DesirableBeam TVアニメ版『うちのメイドがウザすぎる!』第9話「うちのメイドとあの日の出会い」を観ました。相変わらずツンツンした(当然と言えば当然の)反応を示しますが、ミーシャのつばめに対する信頼感が高まって、なんだかんだで前向きになっており、“雪”の話で母親関連の思い出にも向き合えているのは、彼女にとって好いことなんですよねぇ。

  さて本日は、kakao先生の『発情びーむ』(ワニマガジン社)のへたレビューです。先生の前単行本『好き好きマシンガン!』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
綺麗でエッチなスレンダー巨乳ボディの美少女&美女との時に妖しく時に甘い和姦エロが揃った作品集となっています。

DesirableBeam1  収録作は、それぞれ異なるタイプながらもいずれも淫猥に男性を誘惑して、己の性的好奇心を満たす大金持ちな大宮家の三姉妹それぞれのエロ模様を描く「大宮家」シリーズ3作(←参照 同シリーズ第1話(実質的には第2話)「大宮茉莉のゲボク」より)、および読み切り形式の短編7作。
なお、「大宮家」シリーズは前々単行本(初単行本)『純情ラブパンチ』(同社刊:当ブログでは未レビュー)に収録の「大宮茉莉のオモチャ」がシリーズ第1作。「大宮茉莉のゲボク」の作中で簡単にあらすじが触れられていることもあって、該当作を未読でも理解は容易です。
  1話・作当りのページ数は16~20P(平均18P強)と、コンビニ誌初出としては標準~中の上クラスのボリュームで推移。小粒ながら作劇面に一定の存在感があり、その上で程好い濃度・分量の濡れ場を安定して提供するバランスの良い構築となっています。

【ヒロインの想いや性癖が発露される展開に明瞭な魅力】
  作劇のスタイルとしては、コンビニ誌らしい読み口の良いラブコメ系でまとめつつ、ラブエロ系の幸福感やヒロインとのドタバタ模様で“読み口の良さ”を重視するスタイルは今単行本でも維持。
その一方で、コメディとしての賑やかな勢いや棚ボタ的なエロのウハウハ感だけで押し通すのではなく、ヒロインと男性主人公が“一線を越える”という展開におけるドキドキ感や、性愛の妖しさなどをシナリオワークに含めることで、作劇全体に締まった印象を一定付与しているのは評価すべきポイントと感じます。
DesirableBeam2  この展開における要は、普段はサバサバとした職場の先輩がいじらしく乙女な姿を示したり(←参照 王道の台詞ですよ、これは! 短編「ココロノカンヅメ」より)、普段は真面目で献身的なナースさんがドスケベな表情を曝け出したり(短編「メディカルヘブン」)、はたまた仲良しガールのコンプレックスが素直に吐露されたりと(短編「微乳ダイナマイト」)、男性が思っていた印象と異なるヒロインの素の姿が明らかになることと言えるでしょう。
全体的にヒロインの積極性や熱量が優先するシナリオワークでありつつ、そういったヒロインの素の感情や在り方が提示されることで、男性キャラクターとそれに仮託する読み手の意識を、彼女達との関係性に没入させることが出来るシナリオワークになっているのは明確な強み。
  恋愛系を中心とする微笑ましいハッピーエンドでも、蠱惑的な魅力を有するヒロインによる支配をある種受け入れるラストでも、彼女達の本質を受け入れる立場となったことを明示するまとめ方と言え、背徳感の濃淡はありつつも、性愛における幸福が、特にヒロイン側を中心として明示されるラストとなっています。

