WelcomeToShareHouse 船津紳平先生(原作:天樹征丸氏・金成陽三郎氏・さいとうふみや先生)の『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』第4巻(講談社)を読みました。高遠遙一、確かに犯人達の“ドタバタ”を描く本作にはかなり不向きなキャラですが、ギャグ的な翻案もあって上手かったですね。Good Luck!!
浅野先生の言ではないですが、ミステリの王道を踏まえつつ肝心な所で偶然依存というのはあるあるネタなんですよねぇ・・・。

  さて本日は、左橋レンヤ先生の『シェアハウスへようこそ❤』(ヒット出版社)のへたレビューです。先生の前単行本『女教師の不文律』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
多彩な美少女&美女ヒロイン達との棚ボタ的ハーレム模様と美人フェイス&綺麗な女体が熱っぽく乱れるエロ描写が楽しめる1冊となっています。

WelcomeToShareHouse1  収録作は、叔母が家主であるシェアハウスに入居することになった主人公であるが、そこは女性限定の物件であり、共有スペースで偶然裸を見てしまった女の子・七海からの強い反発を受けながら、それぞれ個性的な同居人達とのエロ的ドタバタ模様を繰り広げることになるのだが・・・なタイトル長編「シェアハウスへようこそ❤」全7話(←参照 風呂に入って居たらエッチなお姉さんに誘惑されて!? 同長編第1話より)+主人公と七海の過去エピソードなスピンオフ短編「思い出の欠片」。
1話当りのページ数は10~30P(平均24P弱)と幅はありつつ平均値としては標準を少し上回る水準。長編作として一定の読み応えを有しつつ、量的に充実したエロシーンでハーレム展開的なウハウハ感を伸長させる作品構築となっています。

【棚ボタハーレム展開からメインヒロインとのラブストーリーへの収束】
  年上美人揃いのシェアハウスに唯一の男性として同居することになって~という定番の導入から開始されるストーリーは、どんどんエッチの相手が増えていく棚ボタ的なハーレムエロとして王道なタイプ。
このタイプのストーリー展開で一般的な話毎に異なるヒロインとの個別エッチを連続させていく中盤までの展開に置いて、エッチなお姉さんに誘惑される→それを知った恥ずかしがり屋の女の子がエッチなお姉さんの助力で目隠しHをすることになる→目隠しのために相手が誰だが分からないため勘違いして別の女性に迫ってしまい?といった具合に、状況が連鎖していく流れを形成しているのは続き物としての構成の上手さと感じます。
WelcomeToShareHouse2  4人の年上ヒロイン達とそれぞれセックスをした時点で、5PセックスのハーレムHを投入しており、ここでハーレムエンド的なラストに持っていくのがこのサブジャンルの王道展開ではありつつ、このハーレムHからメインヒロインであり、最後までセックスが保留され続けてきた七海ちゃんとの関係に話の主軸を移していくのが作劇としての特徴(←参照 七海ちゃん以外のヒロインとエロ三昧だったことが露見して!? 長編第6話より)。
一応全員とのウハウハなハーレム模様という形式は持続させるものの、終盤はあくまで彼女との仲直りや過去の再認識を経た上で、一定の誠実さを有するラブストーリーとしてまとめてあり、良くも悪くも落ち着いた雰囲気へと収束していきますし、愁嘆場の後のハッピーエンドという流れも円滑に整えられています。
  相応に重大事である主人公と七海の過去エピソードが唐突に持ち出されたり、ハーレムエロ的なゴージャスな幸福感とメインヒロインとの誠実な恋模様の甘味とでややどっちつかずな印象があったりすることは相応に減点材料とも感じますが、過去エピソードについては別途に短編を用意したり、ハーレム的な構図自体は話の最後で再び印象付けたりと、それらの難点をカバーする構成や補遺を用意しているのは肌理の細かい仕事と評したいところ。

