノをメインとして、年上ヒロインとの多彩なエロ模様を楽しめる1冊となっており、話もエロ描写もいい意味でマイルドなまとめ方を指向することで訴求層を広く取った1冊と感じます。
個人的にが、普段は高飛車なセレブ妻さんが真面目な旦那さんの前ではすっかり従順になって蕩けちゃう短編「ママ、いけません!」と、クール美人な奥さんとのラブラブHな短編「二人の夜」が特にお気に入りでございます。