WifesHolesOnDisplayShelf TVアニメ版『どろろ』第1話「醍醐の巻」を観ました。鬼神を12体としたことで、百鬼丸が引き裂かれた自己を取り戻すというテーマ軸をしっかり描き切るというスタンスを感じます。アクションシーンも素晴らしかった。色々と“難しい”作品ではありますが、手塚御大原作が持つ本来のテーマ性を今回は骨太に表現して欲しいなと思いますね。

  さて本日は、武蔵ダイチ先生の『人妻メス穴陳列棚』(メディアックス)の越年へたレビューです。先生の前単行本『クリ姦絶頂グラマー』(エンジェル出版)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
アモラルな雰囲気の中でスレンダー巨乳ボディの人妻美女達を激しく乱れさせる濡れ場を様々な趣向で味わえる作品集となっています。

WifesHolesOnDisplayShelf1  収録作は、やり手で仕事には厳しいが飲み相手としては良い人な美人妻上司が仕事のストレスもあってか飲み過ぎてしまい、その介抱をしていたらホテルでセックスに誘われて・・・!?な連作「人妻メガネ上司はやめられない?」正続編(←参照 財界の大物を虜にしてきたテクニックが!? 同連作正編「人妻メガネ上司はやめられない?」より)、および読み切り形式の短編9作。
1話・作当りのページ数は16~18P(平均18P弱)と控えめな部類。ストーリー面での存在感はかなり弱いですが、その分十分にアタックの強いエロ描写を量的に充実させた作品構築となっています。

【背徳感をベースとしながら多彩な展開の人妻モノ】
  単行本タイトル通りに人妻ヒロインを擁する作品で統一された作品集であり、棚ボタエロ的な展開もあればストレートな凌辱展開もありますが、いずれにしても人妻ヒロインとの不倫エロという意味では一定の背徳感がベースとなっていることは共通しています。
WifesHolesOnDisplayShelf2その上で、家計を守るためにその体を大家に差し出すはめになってしまったり(←参照 旦那が寝ている自宅に押し掛けられ・・・ 短編「返済妻」より)、パワハラまがいな理不尽な要求を部下に付き付ける美人人妻上司が謎の時間停止アイテムで復讐されたりと(短編「ハラスメントブレイク」)、凌辱系の展開が多くなっています。
主人公を含めた男性に対するハラスメントや虐めを主導していた存在が、性的な方法で復讐される黒い爽快感を持った展開もありますし、催眠調教や強引な寝取り凌辱など、悪人の姦計に善女が嵌ってしまう展開もありますが、いずれにしても一定のダークさや攻撃性を有した作劇であることは共通しています。
  これらの作品に対して、美人女医さんに勃起不全の相談をしたらエッチな治療を開始してくれる短編「人妻女医の秘密診察」や美人上司に誘惑される上述した連作は、年上美人とのセックスが棚ボタ的に転がり込んでくる展開であると同時に、自らのち○こで余裕を漂わせていた彼女達を快楽でよがらせるという支配欲等を喚起する流れとなっています。
いずれにしても、催眠や時間停止なども含め、エロシチュを整えることに専念した作劇という印象が強く、話としての面白みという意味ではあまり注目すべき所はないのですが、テンプレ的な展開もあれば、ある意味印象的でもある強引なエロへの突入もあるなど、意識をエロへと引きつけてくる構築自体は悪くないとも感じます。
  凌辱系統の作品でもまとめ方はあまり重苦しくならないソフト路線で、いい意味でも悪い意味でも、エロシーンの印象以外はあまり読後に残らない作劇となっています。

