UnknownPleasureForWives  よしながふみ先生の『大奥』第16巻(白泉社)を読みました。和宮(親子)が身代わりを引き受けた事情と、彼女自身の愛憎の深さ・重さ、唸らされましたねぇ。作中でも言及されていますが、この作品の家茂は本当に“良心”という印象で、芯の強さと澄んだ心、優しさを兼ね備えたキャラクターで、登場するだけで安心できます。

  さて本日は、はんぺら先生の『奥さんが知らない快楽』(メディアックス)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『膣出し汁だく巨乳授業』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
スレンダー爆乳ボディの人妻ヒロイン達との多彩なお話&激しく乱れて悶えるセックス描写が詰まった作品集となっています。

UnknownPleasureForWives1  収録作は、町内会主催の祭りに参加した人妻さんを待っていたのは男衆たちとの繁栄祈願の種付け乱交が行われる夜の部で・・・な短編「人妻悦楽奉納」(←参照 Wasshoi!! 褌姿の人妻さんだ! 同短編より)+描き下ろし後日談(2P)、および読み切り形式の短編11作。
収録本数は多い一方で、トレードオフの関係にある1作当りのページ数はいずれも16Pと控えめなボリュームで固定。お話としての読み応えは追求しないスタイルであり、その上で適度なボリューム感の濡れ場を安定的に提供する作りとなっています。

【オーソドックスな展開で軽く進行する多彩な作劇】
  美人妻さんとのラブラブな夜の性活を描く短編「新妻おっぱいご奉仕」を例外としつつ、その他の作品は人妻ヒロインが夫以外の男性と関係を持つお話で統一されています。
その点だけは共通させつつ、作劇の方向性はかなり多彩であり、寝取られ系であったりストレートな凌辱エロであったり、はたまたエッチな人妻さんの誘惑Hであったり夫公認でのスワッピングであったりと、ヒロイン側の主導性の強弱やお話の印象の軽重などに幅があります。
UnknownPleasureForWives2  どちらかと言えば寝取られ系や堕ちモノ系などのダーク&インモラル系がメインではあり、夫のために金持ちのドラ息子に性的奉仕をさせられたり、エッチなマッサージに騙されたり、夫が酒で寝ている内に夫の部下に迫られたり等々、ド定番の展開で構築されているために、サクサクと濡れ場へと突入していきます(←参照 “奥さんが悪いんですよ、こんな体で(以下略”発言!頂きました! 短編「奥さんがお裾分❤」より)。
ベタな展開である分、良くも悪くも話として軽く、また人妻ヒロイン達も夫とのセックスでは味わえない快楽に満たされて、終盤ではむしろそれを積極的に求める様子が描かれていることもあって、ヒロインの状況に対する罪悪感や話としての重苦しさはあまり感じさせないことも、サクサク読める抜きツールとしての構築に寄与。
  人妻ヒロインさんによる誘惑エロや若奥さんとのラブラブHについても、やはり話としての軽さが魅力なタイプであって、明暗いずれの作品もエロシチュエーションの形成と話全体の分かり易さ、読後感のマイルドさを重視した作品構築と総括できるでしょう。

