MakoAndSecretAfterSchool  あらゐけいいち先生の『CITY』第5巻(講談社)を読みました。相変わらずギャグ漫画として凝った構成を取ると唸らされるのですが、ラジオ実況だけで現場の状況を一切描写することなくトンデモレースを活写した「CITY大賞典」は白眉の出来と言えましょう。
えっちゃんとまつりちゃんのお話はいつもピースフルで大好きです。

  さて本日は、たまちゆき先生の『マコと秘密の放課後』(三和出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『小悪魔的カノジョ』(茜新社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ツンデレキュートな関西弁ガール・マコちゃんのエロエロライフ&エロ可愛い痴態がたっぷり詰まった1冊となっています。

MakoAndSecretAfterSchool1  収録作は、関西から引っ越してきた少女・マコはその関西弁や性格をクラスメイトからからかわれて孤立していたが、悪ガキ3人とは仲良くなって次々とエッチなことにチャレンジすることに?!・・・なタイトル長編「マコと秘密の放課後」全9話(←参照 イケない遊びにマコも夢中に? 同長編第2話より)+フルカラー幕間劇(4P)。
フルカラーエピソードを除き、1話当りのページ数は18~28P(平均24P弱)と中の上クラスのボリュームで推移。長編作ながらストーリーの存在感はそれ程強くなく、十分な尺のエロシーンに集中しやすい作りと言えるでしょう。

【性の解放感と終わりゆく幼年期への郷愁】
  クラスになじめない自分を受け入れてくれた男子と共に過ごすうちに、彼らとのエッチが徐々にエスカレートしていくという長編作は、少年少女の率直な性的欲望が発現される解放感と、アブノーマルな快楽に浸る背徳感を併せ持つタイプの作劇。
ツンデレ気質なマコちゃんが、言葉では嫌がりながらも、後述する様に特に露出・羞恥系シチュを中心としたプレイに流されるままにハマっていき、どんどん性的な成長を遂げていくことが長編作の屋台骨と言えるでしょう。
  それだけであれば、調教エロ・堕ちモノ的な嗜虐性が強くなり過ぎてしまうところですが、本作の作劇としての大きな特徴は、それらの行為を仲間意識に基づく、欲望に素直なある種の“遊戯”として表現し、してはいけない秘密を共有し合う子供らしい高揚感を踏まえて描いている所でしょう。
MakoAndSecretAfterSchool2最後の夏休み、修学旅行、進学など、小○生という一つの時期が終わることを随所で登場人物達に自覚させることで、彼らの子供としての無邪気さが変化していかなければいけないという自意識、また素朴な友情や集まりが喪失されてしまうかもしれない不安といった、この年代の少年少女であるからこそ感じる想いや、であるからこそ現在の関係性を大事にしたいと思う気持ちは(←参照 エッチでは振り回されるけど大切な友達 長編第7話より)、幅広い層にとって郷愁と共に共感できるものでしょう。
  長編作として強いドラマ性こそ無いものの、登場人物達の卒業と大人へと成長していくほんのり寂しい喪失感を描くと共に、彼らの友情がしっかりと保たれていることを示すラストのまとめ方も大変に心地よい仕上がりになっており、エロに集中しやすい作りでありつつ、登場人物達の在り方そのもので、親しみ易いお話を作れているとも感じます。

