HeiseiJCInMeijiEar TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』第12話「case24 Fall of the Wall」を観ました。入れ替わった二人の物語として、その友情は確かなものであり、またプリンセスの方針を定めた大きなものだったと感じた最終回でしたね。
case数から考えても、これきっと2期ありますよね・・・?大いに期待したいところです。

  さて本日は、ドバト先生の『平成JC in 明治夜這い村』(ヒット出版社)のへたレビューです。先生の前単行本『少女とギャングと青い夜』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
多彩な性愛に翻弄されるヒロインとその華奢な未成熟ボディを熱っぽく蕩かせる濃厚な痴態描写が詰まった作品集となっています。

HeiseiJCInMeijiEar1  収録作は、平成の世を生きるJC美少女達が明治、江戸、昭和それぞれの時代にタイムスリップしてしまい、その当時は普通のことであった性愛に巻き込まれていく「平成JC in ○○○」シリーズ(←参照 江戸時代に飛ばされ遊郭に売られたヒロイン 同シリーズ第2話「平成JC in お江戸遊郭」より)、および読み切り形式の短編4作。
なお、短編「ヒナテール」は、前々単行本『じゅうよん。』(同社刊)に収録の連作「ジゴゴゴ」「ジゴゴゴゴ」の続編となっています。
1話・作当りのページ数は18~50P(ただし、シリーズ第2話「平成JC in お江戸遊郭」は2回分の連載をまとめたもの)(平均29P強)と平均値は標準を優に上回っています。作品によって読み応えやエロのボリューム感には振れ幅がありますが、基本的にはストーリー面にも存在感がある連作も、コンパクトな構成の短編群もエロシーンの満腹感は十二分に強い構成と言えます。

【人の生としての多彩な性愛と少女達】
  時にエキセントリック、時におとぼけコメディの形をとりつつ、“悪も賢愚も併せ呑みつつ、無益な生も無駄な性も決してありえないという、人の生と性への祝福が豊かに奏でられている”(前単行本の拙レビューより)というのが、この作家さんの基本的なスタンスであって、今回もその路線は同様。
  平成時代を生きていた少女達が、過去に飛ばされてその当時の性愛様式・風俗に巻き込まれる「平成JC in」シリーズは、エロ漫画としてはユニークなと言え、“転生モノ”的な現代知識を生かして活躍~的な要素は皆無で、全く異なる倫理観・常識のせいで少女達が時に苦しみながら翻弄されていく話となっています。
明治の農村における夜這いの風習や、江戸時代の女性が商品(娼婦)として扱われる遊郭、80年代に合法的に商業出版される少女ヌードと、それぞれの状況は男性の性的欲望に晒され続けることになった少女達にとって過酷なものであることは明確に描かれています。
  我々は、歴史から教訓を学びとって、それらの過酷な状況に女性を追いやる差別や貧困を無くすべきですが、その一方で、現代的な倫理観や価値観のみを以て過去のそれらの性愛の在り方や風習を一方的に“断罪”して、時代による多様な性愛の在り方とそれがもたらした幸福の側面を無視するのも、また誤りであり過去への裏切りでしょう。
HeiseiJCInMeijiEar2その時代の人達がそうであったように、過去に飛ばされた少女達それぞれも、限られた選択肢の中から自らの選択を行うこと(←参照 シリーズ第1話「平成JC in 明治夜這い村」より)、自らの承認欲求を満たすための研鑽をつむこと、定められた人生でなく刹那を生きること等を通して、別の時代で自らの幸福を求め、自身の生を生きることを選びます。
  カップルさんのラブエロ話な短編群も含め、理不尽や辛苦、はたまた恋のドタバタ模様があっても、少女達が人の生としてのハッピーエンドを迎えてほしいという願いは一貫して作品に込められており、生としての性が瑞々しさを以て描かれていると総括できるでしょう。

