PraySomethingForGod いのまる先生(原作:光永康則先生)の『玉キック』第2巻(少年画報社)を読みました。何やら巨悪の渦の中心にいそうな美人キャラも新登場してきましたが、今回もサービス満点でございます。“ポロリのためだけの水上騎馬戦だったのか!”(第6話より)
あと、綾音さんのママさんもこれまた極上の釣り目巨乳美脚美熟女でございました。

  さて本日は、zen9先生の『神様にお願い』(エンジェル出版)の遅延へたレビューです。なお、先生の(成年向け)前単行本『快楽式ダイエット!』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
美人ヒロインを蕩けさせるエッチしまくりなウハウハ模様とその中で芽生える真摯な人生讃歌が楽しめる1冊となっています。

PraySomethingForGod1  収録作は、職につかず親の金でデリヘルを呼ぶような自堕落な生活を過ごしていた主人公・上地は、終に親から勘当され手元に残ったお金全額が神社の賽銭箱に入ってしまったため、縋る気持ちで家やら女やらを望んだが、神様はその願いを少し変わった形で叶えてくれることになり、主人公は声をかけた女性とセックスできるようになるのだが・・・なタイトル長編全10話(←参照 偶然出会った女性といきなりエッチ!? 同長編第1話より)。
1話当りのページ数は18~20P(平均18P強)とコンビニ誌初出としては標準的な水準で安定。長編作として十分な読み応えのあるストーリーであり、その上で質的にも量的にも程好い満腹感の濡れ場を安定的に供給する構築となっています。

【ウハウハハーレム模様とそこからの自力救済】
  自堕落な主人公が、偶然の産物で「エッチをしたい。女性を(性的な意味で)幸せにしたい」と神様にお願いした結果、確かに沢山の女性とエッチし放題になるものの、何故か1回膣内射精してしまうと、女性への魅了の効果が途絶えてしまうという設定が本作の肝。
やりまくりライフを満喫しつつもこの状況を不可思議に思う主人公は、件の神社の巫女さんと出会い、彼の願いが「エッチをして、女性を(その人生において)幸せにすることができる」という形で叶えられたことを知り、やはりその魅了の力で性愛関係となった巫女さんと過ごすことになります。
  本作は、エロ漫画的ご都合主義によって棚ボタ的にエロエロ三昧というあっけらかんとした幸福感を魅力の一つとしつつ、あくまで他者から一方的に与えられた幸福で満足するのではなく、恋愛関係も含め、自身の幸福は自身の力によって得なければならないという人生の応援歌的な要素が主眼であると評し得るでしょう。
PraySomethingForGod2関係を持った女性との縁で、仕事を見つけ、それを繁盛させようとしていく努力、そして強制された関係性ではなく、愛おしい人をそのまま愛し、大切にしたいと思って、敢えて神様の力を排除する決意など、自堕落であった青年が苦悩し、また成長していく姿が終盤で真摯に描かれています(←参照 天は自らを助く者を助く 長編第8話より)。
  また、一応ハーレム的な要素は有してはいますが、ヒロイン達を主人公が“独占”するという構図にはなっておらず、あくまでメインヒロインとの関係を軸に据え、他のヒロインとの関係性は双方にとっての“良き縁”として描かれているとも感じます。
  作劇の骨格はある種教育的というか、善良なテーマ性でありつつ、決して説教臭さや押しつけがましさは無く、エロ漫画的な楽しさでスムーズに流しつつも、読後の爽やかさやラストの祝福感を素直に受け止められるドラマであったと総括できるでしょう。

