PowerOfSuperSadisticLadies  TVアニメ版『はるかなレシーブ』第5話「アンタの心が折れるまで」を観ました。ビーチバレー、全く明るくないので、試合における駆け引きや戦略を比較的丁寧に描かれることで興味を持って観ることが出来ています。
かなた、自身の戦術の弱点を理解していないわけではないと思いますが、如何に打開するのか楽しみです。

  さて本日は、はせべso鬱先生の初単行本『ドS女子力』(クロエ出版)の遅延へたレビューです。妖艶なスレンダー巨乳美女の誘引力の強い表紙絵ですが、カバー裏の“射精管理双六”には笑いました。
ドSなクール美女達に調教されてアナル処女と童貞の両方を喪失な背徳プレイが詰まった作品集となっています。

PowerOfSuperSadisticLadies1  収録策は、幼馴染のえる姉ちゃんから繰り返し悪戯をされていた主人公はそのこともあってすっかりM性癖が染み付いてしまい、しかもそのことを彼女に知られたことで本格的にドM方面へ突き進むことになるのだが・・・な中編「待ち合う二人」全3話(←参照 お姉ちゃんの大人ないじめが始まる 道中編第1話「選択編」より)、および読み切り形式の短編4作。
フルカラー作品である中編第3話(4P)を除き、1話・作当りのページ数は30~34P(平均33P弱)と個々にかなりボリューム感のある分量を備えています。ストーリーそのものは比較的シンプルですが、エロ展開の構築や雰囲気の出し方に優れたシナリオワークには一定の存在感があり、その上でエロシーンをたっぷり長尺で提供する構築となっています。

【女性に服従する被虐的な快感と相互認証の幸福感】
  単行本タイトル通りに、ドSな女性達に服従する喜びを基調とする作品が揃っており、女王様と男性とのSM的な関係性が形成される流れと大まかに理解して問題はないでしょう。
  ハードな攻めで男性を圧倒し、服従させていくヒロイン達ですが、一部の作品を除いて、逆レ○プ的な一方的に相手を支配し、凌辱するといった構図にはなっていないことが大きな特徴であり、嗜虐と被虐が信頼関係に基づいて交換されるという描き方になっています。
PowerOfSuperSadisticLadies2明確な恋愛関係の中で、双方が相手の期待に応えようとして行為がエスカレートしていく中編「待ち合う二人」や(←参照 幸せな二人 道中編第2話「懲罰編」より)、ドMなお坊ちゃんと彼の性癖に応える忠実なメイドさんを描く短編「メイド×メイデン」などはその好例であり、男性の視点からすれば女性への服従という被虐的な歓喜に満たされつつ、同時に相手が自身の性癖を理解し受け止めてくれるという、恋愛エロにおけるベーシックな幸福感も併せ持っていると評し得ます。
この両立は、後述するように男性側がアナルを攻められるという受動的なポジションと、男性側が挿入して女性を気持ち良くするセックスという両方のプレイが含まれているエロシーンの構築とも密接に関連しているとも感じます。
  女番長に拘束され、真の男たる資格があるかの試験のためにメスイキさせられまくるという予想の斜め上の展開を飛ばしていく短編「希望のなくならない平穏」では、男性側が一方的になされるがままという色彩が強いですが、話としての暗さ・重さはなく、主人公にとってもある意味では幸福な落着となっています。
ドMの諸兄にも、ドSな諸姉にも満足できる雰囲気・シチュエーションづくりでありつつ、どちらでもない読者にとっても不快感や抵抗感をあまり持たせない作劇であり、アブノーマルではあっても幸福で充実した関係性が描かれていると総括したいところ。

