LittleAce   TVアニメ版『ちおちゃんの通学路』第4話「スモーク・オン・ザ・セーラー」を観ました。してはいけないことをしないけど、その真似事をしたい背伸び感は分かるなぁって懐かしく思いましたね。まななちゃんが合法!合法!を連呼するせいでなんかエロく感じましたけど。


  さて本日は、ヲルト先生の初単行本『リトルエース』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。汗で濡れ透けシャツ&スパッツ&ちっぱい!なんとも訴求力のある表紙絵です。
漫画チックに楽しい設定のラブコメディ&ちっぱいボディが快感にビクビク反応するエロシーンが詰まった作品集です。

LittleAce1  収録作は、優秀だが言動の荒っぽい家庭教師のお姉さんに好意を寄せながら言い出せていなかった少年は、ある日彼女の方から真意を問い質されて・・・?な連作「おねえさんといっしょ」正続編(←参照 主導権を握る系お姉さん 連作正編「おねえさんといっしょ」より)、短編「SEえっくす」「恋のミルク伝説」の合同後日談な描き下ろし短編(4P)、その他独立した短編5作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は20~24P(平均24P弱)と標準的なボリュームで推移。短編メインということもあって、ストーリーそのものに強い存在感はありませんが、十分量のエロシーンと軽めの読書感の相性良く組み合わされた構築と感じます。

【漫画チックな楽しさが魅力のラブコメディ】
  作劇の方向性としては、恋愛ストーリーとしての適度な甘味と設定の面白さに由来するコミカルさを備えたラブコメディでまとまっています。
宇宙飛行士である男女の無重力セックスや(短編「エロ・グラビティ」)、超絶なフェラテクでどんな男もイかせるというフェラ師なる存在が語られたり(短編「恋のミルク伝説」)、はたまた大切に育ていたウーパールーパーが可愛い女の子に成長したり(短編「メチャシコサラマンダー」)と、漫画チックに楽しい設定・展開が目立つのも一つの魅力。
LittleAce2  年下でやや気の弱いショタ系ボーイをお姉さんがリードするおねショタ系が半数弱を占めており、これに加えて男性キャラクターの方が年上である場合でも、ヒロイン側が積極的に性行為に誘引してくる流れがメインであり(←参照 財閥令嬢で副社長な少女の命令だ! 短編「ド令嬢!」より)、棚ボタ的な幸福感とキュートガールズに翻弄されるちょっとした倒錯性を喚起。
連作「おねえさんといっしょ」の様に、それが一種の強引さ・支配性として映るケースはあるものの、ヒロイン達がそのように積極的になるモチベーションはピュアな恋心であって、セックスの中でそれが明らかになっていくことで、ラブラブ感の甘味を高めていく作りになっていると評し得ます。
  キャラや設定の面白さを核とする構築であり、ストーリーとしての展開そのものに面白みや個性があるタイプではありませんが、キャラクターがチアフルに、また幸福そうに動き回る様子は作品への親しみ易さを高めており、コミカルなものも含めてハッピーエンドで柔和にまとまるのも読書感の良さを維持させています。

