どうも、当ブログ管理人のへどばんです。2018年最後の更新は、毎年恒例の年間ベストの記事となります。早いものでもう大晦日ですねぇ。
 今年を振り返ると、まずは10年更新を続けてきた旧サイト(FC2)から、現サイトに移行したことが最も大きなことでした。済んだことを蒸し返す気はないですが、非常に理不尽な仕打ちと感じましたし、その時に一度は心が折れかけまして、もうレビューサイトは止めようか、更新頻度が低下している現状ではもうレビューサイトとしての価値はないから潮時かもしれないと思いました。
 とは言え、そこから再び何とか続けまして、今年の更新頻度はここ数年よりも遥かに高かったですし、久しぶりに考察記事等も書けました。各作品の魅力が私に筆を執る力を与えてくれたのは勿論ですし、ご声援を頂きました読者諸氏にも改めて御礼を申し上げます。
 管理人にとっては年末恒例の頭を抱えてベストを選出する作業ですが、もちろん楽しさがありますし、また、継続の大事さとその困難さに改めて感じ入る次第であります。

  毎年のことですが、当記事では、ストーリーの面白さやエロシーンの実用性、登場キャラクターの魅力など、エロ漫画としての様々な側面における魅力を総合して評価し、あくまで私個人にとってのベスト10として選出しております。主観はバリバリに入っていますが、それでもお勧めするに値する魅力や価値を有する作品であると自信も持って言える作品ばかりですよ。
ランクインした各作品の詳細なレビューは、それぞれのリンク先にある該当作のレビュー記事をご参照下さい。当記事内では、主に雑感やランクインの理由等を記しておきます。
それでは、本年の様々な作品の中で私が特に優れていたと感じた10冊について挙げさせて頂きます。

10位 丸居まる『下のおくちでちゅっ❤ちゅ❤しよ』(ジーオーティー)
HotKissInUnderLip 著者9冊目にして年間ベストには二度目のランクイン。今年は本作を含めて単行本2冊を上梓されていますが、棚ボタハーレム的なウハウハ感がより明瞭に出たこちらを選出しました。むにゅんと柔らかそうな桃尻&おっぱいに包み込まれる幸福感でも十分に一点突破しつつ、インパクトを保つエロシーンの画面構成や次々とエロいプレイが繰り出されるエロ展開の技術も高く評価したいポイントです。→単行本レビュー

9位 カエデミノル『コットンひゃくぱーせんと』(ティーアイネット)
Cotton100% 初単行本にして初ランクイン。元々幅広い作風の作家さんを擁する『Mujin』レーベルですが、最近ではロリエロ系でもベテランから新鋭までを擁してこのサブジャンルでの存在感を発揮。非常に細やかな絵柄で丹念に描かれる日本の風景と、少女の可愛らしさと生気は見事で、作劇も作画も緻密の一言。遅筆ながら、初単行本にして代替の利かない立ち位置を確保した印象があります。→単行本レビュー

8位 駄菓子『交尾の時間』(ワニマガジン社)
TimeForCopulation 3冊目にして三度目のランクイン。モノクロ絵としての魅力を突き詰めた濃厚なエロ描写を強力な武器とすると共に、日常から非日常へのスイッチングの良さと欲望の高ぶりのエネルギーを込めた筆致は流石の一言。以前に比べて、話作りがマイルド寄りでややインパクトを減じた感はありますが、エロ描写のアタックや濃厚感は更に練り上げてきた感があります。→単行本レビュー

7位 高津『人妻Aさんと息子の友人Nくん』(ティーアイネット)
MrsAAndBoyN  著者11冊目にして三回目のランクイン。作劇の幅が広い作家さんですが、寝取り要素・堕ちモノ系の色彩が強くありつつも同時にショタの恋愛感情・独占欲が強く駆動するおばショタ系でもありと複雑な読み口を持たせつつ、ハードなエロ描写の威力で魅せた作品。今年は不祥事(示談済み)を起こして活動自粛中とのことですが、復活を待っております。→単行本レビュー

6位 榎本ハイツ『あいとかえっちとかね❤』(コアマガジン)
SomethingLikeLoveAndSex  前単行本に引き続いてのランクイン。明るく楽しいラブコメ的要素も魅力ながら、愛が人を救うというテーマをヒロインの魅力を通してストレートに熱く伝達してくるストーリーテリングの力強さ、爽快感はこの作家さんの確たる魅力であって、今回もその点で長所を十全に発揮しています。濃厚さや技巧にも配慮しつつ、感情が迸る前のめり感がエロの実用性につながっているのも○。→単行本レビュー

