DiaryOfFemaleSex  桜井画門先生の『亜人』第12巻(講談社)を読みました。佐藤VS自衛隊、壮絶でしたが、やはり単純な戦闘力でも策略でも桁外れな佐藤はノンストップですなぁ。高い壁を超えるための永井君の作戦、完全に人間離れの思考に基づいており、これはこれでヤバイ奴感がどんどん増してきました。

  さて本日は、草津てるにょ先生の『メスパコ日記』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。先生の前単行本『パコパコしちゃう❤』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
背徳の快楽に染まって熱っぽい痴態を曝け出す美熟女&美女&美少女達が勢揃いな作品集となっています。

DiaryOfFemaleSex1  収録作は、絵画教室に来たキュートなショタ系少年に目を付けたエロ人妻トリオが彼女をドスケベに誘惑な連作「セックスライフ」正続編(←参照 連作正編より)、嫁の母である義母と酔ってセックスしてしまいそのまま関係を続けることに~な短編「メスママ日記」+描き下ろしのフルカラープロローグ(4P)、生徒に人気の美人教師さんに用務員のおじさんの魔の手が・・・な連作「モチケン」「ミサミサ先生の受難」、および読み切り形式の短編6作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は10~20P(平均17P強)と控えめな部類。全体的にストーリー面の存在感は弱く、エロシーンは適度なボリュームというコンビニ誌系らしい構築が揃っています。

【インモラル系でありつつ全体的にマイルドな仕上がり】

  年増美人による誘惑エロ的なヒロイン主導型の展開もあれば、逆に火照った体に目を付けられてヒロインが押し切られるタイプの展開もありますが、いずれにしても背徳感を刺激するシチュエーションの作品が揃っています。
  ドスケベ人妻軍団に誘惑されまくりな連作「セックスライフ」や、幼馴染のお姉ちゃんが色っぽく成長して帰ってきて、主人公の(ちんこの)成長具合を確かめる誘惑エッチの短編「メスパコ日記」などは前者のタイプ。
DiaryOfFemaleSex2  逆に、義母さんと関係を持ってしまい、快感を知ってしまった彼女を強く求めることで押しきってしまう短編「メスママ日記」(←参照 一夜の記憶で拒み切れない 同短編より)、催眠術にかかったフリをした未亡人の美熟女さんが主人公の欲望を向けられて受け入れてしまう短編「SNOW DROP」などは後者のタイプ。
真面目な女教師さんの弱みを握って快楽調教な連作「モチケン」「ミサミサ先生の受難」など、一定の凌辱色を有する作品もありますが、とは言え、セックスへの導入過程としての強引さはマイルドであり、むしろイケないことを快楽への渇望を抑えられない男女二人でしてしまう共犯関係的な関係性が描かれた作品が多いと言えるでしょう。
  このため、ダーク&インモラル系としての妖しさや背徳感を煮詰めていくというよりかは、インモラル感を打ち出しつつも軽く柔らかい読み口を保つスタイルであり、コンビニ誌らしい訴求層の広げ方であると同時に、作劇面での面白みはあまり無いとも言えます。
この背徳的な関係に明確な“決着”を付けることなく、フェードアウトしていくまとめ方は、時々おとぼけ風味であったり、すっかり夢中になったヒロインを描いたりしつつ、これまた軽く仕上がっており、良くも悪くも読後感は強くありません。