【肉付き弱めなちっぱいボディの女性キャラ】
  年齢不詳なウーパールーパーさんや、女子校生級と思しき数名のヒロインに加え、ハイティーン~20代前半程度と思しき女性キャラクターも多数。とは言え、設定年齢よりも明らかに幼さを感じさせるキャラデザインであることが多く、年齢層による描き分けはあまり無いタイプ。
我儘なお嬢様タイプや、勝気で不良系なお姉ちゃん、天災美少女なSEであるが色々と自堕落な居候ちゃんにショタコン気味なお姉ちゃんズと、キャッチーな属性を設けた美少女キャラクターを揃えており、恋にエッチにとチアフルに突き進んでいく姿が微笑ましく、また頼もしいところ
  なお、半数強の作品ではおっさん系ヒロインと年下ガールとの組み合わせになっており、ヒロインのボディの小ささなどが強調されますが、前述したおねショタ系統の作品では少年ボディの方がより小さく、また女の子めいた可愛らしさのあるショタキャラのキュートネスをかなり前に押し出した造形となっています。
LittleAce3  身長低目の小さなボディのヒロインも居ますが、単行本タイトルに含まれる“リトル”の言葉は、全ヒロインに共通する微~貧乳クラスのおっぱいのことを指していると考えられ(←参照 ちっぱい吸いだ! 短編「恋のミルク伝説」より)、ほっそりとした四肢や体幹、局所的にぷにっとした無毛地帯の股間など、肉付きの弱さや口リっぽさを感じさせる肢体設計となっています。
一方で、おねショタ的な組み合わせでは、肢体造形の方向性はそのままで少年キャラクターを包み込む等、彼らのボディよりも長身に描かれるなど、男性との組み合わせで女体の印象が異なるのは特徴的。
  初単行本ながら絵柄は表紙とほぼ完全互換で安定しており、適度なデフォルメ感もあって絵柄としての親しみ易さや、適度に萌えっぽさもあるキャラの可愛らしさが明瞭なスタイルと感じます。

【程好いアタックでちっぱいボディが蕩けて濡れるエロシーン】
  適度なボリューム感のあるエロシーンであり、前戯パートと抽挿パートの双方に十分な尺を設けた上で、それぞれに抜き所を設けた複数ラウンド制となっています。
   お姉ちゃんによるショタボーイへのいけない悪戯であったり、好意のすれ違いから小娘ガールにお仕置き的プレイがあったり、睡眠中の性的悪戯であったりと倒錯性を打ち出すプレイ・エロシチュも存在しますが、それらもエロシーンの中盤以降では双方がエッチに積極的になったり、誤解が解けたりすることでラブラブHとしての色彩を明確にしていきます。
  お姉ちゃんのフェラや手コキにショタボーイが蕩けたラブリーフェイスを曝け出したり、ちっぱいや秘所をぺろぺろされて羞恥と快感の入り混じった表情をヒロインが浮かべたりな前戯パートは、ヒロインにぶっかけたりお口に出したり、はたまたクンニに腰を浮かしてビクビクと絶頂をしたり、お漏らししたりな抜き所を投入して前半の盛り上がりを形成。
LittleAce4十分に互いの興奮を高め合った状態から抽挿パートへ移行すれば、ヒロイン側の積極的な腰振りも男性側が夢中になって腰を振っていく様子もどちらも楽しめる仕様を基本としており、ヒロインの蕩ける表情とちっぱい、淫液が零れ出す結合部を見せ付ける構図を連続させます(←参照 短編「となりのしょうた君」より)。
  ショタキャラも含めて蕩けたキュートな表情付け、ビクビクと反応する肢体とそれを彩る擬音、適度な液汁描写など、演出面はベーシックなものを抑えめ分量でという印象があり、演出の緩急にはやや欠けるので、シンプルに感じることもありますが、キャラクターのエロ可愛さを阻害せずに伸長させるスタイルは美点でもあります。
結合部アップをメインとする小ゴマの切り出しが多く、場合によってはあまり効果的でないコマもあるため、この点も場合によってはアタックの打ち出しを阻害する要素とは成り得ますが、その分中出しフィニッシュも含めた大ゴマ~1Pフルの絵のアタックが要所でエロの盛り上げを生み出しているとも感じます。

  軽妙なシナリオワークとキュートなヒロイン造形で訴求層を広げつつ、ちっぱいキャラをお姉ちゃんヒロインとしても年下ガールとしても用いる独自性が面白いと感じました。
個人的にはキュートなショタ系主人公が黒ギャルなお姉ちゃん家庭教師に迫られてラブラブに~な連作「おねえさんといっしょ」が最愛でございます。