StYurigaokaGirlsCollege 岡田淳司先生の『ニャンキーズ』第2巻(角川書店)を読みました。切れ味鋭い描写の不良バトルのカッコよさとふぐり丸出しなニャンコのポージングの落差など、人間形態と猫形態の比較が相変わらず魅力的でございます。
第9話のラストシーン、誰もいない深夜の公園で満月の下、猫達が盆踊りの様に輪になって踊る絵、浮世絵的な雅やかさのあるもので味わい深かったです。

  さて本日は、復八磨直兎先生の『聖百合ヶ丘女学園性奴会』(コアマガジン)の遅延へたレビューです。前々単行本(初単行本)『アへこれ』(三和出版)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
スレンダー巨乳ボディの美少女達が次々と強烈アクメで快楽堕ちさせられる調教エロスがたっぷり味わえる1冊となっています。

StYurigaokaGirlsCollege1  収録作は、少子化対策のためにセックスの気持ち良さを実地で教えるという「性行為促進プログラム」の対象を引き受けた由緒正しい女学園の本当の狙いは、このトンデモなプログラムを頓挫させるためであろ、送り込まれたチャラ男に屈しないよう理事長は生徒会メンバー達に伝達するのだが・・・なタイトル長編「聖百合ヶ丘女学園性奴会」全7話(←参照 絶対に屈しないんだから!! 同長編第1話より)+描き下ろし後日談短編(8P)、および読み切り形式の短編「ドウテイ、ベッドに起つ」。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は16~32P(平均21P強)と中の下クラスのボリュームで推移。長編ストーリーとしての読み応えはほとんどありませんが、その分、エロシーンの量的充実が強く図られた作品構築と言えるでしょう。

【欲望まっしぐらのイージー展開な凌辱エロ】
  セックスの気持ち良さを教えるというトンデモブログラムを失敗に追い込むため、お嬢様学園の生徒会メンバー達(全員処女)がセックス百戦錬磨のチャラ男と激突するという、ヒロイン側の負けが火を見るより明らかな設定で開始される長編は、凌辱・調教系統のストーリー。
StYurigaokaGirlsCollege2生徒会長を皮切りに、次々とチャラ男氏のエロテクによって攻略され、完全に外堀が埋められた状態で最後の砦となっていた生徒会長さんが完堕ちして屈服宣言(←参照 ちんこには勝てなかったよ・・・ 長編第6話より)、晴れて全員が枕を並べて性奴隷化&チャラ男氏ウハウハのハーレムセックスなオーラスへと大変スムーズに雪崩込んでいきます。
  キャラクターとして特にこれといった背景がなく、いい女を快楽で支配下に置いてセックスを楽しみ続けたいチャラ男氏の極めてシンプルなモチベーションに加え、ヒロイン側が大きな目標を有している割には、無為無策で連戦連敗という目も当てられない状況であるため、ヒロイン側とチャラ男氏による攻防劇としての面白さや緊張感はほぼ皆無。
無論、その分、たっぷりとエロシーンを拝めるサービスフルな構築であるのは間違いないのですが、単行本を通してそうである分、漫画としては冗長な印象があるのは否めないところ。
  童貞ボーイが突如現れたビッチな美少女さんに筆おろしをしてもらうことになる短編「ドウテイ、ベッドに起つ」は、ド直球の棚ボタ展開を有するエロコメであり、長編作と方向性こそ異なりますが、いずれにしても作劇としての面白さは脇に置いておいて、ドスケベ痴態満載のエロシーンをがっつり提供するぞというスタンスが明確なことは一貫していると感じます。