【スレンダーロリボディな関西弁ツンデレ系ガール】
  長編作ながら、小○校六年生なマコちゃんの一人ヒロイン制であり、他の女性キャラクターはほぼ登場することなく、彼女の悪友三人との関係で一貫させています。
三人の中の眼鏡ボーイ・赤尾との関係に一定の深まりを示すことはあるものの、明確な恋愛関係を誰かと築くのではなく、仲良しグループ4人の関係性を保つという描き方が明確で、そのこと自体が思春期初期の性愛の未分化さを表現しているとも評し得るでしょう。
  ツンツンしながらもエッチの時には恥ずかしそうな表情やふにゃんとした蕩け顔を示すギャップ、ボーイッシュで関西弁でというキャッチーな属性付けと、一人ヒロイン制を長編として引っ張るのに十分な魅力のあるJSガール・マコちゃんですが、その分、読者にとってはヒロインのキャラクター性に関する嗜好が作品全体の評価を左右するということには要留意。
MakoAndSecretAfterSchool3私服のバリエーションが多いことに加え、浴衣姿や羞恥プレイにおけるエロ水着などのコスチューム変化や、小麦色の肌&水着の跡のコントラストが魅力の日焼けバージョンでの登場もあるなど(←参照 日焼け跡にエロ水着でエロさが実質100倍だ 長編第3話より)、エピソードによって一定の視覚的な変化を設けているのは、一人ヒロイン制の長編ならではの工夫であり、また魅力の一つ。
  等身高めである故のほっそりとした華奢さや手足の長さが印象的なボディに、膨らみかけバスト&無毛地帯のぷにっとした股間、肉付きの弱いヒップを組み合わせた思春期初期ボディはこの作家さんの特色。
必ずしも最先端の絵柄とは言えないものの、程好いデフォルメ感による親しみ易さや、十分な作画密度の打ち出しでヒロインのエロ可愛さを彩るなど、決して古臭さも感じさせずにアップデートされ続けるベテランの絵柄は、表紙絵と完全互換で安定しています。

【羞恥系シチュでヒロインのエロ可愛い反応を引き出す濡れ場】
  ヒロインがエッチなことをされちゃう!というコンセプトに忠実に作られている分、エロシーンの比重は十分に高く、十分な尺がある故に複数のシチュエーションやプレイを含むことも可能な濡れ場となっています。
MakoAndSecretAfterSchool4  普段は勝ち気でツンツンしたマコちゃんがエロシーンでは悪ガキ達の思うが儘にされちゃうというギャップが大きな魅力であり、また彼女に羞恥心を感じさせる露出プレイや周囲から隠れながらのプレイ(←参照 修学旅行の宿の押入れの中で 長編第6話より)、放尿やオナニーを公開させる羞恥プレイなどなど、調教エロ的要素やアブノーマル感のあるプレイが多数揃っています
それらの行為に羞恥心を感じながらも、同時に背徳的な快感を覚えてしまうというマコちゃんの心理描写もこれらのエロシチュ・プレイの魅力を増しており、作品全体の雰囲気は前述した様のポジティブですが、エロシチュとしては一定の嗜虐性や支配欲、背徳感を絡ませたものであるのは確かでしょう。
  1 on 1のエッチも少数存在するものの、4人での行為ということに重点が置かれていることもあって、少年達が次々と挿入して中出ししたり、はたまたフェラや手コキを同時にしてもらったりと、乱交エロ的な側面を有しており、スレンダーロリボディの上下の穴がち○こに攻め立てられたり、白濁液をあちこちに浴びたりといった相応にアタックの強い描写を続けています。
決して派手な演出は用いず、涙や涎が紅潮した頬に流れ出る熱っぽい蕩け顔や、ハートマーク付きの切れ切れの嬌声、ビクビクと小刻みに反応する肢体に結合部アップ構図と、ベーシックな演出手法をやや抑え気味のアタックと密度で用いることで、上述した普段の姿とのギャップを生み出すヒロインのエロ可愛さをしっかりと維持。
  肢体全体を魅せる構図と、断面図等も含めて局所をアップする小ゴマやカットインの安定感、体の動き等の連続性を意識させるコマ遣い、要所で表情や秘所などの描写を詰め込む大ゴマなど、ベテランらしい技巧を示す画面構成も濡れ場の勢い・密度に貢献しており、蕩けた実況ボイスを奏でるヒロインに中出しなフィニッシュまで十分なタメと興奮を蓄積させています。

  ヒロインのキャラクター性を魅力の中核とした上で、彼女が翻弄されながら蕩けてしまうエロシチュの背徳感と、作劇全体を包む幼年期への一種の郷愁とが特徴の作品と総括できるでしょう。
日焼け肌バージョンのマコちゃん、大変眼福でございました。