【スレンダー巨乳ボディの綺麗なお姉さん達】
  ヒロイン陣は全員18歳以上であり、20台前後~30代後半と設定年齢にはかなり幅があるのですが、年齢が上のキャラについても熟女的なタイプではなく、綺麗なお姉さんタイプとしてキャラデザインをまとめています。
いずれもSな性癖を持ち、性行為にも積極的なヒロインですが、相手を支配する女王様タイプも存在しつつ、ご主人様である坊ちゃんへの忠義であったり、幼馴染の男性への恋愛感情であったり、主人公の“男”としての資質を見極めるためであったりと、単に性的な支配を目的とするタイプのドミナとは異なるモチベーション・キャラ性を持ったヒロインが様々に登場するのも面白いところ
PowerOfSuperSadisticLadies3  すらりとした四肢が伸びるスレンダーで端正な巨乳ボディ、長い睫の切れ長の目に艶やかなロングヘアと、美人キャラとしての魅力を備えたキャラデザでありつつ、相手を見下すような瞳の表情や嘲笑を帯びた笑い、激しい言葉遣いでの怒気を帯びた表情など、男性の被虐心や服従欲を刺激する存在に仕上げられています(←参照 この性的強者としての表情 短編「ダメもと志願犬」より)。
ハイヒールやボンテージなど、ヒロインの女王様感を高める衣装チョイスもそのイメージを伸長させており、綺麗でおっかなくてそれでいて優しさもあったりというなかなかに複雑な印象のヒロイン像を形成しています。
  なお、男性キャラクターについては、華やかなイケメンではないものの、女装が似合ったり一部にはショタ的な少年もいたりと、中性的な美しさがあるタイプで、彼らがぐしゃぐしゃに蕩けたメスイキフェイスを曝け出すという倒錯的な様相は、女性読者にとって魅力的な要素となり得ます。
  表紙絵と中身の絵柄には印象に一定の差異があり、塗の性質もあってか艶っぽさとキャッチーさがより前に出る表紙絵よりも、中身の絵柄はより創作系寄りで、お洒落感があったり描写を意図的に省略したコミカルな表現があったりセクシーさが濃厚であったりと、かなり自由闊達で個性的な絵柄と感じます。

【男性キャラのメスイキ痴態とドS美人の熱っぽい痴態】
  各エピソードに十分なページ数があることもあって、濡れ場の十二分に長尺であり、美人ヒロインが興奮と快楽に染まる様子と、彼女達にリードされながらメスイキしていく男性達の痴態とをたっぷり楽しめる仕様。
女性が主導権を握っていることは間違いなく、彼女たちに服従するという構図が主眼ではありますが、メイドさんによる心からのご奉仕としてのプレイであったり、ハードな調教兼試験であったり、特殊な形式での恋愛エッチであったりと、雰囲気やハードさには作品によってバリエーションがあります。
  前述した様に、男性キャラクターが挿入をすること、されることの両方のプレイが描かれるのは大きな特色であって、ペニスバンドを装着した女性にアナルをガンガン攻めたてられるシークエンスと、彼女達に優しく受け入れられて性器またはアナルに挿入させて頂くシークエンスの両方を用意。
PowerOfSuperSadisticLadies4拘束されたり、言葉攻めをされたりしながらの手コキやハイヒールでの足コキ、スパンキングや張型へのフェラなど、女性に好き放題される前戯パートを経て、ディルドをねじ込まれれば、連続するアナルや前立腺の快感にガクガクと細身の体を反応させ、涙や涎が零れるぐしゃぐしゃの蕩け顔を男性キャラクターが曝け出すことになります(←参照 短編「俺はかわいい娘」より)。
  これに対して男性側が挿入するシークエンスは、一種のご褒美的な要素としても機能しており、アナル処女を卒業した男性が童貞も彼女達に奪って貰うという被支配的な幸福感と共に、ヒロインによる優しい言葉遣いや中出しを誘引するような台詞と、綺麗な女体にギュッと抱きしめて頂く抱擁感なども形成しています。
綺麗なお姉さんタイプの美人がドSな本性を曝け出すというドキドキ感に、彼女達が熱っぽく蕩けた表情を見せてくれるという幸福感の両方を備えたエロシーンとなっており、この中で男性達が搾り取られるように射精していく流れも強力に仕上げられています。

  アナルにディルドをぶち込まれてメスイキ快感で圧倒されるという、男性読者にとって好みが分かれる要素を明確に含んでいますが、前述した様に必ずしも支配-被支配の関係ではなく、双方の性癖が発揮された上で互いに快感を得るという描き方で訴求層を広げていると感じます。
個人的には、銀髪スレンダー巨乳なお姉さんのドSっぷりとよいギャップのあるエロ可愛い痴態の両方が楽しめる中編作が最愛でございます。