【多彩なキャラ設定のスレンダー巨乳なダルト美人妻】
  前述した様にいずれも人妻ヒロインが登場する作品であり、年齢層としては20代半ば~30代半ば程度と思われるアダルト美人さん達。年齢層による描き分けはそれ程明確ではなく、綺麗なお姉さんタイプでまとめるのがこの作家さんの得意とするところ。
  厳し過ぎる女性上司やエッチな誘惑お姉さんタイプ、夫のために恥辱に耐えようとする良妻タイプ、間男を退治しようとして返り討ちにある正義感のある女性などなど、バラエティ豊かな設定・性格付けの人妻さんが用意されているのは、単行本タイトル通りの魅力と感じます。
なお、旦那との露出プレイに興じていることを他人に知られて付け込まれてしまう展開など、旦那が存在することに意味があるケースもありますが、寝取りエロを含めて人妻であること自体に作劇上の必要性をあまり感じないことが多く、他人の妻を好き放題にしてしまうというエロのスパイスとして機能させていると感じます。
WifesHolesOnDisplayShelf3  人妻ヒロイン達の女体設計については、完熟豊満ボディというよりかは、若々しさを感じさせるスレンダー巨乳ボディで統一されており、すらりと伸びる四肢や締まったウェストと十分なボリューム感のあるバスト&ヒップ、程好い茂みがある股間とを組み合わせた端正かつエロティックな女体が勢揃い(←参照 短編「露出妻のいる階段」より)。
セクシーランジェリー、スーツ&ストッキング、白衣&タイトな衣装、水着に生活感のある私服など、設定やエロシチュに合わせた衣装を色々と用意しており、巨乳や股間はしっかりと見せ付けつつ着衣セックスが基本となっています。
  全体的にヒロイン達の表情描写の硬さがかなり気にはなって、個人的には一定の減点材料ですが、十分な作画密度でありつつさっぱりとした描線・描き込みで、アダルト美人の色気感を打ち出しているのは明確に長所であり、表紙絵との印象のズレもほとんど無く単行本を通して安定しています。

【しなやかなスレンダー巨乳ボディが激しく乱れる演出・構図】
  ページ数の関係上、濡れ場のボリュームは多いとは言い難いものの、前述した様に強引にでもエロに突入する勢いもあってエロシーンの占める割合は高く、主導権を巡る攻防の変化やヒロイン側の変容などを織り込んだエロ展開を形成できているのも抜きツールとしての美点。
分かり易い輪姦凌辱や便利ギミックを利用しての催眠調教に時間停止凌辱、寝取りエロなどのダーク&インモラル系をメインとしつつ、人妻誘惑エロなどの棚ボタ的ウハウハ感のあるライト系も存在しているのは前述した通り。
  前戯パートを短めに切り上げてサクサクと抽挿パートに移行するケースもあるものの、メインとなるのは比較的長尺の前戯パートを用いるエロ展開であり、スレンダー美巨乳ボディのバストや秘所を弄ってヒロインに羞恥心と快楽を擦り込んだり、パイズリやフェラなどのご奉仕強要、逆に手コキやフェラなどでヒロインに搾り取られるシチュエーションがあったりと、ヒロインのキャラ性や状況に応じてプレイ内容に一定の多彩さを持たせています。
WifesHolesOnDisplayShelf4抽挿パートに移行後は、前戯パートで女性側が主導していた場合でも、男性側の攻勢が明確になっていき、しなやかな肢体が仰け反ったり、美脚を持ち上げられて大股開きになったりと、スレンダーボディの存在感をとそれが好き放題にされてしまう女性側の陶酔感を組み合わせてアタックの強いエロ描写を構成(←参照 短編「催眠姫」より)。
  女体をじっとりと濡らす液汁描写に、ち○こが最奥をノックするパワフルな断面図、比較的シンプルなコマ割りで肢体全体や結合部、表情のアップなど見せたい部分を分かり易く連続させる画面構築なども煽情性を高めていますが、前述した表情付けの硬さや、語り回しとフォントの単調さが目立つ台詞回しがエロ描写のリズムを阻害している感があるのは多少の懸念材料です。
ページ数に余裕があるわけではないものの、フィニッシュは1Pフルの大画面が標準仕様であり、ヒロインの嬌声と結合部から噴出する淫液の描写とで十分に派手な絵作りが為されていることもあって、複数ラウンド制のオーラスとし相応のカロリーを有しています。

  大人の色気感のあるスレンダー巨乳人妻と色々なシチュでのセックスが楽しめるという内容であり、そのタイプのヒロインに関する属性持ちの諸氏には嬉しい作品集と言えるでしょう。その一方で、コンセプト以外の点で幅広くお勧めできる点に欠けるのも確か。
個人的には、黒髪ロング巨乳美人な人妻さんが謎の性豪を返り討ちにしようとするも逆にメロメロにされてしまう短編「タウンハウスボランティア」に愚息がお世話になりました。