【美熟女さんメインの豊満ボディヒロインズ】
  30代~40代くらいの美熟女さんを主力としつつ、20代半ば程度の綺麗なお姉さんタイプやハイティーン級の美少女さんも数名投入しており、完熟した色気のおばさんヒロインと可愛らしさのある女の子ヒロインをしっかり描き分けています。
清楚ながらも満たされぬ情欲を内に抱える美熟女さん、真面目なツンツン女教師さんにエッチな誘惑を仕掛けてくるお姉さんヒロイン、優しくお兄ちゃん想いな妹ヒロイン等々、キャラクターの属性設定は、王道的な要素でかっちりと固めたタイプが揃っています。
また、ヒロインが状況に流されたり男性の求めに押し切られたりという展開が多い一方で、ヒロイン側の真面目さや優しさが表現されている分、セックスに至った時に彼女達が蕩けたメスの表情を曝け出すという、理性や貞淑さを快楽が圧倒した状態が明瞭に表現されており、このことがエロの実用性を大きく押し上げる要因。
DiaryOfFemaleSex3  ヒロイン陣の年齢層に幅がある分、表情付けや崩れただらしない色気といった面では描き分けを為しつつ、美熟女ヒロインも美人ヒロインも、そして発育優良な美少女ヒロイン達ももっちり柔らかい巨乳&安産型ヒップをお持ちな肉感ボディで概ね統一(←参照 ドスケベボディ女教師だ! 連作前編「モチケン」より)。
艶っぽいリップや黒髪の表現、もさっとした股間の陰毛など、アダルトな色気感を伸長させる体パーツ描写も女体表現における魅力の一つでしょう。
  今回の単行本では初出時期に最大で4年の開きがあり、十分なキャリアのある作家さんのため、絵柄のクオリティ面での差異はあまりないですが、描線の強弱や画面の密度の打ち出し方には多少の変化を感じます。いずれにせよ、表紙絵との印象の差異は小さいので、あまり気にしなくてよい点かもしれません。

【豊満ボディの存在感と濃密な陶酔感を打ち出す濡れ場】
  個々の作品のボリュームに振れ幅がある分、濡れ場の尺の長短にも相応の幅はありますが、サクサクとエロシーンに突入する展開ということもあって、抜きツールとしては十分なボリュームのある作品が揃っています。
  美熟女トリオによる可愛いショタ少年の誘惑セックス、互いの妹を交換してのスワッピング、女教師快楽調教や疑似催眠プレイ、義母ヒロインとの浮気セックスなど、前述した様に背徳的なエロシチュが揃っており、その上で男女双方が快楽に溺れていく様子を熱っぽい雰囲気を伴わせて描き出します
  男女いずれかに主導権があるかで前戯パートでのプレイにも差があり、年増ヒロインの豊満バストでのご奉仕やち○こをねっとりと丁寧に口内で愛撫するフェラなどのご奉仕系もあれば、たっぷりバストを揉んだり完熟ま○こを舌で味わったりでヒロインに羞恥心と快感をダブルで覚えさせる愛撫プレイもあり、いずれにしても興奮の密度が濃くなっていくシークエンスを形成。
前戯パートでフェラやパイズリからの射精シーンを投入したり、手マンで執拗に刺激された秘所からのアクメ潮吹きなどを描いたりで前半の抜き所を形成しつつ、抽挿パートへ移行してヒロイン陣が更に快楽に蕩けていく様を描き出していきます。
DiaryOfFemaleSex4  潤み切った瞳に、紅潮した頬、何かを求める様にぱくぱくと開かれる口、その瞳や口から漏れ出る液体と、官能的な表情付けはこの作家さんの明確な武器であり(←参照 短編「淫パルス」より)、じっとりと汗に濡れる肌、たぷんたぷんとピストンに合わせて重たげに小さく揺れる巨乳といった肢体描写や、堪えながらも思わず大声で絞り出してしまう嬌声などと合わさって濃密な陶酔感を形成。
アウトラインをぼんやりとさせることで、挿入感を強調させつつ女体描写を邪魔しない透過図なども特徴的で、この濃密で痴態演出と豊満な肢体の存在感とで、ヒロインが蕩けきった表情で中出しを受け止める大ゴマ~1Pフルのフィニッシュまで間断なく煽情性を積み上げています

  読み口の良さ・軽さを保ちつつ、程好い濃度の背徳感と十二分に濃厚なエロ描写をお届けな1冊であり、そのマイルドさや熟女キャラメインという点で好みを分けるところはありますが、この作家さんの美点はしっかりと出ていた作品集と感じます。
個人的には、押しに弱い義母さんの豊満ボディを貪る短編「メスママ日記」と、強気な美人教師を快楽調教な連作「モチケン」「ミサミサ先生の受難」が特にお気に入り。