PureLoveStrike   幸村誠先生の『ヴィンランド・サガ』第20巻(講談社)を読みました。なんだかんだでシグやんが(意外にポジティブに)頑張っていて安心しました。グズリーズさんとどういった形であれ仲直りできるといいのですが・・・
そして、周囲から何かと勝手に背負わされっぱなしのトルフィンの胃が大変心配であります。疑いを晴らしたり、仲間を助けたり、戦争を止めたりと、やること多すぎですなぁ。

  さて本日は、猫伊光先生の『純愛ストライク』(ヒット出版社)の遅延へたレビューです。今回が2冊目となる作家さんですね。
漫画チックに楽しい王道のラブコメ・エロコメと美少女ヒロイン達が激しく乱れるエロ可愛い痴態が楽しめる作品集となっています。

PureLoveStrike1  収録作は、寂しい独身生活を支えてくれた愛用のオナホが壊れてしまったと思ったらオナホはその思いに応えて美少女姿の精霊に変身して~な連作正続編「愛(ザーメン)を注がれて」「愛(ザーメン)を搾られて」(←参照 オナホの精霊だからもちろんエッチな願望を受け止めてくれるのだ! 連作正編「愛(ザーメン)を注がれて」より)+カバー裏のおまけ漫画(2P)、および読み切り形式の短編6作。
1話・作当りのページ数は20~30P(平均24P弱)と標準的なボリュームで推移。軽い読み口のシナリオと十分なボリューム感のあるエロシーンとを組み合わせた構築で安定していると評し得るでしょう。

【明るく楽しい純愛ラブコメ&ドタバタエロコメ】
  作劇の方向性としては、王道のラブコメ・エロコメ系統に属するタイプであり、青春ラブストーリーの甘酸っぱさを有した作品も含めて、全体的にポジティブなエネルギー感で進んでいくタイプの構築と感じます。
PureLoveStrike2幼馴染ツンデレヒロインとの恋模様(←参照 素直な気持ちを口にして 短編「仲直りの看病」より)、オナホの精霊が突然登場する漫画チックな展開(連作)、エッチなお姉さんヒロインによる純朴ボーイへの誘惑(短編「当たりでおかわり」)、真面目な剣道ガールの(性的な意味での)体当たりな特訓志願(短編「剣を極めよ」)など、題材としては比較的オーソドックスなものが揃っていると言えます。
悪く言えば明確な新規性や強い個性を感じられないタイプではあるものの、変に捻った作劇を用いることなく、恋愛エロのドキドキ感や設定に由来する漫画的な楽しさ、伸び伸びとしたキャラクターのチアフルさなどの魅力が素直に伝えられる作劇であり、その分訴求層は幅広く設定されていると評し得ます。
また、全体的にエロまっしぐらでスムーズに濡れ場へと進行する作りながら、前述した作劇要素の魅力が、個々に突出したものは無くとも、うまく組み合わさって雰囲気の良い導入パートを形成してエロシーンへと進んでおり、ラブコメ・エロコメ的な読み口の良さを維持しているのも一つ大きなポイントでしょう。
  コメディ重視の展開からのギャグオチや、棚ボタ的な幸福感を強化するラスト、はたまた青春ラブエロ模様の微笑ましい成就を描くハッピーエンドと、作品の方向性に沿ってまとめ方に一定のバリエーションはありますが、いずれにしても良好な読後感を生み出すラストとなっています。

