MarimoNinjaScroll  松江名俊先生の『君は008』第2巻(小学館)を読みました。友達を決して見捨てないという自身の正義を変な迷いや葛藤もなく貫き通す主人公、在り来たりではあるのですが、それでもシンプルに頼もしく気持ちの良い人物像になっていますね。
あやめさん、豊満バストは勿論のこと、尻下部から太股の肉感がミニスカでエロさ倍増ですな。

  さて本日は、速野悠二先生の『JKニンジャまりも忍法帖』(リイド社)のへたレビューです。なお、先生の前々単行本『僕が膣内射精をするセカイ系な理由』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
豊満巨乳ボディな女忍者まりもちゃんの活躍と毎度のハードなエロ受難で大変なことになっちゃうエロとが詰まった1冊となっています。

MarimoNinjaScroll1  収録作は、普段は女子校生として生活しながら一たび命令を受ければ風祭一族の忍びとして闇の仕事に奔走し、敵対勢力との激しい戦いを繰り広げる美少女・まりもの活躍を描くタイトル長編「JKニンジャまりも忍法帖」全8話(←参照 自信満々だが果たして・・・!? 同長編第1話「危うし粘液忍法快楽責め」より)+カバー裏におまけのイラスト解説。
1話当りのページ数は18~24P(平均23P強)と標準的なボリュームで推移。長編作としてのお話的な読み応えはさほど明瞭ではありませんが、濡れ場の存在感は十二分に強い構成が安定して連続しています。

【伝統的で王道な女忍者の活躍&エロ受難のお約束感】
  山田風太郎御大の『くノ一忍法帖』シリーズからLilithの『対魔忍』シリーズまで、女忍者(くノ一)と言えば敵に捕らえられてエログロな責めを受けたり、はたまたそのエロ拷問からの逆転で任務を達成したりといった展開は、エンタメにおいて長大な蓄積のある王道であって、本作もその流れを素直に踏襲していると評して良いでしょう。
MarimoNinjaScroll2  長編ストーリー全体としてのドラマ性がある構成ではあまりなく、各話ごとに異なる任務とそれに関連するエロ的受難が描かれるオムニバス形式と言ってよく、基本的には凌辱色の強いエロシチュが毎度展開されていきます(←参照 まりもが邪悪な傀儡子の魔の手に! 長編第6話「傀儡!オールレンジ・アクメ」より)。
ヒロインを屈服させるための拷問や明確な害意を持つ凌辱が描かれる分、エロシチュの雰囲気としては一定の重さ・暗さもありますが、ヒロイン・まりもちゃんが毎回生還していることから分かる通り、各エピソードに勧善懲悪のお約束感やコミカルなオチが備えられているため、読み口が重くなることは、最終盤を除いて、ありません。
  ヒロインの隠された秘密が明らかになり、彼女を狙って数多の忍者勢力が死闘を繰り広げ、彼女を孕ませようと凌辱が繰り返される最終盤の展開は、それまでの展開と特に関係ない分、かなり唐突な印象があり、それまでに投入できていなかったエロシチュを詰め込むために用意された展開なのでは?と個人的には感じるところ。
この終盤展開の唐突さに加え、それまでエロはハードでもオチはコミカルに~という流れとかなり異なって後味の悪さをある程度感じるラストを迎えるため、終盤で評価が大きく分かれてしまう作劇とは感じますが、とは言え、その闇に生き、そして散る者としての無常観は、忍者ものとしては一つの王道と評しても間違いではないでしょう。