【スレンダー爆乳人妻ヒロイン達のアダルトな色気】
  前述した様に皆さん人妻キャラクターであり、20歳前後程度と若妻さんもおりますが、基本的には20代半ば~30代半ば程度と思しきアダルト美人さんで占められた陣容。
  作劇の方向性が多彩であることもあって、清楚な人妻が徐々に背徳の快楽の味を知って淫蕩に~というケースもあれば、セックス大好きな肉食系人妻さんがカラッと明るく童貞喰いというケースもあるなど、それぞれの作劇の方向性に沿って分かり易い立ち位置のキャラクターに仕上げていると感じます。
UnknownPleasureForWives3全体に適度な駄肉感もありつつ、等身が高いこともあってスレンダーさを感じさせるボディデザインと言え、そこにボリューミィな爆乳と安産型ヒップを組み合わせたセックスアピール満点のエロボディが女体設計の基本(←参照 この勝ち気な表情と迫力柔らか爆乳の組み合わせ!ゴウランガ! 短編「大家さんがヤってきた」より)。
程良く大き目の乳輪&乳首、艶っぽい肉厚の唇、中庸の濃さの陰毛とその下に備わる完熟秘所&アナルと、体パーツ描写にも適度な淫猥さがあって、肉感的なボディデザインと合わさることで、アダルトな色気を十分な濃度でまとった女体描写となっています。
  描線の強弱やキャラデザイン、特に表情のまとめ方などに一定の変化を感じますが、ベースとなる絵柄自体は表紙絵とほぼ完全互換で安定しており、評価に影響するものではありません。ややオールドスクールという印象はありますが、地味であったり清楚であったりなヒロインがエロシーンでは一気にエロさを増し~というギャップを魅力とする全体の構築には、華やかさはむしろ抑えた絵柄がよく合っているとも感じます。

【適度なアタックのエロ演出と迫力ボディの存在感】
  王道的な展開を含め、サクサクとエロシーンに突入していく仕様であり、そこらの軽さ・強引さがある意味では魅力であるのも確かと言えますし、ページ数に比して一定のボリューム感の強さを感じさせる濡れ場を用意することにつながっています。
  人妻誘惑シチュエーションや、乱交セックス、人妻さんを徐々に快楽で絡め取っていく寝取り/寝取られシチュに、みんな大好きスケベマッサージ、スワッピングからの3Pセックスなどなど、エロシチュエーションは様々ですが、いずれにしても人妻ヒロインが普段とは異なる状態のセックスで強い性的快感を覚え、それに夢中になってしまうギャップという、人妻エロの醍醐味はしっかりと共通させています。
ヒロインの豊満ボディをまさぐったり、乳を揉みしだいたり、手マンで潮を吹かせたりと男性側による愛撫描写に加え、豊満バストを使ってのパイズリや艶っぽい唇が竿に触れるフェラなど、ヒロインが積極的または強要されてのご奉仕プレイを投入する前戯パートは、分量的に幅があるものの、そこで射精シーンを投入、または抽挿パートでピストンされながらのパイズリやフェラで射精描写を投入するなど、それらのプレイに関連した抜き所を用意するスタイルは共通
UnknownPleasureForWives4  抽挿パートへ移行すれば、豊満バスト&ヒップが重たげに揺れ弾む様子や押し広げられて濡れる秘所など、女体の存在感を強く押し出した上で、高揚し蕩けた表情付けに言葉にならない嬌声を交えつつの実況系エロ台詞、結合部見せつけ構図や透過図など、エロ演出としてはアタックの強いものを用いつつ(←参照 アへ顔チックな表情付け 短編「ヒトヅマご奉仕清掃」より)、量的にも質的にも過度にならない範囲に抑える傾向となっています。
良くも悪くもフィニッシュシーンを演出的に特別盛り上げる印象はなく、そこまでの演出強度と同様な水準において、大ゴマ~1Pフルで白濁液を秘所に加えて乱交エロであればアナルやお口にも発射される肉感ボディを迫力豊かに提供するフィニッシュを形成していますが、そのような流れであることもって、ラストの抜き所としてのボルテージの上がり方には幾分の不足を感じるケースもあります。

  人妻エロで統一されつつ、バラエティ豊かなシチュエーションが楽しめる1冊と言え、特定の傾向に絞って欲しい諸氏は要留意ですが、個人的には色々と楽しめるお得感が上回ると感じます。
管理人は、セクシーな黒髪釣り目爆乳大家さんのエッチな誘惑で童貞喪失な短編「大家さんがヤってきた」と、ドスケベ奥様に古風なセーラー服を着用させて3Pセックスな短編「妻ハメ❤プレゼント」が特にお気に入りでございます。