【多彩なキャラデザ&属性の美少女ヒロインズ】
  オナホの精霊さん(2名)やら、久しぶりの再会でも全然姿の変わらない妖狐の女の子など、年齢不詳なファンタジーヒロインも登場していますが、その見た目も含めてミドル~ハイティーン級の美少女さんで概ね統一。
金髪ツインテな幼馴染美少女、工ンコーに励む明るくビッチな黒ギャルさん、ミニ浴衣姿の狐耳ガール、黒髪&白ワンピ&麦わら帽子の夏の御嬢さん、黒髪ロングポニテの剣道美少女等々、キャラデザインの多彩さはほぼ短編集としての魅力の一つでしょう。
また、普段はツンツンしているけれども恋心を秘めていた幼馴染ヒロイン、清楚な外見ながら実はかなり肉食系のお姉さん、喧嘩っ早くてクールだけれど素直な愛の告白とエッチに恥ずかしがったり混乱したりなピュアガールなど、ツンデレといったポピュラーなキャラクター要素を含めてヒロインの性格設定に意外性を付与することで、その言動に可愛らしさやドキドキするエロさなどを強めています。
PureLoveStrike3 永い時を生きる口リBBA狐さんや、元・口オナホで生意気僕っ娘な精霊さんなど、ちんまり華奢ボディ&ぺたんこバストのキャラクターも少数名登場していますが、数的にはスレンダー巨乳ボディの美少女さんがメイン(←参照 おっぱいが嫌いな男子なんていません!! 短編「剣を極めよ」より)。
控えめサイズの乳首&乳輪を先端に持つ美巨乳、スベスベとした質感の柔肌、量的にも質的にも過度さを抑えた秘所の粘膜描写と、過度なセックスアピールに走ることなく、綺麗でエロいボディデザインにまとめているという印象があります。
  2冊目の単行本ということもあって絵柄は安定しており、現代的なアニメ/エロゲー絵柄のキャッチーさがよく目立ち、後述するエロ演出の濃厚さなども含めてデジタルツールらしい修飾性や作画密度の高さも特長と言えるでしょう。

【高まっていく興奮の勢いで魅せる多回戦仕様の濡れ場】
  前述した様に十二分なボリューム感のある濡れ場となっており、前戯パートでの抜き所と抽挿パートにおける中出し二連発展開の組み合わせなど、抜き所を多数含む複数ラウンド制をデフォルトとしています。
  アタックが強くハードコアな印象のあるピストン運動を投入することもありますが、基本的には和姦エロでまとまっており、エッチなお姉さんとのおねショタエロ、ツンデレガールの素直で甘いデレが味わえるラブラブH、精液が注がれることが使命であり大好きなオナホ精霊さんの熱烈ご奉仕などなど、特定のエロシチュ・プレイにこだわるというよりかは、キャラクター設定の魅力を伸長させるエロシチュ・プレイを選択していると感じます。
  お互いに密着してのシックスナインや、黒ギャルさんの騎乗位素股、小悪魔ヒロインの脚コキ、お姉ちゃんのねっとりフェラやら真面目ガールのパイズリ誘惑等々、多彩なプレイを投入する前戯パートでは、寸止めして抽挿パートへ移行することもありますが、基本的には射精シーンを用意。
PureLoveStrike4前戯パートの段階でも一定の演出強度を有していますが、比較的抑えているのに対し、抽挿パートへ行くと演出強度や描写の勢いを大きく高めて、ガツガツと勢いのあるピストン描写や美少女ヒロイン達の蕩けまくった表情&台詞回しを連続させていく流れを形成(←参照 輪郭のぼやけた瞳の描写が特徴的 短編「ピュアな冒険は工ンコーでしょ」より)。
  熱っぽく蕩けた表情付けや柔肌を濡らす各種液汁描写など演出強度の高さに加え、1回目の中出し描写から両者が更に興奮をブースとさせて更に快楽を貪り、よりメルティな痴態描写を投入した上でより強い絶頂快感に双方が支配されて2回目の中出しフィニッシュを迎えるという、終盤の勢いの強さを生む構成も抜きツールとしての満腹感を大きく高めていると言えるでしょう。

  多彩な美少女ヒロインそれぞれの魅力が活きた、快活なラブコメ・エロコメと十分にアタックの強さを持ちつつ後味の良いエロとでまとまっており、幅広い層にお勧めできる1冊。
個人的には、明るいビッチな黒ギャルさんのスペシャルサービス(有料)が楽しめる短編「ピュアな冒険は工ンコーでしょ」と、再会した口リBBA狐さんとのラブラブハードHな短編「狐と戯れ」が特にお気に入りでございます。