【健康的な肉付きの巨乳JKニンジャの一人ヒロイン制】
  作劇面でもある程度は重要な裏切りの女忍者・ほたるちゃんを一応はサブヒロイン的な位置付けにしていますが、基本的にはJK忍者・まりもちゃんの一人ヒロイン制と言って良いでしょう。
クナイ・ダートとワイヤを組み合わせた特殊な忍術を用いたり、女忍者らしく秘所に暗器を忍ばせたりと、忍者らしいカラテとジツの充実を示しながら、年頃の女の子らしく恋にドキドキしたりイケメンに目が無かったり、またドジなところがあったりと、親しみ易さのあるヒロイン造形と感じます。
MarimoNinjaScroll3  前述したほたるちゃんは、控えめバストのスレンダーボディであり、変化の術を長期間使い続けたためにフタナリち○こが生えてしまっているのですが、メインヒロインのまりもについては豊満さのあるバスト&ヒップを健康的な肉付きのある体幹に組み合わせた肉感ボディであり、二人が同時にエロに絡む際は対照的な女体設計が楽しめます(←参照 長編第3話「後輩くのいち巨根貫通術」より)。
セーラー服と忍び装束&褌を組み合わせた“JKニンジャ”らしい衣装デザインはなかなか面白いと感じましたが、基本的には徐々に服が破れていき~というお約束をしっかりした上で、肉感ボディを見せつける全裸セックスへと移行していきます。
  表紙絵のフルカラー絵ではアダルトな色気感が増していますが、単行本を通して安定している中身のモノクロ絵は少年漫画的な親しみ易いデフォルメ感のあるタイプで、懐かしさも感じさせるタイプ。とは言え、描き込み密度の高さでエロの濃厚感を出すなど、作画の手法論は現代的で、絵柄としても古臭さを感じさせません。  

【ハードで特殊なプレイによる半狂乱の痴態描写】
  サクサクとエロシーンに突入可能な設定・サブジャンルであるため、濡れ場の占める割合は十分に高く、また複数ラウンド制を基本として抜き所を随所に配置した構成を取っています。
  外国の褐色ショタ王子様を敵から守ってヒロインがリードする形でのおねショタHが描かれるエピソードもありますが、前述した通りにメインとなるのは凌辱・拷問系シチュエーションであり、明確な敵意・害意を含む行為として描かれている分、相応にハードで過激な雰囲気となっています。
蛙ニンジャによる媚薬粘膜&長い舌での前進愛撫責め、傀儡ニンジャによる全穴機械姦、拷問ニンジャによる激痛異物挿入&痛覚の快楽変換ジツ、幻術ニンジャによるヒロイン洗脳&幻影エログロファック、女ニンジャ同士によるフタナリレズファックなどなど、かなりハードであったりアブノーマルであったりなプレイが多く、抜きツールとしての評価の高低を大きく分けてしまう要因ではありますが、責めの特殊性・奇抜さを競うのは、『忍法帖』シリーズでも『対魔忍』シリーズでもそうであるように、このサブジャンルとしてはある種のお約束でもあります。
MarimoNinjaScroll4  特殊で過激な行為に対して、ヒロインの痴態描写もやはり特殊で過激なタイプを呼応させるという構図に概ね忠実なエロ演出となっており、特にエロ展開終盤ではアヘ顔チックな表情や瞳の焦点が定まらないままに絶叫する半狂乱の表情、犯される全身の肉穴から噴出する各種淫液、呂律の回らないエロ台詞に快楽や苦痛が入り混じった絶叫といったエロ演出を多用して(←参照 長編第8話「超絶怒涛!!忍法孕ませ合戦」より)、ヒロインの感じている感覚の強烈さを視覚的に強くアピールし続けています。
なお、異物挿入やフィストファックの際も含め、断面図にかなり注力している様子が認められ、拡張される膣内や子宮周り、直腸等を中心とした内臓をかなり丁寧に描き込んでおり、表現として丁寧で特徴的とは思うものの、絵柄との親和性の有無を含めて評価は割れると思われる要素
  ヒロインを拘束して嬲ったり、奉仕させたりな前戯パートと、秘所やアナル、同時にお口や場合によってはへそやら鼻やらもファックする抽挿パートにバランスよく尺を割り振って、それぞれに抜き所を設けており、その上で中盤以降の過激性のラッシュが強烈な構成と評したいところ。

  プレイ内容やエロ演出面で好みを分ける要素が多いと思いますが、『くノ一忍法帖』シリーズ以来の女忍者(くのいち)ものらしさを十分に有した作品に仕上がっていると感じます。個人的にはもっとハッタリを効かせて頂いてもよかったと思っているくらいです。
くノ一凌辱エロがお好きな方は是非チェックしてみて下さい。