Purgatory TVアニメ『ゾンビランドサガ』第12話「グッドモーニング アゲイン SAGA」を観ました。仲間との絆で再起したさくらちゃんのセンターとしてのパフォーマンス、表情も動きも力強くてかっこよかったですねぇ。アイドルアニメの最終話に相応しいライブシーンでした。
2期フラグが立った感じなので、是非とも期待したいところ。

  さて本日は、チバトシロウ先生の『PURGATORY』(ジーオーティー)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『り:いんかねーしょん』(文苑堂)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
娼館を舞台にショタ主人公・純君が多彩な異種族のお姉さん達との多彩な趣向のエッチを大満喫な1冊となっています。

Purgatory1  収録作は、様々な種族が共存する世界でヒーローとして尊敬される自警団に入った人間の少年・純君は彼らが通う娼館“パーガトリー”でお店のお姉さん達に気に入られたとこともあって、彼女達との様々なエッチを楽しむことになるのだが・・・なタイトル長編「PURGATORY」全10話(←参照 この楽しそうな世界観 長編第1話より)+描き下ろし後日談(7P)。
描き下ろし作品を除き、1話当りのページ数はいずれも20Pと中の下クラスのボリュームで固定。長編作として一定の読み応えを有しつつ、基本的には多彩なエロをたっぷり楽しむことを重視した構築となっています。

【賑やかで楽しい雰囲気で描く種族を越えた性愛のポジティブさ】
  作家さんがお好きなアメコミ的な多様性の尊重も感じさせつつ、多彩な種族が入り混じるファンタジー的な楽しさを魅力の基盤とする作品であり、性愛の多彩さと共に登場人物達がエッチを通して楽しいことや新たな発見を得ていくという流れは総じてポジティブ。
主人公である少年・純君が娼館でのエッチに夢中になって色々な女の子を指名していくため、必ずしも棚ボタ的な展開が揃っているわけではないものの、ヒロイン達は指名されたことに喜んで熱烈なサービスをしてくれることもあって、彼女達に主導権を握って貰ったり、気持ちいいことをして貰ったりという受動的な幸福感がメインと感じます。
Purgatory2長編の構成としては、終盤手前まではストーリー性は強くなく、それぞれの種族らしいプレイや悩みであったり、新しいエッチの趣向を純君がお手伝いしたりと(←参照 サイクロプスのお姉さんの発明品でオーク?のお姉さんと特殊プレイにチャレンジ 長編第6話より)、ほぼ独立したエピソードを続けていくスタイル。
  主人公のエッチ三昧の日々に加え、昔馴染みである自警団のリーダーと娼館のオーナーの関係も加えて話の軸を形成しつつ、最終話は自信の無さを克服し、また数々のエッチで鍛えられた心技体で純君が大事件を解決してハッピーエンドになっています。
主人公が自分の“居場所”に悩んでいたことなど、最終話での展開にはやや唐突な印象を受けた面はあるものの、彼の健気な性格がそれまでも表現されていることもあって無理筋という印象は無く、性愛を通じて皆がハッピーにというスタンスが一貫していることも、読み口の良さや滑らかさにつながっており、賑やかでエッチでポジティブな世界観の包容力が最たる魅力の作品と総括したいところ。

