WelcomeToAyakashiHouse  コトヤマ先生の『だがしかし』第9巻(小学館)を読みました。サヤ師とのデート回もよかったですが、ボーロの回の、ココノツ君の問いかけに対するほたるさんの返答に痺れました。やっぱり、ほたるさんはこうじゃないと!(鼻血
来年頭から始まるアニメ2期が今から待ち遠しいですよ。


  さて本日は、アズマサワヨシ先生の『あやかし館へようこそ!』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前々単行本(初単行本)『先輩はミニマムガール』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
エロ可愛いあやかしガール&レディ達がトロトロに蕩けて汁に塗れる濃厚濡れ場が詰まった長編作となっています。

WelcomeToAyakashiHouse1  収録作は、山中で行き倒れた主人公の青年は山奥にある温泉旅館の主である不思議な少女に助けられたのだが、酔った彼女が主人公を押し倒して曝け出したその正体は実は鬼であり、また彼女と主人公には不思議な縁があって・・・というタイトル長編「あやかし館へようこそ!」全10話(←参照 不思議な少女の本来の姿が 同長編第1話より)+幕間の第9.5話(2P)+描き下ろしエピローグ(6P)。
幕間劇と描き下ろしエピローグを除き、1話当りのページ数は16~28P(平均22P)と標準的なボリュームで推移。長編作として相応の読み応えのあるストーリーであり、またエロの質的・量的な満腹感も明確に強く打ち出された万全の構築を示しています。

【種族の壁と重い過去を二人で乗り越える人外ラブストーリー】
  命の恩人である鬼の少女・鬼瀬さんが経営する温泉旅館で働くことになる主人公の青年が、徐々に恋人としての関係性を明確化させつつ、二人の間にある妖怪と人間の理の差異、そして運命に翻弄される本作は、先ず異なる存在同士のラブストーリー(異種婚姻譚)として成立しています。
何故か主人公の匂いに反応してエッチに乱れてしまうメインヒロイン・鬼瀬さんとのツンデレラブ、温泉宿を尋ねる様々な妖怪ガールとの棚ボタエッチの数々、更にそんな様子に嫉妬して自らの恋心に翻弄される鬼瀬さんのキュートな姿などが序盤から中盤手前にかけての魅力であり、ハーレムラブコメ的な雰囲気を有しています。
WelcomeToAyakashiHouse2  中盤で鬼瀬さんの母親が登場し、実は彼女と人間の子である鬼瀬さんの重い過去、彼女が主人公に惹かれるのは自身の想いではなく鬼の一族としての習性であることを説明することで、物語はシリアスな色彩を帯びていきます(←参照 鬼瀬さんの本当に思いは何処に・・・? 長編第7話より)。
ここからの展開は各自で確かめて頂くのがよろしいと思いますが、そういった過去や習性、種族の差を乗り越えて、個としての二人の想いが相互に確認され、深められることで優しいハッピーエンドへと落着しており、前述の母親についても“恋路の障害”としてではなく、メインヒロインのことを大切に思っての行動であることが描かれるなど、登場人物がいずれも救われる流れに落ち着くのは気持ちのよいところ。
  あとがきで書かれた通りに、6話くらいでまとめても話としての据わりは良かったと思いますが、シリアスな展開に陥ってからじっくりと状況の説明、主人公の決意、二人の絆の再確認を踏んでいった終盤の流れが話全体の説得力を生んでいるのは間違いなく、異種婚姻譚として、また誠実なラブストーリーとしての完成度を大いに高めたと評してよいでしょう。