【スレンダー巨乳ボディの美少女ヒロインズ】
  短編「ドウテイ、ベッドに起つ」に登場する性援団なる組織所属のチアリーダー?さんや、長編作において生徒会メンバーに指示を与えた20代後半~30代前半程度と思しき学園長など例外も存在しますが、長編作に場する4名のヒロインは女子校生キャラクター。
いずれもお嬢様である長編作のヒロインは、勝気なメインヒロインや堅物だけど実はちょっとマゾ気味な弓道少女、快活なスポーツガール等のキャッチーな性格付けを施しつつ、それぞれに“弱点”となる性癖を付与することで各キャラのエロに特色を付けています
  なお、長編で大暴れすることになるチャラ男氏ですが、前述した通りに良くも悪くもエロまっしぐらの裏表の無さが特徴で、キャラクターとしての深みや個性にこそ欠けますが、ヒロイン陣の弱点をスムーズに突いてサクサクと快楽堕ちさせていく仕事ぶりは頼もしいところ。
StYurigaokaGirlsCollege3  他のメンバーに比べると多少おっぱいサイズが控えめなヒロインも存在しますが、それでも並乳クラスであり、基本的には等身高めのスレンダーボディに巨乳~爆乳のロケットおっぱいとこれまた十分なボリュームのある桃尻を組み合わせた肢体設計で一貫しており、ストレートなセックスアピールが十分にあるタイプ(←参照 ヒロイン三人まとめて抱え込み 長編第7話より)。
エロシーンでは、このスレンダー巨乳ボディにたっぷりと汁気を増してエロさを更に高めると共に、制服やブルマ体操服、弓道着に学園長のお堅いスーツ、調教済みでのドスケベコスチュームなど、衣装面でも多彩さを確保。
  絵柄そのものは表紙絵と同質で単行本を通して安定しているものの、描線の強弱やトーンワークの濃淡などについては、アナログ作画とデジタル作画の違い的な変動があり、減点材料として強くはないものの、絵の印象の統一感を弱める要素ではあるでしょう。

【ぐしゃぐしゃに蕩けた半狂乱のアクメ連発描写】
  前出した通り、ストーリー的な読み応えは犠牲にしつつ、がっつりとしたエロシーンを充実させる構築であるため、ページ数以上に濡れ場のボリュームが感じられる構築となっています。
  棚ボタエロが展開される短編作に対し、長編作ではチャラ男氏が完全に主導権を握ってヒロインにアクメを連続して叩き込むことで快楽堕ちさせ、屈服させる凌辱エロであり、匂いフェチや隠れマゾといった性癖、乳首や陰核、アナルなどそれぞれのキャラの性感帯といった弱点を的確に攻め立ててヒロイン達を攻略していきます。
  お嬢様らしい気高さや堅物さのあるヒロイン達ですが、乳房や乳首、陰核に秘裂などを指や舌でたっぷりと愛撫される前戯パートで既に未経験の快楽に翻弄され続けており、余裕のない息遣いや紅潮する顔などで陶酔感をたっぷりと打ち出して、潮吹きしたり体をビクビク反応させたりでアクメに追い込まれます。
StYurigaokaGirlsCollege4この状態で挿入されれば、後ももう為す術もなく快楽の飲み込まれていく一方で、涙や涎でぐしゃぐしゃになって瞳にハートマークを浮かべたり、口の輪郭がふにゃふにゃになったり、お下品なアへ顔を晒したりな表情変化や、これまたお嬢様らしからぬお下品台詞にメスボイスを連呼する半狂乱の痴態を晒し続けており(←参照 長編第2話より)、量的な力押し一辺倒の演出ではありつつ、それが実用性を強力に押し上げます。
子宮口をノックするピストンや、ピストンしながらのキスや性感帯弄りなどの手数の多さに加え、敢えてヒロイン側の弱点とそれに対する反応を言葉にしてヒロインに示すことで、更にヒロイン側が意識することで快楽がノンストップになるという流れを形成しているのは、男性キャラクターの上手い使い方と感じる点。
  複数回戦仕様も存在しますが、基本的にはヒロインを快楽で圧倒して連続アクメを叩き込むという流れが重視されており、前戯&抽挿両パートにおいて徹底的に攻め抜いてから屈服台詞やおねだり台詞をいわせてから、中出しフィニッシュを投入して最大のアクメ性感でトドメを刺すという強力な構成となっています。

  お嬢様な美少女ヒロインを快楽でメス堕ちさせたいぜ!or棚ボタセックスして欲しい!というシンプルな欲望が、ストレート&パワフルに叶えられる作品群であり、エロの量的・質的な満腹感が大きなセールスポイント。
長編最終話の雌奴隷化6Pセックスは大変に眼福でございました。