【スベスベ柔肌に包まれたスレンダー巨乳ボディのエロさ&美しさ】
  職場の先輩や入院先のナースさんなど20代半ば程度と思しき勤労女性もおりつつ、主力となるのは女子校生~女子大生クラスの美少女さん達。
  引っ込み思案なドジっ娘、サバサバとした美人先輩、優等生な清楚系美少女に健康的なスポーツガール、漫画大好きな外国人ガールなどなど、多彩な設定を揃えつつ、前述した様に彼女達の秘められていた感情や性癖などが展開の中で開示されることで、それぞれのキャラクターの魅力を高めているのは王道の魅力。
DesirableBeam3また、真面目だけど実は匂いフェチだったり、優等生タイプに見えて実は誘いドMだったり(←参照 優位にしてドMというお嬢様 「大宮家」シリーズ第3話「Desire」より)、普段は引っ込み思案ながら酔いの勢いでかなり積極的になったりと、性的なものに関連する嗜好や積極性が引き出されることで、エロシチュの形成や濡れ場の盛り上げに寄与しています。
  貧乳がコンプレックスである短編「微乳ダイナマイト」の友人ヒロインを例外としつつ、等身高めでスラリとした美脚が伸びるスレンダーボディに、柔らか巨乳を程好いボリュームのヒップを組み合わせた肢体設計で概ね固定。
しっとり&スベスベの柔肌の質感や、程好いサイズ感の乳輪&乳首を備える美巨乳、各種淫液に濡れる唇や秘所の艶っぽさなど、特に体パーツ描写で程好い淫猥さと整った美しさを両立させることで、綺麗でエロい女体に仕上げられているのは特筆すべきポイントでしょう。
  この綺麗で官能的な肢体表現は、描線がよりシャープで繊細になり、また作画密度が高まった絵柄の変化と非常に相性が良く、これまででも十分に質の高かった絵柄に華やかさや適度なお洒落感も加わることで魅力を更に高めたと感じます。

【程好い濃厚感のエロ演出で彩る官能的な痴態描写】
  ページ数の都合上たっぷり長尺とは言い難いものの、コンビニ誌初出としては十分なボリュームの濡れ場であり、1~2回戦仕様のエロ展開となっています。
  いずれも和姦シチュエーションであることは共通しており、ラブラブ感のある恋愛セックスをメインとしつつ、ミステリアスな美少女に翻弄される倒錯的なシチュエーションも用意。
  ヒロインの柔肌の感触を味わう愛撫にも一定の尺を設けることはありつつ、前戯パートのメインは艶っぽい唇が肉棒を包むフェラや豊満な柔らかバストに包み込まれるパイズリ、男性の反応を窺いながらの密着手コキなど、ヒロインの積極性を明示するプレイであり、白濁液が端正な顔や美巨乳に掛かる射精シーンは前半での抜き所。
DesirableBeam4  この程好い汁気感と官能的な肢体描写は抽挿パートにおいても明瞭な特長と言え、しなやかなスレンダーボディがしっとりと汗に濡れ、秘所から愛液が零れるエロティックさを、肢体全体を見せる描写と結合部アップ等のズーム描写とバランスよく組み合わせた画面構成で印象付けています(←参照 短編「君のフォーカス」より)。
瞳にハートマークを浮かべる蕩け顔、乱れた描き文字で表現されるハートマーク乱舞の悶絶嬌声、ピストンの勢いを感じさせる各種擬音など、アタックの強いエロ演出を十分な密度で用いつつ、単に量的飽和で勝負するスタイルではなく、絵柄の美麗さとマッチする水準を維持しているのも◎。
  前戯パートに圧迫されて抽挿パートが量的に物足りないというケースも稀にありますが、美しくもエロい女性が熱っぽく蕩ける痴態そのものに十二分な質的満腹感を持たせており、アクメにビクビクと肢体を反応させ、喜悦の悶絶を上げながら白濁液を受け止める(一部外出し)フィニッシュで〆ています。

  絵柄の改良によってヒロインの魅力が高まると同時に、エロ描写の濃厚感なども増しており、シナリオワークの安定感もあって抜きツールとしての信頼感を更に増した3冊目という印象です。
個人的には、誘惑&優位な立場でありつつドM性癖な大宮家三姉妹の長女に妖しく誘惑されて、青姦ソフトSMな「大宮家」シリーズ第3話「Desire」が最愛でございます。