BitchesJourney  TVアニメ版『ヒナまつり』第5話「三人集まれば文殊の知恵を打ち破れ」を観ました。三人集まっても全く文殊の知恵とはいかず、新田になぞなぞと言われる意味不明な状態になったのは笑いました。
さよちゃんの瞳ちゃんに対する友情、嘘はないんですが、なんというか歪んでおりますなぁ。

  さて本日は、傷希レイ先生の『ビッチーズジャーニー』(ティーアイネット)の遅延へたレビューです。これが3冊目となる作家さんですが、当ブログでレビューの俎上に上げるのは初めてです。
美少女ビッチトリオがヤリまくりの珍道中な青春グラフィティと快楽に悶絶するハードなセックス描写が詰まった1冊となっています。

BitchesJourney1  収録作は、とある事情もあってウリをしている結希、ウリはしないがヤリマンな桜、二人の先輩であり、これまたセックスの求道者な杏奈は自分たちの未来や目標を探す為、また色々な男をセックスをするため、高校生活を送る沖縄から三人で気まま旅へと出かけるのだが・・・なタイトル長編「Bitches Journey」全8話(←参照 行きずりセックスに男を誘いながら 同長編第3話より)。
1話当りのページ数は18~34P(平均27P)と幅はありつつ平均値としては中の上クラスのボリュームで推移。長編作として相応の読み応えのあるストーリーであり、またエロシーンの質的・量的なボリューム感も強く仕上がっています

【快楽に溺れながら出会いと別れを経験する少女達の旅路】
  ビッチヒロイン達がセックスをしまくるお気楽珍道中を開始するという、大変にエロまっしっぐらなイージー展開を序盤で示していますが、気楽なだけのエロコメ作品ではなく、ストーリー全体が有する雰囲気は相応にシリアス。
彼女達がセックスに励むのには三者三様の事情があり、旅の過程での桜とその想い人との再会と別離、破滅的な快楽に溺れていく様子、そして三人を待つ凶悪な凌辱パーティーやそれと絡んで混迷していく桜の恋愛の行方などなど、旅において三人を待つ人間模様や事件に悩んだり、苦しんだり、衝突したりする様子も描かれています。
BitchesJourney2  単行本タイトル通りにビッチヒロイン達がヤリまくりという状況は間違っていませんが、それが単なる快楽の追求ではなく、彼女達の友情や恋愛における苦難や救済と関連して描かれていることが(←参照 それぞれの想い 長編第6話より)、若者達の放浪旅行記としての“らしさ”を形成していると評して良いでしょう。
この旅で彼女達が何を得て、また何を失うのかは読者諸氏が御自分の目で確かめて頂くとして、この旅そのものに“ゴール”があるのではなく、彼女達の人生と同じく、まだまだ先に繋がっていくものとして描いているのも、青春ものらしいと感じる点です。
  一方で、三人のヒロイン個々について十分な物語性があることを感じさせながら、それぞれを十分に掘り下げる余裕がないことや、三者の物語がどう絡み合うかについては分かり易さに欠けることなどは作劇上の難点と感じます。
  ビッチさん達とのお気楽エロコメを期待するのは避けるべきですが、ビッチという属性と関係ない三人の友情の美しさや未来に向かって歩み出す若者たちの姿などが、最終的にポジティブな読後感を生み出していると評し得るでしょう。