【程よくイケないエロさのある妖怪ガールズのコンパクトボディ】
 登場女性キャラクターは皆さん妖怪ガールであり、どうも結構な長寿であるらしいのですが、基本的にはミドル~ハイティーン級の美少女然としたビジュアルで占められています。
ストーリーにおいてキーとなるキャラクターである鬼瀬さんのママンや、現役アイドルでもあるネコ耳眼鏡の猫又ガール、鬼瀬さんのライバルキャラ的な天狐さん(実際にはものすごく良い人(?))など、複数ヒロインを投入してハーレム的な雰囲気も中盤で形成していますが、ストーリーの核となるのはあくまでメインヒロイン・鬼瀬さんとの関係性。
WelcomeToAyakashiHouse3  キュートな美少女的な見た目でありつつ、館の主人として、また年上として主人公に対しての包容力やセックスでのリードを有する存在というギャップ、不器用ツンデレ的な主人公への恋心への戸惑いや羞恥(←参照 照れながらも高圧的な台詞、ツンデレヤッター! 長編最終話より)、重い過去や種族差という困難に苦しみつつそれを主人公と共に乗り越えていく前向きさと、長編作のメインヒロインとして十二分に高い魅力を有するキャラと言えるでしょう。
  もっちり豊乳な天狐さんなど、程好く柔らかお肉のボリュームを感じさせる肢体造形もありますが、控えめサイズのバストをお持ちな鬼瀬さんを筆頭に、成人男性である主人公に比して小さく華奢な肢体やスベスベ&プニプニ仕様の股間など、未成熟さを感じさせるボディデザインが多く、後述する様に濃厚なエロ演出の中で蕩けていくコンパクトボディの姿には背徳感が強く漂います。
  初単行本に比して絵柄のクオリティは大きく増しており、二次元絵柄ならではのキャッチ―さ・華やかさを持ちつつ、絵柄全体の密度が十分に高いことで生まれる程好い濃厚感など、表紙のフルカラー絵と完全互換の作画で単行本を通して安定しています。

【濃厚なエロ演出で彩られた陶酔感の強い痴態描写】
  ページ数の関係上、たっぷり長尺とは言い難いものの、濡れ場の占める割合は十二分に高く、濃厚な痴態描写が詰まっていることもあって質的な満足感の高さは実用性を大きく高める要因。
  基本的にはヒロイン側が主導する和姦エロであり、エッチな妖怪ガールズ達のエロエロサービスを満喫させて貰いながら、色々と辛抱たまらなくなった主人公の攻勢も喜々として受け入れた上でトロットロに蕩けてくれるという甘味とアタックを兼ね備えたエロシチュエーションとなっています。
主人公の好みに合わせて制服やらブルマ体操服やらにコスプレめいた衣装チェンジをしてくれたり、ぬるぬるローションでの洗体プレイサービスをしてくれたり、術で主人公の体を分裂しての乱交プレイやら幻術も含めて複数ヒロインとの同時ハーレムセックスがあったりと、和姦エロの幸福感を増幅させる仕掛けも様々にご用意。
スベスベお肌が密着しての太股コキ、ふっくらバストでのパイズリにキュートフェイスの小さなお口がち○こを包み込むフェラ、ちっぱいやパイパン秘所を舐めたり揉んだりな愛撫描写など、バリエーション豊富な前戯パートにおいて双方の興奮を高めると共に、この時点で各種淫液をたっぷりと潤滑させ、前戯シーンで発射された白濁液を含め密着する肌が液汁を介して溶け合うかのような陶酔感を形成していきます。
WelcomeToAyakashiHouse4抽挿パート移行後は、エロ演出の濃密さが更に高まり、ハートマークを浮かべ涙で潤んだ瞳に、緩んだ口から漏れ出る涎に濡れるトロ顔、大股開きで見せつけ構図を取る股間からあふれ出る愛液に、切れ切れに漏れ出てくるハートマーク付きの嬌声や荒い息遣い(←参照 長編第5話より)、男性の精的中枢を刺激する蠱惑的な台詞回しの連発など、演出の強度と密度を高く維持した描写を連続させていきます。
  体位の変化の多さや、ギュッと抱きつきながら舌を絡める濃厚キス、表情や局所のアップの小ゴマとダイナミックな構図の大ゴマの緩急など、常に手数と情報量の多さを意識した流れの中で射精シーンを複数搭載し、フィニッシュで蕩けまくるヒロインに留めの中出しで両者KOという強力なシークエンスを最後まで形成しています。

  長編作として適切なストーリー性を形成しつつ、サービスフルな濃厚和姦エロをたっぷりと提供する盤石な作りであり、巨乳原理主義者の諸氏を例外としつつ、幅広い層にお勧めできる秀作。
多数のヒロインのエロ模様でバリエーションを確保しつつ、メインヒロインの魅力で最後まで引っ張れた所は大きな美点でしょう。お勧め!