【異種族であることが明確化された多彩なキャラデザイン】
  表紙絵&裏表紙絵に登場するヒロイン達は全てメイン級のエロシーンがあるお姉さん達であり、一部を除いて各話異なるヒロインが1名~5名登場するため、主人公よりも年上として位置付けられているヒロインの数はかなり多くなっています。
  娼館のオーナーである楓さんなど、人間であるヒロインも存在しますが、ダークエルフやエルフ、ケモ耳(兎系)ガールにサキュバス、獣人、サイクロプス(単眼娘)、蛸娘に蛇女、アンドロイドに双頭種族などなどメジャーなものから特殊なものまで様々な異種族が登場するのが本作の魅力の核と言えます。
Purgatory3下半身の蛇の部分や有する触手を主人公に絡み付かせる種族がいたり(←参照 蛇ボディで抱きしめて 長編第7話より)、人間より遥かに大きい体サイズの種族であったり、分身や体の分割が可能であったりと、様々な面で人間と異なっていることを視覚的に強調するキャラデザインやプレイが多く、もちろん好みが分かれる要素も多々ありつつ、人間との行為では味わえない特殊な快楽や状況を楽しむと言う人外エロとしての魅力に直結しています。
  普段は無口で大人しいが発情期セックスでは大の男を数人同時に相手にして搾り取るウサ耳ガール・シャロンちゃんは小さ目ボディにぺたんこバストなロリ系ボディですが、その他のヒロインは筋肉質なタイプや四肢が無い女性が居たりと、例外的なデザインもありつつ、豊満なバスト&ヒップをお持ちのデザインが基本であり、小柄な主人公君を柔らかボディで包み込むことが可能なのは、おねショタエロらしい魅力にもつながっています。
  絵柄としては最先端とは言い難い面はありつつ、十分な修飾性の濃さや作画密度を乗せた上でアニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーネスとバランスさせるというスタイル自体は当世流行のものと同様であり、その上で漫画チックな親しみ易さをより先行させる絵柄はベテランらしく単行本を通して安定しています。

【多彩なプレイの楽しさ&おねショタエロとしての魅力】
  ページ数があまり多くないこともあって、たっぷり長尺のエロシーンとは言い難い水準ではあるものの、エッチに慢心する主人公君とそんな彼のことがお気に入りな嬢たちとでサクサクと濡れ場に進行する分、エロシーンの占める割合は高く、また複数ラウンド制を取ることが多くなっています。
  主人公の自警団の仲間である男性キャラクターがメインのエロシーン、またはプレイに同席する男性側が複数のセックスもありつつ、数としてメインなのはショタ主人公・純君と嬢のお姉さん達のエッチであり、いずれも合意の上で、かつヒロイン側が積極的な和姦エロでありおねショタ的な趣向も備えています。
前述したヒロインの設定の多彩さはエロシーンの趣向の多彩さの基盤であり、それぞれ異なる体の構造のお姉さん達とのハーレムセックス、蛸触手に包まれながらの水中セックス、様々なサイズに分身が可能な種族による全身愛撫セックスに巨大な体の持ち主を一生懸命な優しいショタピストンで蕩けさせるH、魔宝石によって凶暴化させられた主人公君によるハードなオナホプレイなどなど、特殊なものも含めて多彩なプレイを用意。
Purgatory4  それらの特殊性や視覚的なインパクトを明確な武器としつつ、主人公の小さな肢体が豊満ボディに包まれ、挟まれて揉みくちゃにされ、また女体の気持ち良さに無我夢中になってお姉さん達を喜ばせていくという描き方に、幸福感や高揚感があるのはおねショタ的な醍醐味であって、構図や語り回しでそれらをしっかりと印象付けてきます(←参照 ダークエルフ&ライトエルフとの3Pヤッター!! 長編第5話より)。
描写としての勢いや肢体の密着感を強みとする一方、、紅潮した熱っぽい表情付けやハードマーク付きのエロ台詞、ローションプレイなども含めて肢体の官能性を増す液汁描写など、ベーシックなエロ演出を、質的にはキャラデザの良さを阻害しないアタックの範疇で、量的には十分な密度を打ち出す水準で添加して、興奮と快感に包まれていく痴態を表現
 1回戦仕様にまとめることもありますが、基本的には射精シーンを複数投入するエロ展開となっており、ショタボディと豊満女体が密着して白濁液を受け止めながらハートマーク付きのアクメボイスを上げるヒロインの姿を大ゴマ~1Pフルで投入するシーンをメインとして、ぶっかけや前戯パートでの射精などを追加する形で抜き所を増強しています。

  作品の舞台設定が全てでありつつ、同時に最大の魅力となっており、ストーリーとしてより広げたり深めたりすることも可能であろう創作の豊饒さを感じますが、様々なエロを楽しませてくれることに注力しており、人外エロ好きには自信を以てお勧めできる1冊。
個人的には、ダークエルフのメイリーさんとヘビ娘のチェンメイさんが特にお気に入り。