RikasLaboratory  グレゴリウス山田先生の『三丁目雑兵物語』上巻(朝日新聞出版)を読みました。この作家さんらしい中世薀蓄満載のドタバタコメディで、笑いながら読みました。ミニコラムが読み応えありますね。
余談ですが、テスカポリトカたんの抱き枕売ってください!


  さて本日は、たくろう先生の初単行本『リカの研究室~痴的な理系女の性癖~』(コアマガジン)の遅延へたレビューです。白衣眼鏡美女、いいですねぇ~。
明るく楽しいドタバタエロコメ&綺麗なお姉さんが熱っぽく乱れるエロシーンが楽しめる1冊となっています。

RikasLaboratory1  収録作は、半ば無理矢理勧誘された超科学研究所なるサークルでメガネ美人なエキセントリックお姉さんによる怪しげな発明品で毎度エロトラブルが!?なタイトル中編「リカの研究室」全4話(←参照 ショタになる薬で一騒動 同中編第2話「リポートファイル ボディリフレ~るDX」より)+フルカラー幕間劇(4P)、浪人中なスケベ男子の主人公のところに美人姉妹がそれぞれ家庭教師役を引き受けてくれて!?な中編「えっち ドキドキ おべんきょう」全5話。
フルカラー作品を除き、1話当りのページ数は18~24P(平均20P強)とコンビニ誌初出としては中の上クラスのボリュームで推移。明確に軽い読書感を貫いた作劇ですが、両作とも中編ということもあってある程度まとまったボリュームのお話となっており、その上で質的にも量的にも適度な存在感のあるエロシーンを提供しています。

【明るく楽しい雰囲気で気持ちいいセックスをエンジョイ】
  作劇の方向性としては、明るく楽しくそして素直にスケベなラブコメ・エロコメ系統であり、“ラブ”の要素で読み口を柔和に整えつつ、コメディとしての楽しさを優先したスタイルと総括できるでしょう。
  リカさんの開発する謎の薬品によって、主人公の性欲が暴走したりショタ化させられたり、はたまた普段はオープンスケベなリカさんが恥じらいを感じてしまう薬を間違えて摂取しちゃったりと、ドタバタ模様を繰り広げつつ各発明品がそれぞれ異なるエロシチュを形成するタイトル中編は、マッドサイエンティストもの・科学部ものコメディの王道的な魅力を有した作品と評し得るでしょう。
  これに対して、人気コスプレイヤーと人気モデルの美人姉妹から勉強を教えて貰いつつ、スケベな主人公が二人とのエッチに邁進し、二股が露見するも特に愁嘆場もなく、三者納得な両手に花エンドへ収束する中編「えっち ドキドキ おべんきょう」も、これまたオーソドックスなラブコメとしての安定感・安心感があるタイプ。
RikasLaboratory2  作劇そのものとしては、ごく標準的なタイプで強い個性があるわけではないものの、タイトル中編のリカさんにしても、もう一方の中編の主人公君にしても、いい意味で欲望に素直であり(←参照 中編「えっち ドキドキ おべんきょう」第5話より)、そこに後ろ暗さや打算のないことが、カラッと明るい雰囲気でエロを楽しませてくれることにつながっているのは小さくない美点として挙げておきたいところ。
ストーリーの動きが大きくないため、ラストの印象は弱いですが、登場人物達がそれからもラブやらスケベやらに励んでいくであろうことを明示して緩やかにフェードアウトするまとめ方は、作劇とよくマッチしていて、終始ストレスフリーな状況を無理なく形成し続けた作劇と言えます。