5位 kanbe『痴戯のナカ』(ワニマガジン社)
InsideTheSexualPlay 2冊目にして初ランクイン。コンビニ誌掲載作らしいラブコメ系の安定感も魅力でしたが、今単行本の中編シリーズで一皮むけた印象が強く、妖しく抗しがたい性愛の豊饒へと読み手を誘い、捕える様な語り回しの良さには唸らされました。クドく感じさせない程度に重さや濃さが絵柄に出てきていて、作品の明暗の幅にも対応させつつ、特にエロ描写の濃厚感に寄与しているのも美点でしょう。→単行本レビュー

4位 けんじ『裸体芸術部!!』(ヒット出版社)
NudeArtClub 初単行本にして初ランクイン。各種パロディを中心として、オタクの好きなものを色々と詰め込みました!的な賑やかでハイテンションでエロエロな長編ストーリーという、『阿吽』系列では比較的珍しいタイプの作品。キュートな絵柄で十分な密度のエロ描写という面も安定した実用性に関する魅力ですし、読んでいてとにかく楽しいと思わせてくれるのが最大の長所であり、何処か懐かしいタイプのエロ漫画。→単行本レビュー

3位 東山翔『Implicity2』(茜新社)
ImpliciySecond 前単行本(2017年第3位)に引き続きランクインの完結巻。前単行本の時点で今年の1位になるかもと考えていたのですが、かなり難解な作品で管理人は十全に評価できているかの自信が無く、順位を据え置きました。とは言え、少女性愛の欲望の、業としての深さを抉り出す様な設定とエロ描写で凄味を見せ続けたSF作品であり、エロ漫画ジャンルの歴史に名を残すべき作品であるのは間違いないでしょう。→単行本レビュー

2位 煌野一人『ドールズ』(ティーアイネット)
Dolls 著者3冊目にして上位に初ランクイン。アブノーマル系作家としての面目躍如なハードエロ指向と強烈なディストピアの設定が絡み合い、その上でオムニバス形式の展開を繰り広げながらSF作品的な風刺と警句もあって、作劇・エロが合わさることで重厚な読み口を形成しています。特殊性癖的な部分はキルタイムでの単行本より抑制を効かせている分、訴求層を広げた印象があります。→単行本レビュー

1位 無望菜志『魔剣の姫士』(ジーオーティー)
PrincessKnightWithEvilSword 著者(成人向け)5冊目にして初ランクイン。今年は2冊単行本を上梓されていますが、長編ファンタジーとしての面白みが非常に高いこちらをチョイス。触手乱交エロというアブノーマルテイストはありながら、王道的でポジティブなファンタジーの面白さや高揚感、魅力的なヒロインを多数取り揃えて、エロ可愛さと描写としてのアグレッシブさを両立させたエロ描写と、エロ・ストーリー・キャラが高い次元でまとまった作品です。→単行本レビュー

  以上10作品が、私個人が選出した2018年のベスト10となります。毎年、他の方の年間ベスト10や売り上げランキングなどと比較して、どうも私の選ぶ10作というものはそれらと乖離していることも多く、これは自身のレビュアーの感性として如何なものかと悩むこともあります。とは言え、どれもお勧めですし、そういう意味では毎年私らしいチョイスが出来ていて、そのことが読者諸氏のエロ漫画ライフに何らか資するものがあれば嬉しく思います。
  今年のランキングは初ランクインの作家さんが多いですが、新鋭の作家さんに目を見張る成長をしている作家さん、ベテランらしさが光る作家さん、それぞれの魅力が楽しめて、エロ漫画ジャンルのこの活気が末永く続いて欲しいとも感じました。

  今年は2012年以来、久しぶりの年間レビュー冊数200冊越え(239冊:越年レビューを含む)を果たすことが出来ました。特に本年6月以降は毎月20冊以上のレビューを更新することができ、自分なりにレビュアーとしての自信を幾らか取り戻せたかなと振り返っています。
また私事ですが、漫画語りを得意とするVtuber・皇牙サキさんの活動(配信)にモチベーションを分けて貰ったとも感じており、大変感謝しております。

  年末に際しまして、全ての作品、作家様および出版社様に対し、心からの謝意と敬意を表しますと共に、当ブログの読者諸氏の御愛読に対し、管理人より改めて厚く御礼を申し上げます。

 2019年も素敵な作品に沢山出会えることと、エロ漫画を愛する全ての人に幸せな一年であることを祈りまして

一エロ漫画愛好家 へどばん拝