【スレンダー巨乳コンビ&ロリ系ボディの三人娘】
  最終盤の乱交凌辱パーティーに同年代な2名のサブヒロインが新たに加わりますが、メイン格のビッチトリオは皆さん女子校生。
 恵まれない家庭環境の中で、自身の家族を得ることを望んでいる結希、想い人との再会によってセックスに対する耽溺の仕方が変化していく桜などは比較的ビッチであることの背景がシリアスですが、これに対してある種の歪みを感じさせつつもストレートにセックスの快楽を求めていく杏奈それぞれにモチベーションが異なりますが、セックス大好きなビッチさんであることは共通しています。
なお、ビッチであることを、青春の自由さの現れとして描きつつ、旅での出会いや成長を通して、そこにこだわり続けることなく、“大人”になっていく少女達を描いているとも感じられます
BitchesJourney3  三人の中では最年長ながらちんまりボディにぺたんこバストのロリ系ボディの持ち主な杏奈を例外としつつ、陥没乳首な桜もこんがり褐色肌の結希もスレンダー巨乳タイプのボディの持ち主であり(←参照 長編第1話より)、後に登場するサブヒロイン2名も肉付きにバリエーションはありつつ、後者のタイプ。
ぷっくりとした乳輪や比較的大粒の乳首、秘所などの体パーツ描写には淫猥さがあり、女体のエロスをしっかりと増強。これに加え、男性器描写に関しても非常に力が入って綿密に描き込まれているのですが、少々グロテクスさや臭味を感じさせる水準にまで達しており、性器描写関連は好みが読者によって分かれる可能性が高いと思われます。
  絵柄自体は、比較的さっぱりと健康的な印象もある漫画絵柄の系統にあって、快活な美少女キャラの印象とよくマッチしていますが、その絵柄で後述する様にハードな痴態描写をするというギャップも一つの魅力でしょう。

【ハードなプレイ・過激なエロ演出の多い半狂乱セックス】
  エピソードによってページ数に一定の幅があるため、やや短めの濡れ場もあればがっつり長尺の濡れ場があるなど、エロシーンにも幅はあるのですが、総量としては十二分なボリューム感のある構築となっています。
  ビッチヒロイン達が誘惑してのセックスもあれば、男性がヒロインをオナホ扱いのように好き放題にするセックス、痴漢エロにドM男性を徹底的に攻めるプレイ、はたまた好きな男性とのラブラブHもあれば過激な行為が連発する凌辱エロなど、それぞれの旅先でのエロシチュエーションは様々。もともと凌辱系統のエロシチュに強みがある作家さんということもあって、それらのエロシチュでのプレイは相応にハードなものであるため、凌辱エロが苦手な方は要留意。
  ラブラブHは例外として、ヒロイン達がハードなプレイをされる、もしくは自分から積極的に仕掛けていく前戯パートを比較的長めに設けており、体をホールドされながら咽喉奥まで犯されるイラマチオや、何本ものちんこに囲まれながらのフェラ&手コキ同時ご奉仕、凶悪なサイズの肉棒を根元まで咥えさせられる異次元フェラにドM君への脚コキプレイなど、多彩なプレイの中で白濁液をぶちまけられていきます。
抽挿パートに移行後も、二穴挿入やピストンしながらのフェラ強要、はたまた半狂乱な状態でのベロチューなど、男性側複数がそれぞれの女体に群がる中での過激なプレイが多く、場合によっては薬物の使用や腹パン、大量の精液を飲み込まされての嘔吐など好みを分ける過激なプレイを投入。
BitchesJourney4  演出的にも強烈さを追求した描写が多く、いわゆる“種付けプレス”状態で肢体を完全に制圧されながら子宮口を押し潰す様なピストン、乱れた描き文字で表現される悶絶&絶叫ボイス、体中から吹き出す各種淫液に、前述した淫猥さの強い性器描写を活かした断面図や結合部の露骨な見せつけ構図(←参照 長編第8話より)、ダイナミックな乳揺れ描写などを高密度・高頻度で用いています。
  前穴もしくはアナルでの射精描写の後に、再びフェラで精液を吸い尽くすプレイがあったり、更にセックスが続けられる構成になっていたりと、必ずしも明確にフィニッシュシーンを設けるというよりかは、射精シーンを中心とした抜き所を盛り上がりの優劣を付けずに多数配置する複数ラウンド制として構築していると言えるでしょう。

  明確にエロメインの構築でビッチさん達の狂乱セックスをたっぷり提供しつつ、青春ストーリーとしての良さを打ち出した作品であり、両者の融合がユニーク。
プレイ内容が好みを分ける部分は相応に目立ちますが、個性的な作品が読みたい諸氏にはお勧めしたい1冊です。