【思春期ハート&ボディな“普通”の少女達】
  単行本タイトル通りに、各作品のヒロインはミドルティーン級の制服ガールズのみで統一。短編「夏休み明けの女子はエロい」のヒロインちゃんの様な超積極的なドスケベガールもいますが、基本的には性愛に翻弄されながら蕩けていくヒロインがメイン。
  キモオタ彼氏君の趣味に合わせようと健気に頑張るギャル少女ちゃんや、ピュアな仔犬系ガールなど、漫画チックなキャラクター性を強く打ち出すヒロインも多いですが、若さ故のか弱さとポジティブさを併せ持った“普通の女の子”として描いており、そんな少女達が現代と大きく異なる性風俗の時代で翻弄される「平成JC in」シリーズではその点が印象的。
セックスに対する積極性も含め、少女達自身が何を選択してどうしたいのかという意志をキャラクター描写上において重視するのがこの作家さんのスタイルであり、ラブエロ系の幸福感を打ち出しつつ、彼女達が感じる拒否感を明示する等、男性にとって都合の良い属性で固め過ぎないと言えるでしょう。
  「平成JC in」シリーズでは少女達が辛い目にあうこともありますが、男性キャラクター側にとっては基本的に(当時としては当たり前のこととして)行っており、明確な害意があるわけではなく、また時にプレイで暴走してしまうキャラもいるものの、ラブエロ系においては少女達の愛情を受けるに相応しい善良さを備えた青年がメイン。
HeiseiJCInMeijiEar3  ヒロイン達のボディデザインについては、肉付きの弱い体幹から華奢でほっそりとした四肢が伸び、ほんのり膨らみかけ~並乳程度のバストにこれまた肉感控えめのヒップ、ぷにぷにで無毛地帯の股間を組み合わせた思春期の未成熟ボディが勢揃い(←参照 「平成JC in 昭和口リータポルノ」より)。
  少女漫画チックな繊細さと女の子のキュートネスがある絵柄であり、初出時期に数年の幅があることもあって、多少タッチには変化が見られますが、絵としての強いあざとさを持たない分、(胡乱な表現ですが)ある種の透明感もあって、それらが陶酔に飲み込まれていくことの禁忌感を感じさせるスタイルは一貫しつつ、近作でより明確化した印象があります。

【キュートフェイスがトロトロに蕩ける痴態描写の濃厚さ】
  50P近い大ボリュームを有する作品から、18~24Pと標準的なページ数の作品まで存在しており、エロシーンのボリューム感やラウンド数には大きな違いがあるものの、基本的にはエロシーンの割合もたっぷりとってヒロイン達のエロ可愛い痴態をたっぷり魅せる構成は共通。
  仔犬系ヒロインの羞恥や戸惑いに彼氏の男性がドS心をくすぐられて少々サディスティックな羞恥プレイを敢行する短編「オナ❤バレ」のような例外もありますが、短編群については好き合う男女のイチャイチャラブで概ね統一。
これに対して、「平成JC in」シリーズにおいては、本人達が望んでいない多数の男性が毎夜通ってくる夜這いや、男性相手に客を取る娼妓の仕事、写真や裏ビデオの撮影といった羞恥や無力感、拒否感をヒロインに感じさせるプレイが多く、凌辱エロとしての踏み込みは決して強くなく、快楽に無理矢理蕩けさせられるという構図ではありつつ、ヒロインが辛い目にあうエロシチュは嫌だという諸氏は要留意。
  未成熟ボディの秘所やちっぱいを丁寧に愛撫して次第に蕩けさる流れ、小さなお口で怒張を頬張るフェラ描写などで長めの前戯パートを設けることもあれば、サクサクと抽挿パートに移行してそれを複数ラウンド制で展開することもあり、いずれにしてもぐちゃぐちゃになった秘所への挿入で抽挿パートを開始。
HeiseiJCInMeijiEar4破瓜の痛み等、小さな肢体で男性器を受け入れる痛みや恐怖感は明示しつつ、セックスの快楽に強烈な陶酔感を感じてそれに溺れていく様子は共通しており、演出としての濃淡は初出時期によって変化がありますが、導入パートでのさっぱりとした可愛らしさが、くしゃくしゃの蕩け顔や漏れ出るハートマーク付きの嬌声、ぬめった秘所の水音など濃厚で熱っぽい演出でエロ可愛い痴態へと変化する点が強烈な武器(←参照 短編「ヒナテール」より)。
子宮口をノックする断面図や、にゅるにゅると淫靡な擬音を散りばめでち○こが出し入れされる口や秘所、男女の体格差を強調する構図など威力のある描写を連続させ、比較的詰め込んだコマ割りで描写の情報量を増しつつ、フィニッシュシーンを中心に要所で投入する大ゴマで結合部見せつけ構図等、快楽に震える肢体や表情をがっつり見せてアタックも確保しています。

  奇抜な設定ではありますが、奇抜なだけで終わらない一貫したテーマ性を感じさせる「平成JC in」シリーズは興味深い作品でした。
個人的には、ヒナちゃんとまた会えた短編「ヒナテール」も大変お気に入りです。お勧め!