【清楚感のあるスレンダー巨乳ボディで多彩な性格のヒロインズ】
  計5名の同居ヒロイン達は19歳~29歳の年齢層であり、主人公と同年齢の七海ちゃんを除いて主人公にとっては年上の綺麗なお姉さんという位置づけ。
ツンツンした態度を示しつつ終盤ではデレも示してくれるメイン格の七海ちゃんに加え、主人公をからかってくる奔放な誘惑お姉さんに、男性が苦手な大人しく弱気な性格の女性、優しい叔母さんにきりっとしたクール系美人さんなど、それぞれタイプの異なる女性キャラを用意しています。
  なお、当初女子に囲まれて緊張したり、困惑したりな童貞ボーイ(ただし過去編で素股までしていることが後に判明)であった主人公ですが、次第に自信を付けていきエロシーンではヒロインをガンガン攻めるエロ弁慶ぶりを発揮。調子に乗っている感はあって多少鼻につく部分はありますが、素直に欲望を発揮するパワフル感はありますし、ヒロイン達に対してセックス以外で支配的に振る舞うことは無いので話の雰囲気を乱す程ではありません。
WelcomeToShareHouse3  顔の造作や髪形などでキャラデザを描き分けていますが、ヒロイン陣のボディデザインについては全員が共通してスレンダー巨乳ボディ。すらりとした四肢を含めてしなやかさを感じさせるボディに、程好いボリューム感のバスト&ヒップを組み合わせたスタイルは(←参照 長編第7話より)、強い特徴や個性には欠けるものの、逆に言えば幅広い層にとって分かり易くエロさと整った美しさが両立されていると感じられるタイプ。
粘膜描写などの体パーツ描写も淫猥さを強めるというよりも、肢体全体の整った美しさを形成する要素として機能しており、さっぱりと健康的な印象の中からエロシーンにおいては程好い官能性が漂ってくる絵柄との組み合わせも、その方向性を伸長させています。
 絵として華やかさや濃厚な煽情性には欠けますが、その“程好いエロさ”は一つ個性でもあって、表紙絵と中身の絵柄が完全互換で安定しているため、ジャケ買いでも不満を感じることはないでしょう。

【ヒロインのエロ美しさを保持したまま適度なアタックのエロ演出】
  七海ちゃんがまだ育ちかけボディであった時のエピソードを描くスピンオフ短編(10P)を除けば、各話に十分なページ数があることもあって、エロシーンには相応のボリュームが用意されており、射精シーンを複数保有する多回戦仕様が基本
  エッチに積極的な恵さん&恥ずかしがり屋な久乃さんコンビとの3Pセックスや、このコンビによるダブルフェラといったプレイも投入しつつ、個別エピソードだけでなく、複数人とのハーレムHでもセックスの相手に意識を集中した1on1のセックスを連続させるといった形式であり、多数の女体に囲まれて同時にご奉仕されたりピストンしたりなゴージャス感をお求めの方は要留意。
  前戯パートを短めにまとめて射精シーンは用意せず、前穴セックス&アナルセックスでの中出し連発な長尺の抽挿パートを投入するケースもありつつ(長編第4話)、前戯・抽挿両パートにバランスよくページ数を割り振った上で、前戯パートでは主人公の巨根へのフェラやパイズリ、手コキにシックスナインといったプレイで射精へと導く流れと双方の興奮の高まりを形成。
WelcomeToShareHouse4  ヒロインのしなやかボディの存在感に熱っぽく紅潮し瞳を潤ませる官能フェイス、おつゆが漏れ出す結合部を見せ付ける構図、膣口から奥までストロークするち○こをアピールする断面図を組み合わせたエロ描写は、アへ顔チックな表情付けなど要所でアタックを強めつつ、全体的には過激さ・過剰さは抑えてヒロインのエロ美しさを持続するタイプ(←参照 長編第4話より)。
前述した様に、エロシーンにおいては明確に主導権を握って欲望任せに主人公君ですが、ヒロイン側が性的快楽にメロメロになっていく流れもあって、特に抽挿パートでは和姦エロとしての雰囲気を保ちつつ前のめりな勢いを形成しています。
  ページ数に余裕があることもあって、フィニッシュシーンは1Pフル~2P見開きの大ボリュームで提供しており、アクメボイスに蕩けた表情を浮かべる痴態と白濁液が注がれる股間を見せ付ける構図とで、それまでの演出強度を保ちつつ、適度にインパクトのある抜き所を構成しています。

  多彩な美人ヒロイン達とエッチ三昧という分かり易い魅力を有しており、過剰さを押さえたキャラデザインとエロ描写とで、程好いアタックのある抜きツールとして成立しています。
個人的には、もうちょっと複数人エッチのゴージャス感が欲しかったですが、メインヒロインが終盤で少しデレを示してのラブラブ模様は魅力的でした。