AfterSchoolBitches 劇場アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』 を観てきました。ストーリー的には何が描きたかったのかよく分からない(新生Aquorsの方向性が不明瞭)のですが、Saint Snowの曲&ダンスが大変良かったのと、3年生トリオのライブシーンでダイヤさんが滅茶苦茶可愛かったので、自分の中では良しということになりました。

  さて本日は、ともみみしもん先生の初単行本『放課後びっち』(文苑堂)の越年へたレビューです。バベルの掲載作で知った作家さんなのですが、今単行本収録で最古作の2016年以前から、10年近く活動されていた作家さんらしく、ようやくの初単行本となったようです。
それはともかく、明るく楽しい青春ラブコメとちょっとアブノーマルな趣向とハードな痴態が楽しめるエロとが合わさった作品集となっています。

AfterSchoolBitches1  収録作は、少々自堕落な性格の幼馴染な主人公のことを何かと気にかける真面目なメガネ委員長さんは、彼の自室で勉強を教えるうちに寝てしまい、彼女のおっぱいに気を惹かれていた少年は手を出してしまい・・・な短編「委員長のオシゴト」(←参照 幼馴染のおぱんつが! 同短編より)+描き下ろしラブラブ後日談(10P)、および読み切り形式の短編8作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数はいずれも20Pと中の下クラスのボリュームで固定。お話的な存在感はあまり無いですが、その軽い読み口が身上でもあり、十分なアタックと程良い尺を有する濡れ場にも適度な満腹感があります。

【適度な甘味とコミカルさ、少しの倒錯性がある青春ラブコメ】
  作劇の方向性としては、エロ方面でちょっとアブノーマルな趣向を用意しつつも、ベースとなるのは青春ラブコメであって、軽快かつポジティブな雰囲気でまとめています。 
 幼馴染のぱんつやおっぱいに興奮して睡眠中にも関わらず手を出してしまったり(短編「委員長のオシゴト」)、美人で優秀な幼馴染に慕われつつ自分自身が不釣り合いとコンプレックスを感じている少年が彼女にわざとヒドいプレイをさせたり(短編「ゆーあーまい❤ペット」)、逆に男性の行為を見咎めてヒロイン側が叱責&ドSな言葉責めをしたりと(短編「バットコントロール」)、男女の関係性が壊れそうな事態が生じることもしばしばあります。
AfterSchoolBitches2とは言え、これらの性欲の暴走や誤解が相互に受容されることが作劇としての肝要な部分であり、またヒロイン側が単行本タイトル通りに“びっち”に迫ってくる棚ボタ的な展開においても、主人公に対する純粋な恋愛感情がヒロイン達を駆動させていることが明確に描かれていることが(←参照 笑顔が一番 短編「バットコントロール」より)、作劇全体の読書感を良くしている要因でしょう。
  短編集ということもあって、作劇そのものに強い存在感があったり、展開としての個性があったりするわけではないのですが、程好いコミカルさやラブエロ系としての甘味、性的なものが他者に受容される安心感などがあって、またオーソドックス故の安心感があるシナリオワークとも評し得るでしょう。
オチはコミカルであったり微笑ましいハッピーエンドであったりと、ラブコメ系として定番のスタイルでまとめており、軽い読書感でありつつ、前述した幸福感の甘味が読後にも残るのも印象の良さにつながっていると感じます。

