TooMuchGramarousMILFs  幸村誠先生の『ヴィンランド・サガ』第21巻(講談社)を読みました。別に凡人ではないのですが、他のキャラに比べると人間臭さのあるシグやんが大好きなんですが、今回なかなか活躍しており、嬉しく思いました。ただ、グズリーズさんのトルフィンへの反応と、微妙に立っている死亡フラグが気になりますね。

  さて本日は、琴義弓介先生の『ヤリスギ肉熟女』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『夫人乳戯』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
多彩なコスチュームに身を包んだ爆乳美熟女さん達とのエロコメディ&パワフルファックが楽しめる1冊となっています。

TooMuchGramarousMILFs1  収録作は、最近オタク活動に忙しい息子と疎遠になってしまったことを心配したママさんが、息子の好きなキャラのコスプレ衣装を見つけ、それを着用して(色々な意味で)スキンシップを深めようとするのだが・・・な中編「発情ミルクタンクママ桃花」全3話(←参照 息子の興味を理解しようとして 同中編第1話より)、および読み切り形式の短編7作+短編「悪乗り☆ドデカップ」「乳惑♥ダイナマイト」のヒロイン揃い踏みなスピンオフフルカラー掌編(4P)+フルカラーピンナップ(4P)+カバー裏の前作「夫人乳戯」の紹介漫画。
フルカラー掌編を除き、1話・作当りのページ数は8~20P(平均17P強)と平均値としては控えめな部類。ストーリー面の読み応えはほぼありませんが、その分のノリの軽さと良さに由来するはっちゃけ感があり、その上で程好いボリューム感の濡れ場を提供する構築で安定しています。

【あっけらかんと前向きに性的な解放感で進む作劇】
  重厚なドラマ性を有する長編ストーリーから、あっけあかんと軽いノリの短編作まで幅広い作劇スタイルを有する作家さんですが、今回は完全に後者であり、ヒロイン達がなんのかんのでエッチに励む艶笑話が揃っています
  単行本タイトルに熟女とある通り、人妻ヒロインや母親ヒロインを中心とする熟女さん達が勢揃いであり、その設定に由来する不倫エロスや近親エロスといった背徳感のある要素が含まされていますが、それらはあくまで作劇のスパイスであって、それよりむしろ素直にヒロイン達の性的欲望が充足されるポジティブさが前に出たシナリオワークと感じます。
TooMuchGramarousMILFs2後述する様に、エロ・キャラの趣向としてコスプレ的な要素が多いのですが、夫婦生活の中で魅力的な女性と夫に認識されなくなった奥さんがエッチなサンバコスチュームで積極的にセックスを貪ったり(←参照 サンバのリズムでレッツダンス! 短編「悪乗り☆ドデカップ」より)、お堅い教頭先生がギャル衣装に着替えさせられて性的な解放感を知ったりと、装いを変えることで普段抑圧されていたり、自信を失っていたりする状況から解放されるという、変身願望の充足といった構図が作劇的にも明瞭と評し得ます。
  唯一の続き物であり、ママさんを中心にして息子やその友人達とドタバタなエロ騒動が巻き起こされる中編作にしても、話を大きく動かすことはなくあっけらかんと平和なまとめに落着しており、その他の作品もコミカルなものを中心として軽い読後感を残すラストとなっています。
  どっしりとした読み応えや、ラブラブ感の強い作品などをお求めな諸氏には不向きなスタイルではありますが、ポジティブで軽い調子のシナリオワークは幅広い層にすんなり受け入れられるタイプとも言えます。

