
ボールの行方ではなくヒロインのたわわな双球とお尻に目が行ってしまう管理人でございます。
さて本日は、双葉八重先生の初単行本『淫汁だく❤女子校生』(クロエ出版)の遅延気味へたレビューです。巨乳JKトリオの汗だくボディの質感が大変に訴求力のある表紙絵ですね。
巨乳ヒロイン達とのストレンジラブ&股間から各種のラブジュースをたっぷりお漏らしなエロが詰まった作品集となっています。

描き下ろし作品とフルカラー作品を除き、1話・作当りのページ数は20~36P(平均28P弱)と幅はありつつ平均値としては標準を十分に上回るボリュームで推移。ストーリーとしての読み応えには欠けつつ、十分な尺を用意したエロシーンにおけるエロ展開の面白さによって読みの牽引力と抜きツールとしての満腹感を生み出しています。
【ラブ&エロに邁進するヒロイン達とのコミカルな関係性】
幼馴染の女の子達がお漏らし癖を治す為にと称して主人公とそれぞれ一線を越えていく中編作を筆頭として、男性キャラクターに棚ボタ的にエッチな状況が転がり込んでくるラブコメ系が作劇としてのメイン。
トイレで妹と鉢合わせた上に、そのままおしっこ鑑賞&エッチにチャレンジな短編「快感トイレット」、昔馴染みのアメリカンお姉さんがスキンシップ過剰になって再び同居することになる短編「ブラインドアンスリウム」など、棚ボタ的な展開は強引ではありつつ、それ自体に漫画チックな面白味があるタイプでもあります。

中編作についても、幼馴染との思い出からおしっこ大好きになっていた主人公という飛ばした設定でヒロイン達を受け止め、個々のキャラとのエッチから大団円の4Pセックス&ハーレムエンドで骨子としてはベタながらも、ちょっと変わったラブ模様を提供。
短編「深き底の私」のみシナリオの雰囲気が異なり、真面目で優秀な会長が馬鹿にしていた少年に調教され、露出性癖を開発されてしまうダーク&インモラル系の作品となっており、快楽堕ち系のまとめ方で、重苦しさはある程度排除しつつ、変態チックでありつつも快活な他の作品とは異なるアブノーマル感を打ち出しています。
【スレンダー巨乳ボディのJK美少女ヒロインズ】
短編「ブラインドアンスリウム」に登場するカレンさんは20代前半~半ば程度と思われる綺麗なお姉さんタイプですが、その他のヒロインは単行本タイトル通りに女子校生キャラで統一。
ギャル系&小悪魔系&ちょっとツンデレ系な中編のヒロイントリオに、お兄ちゃんの前で変な方向に暴走してしまう妹ヒロイン、陽気でエッチにも積極的なアメリカンお姉さんや大人しい性格ながらすっかりエッチなことに夢中になった幼馴染ガールと、それぞれキャラ付けは異なりつつ、恋にエッチに邁進するポジティブさがラブコメ系におけるヒロイン達に共通する魅力と言えるでしょう。
また、優秀ながらも高慢で攻撃的なヒロインが、徐々に変態チックな性的快楽によって圧倒され、主人公に屈するという短編「深き底の私」も、ヒロインの性質とその変容によってシナリオの方向性やエロシチュの醍醐味を形成しており、いずれの作品もヒロインのキャラ性の役割付けが上手いと感じます。

単行本タイトルの“淫汁”というのは、後述する通りに潮吹きや黄金水など、股間から噴出する液体を指しており、表紙絵のようにじっとりと汗に濡れたボディを期待するのはやや避けるべき。とはいえ、汗等によるシズル感の強調をそれ程しなくても、スベスベとした柔肌や淫液に濡れる各種粘膜描写は十分に官能的です。
初単行本ということもあって、初出時期による作画密度の高低やキャラデザの安定感の強弱には一定の変化が認められるものの、最古作の短編「偶発性インストラクション」を除けば、丁寧な描き込みと修飾性の高さによる艶っぽさと、アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさを兼ね備えた現代的な絵柄で安定していると評し得ます。
【おしっこ成分充実のパワフル和姦エロ】
ページ数に幅がある分、それに応じて濡れ場の尺にも作品によって長短の差がありますが、20Pクラスの作品でも濡れ場の比率は十分に高く、また30P超えの作品ではたっぷりとエロシーンを提供しており、抜きツールとしての満腹感は高く仕上がっています。
凌辱&恥辱調教な短編「深き底の私」を例外として、エロシチュの骨子としてはラブラブHを中心とした和姦エロで揃っており、ハーレム4Pセックスがあったり、お仕置きプレイがあったり、電車の中での羞恥プレイがあったりと、キャラや作品によって味付けを変えています。
エロシーンの構成としては、長尺の濡れ場を有する作品を中心として、挿入までの前戯パートに相当する部分の尺を設けるスタイルとなっており、お漏らしシーンや放尿見せ付けor観察、ヒロインのオナニー、淫語での女性器解説をしながらのオナサポ?等、黄金水や愛液をたっぷりと分泌する様子をここで提供。

前戯パートが長い分、抽挿パートの分量は圧迫されがちではありますが、標準かそれを少し下回る程度の分量は用意しており、積極的なヒロイン達の痴態にすっかり中てられた男性キャラ達がぐしょぐしょに濡れた秘所にピストンしていく流れをパワフルに形成。
腰を力強く使い、ヒロインの豊満ボディをホールドしたり鷲掴みにしたりな前のめりに勢いに呼応して、ヒロイン達もアヘ顔チックな表情付けや仰け反りアクメ、言葉にならない描き文字の嬌声などを曝け出して感じまくり、既にたっぷりと濡れている秘所に白濁液をたっぷり注ぎ込み、作品によってはここでも弛緩した秘所からじょろじょろと黄金水を放出してフィニッシュとしています。
おしっこ関連の描写が目立ち、そこを軸とすることでユニークなラブコメに仕上げている印象がありますが、それでいてエロとして過度にマニアックな印象は無く、幅広い層が楽しめる&使える1冊に仕上がっていると感じます。
個人的には、ギャル系&小悪魔系&ちょっとツンデレ系なヒロイントリオとのラブコメ&おしっこ充実セックスが楽しめる中編作が最愛でございます。