【もっちり弾力肉感の巨乳ボディヒロインズ】
  メインヒロインである巫女さんの凪さん、主人公の成長を助けることになる三人の女性にその他行きずりセックス要員複数名と、登場する女性キャラクターは多数ですが、前述した通り、作品としての中核はメインヒロインとの関係性にしっかり絞っています。
コンビニ誌の性質上、また面白いことに神様の御利益の設定の関係上、ヒロインの年齢はいずれも18歳以上であり、女子大生級~30歳の綺麗なお姉さんとそれぞれ生活や人間関係、人生などに迷いや悩みを持つ大人の女性達。ハイティーン級の瑞々しい健康的な色気や、アダルトレディの色っぽさなど、描き分けは適切になされていますが、基本的には皆さん若々しい女性キャラと言えます。
  神様の御利益の力ゆえにセックスを通じて彼女達の悩みを解決したり、迷いに対して背中を押したりな主人公も、序盤のどーしょもない姿から一途な想いに奔走し、彼自身の手で幸せを掴むように成長していき、縁のめぐり合わせ、情けは人のためならずといった関係性が構築されているのも、ストーリー全体の印象をポジティブにしている要因。
PraySomethingForGod3  ヒロイン陣のボディデザインについては、もちっと柔らかい弾力感のある巨乳&桃尻、健康的な肉感の体幹にこれまたぷにっと柔らかお肉が膨らむ股間(パイパンの場合も茂みありの場合も)を組み合わせたタイプで統一しており、ストレートな肉感のあるエロボディが勢揃い(←参照 巫女さんにメイド衣装を!? 長編第5話より)。
豊満でありつつ整ったボディと同じく、綺麗な印象とストレートなエロさを両立させた各種体パーツ描写なども含め、アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさと健康的なエロさを兼ね備える絵柄は、決して華やかさや濃密さがあるタイプではないものの、それ故に幅広い層に訴求できるタイプと言えるでしょう。

【程よい密度のエロ演出で彩る肉感ボディ】
  ページ数の都合上、長尺のエロシーンとは言い難く、また複数人とのエッチを1話に収めたり、冒頭のカラーページによる分割構成があったりな場合は、エロ展開が駆け足に感じることもありますが、コンビニ誌初出としては平均的な水準であり、一定の満腹感はあるエロシーンと言えます。
  主人公が声を掛けると即座に魅了の効果が発生し、人妻キャラの不倫エッチやら行きずりセックスやらも含めて、好き放題なウハウハ感のあるエロシチュが多いですが、それらが双方にとって良い方向へ歩み出す契機となる描き方であり、終盤でのメインヒロインとのラブラブH等も含めて、単なる快楽至上主義ではないポジティブさのあるセックスが揃っています。
  ヒロインのもっちりボディの感触を指で味わい、乳首や秘所を口に含んでヒロインを気持ちよくさせる愛撫描写を充実させつつ、艶っぽい唇がち○こを包むお口ご奉仕からの射精シーンなども投入することもある前戯パートは、長短に幅はありつつ、どちらかと言えば十分な尺を設けており、場合によっては抽挿パートを圧迫することもあります。
  抽挿パートに移行後は、前述した健康的な肉感ボディの存在感を大ゴマ~コマぶち抜き絵で十分にアピールすることでストレートなエロさを打ち出すと共に、舌を絡め合うキスや結合部のアップ、断面図等を小ゴマで織り込んでバランスの良いページ構成を維持。
PraySomethingForGod4潤んだ瞳に紅潮した頬といった熱っぽい表情付けに、分量としては抑えつつ蕩けた嬌声や台詞回し、適度な液汁描写の添加と、エロ演出面ではベーシックなものを中庸な密度で織り込んでおり、前述した女体そのもののエロさを邪魔しないタイプ(←参照 長編第2話より)。
  中出しすることで魅了が解けてしまうという設定の都合上、敢えて外出しぶっかけであったりゴム付きセックスをチョイスしたりなケースが相応に目立ち、中出し原理主義の諸氏は要留意ですが、肉感ボディに密着しながら蕩けフェイス&ボイスの美人さんの痴態を拝みながら、中に外にとたっぷり射精なフィニッシュは大ゴマ~1Pフルでボリューミィにお届けする仕様です。

  ご都合主義的ハーレムエロの魅力を有しつつ、そこに閉じない作劇の面白さ、肉感ボディが乱舞するエロの適度なゴージャス感が魅力な1冊。
元気が出る“いい話”なエロ漫画を読みたい諸氏にお勧めですよ。