【多彩なコスチュームに身を包む爆乳美熟女さん達】
  ヒロイン陣の年齢設定としては概ね30代半ば~40歳前後程度と思しき美熟女さん達で統一されており、ママさんヒロインや人妻ヒロインなどがメイン。なお、思春期ガールも描く作家さんですが、今回は中編作にサブヒロインとして1名だけ短めの登場をするだけなので、そこらをご期待の諸氏は回避を推奨。
  短めのシナリオワークであるため、長編作の様にヒロインの心情を丁寧に掘り下げるということはできないものの、誘惑人妻さんや欲求不満からエッチにはじけちゃう人妻さん、お堅い教頭先生に厳しい女性上司、笑顔が苦手な薄幸系クール美女に、優しいが色々勘違いして突っ走るママさんなどなど、漫画チックな楽しさや素直にエロ向きな要素を有する多彩なヒロインを用意しています。
  ヒロインのボディデザインには一定のバリエーションがあり、等身高めのデザインであることは共通しつつ、肢体全体に肉付きの良さがあるタイプとスレンダーさが引き立つタイプが存在していますが、いずれにしても巨乳~爆乳の特大バストを装備しているのは共通
TooMuchGramarousMILFs3基本的にはロケット型で美熟女らしい垂れ巨乳・爆乳がおっぱい描写としてメインですが、乳輪周辺の表現や張りの強さ・垂れ方にキャラクターによるバリエーションを設け、様々な角度からおっぱいの存在感を強調する構図・描写を多用するのは、さすが巨乳エロ漫画における大ベテランのお仕事(←参照 この角度!そして右下からのおっぱい追い撃ち! 短編「GESS NO KIWAMI」より)。
  普段は清楚な和装姿の女将さんがママさんバレーのブルマ体操服に着替えたり、地味で普通の人妻さんが露出度の高いサンバ衣装やチア衣装を着用したり、ママさんがアニメのコスプレをしたり、はたまたスーツ&メガネ姿の堅物先生が派手なギャル衣装を着させられたりと、コスプレ・衣装チェンジの要素が多く、もちろん着衣セックスとして生かされていますし、変身願望・解放感の視覚的表現として機能しているのは前述の通り。
  初出時期には一定の幅はありますが、絵柄はすっかり固まっている作家さんなので単行本を通して表紙絵と完全互換で安定しており、親しみ易い漫画チックなキャッチーさと程好い濃厚感のフェロモンが両立された絵柄となっています。

【爆乳ボディの存在感とほんのりお下品な乱れ方が特長】
  ページ数の都合上、たっぷり長尺の濡れ場とは言い難く、多少の食い足りなさを感じることもありますが、サクサクとエロシーンに流れていく展開もあって、抜きツールとして適度なボリューム感は有しています。
  コスプレママとの近親セックスや乱交、厳しい女上司さんに言葉責めされながらリードされる状況からの反転攻勢、お堅い熟女が性に目覚めて女上位の乱交ファック、あっけらかんとした浮気エッチ、チア衣装の地味系人妻さんが覚醒しての頑張れ♥頑張れ♥応援エッチなどなど、多彩なエロシチュが揃っており、前述した様に背徳感などもありつつあくまで味付けに留めて、全体的に性的な解放感に基づくポジティブなでパワフルな性交が描かれていると評し得ます。
  全体の尺がそれほど長くないにも関わらず、前戯パートを長めに取る傾向にあり、垂れ爆乳・巨乳を揉んだり吸ったりな描写はもちろんのこと、はしたない表情で艶っぽい唇が肉棒を包み込むフェラ描写、陰毛の茂る股間から淫液をたっぷりと漏れさせる手マン・クンニなど、女体の体パーツ描写の淫猥さを生かした描写を充実させています。
TooMuchGramarousMILFs4ここで十分に双方の興奮を高めた上で一気に勢いの強さを打ち出していく抽挿パートとしており、重たげに乳を揺らし、ほんのりとお下品さを増した熱っぽい表情を曝け出し、ハートマーク付きで淫語搭載の実況エロ台詞を連呼する美熟女の痴態を連続させていきます(←参照 短編「ワケアリ熟女㊙チア性交」より)。
  結合部のアップ構図やボリューミィな巨乳&安産型ヒップを強調する構図、枠線ぶち抜きの複数アングル詰め込み絵など、シンプルにインパクトのある表現を重ねつつ、ピストンしながらの乳首弄りや乱交エロでの上下のお口同時攻めなど、プレイに手数の多さがあるのも○。
  尺の都合上、1回戦仕様でまとまることが多く、前戯パートでの射精シーンがないなど、読み手によっては不満を感じるところもあるでしょうが、美熟女ヒロインのあられもない絶頂描写なども抜き所として機能させており、大ゴマ~1Pフルの中出し(+α)のフィニッシュで十分な演出的アタックを叩き込んで〆ています。

  琴義先生の描く多彩な爆乳美熟女ヒロインのエッチな姿を多彩なコスチュームで楽しめる抜きツールであり、ヒロインの年齢設定(と一部の乳首の描写)以外は好みを分ける要素が少ないこともあって、楽しく読めて抜ける1冊と感じます。
個人的には、真面目すぎるツンツン女教師さんにギャル衣装を着用させて乱パな短編「塾ギャル教頭はお堅いのがお好き!?」と薄幸系美人さんのドスケベチア衣装でのセックスがエンジョイできる短編「ワケアリ熟女㊙チア性交」に愚息が大変お世話になりました。