【清楚感のあるキャラデザインと程良い肉感の美少女ボディ】
  短編「びっちびちマーメイド」に登場する水泳部のOGでコーチを引き受けたお姉さんキャラや、短編「ウワバミ計カノジョ」のOLさんを例外として、その他の短編は女子校生ヒロインで統一。
年下をからかうエッチなお姉さん、毎日起しに来てくれる世話焼き系幼馴染さん、クール&無口な鉄仮面系彼女さん、無邪気で元気な年の離れた従妹ちゃんに幼馴染の少年だけには無邪気に接する完璧美人系な生徒会長さんと、多彩でキャッチーな属性を有したヒロインを擁しており、良い意味でヒロインのキャラ性に依存したシナリオワークとなっています。
AfterSchoolBitches3  むにゅんと柔らかな巨乳&桃尻のボディデザインで、肢体全体の柔肌の質感も含めて分かり易いエロさを十分に打ち出した女体の描き方となっていますが(←参照 美巨乳パイズリだ! 短編「らふ❤プレイ」より)、肉感最重視ではなくしなやかさのあるスレンダーな印象があります。
体パーツ描写に関しても、控えめサイズの乳首&乳輪、薄めのさわさわとした陰毛とあっさりとした性器描写など、描き込みとしてはきちんと為されつつ、淫猥さは控えめにして、綺麗な女体として仕上げていると感じます。
黒髪ロングや三つ編み&メガネ、黒髪ロングポニテ、さっぱりとした短髪など、キャラデザインに関しても清楚感のあるタイプが多く、その上で彼女達が激しく乱れるというギャップも大きな魅力と言えるでしょう。なお、メガネ美少女が10名中3名存在しており、おそらく平均よりは高いと思われます。
  初出時期には最大3年弱の開きがありますが、それ以前からキャリアの積み重ねがある分、初単行本ながらも絵柄の統一感は明確で、アニメ/エロゲー絵柄系のキャッチーネスが幅広い層に訴求するタイプと言えます。

【十分にアタックの強いエロ演出で彩るパワフルな和姦エロ】
  各短編のページ数が多くは無いため、エロシーンの物理的な量はそこまで多くは無いのですが、サクサクと濡れ場に突入して尺を確保していることに加え、演出としてのアタックの強さで質的な満腹感を生み出しています。
  ヒロインが男性を拘束&言葉責め&脚コキでエロ制裁を加えたり、睡眠中の悪戯であったり、犬耳コスプレ全裸散歩プレイにコスプレH、凌辱チックな(あくまで)プレイなど、アブノーマル要素があったり、嗜虐性または被虐性を有したりなエロシチュが多い傾向にありますが、それらを含めて相互に性的欲望を受容し合う和姦エロにまとまりますし、基本的にはラブラブHを主軸としています。
乳揉みやラブラブ接吻などヒロインの肢体の感触を味わうプレイに加え、イラマチオなどの強引な展開や、逆にオナニー見せつけ的や野外露出などの特殊プレイなどプレイ内容の幅が広い前戯パートでは、フェラやパイズリ、洗体手コキなどのご奉仕プレイでヒロイン側の積極性を打ち出すことが多く、興奮した熱っぽい表情付けで白濁液をお口に受けたり、きゅんきゅんと秘所を反応させたりなヒロインの様子で前半の抜き所を形成。
大半のヒロインが処女であることもあって、初挿入の衝撃を感じる描写で勢いを感じさせつつ、破瓜の痛みが身心の快感によって塗り替えられ、アへ顔チックな表情や、瞳の商店が定まらない蕩け顔、切れ切れに漏れ出すハートマーク付きの嬌声といった激しい痴態を曝け出していく流れが実用面での勘所と言えるでしょう。
AfterSchoolBitches4  汁だくになっていくしなやかな肢体の存在感を打ち出す中~大ゴマと、表情や局所アップの小ゴマのバランスもよく、また肢体のスレンダーさを強調するためか、縦長の大ゴマでヒロインの肢体を魅せつつ、表情やバスト、結合部のアップや断面図などをその横に並べる画面構成のページを終盤で用いているのは特徴的(←参照 縦長コマとおっぱいアップ描写の小ゴマ 短編「びっちびちマーメイド」より)。
やや早漏展開的な印象を感じさせてしまうものの、前戯パートの射精シーンに加えて抽挿パートでも中出し連発というエロ展開は、男性側も行為に夢中になっていくエネルギー感・没入感があって、ピストンしながらのキスや乳揉みといった手数の多さに、演出強度の高まりも組み合わさって1Pフルの中出し絶頂描写に突入していく流れは大変に実用的です。

  エロは相応にアタックの強さがありつつ、ラブコメディ的な作劇の読み口は良好であり、ちょっとしたアブノーマル感がスパイスになっているのも美点で、大変にウェルメイドな抜きツールと感じます。
個人的には、黒髪ロングポニテのエッチな水泳お姉さんの着衣横ズリ&縦ズリ二連発からの連続ピストンな短編「びっちびちマーメイド」と、ツンデレ系メガネ委員長さんの思わぬエッチな姿に引き込まれてしまう短編「委員長のオシゴト」が特にお気に入りでございます。