【綺麗なお姉さんタイプ&キュートなロリ系ガール】
  コンビニ誌初出ということもあり、後述する様に見た目的にはより幼さを感じさせるタイプのキャラも存在しつつ、設定としては18歳オーバーの女性キャラクターで固定。
  アダルトなお色気感と珍発明に邁進するエキセントリックさが魅力のリカさんに、それぞれコスプレイヤーやモデルとして人気者でありながら主人公に好意を抱いてその性欲を受け入れてくれる美人姉妹と、共にラブコメ・エロコメらしい漫画チックな楽しさや性愛関係にウハウハ感を形成するキャラクターを揃えています。
RikasLaboratory3なお、共に中編作で、タイトル中編は一人ヒロイン制と、1冊の中で登場する女性キャラクターは3名のみであり、キャラの多彩さを求めるのは避けるべきですが、各種コスプレをしてくれたり、ギミックでの性格変化があったりと(←参照 セクシーな美人お姉さんが薬で媚媚な台詞&メイドコスプレだ! 中編「リカの研究室」第3話「リポートファイル 動物とお話できちゃ~う」より)、視覚的な多彩さや印象の変化などで補っています。
タイトル中編のリカさんと、もう一方の中編のお姉さんは共にスレンダー巨乳ボディの持ち主で、程好いサイズ感の乳首&乳輪を備えた美巨乳とパイパン股間&桃尻を中心とした下半身の程好い肉付きが魅力なタイプ。
これに対して姉妹ヒロインの妹ちゃんの方は、ちんまりボディに貧乳、肉付き弱めの華奢ボディにツインテールと、アニメコスプレ等もあってあざとい可愛らしさのあるロリ系でデザインとなっています。
  初単行本ながら絵柄は安定しており、表紙絵ともほぼ完全互換となっていますが、セクシーさを濃厚に打ち出すというよりかは、コミカルな表現等も含めて親しみ易さのある漫画絵柄で、キャラの可愛らしさや楽しさも引き出してくるスタイルと感じます。

【程好いアタック・濃厚感にまとめる和姦エロ】
  展開に伴うエロ描写の強度の付け方や実用性としての核となる部分の分量の取り方について初出時期に差異があり、結果として質的なボリューム感には一定の差異を感じますが、たっぷり長尺ではないものの、エロシーンは十分な割合で投入されており、抜きツールとしては標準的なものを用意。
  前述した様に素直なスケベマインドを発揮して気持ち良いセックスを繰り広げる和姦エロで統一しつつ、コスプレHがあったりおねショタHがあったり、イメージプレイ的なものがあったり姉妹丼があったりと、各種ギミックなども用いつつ、エロの趣向にはエピソードによってバリエーションを用意して飽きさせない工夫が為されています。
  たっぷりおっぱい&ちっぱいを揉んだり吸ったりで満喫したり、積極的なヒロインのフェラやパイズリを堪能したりと、エッチのドキドキ&ウハウハ感を高める前戯パートは胸の谷間やお口にたっぷりと白濁液を噴出する様子で前半の抜き所を形成。
RikasLaboratory4  抽挿パートに移行後は、序盤こそヒロイン側が主導するケースもあるものの、基本的には野郎連中が欲望に火を付けてガンガンピストンを繰り出していき、綺麗なお姉さんやキュートなロリ系ガールが熱っぽい表情とエロ台詞を曝け出すという、シンプルにしてパワフルな煽情性を叩き出していきます(←参照 中編「リカの研究室」第4話「リポートファイル ミッションX」より)。
これらの表情描写に加え、淫液たっぷりの結合部見せつけ構図や断面図、揉まれて柔らかく変形する巨乳など、演出全体としてアタックの強さを出しつつも、絵柄の親しみ易さを殺さない演出としての強度の保ち方、濃過ぎず薄くない淫猥さの出し方は、幅広い層にとって加点材料と言えるでしょう。
  フィニッシュはハートマーク付きの嬌声を上げる痴態と、白濁液が構図の如く溢れ出す結合部をしっかりとフィーチャーする大ゴマで〆ており、複数ラウンド制の〆として十分なカロリーのある抜き所となっています。

  幅広い層が楽しめる、いい意味でオーソドックスなコメディ系作品であり、美巨乳お姉さんとの気持ちいいセックスをストレスフリーで楽しめます。
個人的には、眼鏡巨乳美人なリカさんのキャラとしての楽しさと彼女が熱っぽく乱れる多彩なエロが楽しめたタイトル中編の方がお気に入りです。